2011/05/23

スイス 大規模な反原発デモ

先日のドイツでの大掛かり(25万人規模)のデモに引き続いてスイスでも福島第一原子力発電所の事故を受けて、反原発デモが行われ、2万人の市民が、運転開始から40年を超える国内の古い原発の即時閉鎖などを訴えました。

スイスでは5基が稼動していますが皆古いものです。
それにしても原発の依存度が40%は高いですね。

Operating Swiss power reactors

Reactors Operator Type Net MWe First power Expected closure(approx)
Beznau 1 NOK PWR 365 1969 2019
Beznau 2 NOK PWR 365 1971 2021
Gösgen KKG/Alpiq PWR 985 1979 2029
Mühleberg BKW BWR 372 1971 2022
Leibstadt NOK/Alpiq BWR 1165 1984 2034
Total (5) 3252 MWe

「デモが行われたのは、ドイツとの国境に近いスイス北部の町ベツナウにある原子力発電所の周辺で、22日、スイス各地に加え、ドイツやフランスなど周辺の国々からおよそ2万人の市民が参加しました。ベツナウ原発は、運転開始から42年を迎えたスイスで最も古い原発で、老朽化が指摘されており、集まった市民は、原発の危険性などを訴える旗やボードを掲げながら行進しました。そして近くの広場で集会を開き、スイス政府や電力会社に対して、古い原発の即時閉鎖や新たな原発建設の凍結、それに再生可能エネルギーの促進を訴えていくことを確認しました。スイスでは、原子力発電所の導入を1960年代の終わりから進め、現在は5基の原発が稼働し、国内の総発電量のおよそ40%を占めています。しかし、福島第一原発の事故以来、国民の間には老朽化した原発への不安や、原発推進国である隣国フランスの原発の安全性を疑問視する声も広がっており、スイス政府はこうした動きを受けてエネルギー政策の見直しを検討しています。」

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110523/k10013042721000.html

スイスも使用済み核燃料の最終処分場は
決まっていません。

High-level radioactive waste from Swiss nuclear power stations is currently stored in an interim facility known as ZWILAG, built on the premises of the Paul Scherrer Institute. In about 40 years, when it has cooled down, it will be transferred to a site whose geology makes it safe for permanent storage. The location of this permanent site has not yet been determined.

http://www.swissworld.org/en/economy/energy/nuclear_energy/

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