2011/04/26

Androidアプリコンテスト、第2回は会話補助用アプリ「Voice4u」が大賞に!

自分の考えを言葉にして表現するのが苦手な自閉症の方が、
絵を選ぶことで他の人とコミュニケーションするためのソフトが
日経BP社のAndroidアプリケーションの開発コンテスト
「Android Application Award 2010-11 Winter」で
大賞を受賞しました。
今朝もiPhone向けのソフトのご紹介をしましたが、これも貢献度が
高いものだと思います。これは最初はiPhoneアプリから始め、
Androidにも対応したとのことで、実際に使った感想を伺いたいものです。
「審査委員長を務める日本Androidの会 会長の丸山不二夫氏は「『Voice4u』はみんなが楽しめる内容のアプリではなく、今回受賞したアプリのなかでは異色の存在といえる。だが、このアプリを必要とする人にとっては本当になくてはならない存在であり・・・。 」
Nikkei Trendy
「言いたいことを絵のリストから選び、タッチすると音声も出る。現在のところ、日本語と英語に対応している。従来は、カードや専用の高価な機器が使われていたが、このアプリは大量のカードや重い専用機器を持ち歩かずに済み、選びかたも簡単で、安価なうえに自分で好きなものの写真を撮ってカードを作ることも簡単にできる。
設立者の久保由美さんは、ご自身も自閉症の子供のお母さんで、シリコンバレー在住の日本人仲間の一人。「こんなものがあったらいいな」と思うものを、多くの専門家や協力者の助言を取り入れ、仲間と一緒に作った。
久保さんは「お母さん」なので、単に「機能がどうの、値段がどうの」という視点だけでなく、こんな話もある。「ティーンや子供たちにとって、他の子たちと同じであること、クールであることはとても大切なこと。お話をしようとゴッツくてカッコ悪い専用機器を取り出したら、それだけで周りの子供たちはドン引きしてしまうけれど、iPhoneやAndroidならば、サッとポケットから取り出しアプリを立ち上げると、『なになに?』とお友達が寄ってくる。そういう意味でも、コミュニケーションの助けになる。」
Voice4U
In Voice4u, のニュースから


Video streaming by Ustream
Voice4u JPが日経BP社主催Android Application Award 大賞を受賞
Voice4U
「自閉症の我が子に"I love you"を伝えたいーー。
この気持ちは多くのお母さんが持っているはず。という気持ちから始まったVoice4uの開発でした。
「国境を越えてもこの思いは同じはず」
自閉症の人がこだわる以上に製品にこだわりたい。と、多くの専門家や医師、親先生、スピーチセラピスト等々が加わり開発された製品です。
今後もさらに発達障害が皆さんに理解を得られて、住みやすい社会ができることを願って止みません」

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