スイスではやっと今年になって障害者を援助する財政支援政策が施行されたとのこと。
これにより障害者各自のニーズに合った介助を行うヘルパーを雇用できる。
まだ緒に就いたばかりで問題を抱えているようです。
この記事の「新たな課題」の段落は近い将来介護の世話になるであろう我々も心しなければいけないことだと思います。
助けてもらいながら雇用主という立場・・。
ヘルパー講座ではどのように指導していますか?
その部分だけ引用します。
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「しかし財政支援によって優雅な生活を送れるようになるわけではない。財政支援を受ける障害者にとって最も難しいのは、ヘルパーの良い雇用主になるよう学習することだ。
誰にとってもそうだが、障害のある雇用主にとっても管理は面倒な仕事だ。さらに、雇用主と被雇用者の両方が互いに敬意を払う雇用関係を築いていくことは、両者にとって未知の分野だ。
「事実ヘルパーの仕事は、雇用主の非常にプライベートな領域に入って行わなければならない。どうやったら朝自分の下の世話をしてくれた人のボスになれるのか。両者にとって適切な距離、適度な親しさを保つことは容易ではない」とヴェルリ氏は言う。
「ヘルパーは、立ち入りすぎずに事情を把握するという特別な配慮ができなければならない。それができる介助者を見つけ、そうできるよう訓練するのは容易ではない。これまでの経験から医学的な訓練が全くない人を雇ったほうがよいことが分かった。そうした人たちは少なくとも話をよく聞くからだ」
また、障害者が自立した雇用主として新しい生活に適応できるよう学習するにあたって、試行期間に相互支援グループが重要な役割を果たしているともヴェルリ氏は言う。
さらに「より個人的な」ヘルパーを求めるといった間違いもあった。「すぐにヘルパーに愛想をつかされ、日常生活が非常に難しくなることに気付いた男性もいれば、ヘルパーが続けて通って来るような良い雇用主もいる。中には、良好な人間関係が築かれ、お金を支払わないのにヘルパーがやってくるケースもある」
http://www.swissinfo.ch/jpn/detail/content.html?cid=32034866
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