2012/08/29

2012年ブラジルデー IN 名古屋


オリンピックの話題



健常者の大会が終わって今はパラリンピックに話題が移っている
ロンドン・オリンピックの話題。
既にフォーブスなども同じような記事を書いていますのでご存知かも
知れませんが昨晩のNHKラジオ深夜便で取り上げていましたので。

日本ではランクを少しでも上げようと
「金メダルの数での比較ではなく、メダル総数だ」
などと言ったりしていますが、今日の話題はイギリス・ガーディアンの記事
 対総人口
 対GDP
 対今回のチームの選手の数
によるランキングです。

We all know who's in the lead on the medal tables - but what would
happen if you looked at them by population size, or GDP - or even
compared to the number of athletes in each team? A team of
statisticians has worked with us to bring you a new way of judging the
Olympic Games.

対総人口及び対GDPトップはグレナダ、2位はボルトの国、ジャマイカ
(陸上男子400メートルでキラニ・ジェームズ選手が金メダル
を獲得したグレナダの人口はなんと10.4万人)

http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/grenada/index.html

チームの選手数からいうと中国が1位、少数ではないが精鋭揃い。

子どもたちへの話題提供に使って頂いては如何(大人は夜のバーでの
話題にでも?)

http://bit.ly/OwRS2G

尚、オリンピック憲章には
The Olympic Movement is the concerted, organised, universal and
permanent action, carried out under the supreme authority of the IOC,
of all individuals and entities who are inspired by the values of
Olympism.

「・・・全ての個人や団体による・・普遍的か恒久的な活動である。」
とあり、「国」は出ていないのです。

日本のようにオリンピックを機に経済が発展するケースもあるのは
事実ですが、メダル争いとは目的を異にすることです。

法務省: 出入国データ



2012月年6月分の出入国管理統計統計が発表されました。
(再入)は再入国ビザでの入国・出国のことです。
このところ落ち着いている様です。

添付資料が見られない場合があるようなので簡単なホームページを
作り、グラフを載せてみました。ご参考まで。

http://tspublic.jimdo.com/

ブラジル
出国者総数  (再入国ビザ)  入国者総数  (再入国ビザ)
総数 (再入)
2012年1月 4,820 3,415 3,940 2,325
2012年2月 3,193 2,008 3,368 2,076
2012年3月 4,340 2,233 4,294 2,656
2012年4月 4,703 1,828 5,118 2,410
2012年5月 4,026 2,162 3,682 1,829
2012年6月 3,686 1,468 3,842 1,935
16月計  24,768 13,114 24,244 13,231
月平均 4,128 2,186 4,041 2,205
2011年Total59,105 37,048 43,660 23,966
月平均 4,925 3,087 3,638 1,997
2009年total  101,667 55,292 37,380 21,506
月平均 8,472 4,608 3,115 1,792
2010年total  58,753 31,315 45,733 23,523
月平均  4,896 2,610 3,811 1,960



フィリピン
2012年1月 22,361 18,334 13,125 8,971
2012年2月 12,282 8,291 10,872 7,494
2012年3月 16,146 9,787 19,717 15,079
2012年4月 26,075 15,862 20,726 12,489
2012年5月 19,927 12,714 17,117 10,689
2012年6月 15,121 9,927 15,823 9,993
1~6月計 111,912 74,915 97,380 64,715

全世界
2012年1月   778,492  185,647 726,634 135,148
2012年2月   620,359  121,063 644,887 129,413
2012年3月   757,766  151,545 695,974 154,230
2012年4月   861,855  130,271 897,074 142,849
2012年5月   750,070  141,022 707,596 108,584
2012年6月 735,113 107,676 717,067 116,246
1~6月計 4,503,655  837,224 4,389,232 786,470

外務省 : 色丹島及び国後島からの患者の受入れ


プーチンは知っているだろうか、人の良い日本人のことを。

http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/24/8/0824_03.html

中国/少子化 : 人口増加率の鈍化続く、少子化と高齢化の対策が政策課題に


中国でも少子化傾向。
「人口増加率の低下に伴い、中国の年齢ピラミッドにも変化が生じている。総人口に占める65歳以上の比率は02年の7.3%から9.1%にまで上昇。14歳以下の比率は22.4%から16.5%にまで減少した。北京市や上海市などの大都市では10%を割り込んだという。」
・生産年齢人口(15~64歳)の落ち込みで工業はどうなるか?日本への供給基地としては?
 (もちろん農業も・・あの人口を支える食料をどうする)
・中国から来日する人の数への影響は?
・中国でも将来は介護、看護の問題がでてくる
などなど、日本への影響も大ですね。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120820-00000010-rcdc-cn
このページの下にある関連記事もご覧ください。




異文化 : 仏像にキスして記念撮影、フランス人観光客3人に有罪判決 スリランカ



他の文化への尊敬の念を失うとこんなことに。
宗教感の薄い日本人もこんなことになり得ますね。
他山の石として軽々しい行動を慎まねば、他人を
傷つける恐れがあります。

http://p.tl/A4qN

厚労省 : 改正労働者派遣法



厚労省のホームページに改定された労働者派遣法の
案内が掲載されました。

http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/haken-shoukai/kaisei/index.html

