2012/01/21

市場 : S&P事務所を捜索 伊当局、市場操作の疑い

格付け会社が市場を牛耳っている状況に歯がゆく
思っている人も多いと思います。
彼らは何様か!と。
しかし、格付け会社は市場中心主義が生み出したもの。
これまで彼らを利用してきたのに都合が悪くなると
昨年、米国債格下げ後に格下げをしたS&P社
(Standard & Poor's社)のデブン・シャーマ社長を
辞任に追い込んだように圧力を掛ける。
市場中心主義が変わらなければ誰かが取って変わる
だけでしょう。
今回は国債格付けを引き下げとは直接関係ないと
言っているようですが。
「イタリア財務警察は19日、北部ミラノにある米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)の事務所を、根拠のない誤った評価で市場を操作した疑いで家宅捜索した。
S&Pは13日にイタリアなどの国債格付けを引き下げたばかりだが、今回の捜査はこの引き下げとは無関係とみられる。
捜査対象は同社の3人のアナリストとイタリア代表。米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスのアナリスト1人とイタリア代表も捜査されているという。
19日の家宅捜索では、S&Pのアナリストが昨年5〜7月にイタリアの経済・財政、銀行システムに関する不正確で偏った情報を流して市場を操作した疑いが持たれている。
イタリアは昨年7月以降、信用不安から国債の価格が下落。S&Pは昨年9月にイタリアの国債の長期信用格付けを下げたほか、今月13日にはユーロ圏17カ国のうちイタリアを含む9カ国の国債格付けを一斉に引き下げた。」
http://p.tl/_API

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