2012/11/25

文化庁 : 文化審議会国語分科会国語課題検討小委員会



昨日、文化庁の文化審議会国語分科会国語課題検討小委員会という
集まりを傍聴させて頂きました。

今回は
(1)言葉遣いについて
(2)コミュニケーションの在り方について
が議事でした。
まだ審議中なのでまとまる前にその内容をお伝えは出来ませんが
在日ブラジル人児童生徒の教育の関係で各地を回った今回の
「カエルプロジェクトセミナー」での経験と重なる部分がありました。
特に今回の「ダブルリミテッド」の保護者・子どもの問題に触れて。

コミュニケーション力とは何か。
コミュニケーションを考えるときこちらの言葉の遣い方や技術
だけでなく、相手の語彙力、理解力をどこまでイメージできるか、
という当たり前のことが、これらの議論の中に明確に含まれていない
のではないかと、思いました。

既にどこかで議論されているのかとは思いますが、
外国に繋がる人々だけでなく、判断力が落ちてくる高齢者が増加する
そう遠くない明日を考えると、発言者を中心とした技術論から相手を
考えた真のコミュニケーションを考える必要があるのではなかと思い
ました。

http://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/bunkasingi/kentou_07/gijishidai.html


PS
資料3は新しいもので一部ではありますが、大手企業における
ビジネス・コミュニケーションの状況が分かります。

総務省 : 市区別登録外国人数



登録外国人統計2011年12月末の第8表がやっと出ました。

http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List.do?lid=000001089591

の下から二番目のものです。

いつも指摘していますが、残念ながら「町」は含まれていません。
つまり、外国人集住都市会議メンバーの群馬県邑楽郡大泉町と滋賀県愛荘町は含まれていません。

それでも参考にしなければなりませんので、それをベースに
上位30位までのランキングを作成しました。ご参考まで。
国籍で異なる集住地区が分かります。

http://tspublic.jimdo.com/data/市区別登録外国人数/

外国人集住都市会議メンバーのデータは

http://www.shujutoshi.jp/member/pdf/2012.04.01sankatosidata.pdf

をご覧ください。こちらの方が新しいデータです。

在日ブラジル人児童生徒の教育 カエルプロジェクトセミナー(長文になりました)


一月ほど前にご案内した案件のフォローです。

10月26日から始まった本年のカエルプロジェクトセミナーは、約三週間の
スケジュールをこなし、終了しました。
関西、北陸、中部、関東・・関わった方々に深謝申し上げます。
講師お二人は本日無事離日されました。
今回、北陸で開催した際には、集まったこと自体に意味があるほど、母語で
話し合う機会が少ない地域もあり、その点でも意味のあるものでした。

出来るだけ保護者に情報が届くように尽力しましたが、まだまだの感があります。
一般に言われるのは:
参加する関心のある家族には問題が少なく、出席しない保護者の家庭が問題だ、
とステレオタイプの表現ですが、今回各地での話合いを通してそれを少し
考え直さなければならないのではないかと思うに至りました。

長くなるので二点だけ報告します。一つは親の責任、もう一つは日本での教育。
(教育の専門家ではありませんが、このセミナーをアテンドしながら皆さんの
やり取りを聞きかじって自分なりに理解したもので、間違っていましたら
私の理解力不足です。)
その他の点については、折に触れてまた報告します。

1.親の責任

�状況
「ダブル・リミテッド」の問題は相変わらずで深刻な状況。

�親の責任・教育力について
*これはあくまで一部の保護者の実態で全体ではないことはご理解下さい。

子供たちの教育に関して、
「親の責任」
と、決めつけてしまう場合が多いが、単純には言えない。
確かに保護者に問題がある場合もあるが、現在子どもを学校に通わせて
いる保護者自身が十分な教育を受けていなかったことがいくつかの例で
明らかになった。
アンジェロ・イシさんの表現を借りれば、在日ブラジル人一世の子供たち
つまり在日ブラジル人二世の中には、当時はブラジル人学校もできていな
かったこともあり、十分な教育を受けていない人も多かった。
また、ブラジルで教育を受けていても小学校までであった場合には
レベルの高いポルトガル語の表現の理解が難しいことが多い。