日本語教育学会国際大会8月18日+19日



ミーハーの代表として50万人の一人としてオリンピック凱旋パレードを観て
ほぼ熱中症の頭で書きますのでぼけているかも。
卓球の愛ちゃんが「こんなに多くの"方"が・・」と美しい表現をしていたのが
良かったですね。お母さんの教育の成果でしょう

門外漢が、(ルーマニアで日本語を教えようとした若い日本の女性の事件が
あり、悲しく、タイミングが悪いのですが)日本語教育学会国際大会(名古屋)
に行ってきましたので少し書きます。

・・・・・・・・・・・

50周年を記念する事業は大変盛況でした。関係者の方々ご苦労さまでした。

人手が足りないのかIさんが水を配っているのが印象的でした。

今回は海外から発言者に来て頂いたために、経費が掛かったので仕方が
無いのかも知れませんが、日本語科の学生やボランティアの方々に
参加しやすい様な金額にして頂ければ(二日目だけは半額とか)聴衆の
少ない寂しい口頭発表の教室などなかったのではと思いました。

多くの方々が研究していて、ポスター発表、口頭発表、パネルセッション、
シンポジウム計800以上で、とても全部は観る(聴く)ことは不可能。
習得なら習得、教材なら教材で独自の会を開けばより深くなるのでは。
(USBメモリーで頂いた予稿集だけで1GBを超えています)

あちこちで繰り広げられるのは、久しぶりに会った旧知の方々の挨拶のシーン。
これも重要な役目かもしれないが、ポスター発表で一生懸命、1時間、
目いっぱいに声を張り上げ頑張っていた人たちの話を聴いた人は、新しい
出会いを作っていました。

口頭発表が、説明20分、質疑応答10分では発表者・聴衆双方に消化不良感が
残っていたのでは。

また、関心のある発表が時間的にぶつかってしまい、残念。

前述の通り、800以上もの発表ではとても会全体の感想など言えませんが
10年近く研究した結果をうまくまとめたもの、目からうろこのアイデア、
詰めの甘いものなどいろいろで、時間が欲しいと思いました。

閉会式のH氏のコメントに(メモしておりませんので言葉は不正確)
「これまでは内輪の集まりだったが、今回を機にこれからはもっと外に働きかける活動を」
とありました。
全く、その通りだと思います。
真夏の開催、そして、ポスター発表が芋の子を洗うような狭い中で行われた、
という条件は別として、発表者の熱気は伝わってきましたが、一歩、学外に
出ると、その熱気は外気の暑さの中に溶け込んでしまい、あの内部の熱気は
外部には全く伝わっていません。

中日新聞は"日本語教育「東南アジアでの現状報告」"
という題で大会の一部のシンポジウムを取り上げていましたが、それを超えて
書いてもらえれば・・中国・韓国との摩擦が大きくなった今こそ日本への理解度を
上げるために日本語教育の重要さを訴える絶好の機会であったはず。

WEBでは見つかりませんでしたが、他のメディアで取り上げてくれたのでしょうか。

今回、欠席された水谷修さんの講演「これからの50年を見通して」の趣旨に
「日本語教育の位置づけについて,日本の社会の中には,まだ明確な哲学がないと思う。」
とあります。
社会に日本語・日本語教育を認知してもらう際には、日本語教育の果たすべき
役割を、単なる言語教育を超えて、文化を伝え、相手に日本を知ってもらうことで
(同時に相手も知ることで)国家間の摩擦を減らし、安全保障にもつながり、また、
経済的なつながりにも大いに役立つことなども伝える必要があります。
この意味で日本語教育関係者以外の人々を巻き込み、理解を促進する努力が
不可欠だと思います。当然マスコミも。

これからの5年(50年では時間が掛り過ぎ)は外に"向かう"ことを大きな目標の
一つとして前進されることを。

暑い中お疲れ様、今後も頑張ってください。

2012/08/12

ブラジル人が多い町:はとバスが群馬・大泉ツアー


ブラジル人が多い町:はとバスが群馬・大泉ツアー


ブラジル料理を味わいながらサンバショーを楽しむツアー客=群馬県大泉町で2012年8月10日、庄司哲也撮影
ブラジル料理を味わいながらサンバショーを楽しむツアー客=群馬県大泉町で2012年8月10日、庄司哲也撮影
 「はとバス」(本社・東京)は今夏、ブラジル人が人口の約1割を占める群馬県大泉町で、日帰りのブラジル体験ツアーを始めた。月1〜2回企画し、ポルトガル語の看板があふれる町内を気軽に散策できる。
 レストランではブラジルの肉料理「シュラスコ」を味わい、町のサンバチームのショーを見物。ブラジル人ガイドの解説を聞きながら、ブラジル雑貨店で買い物を楽しむ。
 ロンドン五輪が終われば、次の開催地はリオデジャネイロ。ブラジルへの関心も高まるはずというのが同社の狙い。「リオは地球の裏側だけど、大泉なら東京からわずか80キロ」とPR。【庄司哲也】

