パブリックコメントが求められています。
これまで幼児期の教育と小学校教育の接続(「幼小接続」)、
中高一貫教育について検討がなされてきましたが、小中連携に
ついては、これまで全国的な取組の検証や支援の在り方等に
関する検討はなされていませんでした。しかし、
「児童が、小学校から中学校への進学において、新しい環境での学習や生活へ移行する段階で、不登校等が増加したりするいわゆる中1ギャップが指摘されている。各種調査によれば、「授業の理解度」「学校の楽しさ」「教科や活動の時間の好き嫌い」について、中学生になると肯定的回答をする生徒の割合が下がる傾向にあることや、「学習上の悩み」として「上手な勉強の仕方がわからない」と回答する児童生徒数*2 や、
暴力行為の加害児童生徒数、いじめの認知件数、不登校児童生徒数が中学校1年生になったときに大幅に増える実態が明らかになっている。」(2ページトップ)
という現状から「小中連携、一貫教育」に関する検討が
なされてきて、今回それに対するパブリックコメントを
求めているものです。
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/24/07/1323623.htm
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=185000604&Mode=0
このページから
「小中連携、一貫教育に関する主な意見等の整理」
をダウンロードすることができますが、全部で113ページ
の大量のレポートです。しかし参考資料を外すと39ページ
です。
・・・・・・・・・・・・・
定義:6ページまたは37ページ
「小中連携」…小・中学校が互いに情報交換、交流することを通じ、小学校教育か
ら中学校教育への円滑な接続を目指す様々な教育
「小中一貫教育」…小中連携のうち、小・中学校が9年間を通じた教育課程を編成
し、それに基づき行う系統的な教育
子どもの体の発達は戦後と比べれば大きく異なっている
ことも事実だと思いますが、精神的は面は?
(2ページ29行目から)
6・3制を導入させた?米国は当時80%が6・3制だったが
今は10%(すみません確かではありませんが少ないとの説明
でした)で多様な制度があるとのこと。
95ページの各国の制度を参照ください。
これまでの実績の報告:8ページ[効果]
小中連携、一貫教育の効果については、すでに取組を進めている市町村においては、前述の調査によれば、ほぼ全ての市町村において成果が認められている。具体例としては、中学生の不登校出現率の減少、市町村又は都道府県独自の学習到達度調査、全国学力・学習状況調査における平均正答率の上昇、児童生徒の規範意識の向上、異年齢集団での活動による自尊感情の高まり、教職員の児童生徒理解や指導方法改善意欲の高まり等の意識面の変化といった結果が得られている
一方問題点は:33ページ
義務教育学校制度(仮称)を創設した場合、9年間ほとんど同一の集団で学んでいくこととなるが、児童生徒が9年間の途中で挫折した場合等、学校が変わることによる再チャレンジの機会がないこととなり、心配である。
*確かに、一年で遅れていた子どもが途中で伸びても
教師や周りがそれを認めず「できない子」というレッテルが
貼られたままになる恐れは大。
これを進めるには、教育課程、指導方法、推進体制、
教員人事、教員免許、校地・校舎等多くの課題があり
一朝一夕に結論が出るものではないと思いますが、
将来の子供の教育が決まりますので、現場の皆さんの
声は早めに届けて頂いた方が良いと思います、
賛成であれ、反対であれ提言とともに。
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