社会学者 フランソワ・エナール氏は、 収入不足が不法就労に つながることが多いと言う (unine.ch) |
スイスの話題。
日本では3月1日から日本ブラジル社会保障協定が発効しますが、年金手帳の存在すら知らない人がいるようです。彼らは積極的に払わなかったのでは無く、知らされなかったためにそうなった人もいます。
いずれにせよこのレポートの最後にあることを皆に認識してもらうようにする必要があります。
> 「まず被雇用者に対し、社会保険料を支払わなかった場合のリスクについてよく説明することだ。例えば、いずれ支給される老齢年金がどれだけ減額になるかということを計算してみせると分かりやすいだろう」
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「不法就労で契約を交わさないまま仕事をしている労働者は、税金や社会保険料の納付を回避できるばかりか、就労能力や尊厳を維持することも可能」
ヌーシャテル大学の社会学者が行った包括的な調査でこのような結果が出た。
スイスで就労するための権利と必要書類をすべて持っていても、不法就労をするという人は大勢いた。
人々を不法就労へと追い立てる中心的な要素は、不安感の増大と仕事形態の柔軟化だ。
たとえ非合法であれ仕事を得れば、専門知識をアップデートし、労働市場内のネットワークとのつながりを保つこともできる。
フルタイムで働いてもカツカツの生活しかできないほどの給料しか貰えないのであれば、ほかの方法でもっと稼ごうと思うのはごく当然。
「いいとこ取りの不法就労者を追跡するのは当然。でも、ベビーシッターや家事手伝い、掃除婦などは、ただ生き延びるために働いているだけ」
(生活保護を受けていた女性)
スイスの不法就労は国民総生産の1割近くを占める (Keystone) |
http://www.swissinfo.ch/jpn/detail/content.html?cid=32152852
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