現在、小学校・中学校に通っている子供たちのうち在日ブラジル人三世は、
この保護者に育てられているが、そのような保護者は結果として
・自分が十分な教育を受けてこなかった保護者は「教育」の重要性を理解
 できていない
・ポルトガル語も小学校レベルから進んでいない場合にはポルトガル語に
 訳されていてもその資料を理解できないことになってしまう。
 (*通訳の方でさ小学校で来日した人はポルトガル語に不安を持っています)

今回、中川郷子さんが出来るだけやさしいポルトガル語で話をしても理解
できて居ない保護者が見られました。

これらの保護者に「しっかり教育せよ」と言っても関心も示さないのは、やりたく
無いのではなく、必要性も理解できないから、と理解すべき。

また、極端に言えば、これらの保護者が彼らの不十分な言葉で子どもを教育
すると逆効果になる恐れさえある。
中川さんは保護者の話は語彙力不足や表現力の問題もあるので、語彙を豊富
にするように本の読み聞かせが良い、と講演で述べられている。(読めれば
であるが)

今回のセミナーのチラシも読めない人もいますし、読めてもその内容が理解
出来ない・・・。これは事実です。従い、チラシを配ったから告知できたと考えず
地道に電話で説得する必要が出てくるのです。

�負の連鎖を断ち切るには
(表現は悪いが)負の遺産を受け継ぐ「連鎖」を断ち切らねばならないが、
それを保護者に頼れない以上、国、自治体、学校、地域でその役割を果たす
必要がある。
つまりシステムの構築が急務。
さも無くば、ダブルリミテッドの子供が10年後に大人になり、アルバイトで
食いつなぎ、最終的には生活保護に頼らざるを得ないような人々を作り出す
ことになる。
今の子供たちが親になると(10年も経たないうちにまた子どもが生まれる)
、また同じ問題が出てくる可能性は大。

これは20年前に改正入管法を導入しながらなんら手を打たなかった「ツケ」
である。

将来大きな問題となる前に今解決すれば逆に両国にとって役立つ人間になり
得るはず。

尚、今回は在日ブラジル人の話が中心ですが、現場では父親がブラジル人で
母親がフィリピン人で家庭内言語は片言の日本語で、母親とはビサヤ語、
父親とはポルトガル語・・と言うような複雑な家庭が出始めているとのことで
更に深刻になってきていると言えます。この過程の子どもの思考能力は
どうなるのだろう・・・。

2.日本での教育
ポルトガル語力不足のためブラジルで苦労していることを聞いて、日本での
教育に自信を失ったと感想を述べられる日本語指導者が何人か居られた。

日本の公立学校に通っている間は基本は日本語で「学ぶこと」「学ぶ楽しさ」
を習得するように指導することが重要。
言語はコミュニケーションの道具だけでなく、思考のベースであり、世界を認識
するための道具としての役割があることを教える側が十分に理解する必要がある。
つまり、単語・言葉だけを教えるのではない、と言うこと。
大変ですが、教師力をもっと磨く必要がある。


昨日のメイルの追加です:

現場でお聞きしているフィリピン人児童生徒の急増の実態から
するともっとフィリピン人が多いと思いますが、これは国籍が日本で
フィリピンにつながりがある子供が増えているのではないか
と推察します。
帰化した人々も含め、外国につながりを持つ人の把握が施策の
ためにも必要だと思います。

2012/11/08

孤独なツバメたち


11月10日豊橋市で上映
日系ブラジル人の記録映画

2012/11/06

浜松/ブラジル人 : 浜松に住むブラジル人が大幅減少



ブラジルから来日された中川郷子さんと日本各地を訪問しています。
一昨日は美濃加茂市、昨日は可児市に居ました。

美濃加茂市はソニーの撤退が大きな問題となっており、あるブラジル人学校では
保護者の20名ほどがソニー勤務で、来年3月までに失職することになり、帰国する
ことになると生徒減に繋がる可能性があるのではないかと戦々恐々。派遣会社が
新しい職場を探せるのか・・・。

