こどもMLにあった投稿に、追加情報を加えましたのでご参考まで。
引用した本に関しては以前にも少し触れました。
Subject: RE: [kodomo-ml 12109] 映画「チェルノブイリハート」ご案内
関本さんのメイルに追加です
解説にもありますようにこれは25年経った今の話ではなく
2002年、つまり、事故から16年目の状況です。
こどもたちの姿は直視できないほどです。
このこどもたちを捨てていかざるを得なかった当時の親の
気持ちはどんなだったでしょう。
ブルーバックスの「人は放射線になぜ弱いか」の近藤宗平氏は
「放射線による傷は少しくらいなら自然に治癒する」
「胎児は放射線に弱いが少しならびくともしない」
またホルモンのように働く(ホルミシス効果)があり、言ってみれば
そのように人間は進化してきたと言っています。
そのように人間を人類として長時間の進化の中で見るやり方も
あるかも知れませんが、個としての「人間」「子供」として
見るのが自然だと思います。
この映画は2003年に作られましたからきっと観ているのかと
思いますが、今年、フクシマ後に上記の本の第3版を緊急に
出したくらいですのでその主張は変えないのでしょうね。
Subject: [kodomo-ml 12109] 映画「チェルノブイリハート」ご案内
《このメールは、転送・転載歓迎です》
みなさま
東京・夜間中学の関本です。
マリアン・デレオ監督の映画「チェルノブイリハート」を見て、あらためて大きな衝撃を受
けました。
世界の多くの人がヒロシマ・ナガサキの惨状を知ることが核兵器廃絶の世論を大きくし、
国連をその方向に強く動かしていますが、同様に、映画「チェルノブイリ」が映し出した
長期に渡る惨状を多くの人が知ることが原発問題をめぐる世論を大きく変えるのでは
と思いました。
以下、ご案内させていただきます。(ホームページより)
■マリアン・デレオ監督からのメッセージ
チェルノブイリ原発事故を題材に映画を撮った私には、フクシマの原発事故は「悪い
夢」のように思える。「4半世紀に一度、事故が発生したとしても、それでも原子力発
電所は安全だ」という人がいる。
同じことばをウクライナやベラルーシの人々に向かって言えるだろうか?
彼らは何十年間も、残留放射能と暮らしている。
この言葉を甲状腺がんに冒された何千人ものティーンエージャーたちに言えるだろか?
今はただフクシマが、第二のチェルノブイリになる前に収束することを切に祈る。
■ジャーナリスト・岩上 安身さんのコメント
チェルノブイリの惨禍はいまだ終わってはいない。ベラルーシのゴメリ州の甲状腺ガン
の発生率は1000倍に増加、ミンスク市では奇形児の出生率が25倍に。脳が頭蓋骨に
収まらない水頭症の少女の姿。「健常児が生まれる確率は15〜20%」という医師の言葉
が遺伝子を傷つける放射能汚染の深刻さを物語る。チェルノブイリの痛ましい「現在」は、
25年後の私たちの未来かもしれない。
■映画「チェルノブイリハート」ホームページ
http://www.gocinema.jp/c-heart/
■映画「チェルノブイリハート」上映予定
8月13日東京の3上映館を皮切りに、今後北海道から沖縄まで上映が予定されています。
ぜひご覧の上、多くの方にお知らせください。
http://www.gocinema.jp/c-heart/theater/theater.html
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