2011/08/29

クールジャパン・観光立国 : 嵐がニャーと鳴く国に外国人は来たがらない


これは知りませんでした。
一度見てみないと・・・、
YouTubeに上がっている?
「日本がここまで世界の笑いものになる例がほかにあるだろうか──人気グループ「嵐」が日本観光を呼び掛ける観光庁のキャンペーンだ。観光庁は日本を、歴史的な遺産も自然もなく、若者が君臨する国として世界に宣伝したいようだ。
豊かな文化がある日本で、なぜ外国人観光客が少ないのか。以前から不思議だったが、なるほど観光庁のせいだったのだ。今回のキャンペーンは日本のイメージをおとしめるために北朝鮮のスパイがたくらんだのかと思うほど。だが日本を笑いものにしているのは日本人自身だ。
嵐のメンバーがそれぞれ日本の観光地を訪れ、招き猫のまねをして「ニャー」と鳴く。
要するに観光庁が宣伝しているのは嵐で、日本はそのステージにすぎない。制作費はもちろん、国民の税金だ。
嵐の顔はアップになるが、景色はほとんど映らない。せっかくの沖縄も太陽は見えず、砂浜はぬかるみのよう。北海道は食堂が、鹿児島は通りが映るだけだ。
もちろん、京都の祇園も金沢の兼六園もなし。日本は美しくて洗練されたモダンな国だと外国人に思わせそうな、美しい映像は一切ない。「嵐の日本」は何もかも、彼らの甘ったるい曲のように安っぽい。日本の素晴らしさの源が破壊され、汚され、ばかにされている。
時間を味わうはずの茶室の場面は3秒ほど。舞妓は嵐にニャーと鳴かせるための添え物だ。祭りは腹立たしくなるような踊りを嵐が披露する場で、数百年の伝統を受け継ぐ踊り手は無視されている。
世界屈指の美食の国で、嵐が食べるのはソフトクリーム。ソフトクリームを食べに日本へ来ようと思う人がいるだろうか。寺を訪れた嵐は僧に木の棒でたたかれる。たたかれるために旅行をする人は私の知る限りいないのだが。
私は日本のメディアが何か批判するだろうと思っていたが、とんでもなかった。情報番組『ミヤネ屋』で司会の宮根誠司は、あらためて日本はいいなと思ったと言い、共演者たちも同意した!」
http://www.newsweekjapan.jp/column/tokyoeye/2011/08/post-375.php

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