この記事は一週間ほど前のものですが、浜松の状況のレポートです。



http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000001210270001


日本で最多のブラジル人が住む浜松市で、2008年秋のリーマン・ショック以降、ブラジル人の人口流出が目立つ。働き場所を失ったことが大きい。
 ■働き場所を失う
 1日現在で同市に住むブラジル人は1万1670人(全人口の約1・4%)。08年1月末のピーク時は1万9515人が登録しており、7845人も減った。
 同市には自動車など輸送用機器産業を始め、多くの工場がある。企業側は人手が足りず、日系のブラジル人たちは「出稼ぎ」を目的に来日した。
 蓄えもでき、家族を呼び寄せ、生活が根付くとそのまま日本で暮らすパターンが多かった。1990年の入国管理法改正で、日系2、3世とその家族には就労制限のない「定住者」の在留資格が認められたことが大きい。
 市によると、90年3月末に1457人だったブラジル人は、5年後には6527人、10年後には1万789人、15年後には1万4377人と急増した。
 しかし、リーマン・ショック以降、企業は東日本大震災や円高などを背景に、人員を削減したり工場を海外移転したりしてきた。雇用形態が不安定なブラジル人らは解雇されたり、雇い止めになったりして失業するケースが増えた。
 働く場が見つからないため、家族とともに帰国する例が増えているという。
 ■ユミちゃん帰国へ「友だち、いっぱいできたのに」
 「友だち、いっぱいできたのに……」。浜松市立芳川(ほうがわ)小2年で、日系ブラジル人4世のイトウユミちゃん(8)は、学校の友だちと鬼ごっこやドッジボールで遊んだことを言いながら目を伏せた。
 母のマユミさん(29)はユミちゃんと次女(5)と長男(1)を育て、両親も加えた6人で同市南区のアパートで暮らす。両親がアルバイトして生活を支えてきたが、マユミさんは子供たちを連れて11月に帰国することを決めた。
 ブラジル育ちのマユミさんは2001年、親を頼って来日。ところが、東日本大震災の影響で、父は勤め先の自動車部品工場をリストラされた。食品加工所で働く母の給料では、ユミちゃんが通うブラジル人学校の毎月の授業料3万円を捻出するのが難しくなった。
 こうした事情を知り、ユミちゃんが日本の学校に通えるよう支えたのが、浜松多文化共生事業実行委員会だった。浜松市の「外国人の子どもの不就学ゼロ作戦」事業を受託している同実行委は、ベトナムで日本語を教えた経験のある女性と、日系ブラジル人女性の就学支援員2人を派遣した。
 「子どもは学校に行きたがっている」「日本の学校について何も分からない」とポルトガル語で訴えるマユミさんに、2人は、公立の学校は授業料が無料であることなどを説明。「日本の子どもとなじめるのか」と不安だったマユミさんを励まし、ユミちゃんは昨年6月に入学した。
 いま、32人の学級で、もう1人の日系ブラジル人の男児とともに学んでいる。日本語や補充学習があるほか、週4日は通訳が来校して支えている。
 マユミさんの父は今年7月、やっと運転手のアルバイトが見つかった。だが将来の不安は消えなかった。
 ユミちゃんは「学校は楽しかった。校長先生も担任の先生もみんな泣いてくれた」。マユミさんは「日本に残りたかったので残念。親切にしてもらって感謝しています」と言った。【高田誠】

2012/10/28

スイス/教育 : 複数学年を1クラスに 複式学級の利点


ちょっと前の記事ですが気になっていたので。

ブラジル人学校を回ると、生徒数の激減から教師も削減され
複数学年を1クラスにしている学校が多く見られます。
これでは適正な教育が施されないのではないかと思ったのですが
複式学級は「それなりのやり方」をやれば利点もあるようです。

今のブラジル人学校の状況をそのまま認めるとい話ではありませんが
ステレオタイプでものを観てはいけないということですね。

僻地でも閉校・統合するだけでなく複式学級も良いかも。
年少者の人口減を考えると日本でも複式学級の研究も真剣に
進める必要があるのでは。

http://www.swissinfo.ch/jpn/detail/content.html?cid=33685888&rss=true

文科省 : 外国語教育における「CAN-DO リスト」の形での学習到達目標設定に関する検討会議(第4回)の開催


今週末から始まるカエルプロジェクトの準備で傍聴した会議のレポート
も出せませんでしたが来週「CAN-DO」に関する会議がありますので
ご案内と同時に少し書きます。

http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/24/10/1327143.htm

素人なりに感じたのは、ここの議論で重要なことは
1。CAN-DOの達成目標を作ることは、その指導方法も当然問われる。
つまり教師の力量の問題に戻ってくるということ。教師の意識改革に
つながる。
2。CAN-DOで目標を作り、それでシラバスを作る。本来ならそれから
教科書を作るのが本筋だが現在の教科書作成、選定はその逆になっている。
*今回、オブザーバーで参加しているのが教科書会社ではなく、テスト
を作る会社なのはその点が十分理解されていないのではないか。
今後具体的に現場ではどう対応するのか。

