2011/04/17

美濃加茂のブラジル人、被災地で炊き出し 恩返しと18人


東日本大震災の被災地で炊き出しをするため、在日ブラジル人18人が15日夜、美濃加茂市を出発した。約1000食分の食材を用意し、2日間にわたり宮城県気仙沼市の避難所で、日本人の口に合うように味付けしたステーキ丼を振る舞う。参加者は「日本に恩返しがしたい」と話している。
 美濃加茂市は人口の約1割を外国人が占め、中でもブラジル人が最も多い。愛知県一宮市で多文化共生の活動に取り組んでいるNPO法人「交流ネット」が中心となり、メールなどで参加を呼び掛けたところ、美濃加茂市などからブラジル人らが集まった。
 米800キロ、水2000リットル、牛肉350キロ、ブラジルの菓子などを用意。同市加茂川町の多文化交流センターに集まり、段ボール詰めした食材を車3台に積み込み、現地に向かった。
 同法人の舩津丸謙一副理事長(38)は「リーマン・ショックの時は、日本から支援してもらった。今度はお返しがしたい」と語った。

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