2012/12/27

文科省 : 障がいのある学生の修学支援に関する検討会報告(第一次まとめ)について


以前にも投稿しましたが、文科省では高等教育における
障がい学生の支援を目的とした検討会議を今年になって
開きました。
そのまとめが出てきました。

参考:
日本では大学・大学院に通う250万人の学生のうち1万人
(0.3%)が障がいのある学生ですが、アメリカでは10%です。
その受入を改善しようとするものですが、当然、キャンパス内
だけでなく、学校までのアクセスを含め環境を考えなければ
いけませんし、その後の就職のことも合わせ、社会全体で
どう受け入れるかをしっかり考えなければ改善にはつながりません。
厚労省では障害者雇用についての会議が開催されています。

http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/24/12/1329295.htm

法務省 : 入出国データ2012年10月現在



昨日2012年10月分が好評されましたので表にしました。
今回はフィリピンとブラジルを同じ表に載せてみました。
フィリピンと日本の間の動きは相変わらず大きく、一方のブラジルは4,000人規模で安定しています。

フィリピンからの入国は 174,910人
  出国は         156,670人
で入国が多くなっています。

ブラジルからの入国は   41,054人
  出国は           41,661人
でほぼ変わりがありません。

短期滞在の人もいますのでこの差がそのまま登録者数にはなりませんが、2012年末ではフィリピン人とブラジル人の数字が逆転している可能性は大だと思われます。

因みに2011年末はご存じのとおり
ブラジル人  210,032人
フィリピン人 209,376人
とその差は656人でした。

HTMLでご覧になれない方がおられるので仮のホームページに載せました。

http://tspublic.jimdo.com/data/entrydeparturedata/

尚、今回データと表には載せませんでしたが、尖閣諸島の問題が大きく
響いているようで、中国大陸からより台湾からの入国者が多くなって
いるのも最近の特色です。

文科省 : 田中文部科学大臣会見(平成24年12月25日)のビデオ


田中文部科学大臣会見(平成24年12月25日)のビデオです。

http://www.youtube.com/watch?v=RQzNz3Esag0&nofeather=True

これまでの感想を求められての答え。

2:20~5:20 例の大学認可の問題 8:25~ 定時制高校の話

「大学設置認可の在り方の見直しに関する検討会」
は3回開催されました。
マスコミは真紀子叩きの雰囲気がありましたが、問題のある
大学の存在も事実だし、今回の事務方の対応の悪さもあった
様で気の毒な面も。

田中大臣が言われるように検討会ではいろいろアドバイスが
あり少しは改正されるのかと思いましたが、委員の中には実際に
「大学設置分科会」「学校法人分科会」に参加している人たちも
いて不思議に思いました。
(実態の報告するための出席者であれば別ですが。)

規制緩和で平成6年度まで審査機関を20か月としていたものが、徐々に
短くなり、平成15年からは7か月に短縮された。その弊害がある、
との指摘もありましたが、もう一つは人手不足では
平成24年度の運営調査は700法人に対して35法人のみ。
重要な教育にもっと予算をつけると同時に、審査のプロの育成も
しっかりしなければ明日の日本を背負う若者の教育はどうなるのか。

また、経営情報が良く見えない、寄付者の金の出所が分からないケース
もあるし、そもそも提出資料も不備だったり、不正申請があったり・・。
そんな人たちに学校・教育を任せられるのだろうか。

今回の会議を傍聴して、関係者には是非ISO26000(社会的責任のガイド
ライン)を熟読して欲しいとの思いを持ちました。
透明性、説明責任・・・。関係者とは学校設立する人、審査をする人、
自治体、国。

私学の代表者が
「大学にとって一番重要なステークホルダー(利害関係者)は学生で
あるが、彼らは設立にも経営にも参画していないし、大学に関する情報に
アクセスも出来ない。
事前の審査を規制緩和で緩くしたのであれば、事後の審査をきつくするのが
当然。」と発言されていた。
学生の一生を台無しにしてしまうようなことが無いようにしっかり審査
して欲しい。

文科省がどのように持ってゆくのか分かりませんが、大臣が指摘したように
10月に認可して、翌年4月には開校、という方式では当然フライングしか
在り得ないのでこの形は変えざるを得ないのでは・・。

もう少し様子をみてみます。

第2回目の配布資料はWEBから落とせます。この資料4は参考になります。

http://bit.ly/V30CAI

外務省/文科省 : ワークショップとセミナーのご案内



ワークショップとセミナーのご案内です。

*但し、この二つは同日に開催されます。
省が異なるので仕方がないのですが、両方に関心のある人間にとっては
痛い。

1)多文化共生に関心のある方に

外務省とIOM(国際移住機関)の事業

平成24年度 外国人の受入れと社会統合のための国際ワークショップ
「大規模災害と在留外国人」
・日時: 2013年2月6日(水)13:30-17:00
・会場: 大田区民ホール「アプリコ」東京都大田区蒲田5-37-3

http://www.iomjapan.org/news/event_031.cfm

2)教育に関心のある方に

文部科学省とOECDの事業

「高等教育のグローバル戦略−世界動向と政府の役割の再検討−」をテーマに、OECD/Japanセミナー
・日時: 平成25年2月6日(水曜日)〜2月7日(木曜日)
・場所: 東京工業大学「蔵前会館」(東京都目黒区大岡山キャンパス)

http://www.mext.go.jp/b_menu/gyouji/detail/1329168.htm

文化庁/文科省 : 日本語に関する会議の案内

日本語教育に関わる方々にとって重要な会議が殆ど同じ時間に開催されます。

文科省と文化庁でどうして調整が出来なかったのでしょうか。
(文化庁の会議はかなり前に決まっていました)
せめて午前と午後にするとか・・。

傍聴が可能で、まだ申込期限まで時間があります。

・・・・・・・・・・・・・

文化審議会国語分科会日本語教育小委員会指導力評価に関するワーキンググループ(第6回)