-----------

日本語教育にも参考になる点があるのでどなたか傍聴されると良いと
思いますが。

これまでの配布資料

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/092/giji_list/index.htm

現場の労作が多く配布されていますので日本語・教育関係者の方が一度目を通され
ては如何でしょう。


カエルプロジェクトセミナー2012



今年もブラジルから中川郷子博士を招聘して教育問題を
話し合うカエルプロジェクトセミナーが開催されます。
2009年から「カエルプロジェクトセミナー」と言う名前で
進めてきましたのでこのタイトルを使いますが、帰国する
子どもたちだけでなく国内にとどまる子供たちの教育の
問題に関しても意見交換をしますので、是非保護者の
方々に声を掛けてください。
また、ポルトガル語で開催される会場では一部では
同時通訳、一部ではバイリンガルの通訳者が席の
近くで簡易通訳を行いますので日本人の方々も是非
ご参加ください。

スケジュールその他は下記のURLを参照頂き、詳細は
連絡先にご照会下さい。

http://tspublic.jimdo.com/カエルプロジェクト2012/

スケジュール
http://tspublic.jimdo.com/カエルプロジェクト2012/カエル-スケジュール-日本語/

http://tspublic.jimdo.com/カエルプロジェクト2012/kaeru-programar/




FQAと「帰国を前に」もWEBに載せました。
関係者の方にご案内ください。
無料のWEBなので多少重い感じはありますが・・。

日本語:
http://tspublic.jimdo.com/カエルプロジェクト2012/fqa-日本語/
http://tspublic.jimdo.com/カエルプロジェクト2012/帰国の前に/
ポルトガル語:
http://tspublic.jimdo.com/カエルプロジェクト2012/prf-portugués/
http://tspublic.jimdo.com/カエルプロジェクト2012/antes-de-voltar-ao-brasil/

2012/09/29

厚労省 : 女子大学生、短大生、女子高校生のみなさんへ

厚生労働省のホームページに載りました。
このメイルは学生さんには配信していませんが、ジェンダー問題を取り上げて
いる方もおられるので:
・・・・・・・・・・・・・・・・
〜就職活動する際には、まずポジティブ・アクション応援サイトをチェック!!〜
女性の働く環境は改善されてきている。
・企業で働く人の女性比率は
  昭和60年には35.9%
  平成23年には42.7%に増加
女性の平均勤続年数は9.0年
育児休業を取得した人の割合は87.8%
女性の働く環境が改善されつつある背景には、
  職場での男女差別を禁止する男女雇用機会均等法や
  仕事と家庭の両立を進める育児・介護休業法
しかし、女性が働き続けるためには、まだまだ課題がある
グラフ参照(見やすく作ってあります)
[1]雇用者数の推移
 平成23年の女性雇用者数は2,237万人。
  雇用者総数に占める女性の割合は42.7%。
[2]平均勤続年数の推移
 女性一般労働者の平均勤続年数は男性よりいまだ短い
 (平成23年の平均勤続年数は男性13.3年に対して女性9.0年)。
[3]育児休業取得率の推移
 平成23年度の女性の育児休業取得率は87.8%
 男性は2.63%
[4]第1子出産後の女性の継続就業率は約4割
[5]妊娠・出産前後で退職した理由
 自発的に辞めた女性:約4割
 仕事を続けたかったが仕事と家庭の両立の難しさを理由に
   辞めた女性:3割弱
[6]働きつづけること、女性にメリット!
 女性の就業パターン別生涯所得と逸失額
   〜育児休業を取得して継続就業したケースと出産直後に再就職
    した場合とでは生涯所得が2億円以上違う〜
[7]働きつづけること、企業にメリット!
 女性の活躍推進が進む企業ほど経営指標が良く、株式市場での評価も
 高まる。

文化庁 : 文化審議会国語分科会国語課題検討小委員会(第5回)



