2011/11/22

ドイツ : 移民問題

既に多く報道されていますが、
「国家社会主義地下組織」名乗るドイツのネオナチが10人を
殺害したことはドイツのマスコミには毎日掲載されドイツの
「恥」として書かれ、メルケル首相のメッセージも出ています。
http://www.youtube.com/watch?v=3OP3SUZj0Uo

事件に関する報道
(ニコニコ動画を見るには無料登録が必要です)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm16208485

■一方、昨晩、NHK教育テレビで

シリーズ イスラム激動の10年
第3回 ドイツ 移民社会"多文化主義"の敗北
が放送されました。

http://www.nhk.or.jp/etv21c/file/2011/1120.html

(少し経つとNHKオンデマンドで観ることが出来るようです)

https://www.nhk-ondemand.jp/program/P200800001600000/#/0/0/

ここでは移民として考えずに単に出稼ぎの労働者
「ガストアルバイター」
としてだけ扱ってきたつけが回ってきたと大学教授二人の言葉。
家族がいることを知らないかのように扱ってきたことが
重要な間違いだと。

これは、何回か引用していますが、スイスの作家Max Frischが
すでに1965年には
"Wir riefen Arbeitskräfte und es kamen Menschen."
(我々は労働力(者)を呼んだが来たのは人間だった)
と言っていることと同じ。

司会者が
「日本でも同じ状況では」
と言っていましたが、まさにその通り。
先ずは、いま抱えている問題を解決しながら、将来の移民政策を
同時に検討していかねばまた手遅れになります。

なぜ、これらの国の失敗を見なかったのだろう、あんなに視察など
行っている人が多いのに。

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