2010/12/14

未婚・不景気…30歳代後半男性4割が親と同居(読売) 高齢の親と同居 半数下回る(NHK)

先週の記事ですが
1)国立社会保障・人口問題研究所が発表した
第6回世帯動態調査の結果の概要についての記事がありました。

資料へLINK: 国立社会保障・人口問題研究所

それぞれタイトルをつけていますが

(NHK)高齢の親と同居 半数下回る
(共同)不況直撃、親と同居が増加 30代後半男性は4割に
(読売)未婚・不景気…30歳代後半男性4割が親と同居
(日経)30代後半の男性、親と同居が41% 晩婚化や不況で急増

とNHKが高齢者となった親との同居に焦点を当てているのが
特色あります。

NHKのものだけ引用します

「高齢の親が子どもと同居している割合は48%余りと、平成6年以降の調査で初めて半数を下回ったことが、国立社会保障・人口問題研究所の調査で分かりました。

国立社会保障・人口問題研究所が、去年7月、全国の1万世帯余りを調査したところ、65歳以上の親が18歳以上の子どもと同居している割合は48.9%で、5年前に比べて3ポイント低下し、平成6年の調査以降、初めて半数を下回りました。
一方、20歳以上の夫婦を見た場合、夫の親と同居している割合は12.8%で、年々低下しているのに対し、妻の親と同居している夫婦は5.1%と、上昇傾向が続いています。
国立社会保障・人口問題研究所の鈴木透室長は「少子化が進み、親が、結婚した子どもと同居するケースが減っていると考えられる。また、夫の家に縛られないという意識の変化が進んでいて、妻の親との同居は、今後、さらに増えるとみられる」と分析しています」
LINK: NHK

時間があれば他紙もご覧下さい。
LINK: 47NEWS , 読売新聞 , 日経新聞

・・・・・・・・・

2)一方、アメリカでは結婚する人が減っているレポートがあります1960年には18歳以上で結婚しない人が15%だったのに2008年では27%になっています。

また、高学歴、高収入であれば結婚に問題ないようですが、社会経済学的に下層に属すると比率が低くなっています。
*これは日本でも同じことでしょう。
同姓または異民族間での婚姻は受け入れるようになっています。

(読み込んで面白いことがあれば書きます。)
LINK: PEW RESEARCH CENTER


3)上記のように家族感、結婚感が変ってきています。

トッド氏が言うように日本は直系家族である(あった)でしょうが長男が家を出て、高齢の親が二人または独居の状況をみると(限界集落が急増)長兄が後を継ぐという伝統も崩れてきたように思えます。(トッド氏も伝統が解体してゆくことは認めているようです)

在日ブラジル人には離婚・別居が多いのですが、これは日本へ「移動したこと」という当たらしい要素が加わったからで、ブラジルに残っていればそのような状況にならなかったとも言えます。
伝統が新しい要素によって壊されて行く例かも知れません。

トッド氏の講演を聞いて、それがどれほど移民受入に影響を及ぼすか分かりませんが、少し家族のあり方も考えてみたいと思いました。













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