2011/11/19

欧州 : 欧州危機の陰で台頭する極右・極左勢力 (英フィナンシャル・タイムズ)

JBPressや日経新聞に掲載された2011年11月15日付英フィナンシャル・タイムズ紙の記事です。
移民問題にも絡みそうなので取り上げます。
日本は過激な政党は出ていないですね。
大阪の彼はどうなるのか・・当選すると危機の表れ?
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ギリシャとイタリアで指名された首相はともに実務家としての手腕を買われたようです。
しかし、
「欧州、そして世界全体が、モンティ氏とパパデモス氏に奇跡的な成果を上げてほしいと願うのは、実にもっともなことだ。なぜなら、もし実務家にそれができなければ、その次に控えているのは過激な政治勢力だからだ。」
と続きます。
つまり、
「■過激な政党が支持集める
ギリシャでは今や、有権者の約4分の1が極左政党を支持し、さらに8%が愛国主義の極右政党を支持している。両者を合計すれば、過激な勢力が主流派の2党のどちらよりも大きな支持を得ていることになる。
シルビオ・ベルルスコーニ首相が辞任に追い込まれたイタリアでは、政治情勢がしばらく混乱する可能性が高い。だがこの国には、強力な共産主義勢力や極右勢力が誕生した過去がある。一方、北部同盟のウンベルト・ボッシ党首は、下野するのが楽しみだと話している。野党になればEU、移民そしてイタリア南部について不満を言い立てることが可能になるからだ。」
このほか、
・フランスの極右政党、国民戦線(マリーヌ・ルペン党首)
・オランダのヘルト・ウィルダース氏が率いる極右・自由党
・オーストリアの極右政党・自由党
・フィンランドの国家主義の「真のフィンランド人」党
などを取り上げ
勢力を増すこれらの政党は皆
・「エリート」を激しく非難
・グローバル化と移民、特にイスラム世界からの移民を敵視
・EUに対してひどく懐疑的
・・・
としている。
そして、
「これらすべてが、悪いとはいえまだ壊滅的ではない経済状況の中で起きている。だが、銀行が破綻し始め、人々が貯蓄や仕事を失い、再び深刻な景気後退が起きたら、欧州の政治状況がどのようになるか想像してみるといい。その時点で、有権者は大挙して過激主義の政党に頼るくらい絶望し、幻滅しているだろう。」
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日経
http://p.tl/CF5w
JBPress
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/29416

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