日時 :平成24年12月27日(木曜日)14時〜16時

議題
(1)指導力評価について
(2)その他

http://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/bunkasingi/shidou_wg/06/annai.html

・・・・・・・・・・・・・

日本語指導が必要な児童生徒を対象とした指導の在り方に関する検討会議(第3回)

日時 : 平成24年12月27日(木曜日)13時00分〜15時00分

2.議題

* 日本語指導が必要な児童生徒に対する「特別の教育課程」の在り方について 等

http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/24/12/1329075.htm

経産省 : 日本興業標準調査会 標準部会 高齢者・障害者支援専門委員会


本日、初めて経産省の  日本興業標準調査会 標準部会   の「高齢者・障害者支援専門委員会」を傍聴しました。

これまで文科省と厚労省の障がい者に関する会議を傍聴させて
貰ってきましたが、経産省がどのように関わるか知らなかったので。

本日はJIS規格に関する議論がなされていました。あるものは新規の
規格の提案、あるものは現在の規格の改正案。(そういう会議だった
のも知らずに傍聴。)

恥ずかしながら本日までJISに障害者・高齢者に関するハンドブックが
存在することすら知りませんでした(2011年版では38・・帰りに
日比谷図書館で確認)。

新規案件は
補高便座(便器の上に載せて障害のある人が使えるようにしているもの)

ベッド用テーブル(病院や介護の現場で使っているもの)
の規格。
これまでこれらに規格が無いまま使われていたことにびっくり。

議論を聴いていて、分かりにくい手書きの図面を使っていたが、経産省
とあろうところがなぜCGでシミュレーションするようにしないのだろう。
これでは誤解を招く恐れがあるのでは、と思いました。

今回の重要なポイントはJIS S0031の改正案でした。
この正式名称は
高齢者・障害者配慮設計指針−表示物−
 色光の年代別照度コントラストの求め方

背景は、高齢者になると青い光が見えにくくなるが、最近のLEDの急増で
ニーズが高まったのでそれに合わせるというもの。
問題となったのは、その適用範囲に
「・・・但し、正常色覚と異なる分光視感効率をもつ色覚障害のある人々
またはロービジョンの人々が見る視覚表示物は対象としない。」
となっている点。
これが障害者排除に聞こえるし、赤が識別できない障害者が多いのにも
拘わらずその規格が無いまま健常者の青色だけ対象とすることは問題で
ある、ということ。
その後、CUD(カラー・ユニバーサル・デザイン)や「障害者の権利条約」
の話なども出され、この議論は今後も続くことに。

また、新しく加わった委員から
「高齢者・障害者」という名前がこの会議についているが、
そのコンセンサスをもう一度固めるべきではないか、
との意見も出されていた。

JIS規格は障害のある人々が学ぶ場所、働く場所にも大いに影響するので
これらの話は他の省庁も巻き込むべきなのでは、とも思いました。

今後も進展があれば報告します。

2012/12/20

文科省 : 大学設置許可の在り方の見直しに関する検討会


掲題会議を傍聴しました。
選挙で忙しい田中大臣も新潟での選挙活動を中断して本会議に出席されていました。
第1回を傍聴できなかったので十分に資料を読んでいませんが、少しだけ書きます。
全体としては
見直しは重要なことだと認識するし、これを機に良い方向に進むことを期待しています。
しかし、設置認可の在り方の前に、国の方向と、その中での大学の役割(社会に出たくない若者の受け皿となったり、逆にビジネススクールのように就職のための機関は本来の姿ではないはず!)、更に、どのような若者を育てるか、と言う本質的な議論がなされなければならないのではないか、との感想を持つと同時に、質の担保の観点から、現在携わっている外国人学校の現状にも責任を感じました。
今日の話の中から何点か
審査の合理化:
第1回の配布資料の資料2にあるように審査機関もだいぶ短縮されてきたが、本日ある委員から「時間を掛けて審査をする必要がある」との発言があった。
*しかし、審査に必要なものは何か?どこに時間が掛るのだろう?企業では当然プロジェクト管理の手法で何がネックなのかを具体的につぶして行くが・・・時間を掛ければ良いというものでもないはず。
開校までの時間:
(大臣の指摘)10月認可で4月開校では教職員、設備も前広に手配することになり不許可の場合に問題となる。この期間を1年とか1年半と言うようにすることが必要。
*これは必要でしょうね。
地域貢献/社会との関係:
(ある市長から)地域に貢献するような学校を。
*無医村解消など重要な役割もあると思うも、大学は実務学校やビジネススクールではなく、また、研究機関としての役割を忘れてはいけないのではないか。就職のための単なるステップであると、日本の将来は暗い。
一方、現在の企業が3年生から青田買いをする、という悪弊を止めねば改革に繋がらないのでは。
経営:
(委員の発言)「安定性」が大学に将来を託した学生の夢を砕かないためには絶対に必要。リスクを想定し、その対策も考えておく(学生数の減少など)。
透明性:
(委員の発言)財産目録の不透明、専任教員の曖昧さなど多くの点で透明性、可視化など当然のことがなされていない。また、設置認可を厳しくしてもその後を厳しくしなければならない。
(大臣の発言)逆に当該大学に不必要な施設・購入物なども目立つ。そのような無駄な使い方もチェックすべき。
などなど、出来れば次回も傍聴してみたいと思います。
参考まで、第一回目の配布資料から:
http://bit.ly/TEHUy3
資料6のページには
「25歳以上の学士課程への入学者の割合(国際比較)のグラフが載っています。
「諸外国は25歳以上の入学者の割合が平均約2割に達し、社会人学生も相当数含まれる一方、日本の社会人学生比率は約2%であり、大きな差があると推定される。」
・・・・・・・・・・・・・・・
若者がキャンパスで楽しい時間を過ごし、3年で就職して・・という日本の事情とは違って真剣に学ぼうとしている大学との差ではないか。これでは一部の大学以外は国際比較で諸外国の大学の後塵を拝することになるのは当然か。










