諏訪市城南のすし店主でアマチュア落語家の小平晴勇(はるお)さん(60)は7日、自身が経営する店の厨房(ちゅうぼう)を使い、諏訪地方在住の日系ブラジル人にすし作りを指導した。日系人からの要望を受け、小平さんが日本文化の魅力を伝えようと実施。今後も外国人への指導を続けるという。
同市高島の日系人で会社社長の中村賢治さん(39)が知人を通じて小平さんと知り合い、落語でも活躍する小平さんの明るい人柄からすし作りの指導を要望。中村さんの呼び掛けに、7~40歳の4人が集まった。
小平さんは、酢飯や卵焼きの作り方、エビの仕込み方などを手ほどき。エビの握りでは42年の職人歴を生かしてあっという間に美しい形に仕上げた。将来、ブラジルですし店を開きたいという茅野市宮川の派遣社員木田ファビオトシオさん(34)は「すごい上手…」と感心した様子だった。
中村さんは、小平さんが指導する様子を国内のポルトガル語フリーペーパーに投稿する予定という。小平さんは「日本のすしで海外の人と関わりたい」と話していた。
信濃毎日新聞
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