2011/09/14

厚労省 : 最低賃金、平均で7円引き上げ 目安超す増額27県

最低賃金が引き上げられました。
今回は中央最低賃金審議会の引き上げの目安を超えた県が多いことが特色です。
この金額で憲法25条の「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」
がカバーされるか分かりません。
一方、数年前に話を伺った埼玉県の中企業のオーナーは「一円たりともあげられては困る、そうなると海外に労働力を求めに外国に行かねばならない(空洞化)」と語っていました。
この円高でもっと厳しいと思います。
二律背反ですね。
・・・・・・・・・
最高は東京の837円、次に神奈川(836円)、大阪(786円)
最低は岩手、高知、沖縄の645円
最低賃金が生活保護水準を下回る9都道府県のうち
東京、埼玉、大阪、広島、兵庫、京都の6都府県は、
今回の改定で逆転はなくなる。
「東日本大震災の被災地の宮城は逆転解消に8円の増額が必要だったが、「震災被害で引き上げられる状況にない」と経営側が強く主張し、1円にとどまった。 」
「富士通総研の根津利三郎エグゼクティブ・フェローは「低い所得の人ほど、賃金が上がれば消費に回す傾向にある。最低賃金の引き上げは、デフレの解消にもつながるはず」と言う。 」
http://www.asahi.com/job/news/TKY201109130513.html
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001oh2c-att/2r9852000001oh3t.pdf

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