文科省 : 通常の学級に在籍する発達障害の可能性のある特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査結果


出たばかりなので細かく見ていませんが、文部科学省から発達障害のデータが発表されました。
http://bit.ly/Unn6fE
記事はこちらから
http://s.nikkei.com/Vvtx4P
参考まで:
現在、厚労省では「障害者雇用」
文科省では「障がい学生」
の話が進められています。
その際に難しいのは障害者手帳を所持しない「発達障害」者の方々への対応です。
そろそろ会議のまとめの段階に入ってきましたので、その段階で、少し勉強してからまた投稿します。
尚、現在、障がい学生(大学生・大学院生)は1万人で全学生数250万人の0.3%、これに対しアメリカでは約10%。この比率を高めるには学内のバリアフリー化だけでなく、キャンパスに行くまで、つまり社会全体がサポートしなければなりません。しかし、更に考えなければならないのはその人たちの「働く場」をどうするか、と言うことで、両省の話が繋がっています。


2012/11/25

文化庁 : 文化審議会国語分科会国語課題検討小委員会



昨日、文化庁の文化審議会国語分科会国語課題検討小委員会という
集まりを傍聴させて頂きました。

今回は
(1)言葉遣いについて
(2)コミュニケーションの在り方について
が議事でした。
まだ審議中なのでまとまる前にその内容をお伝えは出来ませんが
在日ブラジル人児童生徒の教育の関係で各地を回った今回の
「カエルプロジェクトセミナー」での経験と重なる部分がありました。
特に今回の「ダブルリミテッド」の保護者・子どもの問題に触れて。

コミュニケーション力とは何か。
コミュニケーションを考えるときこちらの言葉の遣い方や技術
だけでなく、相手の語彙力、理解力をどこまでイメージできるか、
という当たり前のことが、これらの議論の中に明確に含まれていない
のではないかと、思いました。

既にどこかで議論されているのかとは思いますが、
外国に繋がる人々だけでなく、判断力が落ちてくる高齢者が増加する
そう遠くない明日を考えると、発言者を中心とした技術論から相手を
考えた真のコミュニケーションを考える必要があるのではなかと思い
ました。

http://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/bunkasingi/kentou_07/gijishidai.html


PS
資料3は新しいもので一部ではありますが、大手企業における
ビジネス・コミュニケーションの状況が分かります。

総務省 : 市区別登録外国人数



登録外国人統計2011年12月末の第8表がやっと出ました。

http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List.do?lid=000001089591

の下から二番目のものです。

いつも指摘していますが、残念ながら「町」は含まれていません。
つまり、外国人集住都市会議メンバーの群馬県邑楽郡大泉町と滋賀県愛荘町は含まれていません。

それでも参考にしなければなりませんので、それをベースに
上位30位までのランキングを作成しました。ご参考まで。
国籍で異なる集住地区が分かります。

http://tspublic.jimdo.com/data/市区別登録外国人数/

外国人集住都市会議メンバーのデータは

http://www.shujutoshi.jp/member/pdf/2012.04.01sankatosidata.pdf

をご覧ください。こちらの方が新しいデータです。

在日ブラジル人児童生徒の教育 カエルプロジェクトセミナー(長文になりました)


一月ほど前にご案内した案件のフォローです。

10月26日から始まった本年のカエルプロジェクトセミナーは、約三週間の
スケジュールをこなし、終了しました。
関西、北陸、中部、関東・・関わった方々に深謝申し上げます。
講師お二人は本日無事離日されました。
今回、北陸で開催した際には、集まったこと自体に意味があるほど、母語で
話し合う機会が少ない地域もあり、その点でも意味のあるものでした。

出来るだけ保護者に情報が届くように尽力しましたが、まだまだの感があります。
一般に言われるのは:
参加する関心のある家族には問題が少なく、出席しない保護者の家庭が問題だ、
とステレオタイプの表現ですが、今回各地での話合いを通してそれを少し
考え直さなければならないのではないかと思うに至りました。

長くなるので二点だけ報告します。一つは親の責任、もう一つは日本での教育。
(教育の専門家ではありませんが、このセミナーをアテンドしながら皆さんの
やり取りを聞きかじって自分なりに理解したもので、間違っていましたら
私の理解力不足です。)
その他の点については、折に触れてまた報告します。

1.親の責任

�状況
「ダブル・リミテッド」の問題は相変わらずで深刻な状況。

�親の責任・教育力について
*これはあくまで一部の保護者の実態で全体ではないことはご理解下さい。

子供たちの教育に関して、
「親の責任」
と、決めつけてしまう場合が多いが、単純には言えない。
確かに保護者に問題がある場合もあるが、現在子どもを学校に通わせて
いる保護者自身が十分な教育を受けていなかったことがいくつかの例で
明らかになった。
アンジェロ・イシさんの表現を借りれば、在日ブラジル人一世の子供たち
つまり在日ブラジル人二世の中には、当時はブラジル人学校もできていな
かったこともあり、十分な教育を受けていない人も多かった。
また、ブラジルで教育を受けていても小学校までであった場合には
レベルの高いポルトガル語の表現の理解が難しいことが多い。

現在、小学校・中学校に通っている子供たちのうち在日ブラジル人三世は、
この保護者に育てられているが、そのような保護者は結果として
・自分が十分な教育を受けてこなかった保護者は「教育」の重要性を理解
 できていない
・ポルトガル語も小学校レベルから進んでいない場合にはポルトガル語に
 訳されていてもその資料を理解できないことになってしまう。
 (*通訳の方でさ小学校で来日した人はポルトガル語に不安を持っています)

今回、中川郷子さんが出来るだけやさしいポルトガル語で話をしても理解
できて居ない保護者が見られました。

これらの保護者に「しっかり教育せよ」と言っても関心も示さないのは、やりたく
無いのではなく、必要性も理解できないから、と理解すべき。

また、極端に言えば、これらの保護者が彼らの不十分な言葉で子どもを教育
すると逆効果になる恐れさえある。
中川さんは保護者の話は語彙力不足や表現力の問題もあるので、語彙を豊富
にするように本の読み聞かせが良い、と講演で述べられている。(読めれば
であるが)