初めて文化審議会国語分科会国語課題検討小委員会を傍聴しました。
今日の議事は
(1) 「公用文作成の要領」の見直しについて
(2)その他
・・・・・・・・・
(1)公用文作成の要領の見直し
これは基本的には昭和27年4月4日に依命通知(難しい言葉!)
された内閣閣甲第16号に基づくものを変えようということ。
http://bit.ly/sknXkv
(知ってましたか?)
こちらの方が見やすいかも
http://www5d.biglobe.ne.jp/Jusl/Bunsyo/BunSakusei.html
見直しの背景として
・実態に合わなくなっている部分の改定
・近年の社会的変化を踏まえた改定(栽培員制度導入、情報機器普及等)
等が挙げられている。
しかし、
・正確性を求められる公用文の役目、例えば法令等の専門的表現
 との関係も考慮する必要もある。
気になるのは
・日本語の世界で研究がなされている「やさしい日本語」との関係は
 どうなっているのか?
・「状況の変化」の中に社会的構造の変化も含まれているのか。
 具体的には、昭和27年当時と比べ、高齢化率が高くなっており、
 65歳以上が人口の1/4二もなってきていて、これからもっと比率が
 高くなる。
 高齢者の理解力は年々落ちてゆくが、一方では独居老人も増えて、
 自分で公用文と対峙しなければならないことになる。
・また、外国人も増えている。
これらのことも勘案されねばならないがどう対応するのか。
後少しすると50%が65歳以上になる世界が来ます、目も悪くなり、
耳も遠くなって・・・そんな面倒な文章は読めないし、聞いても分からない
世界が間近に・・・!
いずれにせよ想定される要領の使用者は
(表現は少し変えるようですが)
”現行「公用文作成の要領」と同じく国家公務員を使用者として想定”
であり
”結果として、新聞、雑誌、放送などの比較的公共性の高い一般の社会
生活で使われる文書の作成に利用されるか否かは問わない。”
とのことで、一委員から指摘がありましたが、一般社会を突き放した
ような動きにも見えます。
今後の進展をみて行きたいと思います。
(2)その他
では、”平成23年度「国語に関する世論調査」の結果の概要”
をベースに自由討議。
ここでは「コミュニケーション」の力の話が出され、新指導要領で
言われている言語活動では、教員自身がそのような教育を受けて
来なかったので無理なケースもあることが指摘されていました。

原発 : 9月27日 桜美林大学科研緊急報告会「台湾離島に来襲した大津波の検証と低レベル放射線の生態系への影響に関する調査」


領土問題で揺れる日本・台湾。
まさか、核廃棄物貯蔵のために尖閣諸島を狙っているとは思いませんが
台湾では下記のようなことが起きているとのことです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・
桜美林大学 中生勝美教授を代表とするチームが、日本学術振興会科研費補助(挑戦的萌芽研究)により、今年8月末に台湾南部の蘭嶼島で調査を行いました。
この島には、核廃棄物貯蔵場があり、その島に津波が来襲した可能性、および放射線の影響に関するフィールドワークをおこない、その中間報告会をいたします。
http://www.obirin.ac.jp/topics/event/year_2012/7fl2960000047w68.html

2012/09/24

ブラジル : ブラジル通信_豊橋市


愛知県豊橋市多文化共生・国際課のホームページに
現在ブラジルパラナ州に派遣されておられる宮本さんの
レポートが掲載されました。帰国した子供たちの様子などレポートを期待しています。
最新版
「2008年の世界的経済危機をきっかけに、この4年間で日本に住む約10万人の日系ブラジル人が帰国しています。その実態を把握するため、昨年度の訪問では、帰国児童生徒と面談したり、実態把握アンケートを実施したりしました。」
「今回面談はできませんでしたが、サポートを必要としている豊橋市出身の男の子がもう一人おり、内向的で、全く言葉を発しないため、対応に困っているようでした。」
外務省の山口さんは在クリチバ総領事なのですね。
http://bit.ly/NMrncT
履歴
http://www.city.toyohashi.aichi.jp/kyoseikokusai/tayori/tayori_miyamoto.html

