2010/12/13

ドイツ:景気回復で熟練労働者不足が深刻に 40万人が不足


労働政策・研修機構2010年11月の海外情報から

先日のSarrazin氏の反移民発言やMerkel首相の
多文化主義失敗発言でゆれているドイツですが、
労働者不足は深刻なようです。
移民受入にどのように影響が出てくるのか。

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ドイツ商工会議所(DIHK)によると、現在約40万人の熟練労働者が不足しており、経済成長の阻害要因になっている。

経済技術相:
「すでにドイツ産業界の約7割が熟練労働者不足に陥っている。今後20年で人口が約500万人減少することを考えると、状況は悪化する一方だ。 現在の労働力を維持し続けるためには、年50万人の新たな移民が必要になるだろう。よって移民労働者の受入を拒むのは間違いだ」

一方、与党内からも異論:
「このような懸念は不要だと考える。まずはドイツ人失業者に必要な訓練や資格を提供して、すでにドイツ国内にいる移民の社会的統合に着手しなければならない。さらなる移民労働者の受入は、より多くの統合上の問題を引き起こすだけだ」

これに対処するために
長時間労働(現在の週労働時間の平均は37.5か38時間から週45時間)や退職年齢(年金支給開始年齢)の更なる引き上げ(70歳)の検討を主張する学者、経済研究所もある。

LINK 資料

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