今回のセミナーのチラシも読めない人もいますし、読めてもその内容が理解
出来ない・・・。これは事実です。従い、チラシを配ったから告知できたと考えず
地道に電話で説得する必要が出てくるのです。

�負の連鎖を断ち切るには
(表現は悪いが)負の遺産を受け継ぐ「連鎖」を断ち切らねばならないが、
それを保護者に頼れない以上、国、自治体、学校、地域でその役割を果たす
必要がある。
つまりシステムの構築が急務。
さも無くば、ダブルリミテッドの子供が10年後に大人になり、アルバイトで
食いつなぎ、最終的には生活保護に頼らざるを得ないような人々を作り出す
ことになる。
今の子供たちが親になると(10年も経たないうちにまた子どもが生まれる)
、また同じ問題が出てくる可能性は大。

これは20年前に改正入管法を導入しながらなんら手を打たなかった「ツケ」
である。

将来大きな問題となる前に今解決すれば逆に両国にとって役立つ人間になり
得るはず。

尚、今回は在日ブラジル人の話が中心ですが、現場では父親がブラジル人で
母親がフィリピン人で家庭内言語は片言の日本語で、母親とはビサヤ語、
父親とはポルトガル語・・と言うような複雑な家庭が出始めているとのことで
更に深刻になってきていると言えます。この過程の子どもの思考能力は
どうなるのだろう・・・。

2.日本での教育
ポルトガル語力不足のためブラジルで苦労していることを聞いて、日本での
教育に自信を失ったと感想を述べられる日本語指導者が何人か居られた。

日本の公立学校に通っている間は基本は日本語で「学ぶこと」「学ぶ楽しさ」
を習得するように指導することが重要。
言語はコミュニケーションの道具だけでなく、思考のベースであり、世界を認識
するための道具としての役割があることを教える側が十分に理解する必要がある。
つまり、単語・言葉だけを教えるのではない、と言うこと。
大変ですが、教師力をもっと磨く必要がある。


昨日のメイルの追加です:

現場でお聞きしているフィリピン人児童生徒の急増の実態から
するともっとフィリピン人が多いと思いますが、これは国籍が日本で
フィリピンにつながりがある子供が増えているのではないか
と推察します。
帰化した人々も含め、外国につながりを持つ人の把握が施策の
ためにも必要だと思います。

2012/11/08

2012/11/06

浜松/ブラジル人 : 浜松に住むブラジル人が大幅減少



ブラジルから来日された中川郷子さんと日本各地を訪問しています。
一昨日は美濃加茂市、昨日は可児市に居ました。

美濃加茂市はソニーの撤退が大きな問題となっており、あるブラジル人学校では
保護者の20名ほどがソニー勤務で、来年3月までに失職することになり、帰国する
ことになると生徒減に繋がる可能性があるのではないかと戦々恐々。派遣会社が
新しい職場を探せるのか・・・。

この記事は一週間ほど前のものですが、浜松の状況のレポートです。



http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000001210270001


日本で最多のブラジル人が住む浜松市で、2008年秋のリーマン・ショック以降、ブラジル人の人口流出が目立つ。働き場所を失ったことが大きい。
 ■働き場所を失う
 1日現在で同市に住むブラジル人は1万1670人(全人口の約1・4%)。08年1月末のピーク時は1万9515人が登録しており、7845人も減った。
 同市には自動車など輸送用機器産業を始め、多くの工場がある。企業側は人手が足りず、日系のブラジル人たちは「出稼ぎ」を目的に来日した。
 蓄えもでき、家族を呼び寄せ、生活が根付くとそのまま日本で暮らすパターンが多かった。1990年の入国管理法改正で、日系2、3世とその家族には就労制限のない「定住者」の在留資格が認められたことが大きい。
 市によると、90年3月末に1457人だったブラジル人は、5年後には6527人、10年後には1万789人、15年後には1万4377人と急増した。
 しかし、リーマン・ショック以降、企業は東日本大震災や円高などを背景に、人員を削減したり工場を海外移転したりしてきた。雇用形態が不安定なブラジル人らは解雇されたり、雇い止めになったりして失業するケースが増えた。
 働く場が見つからないため、家族とともに帰国する例が増えているという。
 ■ユミちゃん帰国へ「友だち、いっぱいできたのに」
 「友だち、いっぱいできたのに……」。浜松市立芳川(ほうがわ)小2年で、日系ブラジル人4世のイトウユミちゃん(8)は、学校の友だちと鬼ごっこやドッジボールで遊んだことを言いながら目を伏せた。
 母のマユミさん(29)はユミちゃんと次女(5)と長男(1)を育て、両親も加えた6人で同市南区のアパートで暮らす。両親がアルバイトして生活を支えてきたが、マユミさんは子供たちを連れて11月に帰国することを決めた。
 ブラジル育ちのマユミさんは2001年、親を頼って来日。ところが、東日本大震災の影響で、父は勤め先の自動車部品工場をリストラされた。食品加工所で働く母の給料では、ユミちゃんが通うブラジル人学校の毎月の授業料3万円を捻出するのが難しくなった。
 こうした事情を知り、ユミちゃんが日本の学校に通えるよう支えたのが、浜松多文化共生事業実行委員会だった。浜松市の「外国人の子どもの不就学ゼロ作戦」事業を受託している同実行委は、ベトナムで日本語を教えた経験のある女性と、日系ブラジル人女性の就学支援員2人を派遣した。
 「子どもは学校に行きたがっている」「日本の学校について何も分からない」とポルトガル語で訴えるマユミさんに、2人は、公立の学校は授業料が無料であることなどを説明。「日本の子どもとなじめるのか」と不安だったマユミさんを励まし、ユミちゃんは昨年6月に入学した。
 いま、32人の学級で、もう1人の日系ブラジル人の男児とともに学んでいる。日本語や補充学習があるほか、週4日は通訳が来校して支えている。
 マユミさんの父は今年7月、やっと運転手のアルバイトが見つかった。だが将来の不安は消えなかった。
 ユミちゃんは「学校は楽しかった。校長先生も担任の先生もみんな泣いてくれた」。マユミさんは「日本に残りたかったので残念。親切にしてもらって感謝しています」と言った。【高田誠】

