2011/08/09

イギリス : 移民よりもイギリス人の若者の雇用を


イギリスの雇用に付いて労働政策研究・研修機構のレポートです。
イギリスでも移民に対する制限が多くなりそうです。
「ダンカン=スミス雇用年金相は7月に行なった講演の中で、企業に対して移民労働者よりもイギリス人の若者や失業者を雇用することを求めた。
同相は、企業にはイギリス人に平等な機会を与える責任があるとして、企業が移民労働者に依存する現状を批判。若者などの雇い入れを約束するならば、そのための訓練を行なうと述べた(注)。
EU域内の労働者については、原則として全ての加盟国で自由に就労し差別を受けない権利が付与されており、イギリス人を優先することはEU法に反する。このため、法的には実現は不可能であることがその理由だ。」
経営者側からの反応を見ると、イギリスの若者の
教育の問題もあるようです。これも貧困からか。
「イギリス商業会議所(BCC)のフロスト事務局長は「企業には高度なスキルを持った労働者が必要だが、多くの企業にとってそれは移民労働者の雇い入れを意味する。企業は読み書き計算やコミュニケーションの能力を持った労働者を求めているが、イギリス人の若者には往々にしてこれが不足している」
家事労働も禁止されるとインド・パキスタンなどからの
移民も制限される可能性があります。
「さらに現在は、家庭内労働者の受け入れ禁止や、定住・家族呼び寄せなどに関する規制強化や権利の制限などの方策が検討されている。」
http://www.jil.go.jp/foreign/jihou/2011_8/england_01.htm

0 件のコメント:

コメントを投稿