この様なフォーラムの案内がありました、ご参考まで
http://www.asnet.u-tokyo.ac.jp/?q=node/7193
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第7回東京移民言語フォーラム
「在日コリアンの言語をめぐって」
下記の要領で研究会が開催されますので、ご案内いたします。
参加は無料で、事前の申込みも必要ありません。
どうぞ奮ってご参加下さい。
日時:2011年10月1日(土)10:00〜17:30
会場:東京大学駒場キャンパス18号館4階 コラボレーションルーム3
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam02_01_17_j.html
参加:無料、事前申し込み不要
【発表者とテーマ・要旨】(※各発表とも質疑応答を含めて50分の予定)
■10:00〜「韓・日バイリンガル児童の言語使用調査—言語選択とコード・スイッチングを中心に—」
●金惠敏(キムへミン)(東京大学大学院博士後期課程)
韓・日バイリンガル児童の言語使用を明らかにするため、日常的に韓国語と日本語の両言語を使うバイリンガル児童の発話を録音したデータをもとに、対話者などの要因による言語選択とコード・スイッチングを考察する。
■10:50〜「継承語教育における父親の役割—大学日本語教員を対象に—」
●竹口智之(関西学院大学常勤講師)
本研究は、韓国に住む異言語間家庭の子どもへの、継承語としての日本語教育について調査、分析したものである。研究では韓国人妻を持つ日本人夫4名を対象にインタビューを行い、子どもの日本語に教育的な働きかけや意識を分析した。
■11:40〜「言語使用に関わる要因について—韓国系民族学校生徒へのアンケート調査結果から—」
●生越直樹(東京大学教授)
東京にある韓国系民族学校生徒に行ったアンケート調査結果をもとに,言語使用,言語選択に影響を及ぼす要因について考えてみる。特に,いわゆるニューカマーの子供たちにおいて,出生地以外に,言語使用に影響を及ぼす要因としてどのようなものがあるのかを明らかにしたい。
■14:00〜「在日朝鮮人の民族名使用をめぐって」
●藤井幸之助(神戸女学院大学非常勤講師)
在日朝鮮人の世代交代も4世へと進み、日本社会から様々な影響を受けている。なまえについても例外ではない。教育現場では以前から「本名使用率」なる調査が行われている。解放(戦後)後からの名のりを振り返り、これからの多様なあり方を考えたい。
■14:50〜「在日朝鮮人の社会的背景がその朝鮮語使用に及ぼした影響について」
●宋実成(ソンシルソン)(大阪経済法科大学アジア研究所客員研究員)
本発表では、在日朝鮮人人口の変遷、出身地域、日本での居住地域、在日朝鮮人1世の渡日前の職業、渡日の目的、渡日後の職業、教育程度、日本語能力などを話題を通じて、在日朝鮮人の社会的背景がその朝鮮語使用に及ぼした影響について検討する。
■15:50〜「在日朝鮮学校における継承語イマージョン教育—教科書と教授法、児童の言語習得過程−」
●柳美佐(リュウミサ)(京都大学大学院博士後期課程)
本発表では、在日朝鮮学校初級部1年生の教室での参与観察から得られたデータをもとに、継承語イマージョン教育初期段階で使用される教科書や朝鮮語指導の特徴、日本語を母語とする児童のL2習得過程について報告する。
■16 :40〜「国家語・民族語とコミュニティ言語に対する認識と言語アイデンティティ」
●朴浩烈(パクホリョル)さん(一橋大学大学院言語社会研究科特別研究員)
在日コリアンは南北朝鮮のことばと自分たちのことばに対してどのように考えているのか、どのような言語アイデンティティが現れているのかをアンケートと聞き取り調査の結果を踏まえ考察する。
主催:東京移民言語フォーラム(代表:生越直樹)
問い合わせ:生越直樹(東京大学大学院総合文化研究科)
ogoshi[at]boz.c.u-tokyo.ac.jp
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