2012/10/28

スイス/教育 : 複数学年を1クラスに 複式学級の利点


ちょっと前の記事ですが気になっていたので。

ブラジル人学校を回ると、生徒数の激減から教師も削減され
複数学年を1クラスにしている学校が多く見られます。
これでは適正な教育が施されないのではないかと思ったのですが
複式学級は「それなりのやり方」をやれば利点もあるようです。

今のブラジル人学校の状況をそのまま認めるとい話ではありませんが
ステレオタイプでものを観てはいけないということですね。

僻地でも閉校・統合するだけでなく複式学級も良いかも。
年少者の人口減を考えると日本でも複式学級の研究も真剣に
進める必要があるのでは。

http://www.swissinfo.ch/jpn/detail/content.html?cid=33685888&rss=true

文科省 : 外国語教育における「CAN-DO リスト」の形での学習到達目標設定に関する検討会議(第4回)の開催


今週末から始まるカエルプロジェクトの準備で傍聴した会議のレポート
も出せませんでしたが来週「CAN-DO」に関する会議がありますので
ご案内と同時に少し書きます。

http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/24/10/1327143.htm

素人なりに感じたのは、ここの議論で重要なことは
1。CAN-DOの達成目標を作ることは、その指導方法も当然問われる。
つまり教師の力量の問題に戻ってくるということ。教師の意識改革に
つながる。
2。CAN-DOで目標を作り、それでシラバスを作る。本来ならそれから
教科書を作るのが本筋だが現在の教科書作成、選定はその逆になっている。
*今回、オブザーバーで参加しているのが教科書会社ではなく、テスト
を作る会社なのはその点が十分理解されていないのではないか。
今後具体的に現場ではどう対応するのか。

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日本語教育にも参考になる点があるのでどなたか傍聴されると良いと
思いますが。

これまでの配布資料

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/092/giji_list/index.htm

現場の労作が多く配布されていますので日本語・教育関係者の方が一度目を通され
ては如何でしょう。


カエルプロジェクトセミナー2012



今年もブラジルから中川郷子博士を招聘して教育問題を
話し合うカエルプロジェクトセミナーが開催されます。
2009年から「カエルプロジェクトセミナー」と言う名前で
進めてきましたのでこのタイトルを使いますが、帰国する
子どもたちだけでなく国内にとどまる子供たちの教育の
問題に関しても意見交換をしますので、是非保護者の
方々に声を掛けてください。
また、ポルトガル語で開催される会場では一部では
同時通訳、一部ではバイリンガルの通訳者が席の
近くで簡易通訳を行いますので日本人の方々も是非
ご参加ください。

スケジュールその他は下記のURLを参照頂き、詳細は
連絡先にご照会下さい。

http://tspublic.jimdo.com/カエルプロジェクト2012/

スケジュール
http://tspublic.jimdo.com/カエルプロジェクト2012/カエル-スケジュール-日本語/

http://tspublic.jimdo.com/カエルプロジェクト2012/kaeru-programar/




FQAと「帰国を前に」もWEBに載せました。
関係者の方にご案内ください。
無料のWEBなので多少重い感じはありますが・・。

日本語:
http://tspublic.jimdo.com/カエルプロジェクト2012/fqa-日本語/
http://tspublic.jimdo.com/カエルプロジェクト2012/帰国の前に/
ポルトガル語:
http://tspublic.jimdo.com/カエルプロジェクト2012/prf-portugués/
http://tspublic.jimdo.com/カエルプロジェクト2012/antes-de-voltar-ao-brasil/

2012/09/29

厚労省 : 女子大学生、短大生、女子高校生のみなさんへ

厚生労働省のホームページに載りました。
このメイルは学生さんには配信していませんが、ジェンダー問題を取り上げて
いる方もおられるので:
・・・・・・・・・・・・・・・・
〜就職活動する際には、まずポジティブ・アクション応援サイトをチェック!!〜
女性の働く環境は改善されてきている。
・企業で働く人の女性比率は
  昭和60年には35.9%
  平成23年には42.7%に増加
女性の平均勤続年数は9.0年
育児休業を取得した人の割合は87.8%
女性の働く環境が改善されつつある背景には、
  職場での男女差別を禁止する男女雇用機会均等法や
  仕事と家庭の両立を進める育児・介護休業法
しかし、女性が働き続けるためには、まだまだ課題がある
グラフ参照(見やすく作ってあります)
[1]雇用者数の推移
 平成23年の女性雇用者数は2,237万人。
  雇用者総数に占める女性の割合は42.7%。
[2]平均勤続年数の推移
 女性一般労働者の平均勤続年数は男性よりいまだ短い
 (平成23年の平均勤続年数は男性13.3年に対して女性9.0年)。
[3]育児休業取得率の推移
 平成23年度の女性の育児休業取得率は87.8%
 男性は2.63%
[4]第1子出産後の女性の継続就業率は約4割
[5]妊娠・出産前後で退職した理由
 自発的に辞めた女性:約4割
 仕事を続けたかったが仕事と家庭の両立の難しさを理由に
   辞めた女性:3割弱
[6]働きつづけること、女性にメリット!
 女性の就業パターン別生涯所得と逸失額
   〜育児休業を取得して継続就業したケースと出産直後に再就職
    した場合とでは生涯所得が2億円以上違う〜
[7]働きつづけること、企業にメリット!
 女性の活躍推進が進む企業ほど経営指標が良く、株式市場での評価も
 高まる。

文化庁 : 文化審議会国語分科会国語課題検討小委員会(第5回)