文化庁 : 平成23年度「国語に関する世論調査」の結果


報道でご存知の通り文化庁から
  平成23年度「国語に関する世論調査」の結果
が発表されました。
http://www.bunka.go.jp/ima/press_release/pdf/h23_yoronchosa.pdf
結果の概要
http://bit.ly/T7KMs3
その「報道」の在り方などに関して冷泉明彦彰彦氏の意見がNewsweekに
掲載されましたのでご参考まで。
日本語に携わっておられる方が大勢おられると思いますが、
  言葉の変化
に関してはどのように思われておられるのでしょうか。
http://bit.ly/PZt8QF
文化庁による「国語に関する世論調査」
・・・・・・・・・・・・・・・・
 この(言葉の)「変化」については、私は「良い変化」であると思います。
 ですが、昨年同様に新聞の社説では「表面的な摩擦を避ける一方で、中身に入って議論したり、対話をしたりすることが減っていることの表れを見る専門家もいる。意見を戦わせるようなコミュニケーションが難しくなっている事情があるのではないか」(毎日新聞の例)など、相変わらずブツブツと「日本語が変化するならば、それは必ず悪しき方向である」的な偏見で書いているのです。
新聞記事の中には「(若者言葉や若者特有の誤用に関しては)コミュニケーションの阻害要因にもなりかねないので、広がらない方が望ましい」というような、相変わらずネガティブな視点のものがあります。(例えば産経の記事)
 私は、この文化庁の調査を生かすには、もっと多角的な議論が必要と思います。
「流行語・新語というのは、それまで使われていた「辞書に乗っている語彙」ではニュアンス的に「表現したい心理」に合わないので発生するというメカニズムと、「表現の強度を上げるために通常とは違う表現をして効果を出す」という「異化効果」の双方があるわけです。」

「日本語というのは(他の言葉もそうですが)永遠に変化し続ける生き物」だという思想から、この「世論調査」の結果について様々な議論がされることを期待したいと思います。新聞の社説やコラムにあふれる「正しい日本語原理主義」については、いい加減にしてもらいたいと思います。
・・・・・・・・・・・・・・・・

原子力 : 映画紹介 「X年後」

(今、NHKEテレでは「チェルノブイリ事故」を放送中です。)
AOTS(今はHIDA)の春原憲一郎さんからご紹介を受けて
「X年後」
を東中野のポレポレで観てきました。

第5福竜丸だけの話ではなく、当時多くの日本漁船がアメリカの水爆実験で
死の灰を浴びた事実。しかも、南太平洋の実験の放射能は日本にも流れて
きていたという。
これを日米政府はあいまいな決着で闇に葬った。2百万ドルという「見舞金」で
その後は追及もなし。
当時の日本人は放射能を帯びた食べ物を食べていた可能性が大。
マスコミは当時どのように追っていたのだろう。
その後、日本に癌が増えたことはなかったのだろうか・・。
58年も経ってしまって事実を明らかにすることは難しく歯がゆいところが
ありますが、これを取り上げた南海放送の姿勢及び広島市立大学講師の
高橋さんのように、若手研究家が米国の資料を丁寧に分析してくれている
ことに頼もしさを感じています。

厚労省 : 労働者派遣法改正に関​するQ&A


労働者派遣法が改正されましたが、「Q&A」が厚生労働省のホームページに
掲載されました。

厚労省 : 「非正規雇用労働者の能力開発抜本強化に関する検討会」・・・ちょっと長文


ブラジル人の雇用に関係があるか、と思い
 第1回「非正規雇用労働者の能力開発抜本強化に関する検討会」
を昨日(」9月20日)傍聴してきました。

傍聴者「若干名」とあったのに部屋に入って行ったら60-70名が傍聴
しておりびっくり。
今回の会議には(霞が関外からの参加は若干名ではあっても)多くの省庁の
担当者が傍聴していたようでこの問題の大きさ、関心の高さが示されていました。
委員の一部の人の発言が明確に聞こえない部分もあり残念。議事録を待ちます。

・・・・・・・・・・・

今回の検討会:
1.趣旨
・・・非正規雇用の労働者の能力開発についての対策を抜本的に強化し、計画的に取組を推進することとしている。
・・・非正規雇用の労働者の望ましい人材育成施策を検討するため、本検討会を開催する。
2.検討事項
(1)非正規雇用の労働者に対する人材育成について、企業の取組やそれに対する国の支援策等の状況、効果等の検証
(2)「望ましい働き方ビジョン」や「提言型政策仕分け」で示された施策の方向性に基づく能力開発の抜本的な強化策

・・・・・・・・・・・・
と言うことでこれから4回程度で提言を出す予定とのこと。

メンバーを見ると、企業代表は大手百貨店、労働者側も大手労組で、本当に
派遣労働者の状況が分かっている人がどれだけいるのか、受益者不在では
ないのかと多少の不安はありますが、今後の進展を見たいと思います。

尚、(この後は、外国人労働者などのことが頭にあったので、偏った見方に
   なっていると思いますが。)

