「ものすごくうるさくてありえないほど近い」(原題:Extremely Loud & Incredibly Close )
なんと長い名前でしょう。これが映画の題名!
この名前よりもっと長く観ていたかったと思うほどの映画。
さすが84回アカデミー作品賞にノミネートされた作品で見ごたえがあります。
先日はディスレクシアのドキュメンタリー「ティスレクシアな日々」
http://dxnahibi.com/
をご紹介しましたが、今回は(ネタバレになるので詳細は書きませんが)生きるのに不器用な少年の話のフィクションです。近くにいます、この様な子供は。
映画の解説もいくつか出ていますが、その中には「アメリカ同時多発テロで父親を亡くした少年の希望と再生を描いた」とありますが、本当はその子の個性を認め育ててゆく温かな心を持った両親の物語です。
孫悟空とお釈迦様というと少しニュアンスが違いますがその子の個性を理解し遠くからいつも見ている親・・
終わりまで観るとこの題名の意味が分かります。
教育に関わる方、今お子さんを育てている方々には是非見て頂きたい一本です。
子どもの名前が「オスカー」でとても上手く演じていたのにオスカー(アカデミー賞)ではおじいさん役が助演男優賞にノミネートされましたが、彼はノミネートされず残念。
日本のジャリタレ(失礼!)と比較にならない良い少年俳優が生まれました。
http://www.imdb.com/title/tt0477302/ |
http://www.imdb.com/title/tt0477302/
もう一つ面白いことは「鍵」がそれこそ「キー」になっていること。
現在も上映中の、パリでの"ヴェル・ディヴ事件"(1942年7月16日)
を取り上げた映画「サラの鍵」も当然ながら「鍵」が「キー」。
もうすぐ公開される映画「ヒューゴの不思議な発明」も
「ハート型の鍵」が「キー」。
数年前に料理に関する映画が4,5本ほぼ同時に公開されたように、
偶然とはいえ面白い現象です。
戦争賛美の映画が流行るよりずっと良いです。
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