初めて文化審議会国語分科会国語課題検討小委員会を傍聴しました。
今日の議事は
(1) 「公用文作成の要領」の見直しについて
(2)その他
・・・・・・・・・
(1)公用文作成の要領の見直し
これは基本的には昭和27年4月4日に依命通知(難しい言葉!)
された内閣閣甲第16号に基づくものを変えようということ。
http://bit.ly/sknXkv
(知ってましたか?)
こちらの方が見やすいかも
http://www5d.biglobe.ne.jp/Jusl/Bunsyo/BunSakusei.html
見直しの背景として
・実態に合わなくなっている部分の改定
・近年の社会的変化を踏まえた改定(栽培員制度導入、情報機器普及等)
等が挙げられている。
しかし、
・正確性を求められる公用文の役目、例えば法令等の専門的表現
 との関係も考慮する必要もある。
気になるのは
・日本語の世界で研究がなされている「やさしい日本語」との関係は
 どうなっているのか?
・「状況の変化」の中に社会的構造の変化も含まれているのか。
 具体的には、昭和27年当時と比べ、高齢化率が高くなっており、
 65歳以上が人口の1/4二もなってきていて、これからもっと比率が
 高くなる。
 高齢者の理解力は年々落ちてゆくが、一方では独居老人も増えて、
 自分で公用文と対峙しなければならないことになる。
・また、外国人も増えている。
これらのことも勘案されねばならないがどう対応するのか。
後少しすると50%が65歳以上になる世界が来ます、目も悪くなり、
耳も遠くなって・・・そんな面倒な文章は読めないし、聞いても分からない
世界が間近に・・・!
いずれにせよ想定される要領の使用者は
(表現は少し変えるようですが)
”現行「公用文作成の要領」と同じく国家公務員を使用者として想定”
であり
”結果として、新聞、雑誌、放送などの比較的公共性の高い一般の社会
生活で使われる文書の作成に利用されるか否かは問わない。”
とのことで、一委員から指摘がありましたが、一般社会を突き放した
ような動きにも見えます。
今後の進展をみて行きたいと思います。
(2)その他
では、”平成23年度「国語に関する世論調査」の結果の概要”
をベースに自由討議。
ここでは「コミュニケーション」の力の話が出され、新指導要領で
言われている言語活動では、教員自身がそのような教育を受けて
来なかったので無理なケースもあることが指摘されていました。

原発 : 9月27日 桜美林大学科研緊急報告会「台湾離島に来襲した大津波の検証と低レベル放射線の生態系への影響に関する調査」


領土問題で揺れる日本・台湾。
まさか、核廃棄物貯蔵のために尖閣諸島を狙っているとは思いませんが
台湾では下記のようなことが起きているとのことです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・
桜美林大学 中生勝美教授を代表とするチームが、日本学術振興会科研費補助(挑戦的萌芽研究)により、今年8月末に台湾南部の蘭嶼島で調査を行いました。
この島には、核廃棄物貯蔵場があり、その島に津波が来襲した可能性、および放射線の影響に関するフィールドワークをおこない、その中間報告会をいたします。
http://www.obirin.ac.jp/topics/event/year_2012/7fl2960000047w68.html

2012/09/24

ブラジル : ブラジル通信_豊橋市


愛知県豊橋市多文化共生・国際課のホームページに
現在ブラジルパラナ州に派遣されておられる宮本さんの
レポートが掲載されました。帰国した子供たちの様子などレポートを期待しています。
最新版
「2008年の世界的経済危機をきっかけに、この4年間で日本に住む約10万人の日系ブラジル人が帰国しています。その実態を把握するため、昨年度の訪問では、帰国児童生徒と面談したり、実態把握アンケートを実施したりしました。」
「今回面談はできませんでしたが、サポートを必要としている豊橋市出身の男の子がもう一人おり、内向的で、全く言葉を発しないため、対応に困っているようでした。」
外務省の山口さんは在クリチバ総領事なのですね。
http://bit.ly/NMrncT
履歴
http://www.city.toyohashi.aichi.jp/kyoseikokusai/tayori/tayori_miyamoto.html

文化庁 : 平成23年度「国語に関する世論調査」の結果


報道でご存知の通り文化庁から
  平成23年度「国語に関する世論調査」の結果
が発表されました。
http://www.bunka.go.jp/ima/press_release/pdf/h23_yoronchosa.pdf
結果の概要
http://bit.ly/T7KMs3
その「報道」の在り方などに関して冷泉明彦彰彦氏の意見がNewsweekに
掲載されましたのでご参考まで。
日本語に携わっておられる方が大勢おられると思いますが、
  言葉の変化
に関してはどのように思われておられるのでしょうか。
http://bit.ly/PZt8QF
文化庁による「国語に関する世論調査」
・・・・・・・・・・・・・・・・
 この(言葉の)「変化」については、私は「良い変化」であると思います。
 ですが、昨年同様に新聞の社説では「表面的な摩擦を避ける一方で、中身に入って議論したり、対話をしたりすることが減っていることの表れを見る専門家もいる。意見を戦わせるようなコミュニケーションが難しくなっている事情があるのではないか」(毎日新聞の例)など、相変わらずブツブツと「日本語が変化するならば、それは必ず悪しき方向である」的な偏見で書いているのです。
新聞記事の中には「(若者言葉や若者特有の誤用に関しては)コミュニケーションの阻害要因にもなりかねないので、広がらない方が望ましい」というような、相変わらずネガティブな視点のものがあります。(例えば産経の記事)
 私は、この文化庁の調査を生かすには、もっと多角的な議論が必要と思います。
「流行語・新語というのは、それまで使われていた「辞書に乗っている語彙」ではニュアンス的に「表現したい心理」に合わないので発生するというメカニズムと、「表現の強度を上げるために通常とは違う表現をして効果を出す」という「異化効果」の双方があるわけです。」

