URLのご紹介だけできればそれぞれ登録をされて全文をお読み頂ければと思います。
1)中国:最も意外な人口動態の危機(エコノミストの記事翻訳)
「昨年実施された全国国勢調査
中国本土の人口は合計13億4000万人だった。
2000〜10年の年間人口増加率の平均値が0.57%となり、その前の10年間の数値(1.07%)の半分と、著しく低下したことも明らかになった。」
「人口増加率の鈍化と足並みを揃え、人口の劇的な高齢化も進んでいる。60歳以上の人口は現在、全体の13.3%を占めており、2000年の10.3%から上昇した。
同じ時期に14歳未満の人口は23%から17%に低下した。
この傾向が続くと、高齢の身内を支えなくてはならない就労若年層や、政府が管掌する年金・医療保険制度にますます大きな負担がかかる。中国の大きな「人口の配当」(生産年齢の成人の割合の上昇)はほぼ終わったのだ。」
「今からおよそ20〜25年後には、現在の男の赤ちゃんの約2割に結婚相手がいないということを意味している。このことは、潜在的に極めて大きな不安定要因をもたらすかもしれない」
「中国政府は、一人っ子政策に意味がなかったということを否定し、この政策のおかげで4億人の出生が避けられたと主張。一人っ子政策がなければ生まれていた人々を中国は養えなかったという。」
「胡錦濤国家主席は最新の国勢調査に対するコメントで、近々改革があり得るという漠然としたヒントをほのめかした。中国は低い出生率を維持すると胡主席は語った。しかし、現行の家族計画政策を「貫き、改善させる」とも語った。これは、誰でも自由に子供を生むことを容認した発言には到底思えない。しかし、「誰でも2人まで」なら、問題外でもないだろう。」
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/7316
2)儒教の教えだけでは解決できない韓国の高齢化社会の課題
「苦しい生活を余儀なくされる祖孫家庭
高齢者の生計も問題である。老人年金はここ10年間、月8000円ほどで変わらない。終身雇用が保障されない韓国で、一人暮らしの老人の生計は深刻な社会問題である。OECDによると、韓国の65歳以上高齢者世帯の貧困率は45%で、加盟国の中で最も高い。OECD平均である13.3%の3.5倍となっている。福祉予算に占める老人福祉支出の割合は16.85%で、メキシコ13.89%の次に低い。」
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20110510/219899/?ST=print
0 件のコメント:
コメントを投稿