大震災及び原発事故発生から1年を超え、自分のなかで風化させないようにと映画『第4の革命 エネルギー・デモクラシー』を観てきました。
この映画を観ると、FUKUSIMA後にドイツが急に脱原発にかじ取りをしたのではなく、(20年ほど前からも、緑の党の結成など、その種の運動はありましたが)、そのベースには再生エネルギーに関する意識の高さがあったことが分かります。
この映画は2010年つまりFUKUSHIMA前に公開されていたのです。
ドイツより日照時間の長い日本でできない訳はないはずですがどんな動きにも現在の自分のポジションを守るために動く「抵抗勢力」「巨大企業」が立ちはだかっていることはエネルギー分野だけではなく食糧もそうです。
今後はそれも追ってゆきたいと思います。
尚、映画としても良質のドキュメンタリーだと評価します。
http://www.4revo.org/
http://www.cinematoday.jp/movie/T0011761
■監督も来日
「問題提起をするだけでなく、その問題の解決策やヴィジョンを模索している人に光を当てたい」という思いを、作品制作での信条としているフェヒナー監督。本作でも再生可能エネルギーの利用に取り組む人々や世界中での実例を描いているが、これは映画の中だけではなく「統計的に見て日本でも可能」と力を込める。
東日本大地震に続く福島の原発事故がドイツの脱原発へ大きな影響をもたらしたと語る監督は、「この映画を見て何かを感じ、みなさんの行動につながってもらえれば嬉しく思います」と期待を込め語りかける。また、ドイツでは総エネルギーのうち20パーセントが再生可能エネルギーでまかなわれている現状を話すとともに、島国の日本は風力発電などを利用しやすい状況であることから、より再生可能エネルギーの恩恵に預かれるはずと分析を加えていた。
フェヒナー監督は再生可能エネルギーへの転換は地域社会、個人レベルでの参加が必要と本作で訴えているが、その具体的方法として「ソーラーパネルをつけて自家発電をして固定価格買取制度を利用してみたり、車などの移動手段を見直してみては」と観客に示唆。
http://www.cinematoday.jp/page/N0038473
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