「日本語というのは(他の言葉もそうですが)永遠に変化し続ける生き物」だという思想から、この「世論調査」の結果について様々な議論がされることを期待したいと思います。新聞の社説やコラムにあふれる「正しい日本語原理主義」については、いい加減にしてもらいたいと思います。
・・・・・・・・・・・・・・・・

原子力 : 映画紹介 「X年後」

(今、NHKEテレでは「チェルノブイリ事故」を放送中です。)
AOTS(今はHIDA)の春原憲一郎さんからご紹介を受けて
「X年後」
を東中野のポレポレで観てきました。

第5福竜丸だけの話ではなく、当時多くの日本漁船がアメリカの水爆実験で
死の灰を浴びた事実。しかも、南太平洋の実験の放射能は日本にも流れて
きていたという。
これを日米政府はあいまいな決着で闇に葬った。2百万ドルという「見舞金」で
その後は追及もなし。
当時の日本人は放射能を帯びた食べ物を食べていた可能性が大。
マスコミは当時どのように追っていたのだろう。
その後、日本に癌が増えたことはなかったのだろうか・・。
58年も経ってしまって事実を明らかにすることは難しく歯がゆいところが
ありますが、これを取り上げた南海放送の姿勢及び広島市立大学講師の
高橋さんのように、若手研究家が米国の資料を丁寧に分析してくれている
ことに頼もしさを感じています。

厚労省 : 労働者派遣法改正に関​するQ&A


労働者派遣法が改正されましたが、「Q&A」が厚生労働省のホームページに
掲載されました。

厚労省 : 「非正規雇用労働者の能力開発抜本強化に関する検討会」・・・ちょっと長文


ブラジル人の雇用に関係があるか、と思い
 第1回「非正規雇用労働者の能力開発抜本強化に関する検討会」
を昨日(」9月20日)傍聴してきました。

傍聴者「若干名」とあったのに部屋に入って行ったら60-70名が傍聴
しておりびっくり。
今回の会議には(霞が関外からの参加は若干名ではあっても)多くの省庁の
担当者が傍聴していたようでこの問題の大きさ、関心の高さが示されていました。
委員の一部の人の発言が明確に聞こえない部分もあり残念。議事録を待ちます。

・・・・・・・・・・・

今回の検討会:
1.趣旨
・・・非正規雇用の労働者の能力開発についての対策を抜本的に強化し、計画的に取組を推進することとしている。
・・・非正規雇用の労働者の望ましい人材育成施策を検討するため、本検討会を開催する。
2.検討事項
(1)非正規雇用の労働者に対する人材育成について、企業の取組やそれに対する国の支援策等の状況、効果等の検証
(2)「望ましい働き方ビジョン」や「提言型政策仕分け」で示された施策の方向性に基づく能力開発の抜本的な強化策

・・・・・・・・・・・・
と言うことでこれから4回程度で提言を出す予定とのこと。

メンバーを見ると、企業代表は大手百貨店、労働者側も大手労組で、本当に
派遣労働者の状況が分かっている人がどれだけいるのか、受益者不在では
ないのかと多少の不安はありますが、今後の進展を見たいと思います。

尚、(この後は、外国人労働者などのことが頭にあったので、偏った見方に
   なっていると思いますが。)

この会議の趣旨に引用されている、平成24年3月に策定された
「望ましい働き方ビジョン」には

>「人材立国」に向けて一人ひとりの能力を高めていく必要がある。

とあります。この重要性は十分に分かります。

しかし、最近、外国人労働者、身体障害者、指摘障害者、精神障害
(発達障害を含む)者の状況に触れる機会が増えれば増えるほど、この
「一人ひとりの能力を高めていく」
という言葉が適応できない人がいることが気になりました。彼らこそ非正規で
働いてるのに・・・中高年以上でもそうですね。

・また、今回の検討会でも一委員から指摘がありましたが、今回、討議する
「能力」とは何を指すのか明確ではない。また、企業は何を求めているのだろう。

・>企業の取組やそれに対する国の支援策等
と検討課題にあるが、企業が「非正規雇用の労働者に対する人材育成」をやる
のだろうか?
重要な教育現場でも非正規の講師などは研修費用も出ていない!まして企業で。

・さらに、その「能力」とやらが身に付けば「就職」は保障されるのだろうか。
確かに何か「出来る」方が良いことは事実だが。

リーマンショック後、企業が一番最初に切ったのは外国人派遣労働者。
彼らは今回の検討事項「能力開発」の対象にはならず「蚊帳の外」になるのでは?
彼らは、季節労働者的に企業が多忙な時期だけ働く機会を得ることができる。

ちなみに、相変わらず、特別な技能も持たず、日本語も不十分でも
(不安定な仕事ではあっても)声が掛る外国人労働者がいます。
これらの企業は「能力」でなく「労働力」を求めているのでは?
この種の仕事は今後も存在し、その仕事を求める労働者もいる。
この分野に限って言えば「能力開発」ではなく、待遇改善が必要なのかも知れない、
ミスマッチの部分があるのでは、と会議を聴きながら思いました。

2012/09/19

2012年ブラジルデー IN 名古屋 - プログラム



ブラジル料理
メインステージでブラジルのロックバンド
国内で活動されているアーティストのパーフォマンスショー
ブラジルの地方伝統の紹介(文化、料理、観光等)
ファッションショー
格闘技、スポーツ
ブラジル人学校による発表会



文科省 : 障がいのある学生の修学支援に関する検討会(第6回)


昨日「障がいのある学生の修学支援に関する検討会(第6回)」
を傍聴しました。
今回はこれまでの討議をベースにまとめをどうするかということで、
途中経過をレポートすべきではないので詳細は控えます。
これから報告書が出て、現場がどのようにフォローできるのか
まだまだ時間が掛りそうですが、この動きは評価出来るものだと
思います。

第一回目の議事録
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/gakuseishien/shugaku/1324335.htm

その発言の整理
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/gakuseishien/shugaku/1323352.htm

今回は途中で入室したため全部を聴くことは出来ませんでしたし、
まだ自分の中で消化ができていない部分が多く中途半端ですが、中で気に
なったいくつかの言葉がありましたので少し書きます。

1)「社会的な自立」
*この言葉の定義は難しい

食事や排せつを自分でできなければ自立でないのか。
 自分で食事を作れない粗大ごみと言われる世のほとんどの男性は自立
 していない?
自分で税金を払っていなければ「社会的」に自立していないのか。
  専業主婦は自立していない?

