観光局は2011年6月の訪日外客数などの速報値を発表しました。
http://www.jnto.go.jp/jpn/downloads/110714_monthly.pdf
これを受けたマスコミ報道ですが、全く逆のタイトルを
見つけました。
同じデータをベースにしながらも、記事の書き方、タイトルの
つけ方次第で読み手に与える印象が大きく異なります。
原発の話もそうです。気をつけて読まねば。
■日本訪問の外国人、震災の影響から回復基調へ−6月外客数
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110714-00000066-scn-bus_all
「・・・・東日本大震災の影響を受けて、4月には2011年最低となる30万人割れ(29.5万人)を記録したが、5月の35.8万人を受け、今回の6月の数値は回復基調を鮮明にするものといえそうだ。
前年同月比で見てみると、3月が−50.3%、4月が−62.5%と最も落ち込み、5月は−50.4%。6月の−36%は数字としては大きいが、ここ数カ月の時系列から見ると、やはり回復基調を印象付ける。
2011年1−6月では、283.3万人となり、前年同期比−32.6%。2010年1−6月は420万人強、2010年1−12月は861万人強だったが、2011年後半、どこまで震災の影響を挽回できるかが注目される。・・・」
■訪日外国人、32%激減 原発不安、遠のく観光立国
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/industry/snk20110715107.html
「日本政府観光局(JNTO)が14日発表した今年上期(1〜6月)の訪日外国人は、前年同期比32・6%減の283万3千人と大幅に落ち込んだ。月ごとの減少幅は徐々に縮小し、ビジネス客は戻りつつあるが、観光客は低迷したまま。内需の縮小で、訪日外国人が頼みの綱だった観光業界や百貨店などの小売業界には大打撃だ。最大のネックである原発事故は収束のめどもみえず、政府が掲げてきた"観光立国"は、大きく揺らいでいる。
減少幅は、上期として過去50年間で最悪。6月単月では前年同月比36・0%減の43万3千人と、減少幅は過去最大だった4月の62・5%減、5月の50・4%減から縮小してきた。
観光局では、「原発事故が収束しておらず、安全・安心への心配が強い」と指摘。特に観光目的の訪日について、「かなり尾を引くだろう。本格回復はいつになるかわからない」と危機感をあらわにしている。
1〜6月の国別では、旺盛な消費意欲で多額のお金を落としてきた中国人が34・2%減の46万3千人と落ち込み、ホテルや百貨店は悲鳴を上げている。」
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