2012/08/09

厚労省 : 今後の障害者雇用の在り方に関する3つの研究会の報告書


厚生労働省から下記の掲題の報告書/提言が出されました。
>これらの報告書の内容は、今後、労働政策審議会(障害者雇用分科会)に報告して議論していきます。
先日の新聞報道で
「精神障害者の雇用義務化へ 厚労省方針、社会進出促す」
とあったのは誤報で、これから議論されるものです。
「障害者雇用促進制度における障害者の範囲等の在り方に関する研究会報告書」
障害者雇用促進法における障害者の範囲や雇用率制度における障害者の範囲等について検討し、雇用義務制度の考え方とその範囲などについて提言
「労働・雇用分野における障害者権利条約への対応の在り方に関する研究会報告書」
労働・雇用分野における差別禁止等の枠組みの対象範囲等について検討し、障害を理由とする差別の禁止や職場における合理的配慮、権利擁護(紛争解決手続)などについて、実効性を担保した上で、講ずべき措置などについて提言
「地域の就労支援の在り方に関する研究会報告書」
今後の地域の就労支援の在り方について検討し、中小企業等が安心して障害者雇用に取り組むために求められる支援を明らかにするとともに、それを踏まえた、各就労支援機関等に求められる役割や地域の就労支援ネットワークに求められる取組、就労支援を担う人材の育成などについて提言
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002gyh3.html





文科省 : パブリック・コメント(意見公募手続)の実施−中央教育審議会初等中等教育分科会学校段階間の連携・接続等に関する作業部会「小中連携、一貫教育に関する主な意見等の整理」−


小学校、中学校教育に関する重要な案件への
パブリックコメントが求められています。
これまで幼児期の教育と小学校教育の接続(「幼小接続」)、
中高一貫教育について検討がなされてきましたが、小中連携に
ついては、これまで全国的な取組の検証や支援の在り方等に
関する検討はなされていませんでした。しかし、
「児童が、小学校から中学校への進学において、新しい環境での学習や生活へ移行する段階で、不登校等が増加したりするいわゆる中1ギャップが指摘されている。各種調査によれば、「授業の理解度」「学校の楽しさ」「教科や活動の時間の好き嫌い」について、中学生になると肯定的回答をする生徒の割合が下がる傾向にあることや、「学習上の悩み」として「上手な勉強の仕方がわからない」と回答する児童生徒数*2 や、
暴力行為の加害児童生徒数、いじめの認知件数、不登校児童生徒数が中学校1年生になったときに大幅に増える実態が明らかになっている。」(2ページトップ)
という現状から「小中連携、一貫教育」に関する検討が
なされてきて、今回それに対するパブリックコメントを
求めているものです。
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/24/07/1323623.htm
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=185000604&Mode=0
このページから
「小中連携、一貫教育に関する主な意見等の整理」
をダウンロードすることができますが、全部で113ページ
の大量のレポートです。しかし参考資料を外すと39ページ
です。
・・・・・・・・・・・・・
定義:6ページまたは37ページ
「小中連携」…小・中学校が互いに情報交換、交流することを通じ、小学校教育か
ら中学校教育への円滑な接続を目指す様々な教育
「小中一貫教育」…小中連携のうち、小・中学校が9年間を通じた教育課程を編成
し、それに基づき行う系統的な教育
子どもの体の発達は戦後と比べれば大きく異なっている
ことも事実だと思いますが、精神的は面は?
(2ページ29行目から)
6・3制を導入させた?米国は当時80%が6・3制だったが
今は10%(すみません確かではありませんが少ないとの説明
でした)で多様な制度があるとのこと。
95ページの各国の制度を参照ください。
これまでの実績の報告:8ページ[効果]
小中連携、一貫教育の効果については、すでに取組を進めている市町村においては、前述の調査によれば、ほぼ全ての市町村において成果が認められている。具体例としては、中学生の不登校出現率の減少、市町村又は都道府県独自の学習到達度調査、全国学力・学習状況調査における平均正答率の上昇、児童生徒の規範意識の向上、異年齢集団での活動による自尊感情の高まり、教職員の児童生徒理解や指導方法改善意欲の高まり等の意識面の変化といった結果が得られている
一方問題点は:33ページ
義務教育学校制度(仮称)を創設した場合、9年間ほとんど同一の集団で学んでいくこととなるが、児童生徒が9年間の途中で挫折した場合等、学校が変わることによる再チャレンジの機会がないこととなり、心配である。
*確かに、一年で遅れていた子どもが途中で伸びても
教師や周りがそれを認めず「できない子」というレッテルが
貼られたままになる恐れは大。
これを進めるには、教育課程、指導方法、推進体制、
教員人事、教員免許、校地・校舎等多くの課題があり
一朝一夕に結論が出るものではないと思いますが、
将来の子供の教育が決まりますので、現場の皆さんの
声は早めに届けて頂いた方が良いと思います、
賛成であれ、反対であれ提言とともに。