この会議の趣旨に引用されている、平成24年3月に策定された
「望ましい働き方ビジョン」には

>「人材立国」に向けて一人ひとりの能力を高めていく必要がある。

とあります。この重要性は十分に分かります。

しかし、最近、外国人労働者、身体障害者、指摘障害者、精神障害
(発達障害を含む)者の状況に触れる機会が増えれば増えるほど、この
「一人ひとりの能力を高めていく」
という言葉が適応できない人がいることが気になりました。彼らこそ非正規で
働いてるのに・・・中高年以上でもそうですね。

・また、今回の検討会でも一委員から指摘がありましたが、今回、討議する
「能力」とは何を指すのか明確ではない。また、企業は何を求めているのだろう。

・>企業の取組やそれに対する国の支援策等
と検討課題にあるが、企業が「非正規雇用の労働者に対する人材育成」をやる
のだろうか?
重要な教育現場でも非正規の講師などは研修費用も出ていない!まして企業で。

・さらに、その「能力」とやらが身に付けば「就職」は保障されるのだろうか。
確かに何か「出来る」方が良いことは事実だが。

リーマンショック後、企業が一番最初に切ったのは外国人派遣労働者。
彼らは今回の検討事項「能力開発」の対象にはならず「蚊帳の外」になるのでは?
彼らは、季節労働者的に企業が多忙な時期だけ働く機会を得ることができる。

ちなみに、相変わらず、特別な技能も持たず、日本語も不十分でも
(不安定な仕事ではあっても)声が掛る外国人労働者がいます。
これらの企業は「能力」でなく「労働力」を求めているのでは?
この種の仕事は今後も存在し、その仕事を求める労働者もいる。
この分野に限って言えば「能力開発」ではなく、待遇改善が必要なのかも知れない、
ミスマッチの部分があるのでは、と会議を聴きながら思いました。

2012/09/19

2012年ブラジルデー IN 名古屋 - プログラム



ブラジル料理
メインステージでブラジルのロックバンド
国内で活動されているアーティストのパーフォマンスショー
ブラジルの地方伝統の紹介(文化、料理、観光等)
ファッションショー
格闘技、スポーツ
ブラジル人学校による発表会



文科省 : 障がいのある学生の修学支援に関する検討会(第6回)


昨日「障がいのある学生の修学支援に関する検討会(第6回)」
を傍聴しました。
今回はこれまでの討議をベースにまとめをどうするかということで、
途中経過をレポートすべきではないので詳細は控えます。
これから報告書が出て、現場がどのようにフォローできるのか
まだまだ時間が掛りそうですが、この動きは評価出来るものだと
思います。

第一回目の議事録
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/gakuseishien/shugaku/1324335.htm

その発言の整理
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/gakuseishien/shugaku/1323352.htm

今回は途中で入室したため全部を聴くことは出来ませんでしたし、
まだ自分の中で消化ができていない部分が多く中途半端ですが、中で気に
なったいくつかの言葉がありましたので少し書きます。

1)「社会的な自立」
*この言葉の定義は難しい

食事や排せつを自分でできなければ自立でないのか。
 自分で食事を作れない粗大ごみと言われる世のほとんどの男性は自立
 していない?
自分で税金を払っていなければ「社会的」に自立していないのか。
  専業主婦は自立していない?

これはもう少し考えてみたいと思います。

2)キャンパスライフの享受

合理的配慮は「教育」のみに限られるものではない、という指摘には納得。
これは、単位に関係のない授業、クラブ活動、友人との交流などなど学生
として通常に享受できるキャンパスライフにも合理的配慮がなされるべき、
ということで、重要な点。

3)教職員の啓発

 教職員の中には
 「支援は甘えである」と捉える人が居る
と、のこと。

 教員は圧制側に立っているので被圧制側の気持ちはわからない?

4)ボランティアの参加

委員の一人から、障がい学生に対する支援体制に「学生ボランティアの活用」
の意見が出されたがそれに対し他の委員から
 ・支援の質の担保
 ・プライバシーの保護(訓練を受けていない素人が携わる危険性)
 の観点及び
 ・大学が本格的に取り組まず安易にボランティアに逃げることを避けるため
 にも反対をされておられました。

これは正に正論。

安易にいわゆる「ボランティア」(本来のボランティアという言葉の使い方とは
異なるが)で切り抜けなければならない日本語教育も同様では・・・。
教育の質の担保が重要。やる気と実力は別物。