経済危機をきっかけに異邦人に対する暴力が増加はギリシャだけの問題ではありませんね。
日本では失業者のはけ口となって暴力事件が起こった記憶はありませんが、非正規雇用の彼らは真っ先に失職しました。
「国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)」は10日、記録的な失業率となっているギリシャで反移民感情が高まる中、増加する外国人労働者への暴力を警察が見逃しているとの報告書を発表した。
HRWは2009年8月から今年5月までに攻撃に遭ったとする外国人59人にインタビューした。その中には妊婦2人も含まれている。攻撃の大半は、黒い服を着て顔を隠した集団によって、広場などで夜間にビール瓶で殴られるなどして襲われたという。
インタビューを受けた被害者たちはまた、被害を警察に訴えても、告訴することを阻止されたと主張。中には、事件の調査を要求し続けるなら、拘束すると警告された者もいるという。
同報告書によると、今年の総選挙で議席を獲得した極右政党「黄金の夜明け」のメンバーもしくは関係者が加害者であると示唆する証言もあったが、確かな証拠はないという。」
http://www.newsweekjapan.jp/headlines/world/2012/07/77500.php
ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)のレポートから(詳細に書かれています)
「紛争から逃げてアテネにやってきた人たちが、暴力を恐れて夜間に外出できないでいるのが実態だ。経済危機と移民が大きな社会問題になっているからといって、社会を引き裂く暴力事件にギリシャ政府が対応しないことの言い訳には出来ない。
ジュディス・サンダーランド、西ヨーロッパ上級調査員 」
http://www.hrw.org/ja/news/2012/07/10
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