2011/04/20

明るみに出ない原発労働者の真実

長いのでJBPressに登録して頂いて本文をお読み頂くのが良いと思います。
原発の危険性、コストが結果的に高いものになる、
ということは既に色々言われていますので特に目新しいことではありませんが、ここで紹介されている映画「生きてるうちが花なのよ 死んだらそれまでよ党宣言」
(主演の倍賞美津子がドサ回りのストリッパー、原田芳雄が原発ジプシーを演じた映画は、ストーリー展開の面白さといい、社会的な視点の斬新さといい、登場人物たちの魅力といい、まぎれもない傑作である。)
を見たいと思ったのと、いわゆる「原発ジプシー」の実態を知るべきだと反省しました。
ここに書かれているほどひどいのか、外国のメディアが称える様に「サムライ」なのか・・
JB PRESS
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原発ジプシーの実態・・
放射線量を測定する機器さえ持たせることなく、高額の日当を餌にして集めた作業員を有無を言わせず危険な現場に送り込む。
・・・仕事を仲介した人間が賃金をピンハネするのは当たり前。作業中に浴びた放射線量の合計が法律で定められた数値に近づくと、別の原発に移して働かせる・・
電力会社は、原発で働く作業員は放射能に関する教育を受け、日本の電力を確保するという高い使命感のもとに作業に従事していると、ことあるごとに述べてきた。しかし、それがただのごまかしでしかなかったことは、99年9月30日に起きた茨城県東海村JCOの臨界事故で明白になった。
作業工程を簡略化した裏マニュアルが公然と作られて、しかも実際には裏マニュアルさえ守らずに、ステンレス製のバケツで放射能を帯びた溶液を運ぶという信じがたい方法が取られていた。
(一方、現場から離れたところでは・・)
福島第一原発の事故が起きたあと、連日のようにテレビに登場する科学者たちがいる。人相も服装もいろいろで、ネットでは各々に面白おかしいあだ名が付けられているという。ただし、解説内容は基本的に同一で、「ただちに健康に影響はない」という内容を繰り返し述べるだけである。
<そんなに「安全」というなら、テレビに出るのではなく、原発村の科学者たちはフクシマに行け!>と週刊誌が怒る気持ちも分からなくないが、彼らのうちの誰が現場に行っても邪魔になるだけだろう。
それよりも問題なのは、原子力発電所の状況をよく知る立場にあるはずの彼らが、平時においてその責任を果たしてこなかったことである。
東海村の臨界事故の時にも私は同じ憤りを感じたが、原子力の専門家としての自負があるなら、どうして日頃からその目で直に原発の現実を確かめてこなかったのか。
政治家もそうだが、日本社会においては、高い地位に就くほど現実から遠ざかる。有力者としか話をせず、視察で見せられるのはオブラートに包まれたものばかり。

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