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このレポートでは
「ニューヨークのチャイナタウンの人口は9%も減少」していて、その理由は中国の生活向上であって、アメリカに固執する意味を少なくしているようです。
来日外国人が減ってきている原因の一つでは。
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「中国にいた時の方が家が広かった。ここ(ニューヨーク)より生活は快適でした。ニューヨークのチャイナタウンは汚いし、まともな仕事はない。レストランでウエイターをするためにアメリカに来たわけではない」
移民の多くは英語が堪能でないため、米国に来るとまずチャイナタウンで生活の基盤をつくることが多い。それが伝統的なサバイバル術だった。
ところが中国国内での生活の質が向上したことで、米国のチャイナタウンの生活が快適であるとは限らなくなった。中には移住してきたにもかかわらず、本国へ戻る人たちも出始めている。彼らはそうした帰国者を「ウミガメ」と呼ぶ。生まれた場所に必ず戻るという意味だ。
中国国内での生活の質が向上したことで、米国のチャイナタウンの生活が快適であるとは限らなくなった。
中国人留学生の人口は増加傾向にあるものの、米国への中国人移民は過去5年、減り続けていた。2006年が約8万7000人で、2010年は約7万である。特に労働者階層の減少が目立つ。
アメリカンドリームは今でもあるが、中国に留まった方が金銭的な成功は近いかもしれないとの思いが中国人に広がっている。その情報はすぐに本国の移民希望者に伝わる。
チャイナタウンから中国人が減っているのは、経済的理由以外にもある。米国の中国系億万長者の半数は、いずれは本国に戻りたいとの思いを抱くが、単に故郷に錦を飾るという自己願望の実現だけなのではない。
中国こそが世界一の国家であり、さらなる発展を継続させるために帰国すべしとの思いが強い。それは米国を抜いて中国を最強国にするとの愛国精神である。今の日本人に希薄な思想だ。」
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/34320
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