これはもう少し考えてみたいと思います。

2)キャンパスライフの享受

合理的配慮は「教育」のみに限られるものではない、という指摘には納得。
これは、単位に関係のない授業、クラブ活動、友人との交流などなど学生
として通常に享受できるキャンパスライフにも合理的配慮がなされるべき、
ということで、重要な点。

3)教職員の啓発

 教職員の中には
 「支援は甘えである」と捉える人が居る
と、のこと。

 教員は圧制側に立っているので被圧制側の気持ちはわからない?

4)ボランティアの参加

委員の一人から、障がい学生に対する支援体制に「学生ボランティアの活用」
の意見が出されたがそれに対し他の委員から
 ・支援の質の担保
 ・プライバシーの保護(訓練を受けていない素人が携わる危険性)
 の観点及び
 ・大学が本格的に取り組まず安易にボランティアに逃げることを避けるため
 にも反対をされておられました。

これは正に正論。

安易にいわゆる「ボランティア」(本来のボランティアという言葉の使い方とは
異なるが)で切り抜けなければならない日本語教育も同様では・・・。
教育の質の担保が重要。やる気と実力は別物。

2012/09/16

政策の優先度 : インドでも「宇宙開発と貧困問題」が対立



 「宇宙開発と貧困問題の対立」
この種の問題はどこでもあります。

この記事はインドやアメリカを書いていますが、日本でも同じ。
来年度の予算策定をしている霞が関でも悩んでいるでしょう。
・・・少なくとも足元の問題は可及的速やかに片付けて次の世代に
引き継がないようにしたい。

http://bit.ly/SHaC5Y

オランダ/選挙結果 : オランダ総選挙の結果、保守VVD党そして労働党の大勝利


昨日は中間レポートでしたが結果が確定しました。
右寄りに舵を切った他の国はどうなるのか・・。
移民問題は今回の争点にはならなかったようですが
移民受入れ先進国の動向は気になります。
「今回の選挙の結果は、選挙民が明らかにこれまでの中道政治に戻りたいという意志を反映しているといえる。
これから連立政府の組閣の交渉が始まるが、これにはかなりの時間がかかると見る意見が多い。150議席のうち、自由民主党と労働党が80議席という過半数を獲得したが、この2党が連立するというよりも、もう一党を加えた3党体制になると予想されている。この第3党に、リベラルのD66党が加わるのか、保守のキリスト教民主党が加わるのかで、政策が大きく変わるはずである。

http://www.portfolio.nl/article/show/4942


オランダ/移民 : オランダ総選挙、首相率いる中道右派が優勢


リビアで米国大使が殺害されるというニュースが流れていた頃、
9月12日に下院選挙を実施したオランダの国民が示した方向は
中道、つまり極右と極左の敗北。
本来のオランダらしさを取り戻して自由の国に戻るか。
移民問題などどうなるか。

連立政権組成まで時間は掛るでしょうが、どうなるか注目。

・・・・・・・・・・

BBCによると出口調査では極右のPPVは24議席から13議席へと
大幅に議席数を減らしました。

The Freedom Party of Geert Wilders will see its share of seats fall
from 24 to 13。

http://www.bbc.co.uk/news/world-europe-19566165

日経

http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK13003_T10C12A9000000/

2012/09/12

文科省 : 平成25年度文部科学​省概算要求(平成24​年9月)

文部科学省のホームページに
平成25年度文部科学省 概算要求の資料が掲載されました。

http://www.mext.go.jp/a_menu/yosan/h25/1325564.htm

前年度比 4,079億円 の増額です。

少人数クラス、いじめ問題、障がい者のインクルーシブ教育・・・
などが含まれています。

外国人児童生徒に関しては

文部科学省初等中等教育局の平成25年度概算要求主要事項

06-1 平成25年度概算要求説明資料1 (PDF:907KB)

http://bit.ly/PUEy8C

の8枚目にある

▼ 25年度要求の概要
の中に
・・・・・・・・・・・・
○個別の教育課題に対応した教職員配置の充実1,700人



� 外国人児童生徒等への日本語指導:100人
近年の日本語指導対象児童生徒の増加状況に対応
・・・・・・・・・・・

と述べられています。
大量の資料ですので見落としがあるかも知れませんが、
これだけの様です。

これから財務省とのバトル、大変ですが、頑張ってください。

厚労省 : 「地域若者サポートステーション」事業の今後のあり方に関する検討会


掲題検討会が平成24年9月25日(火)10:00〜12:00厚生労働省で開催され、傍聴も可能です。

議題
(1) 地域若者サポートステーション事業実績等を踏まえた自由討議
(2) その他

地域若者サポートステーション(愛称:「サポステ」)とは
「働くことについてさまざまな悩みを抱えている15歳〜39歳くらいまでの若者の皆さんが就労に向かえるよう、多様な支援サービスでサポートします。

サポステは、厚生労働省からの委託を受けた全国の若者支援の実績やノウハウのあるNPO法人、株式会社、社団法人、財団法人、学校法人などが実施しており、平成24年度は全国116か所に設置されています。」

http://www.mhlw.go.jp/bunya/nouryoku/ys-station/

とのことで、再チャレンジのために重要な役割を負っているようです。

参考情報でした。

尚、地域若者サポートステーションは、全国116か所に設置されています。

http://www.neet-support.net/about/supportstation_4.html

2012/09/10

文科省


少し前の発表ですが:
文部科学省生涯学習政策局政策課教育改革推進室が
第2期教育振興基本計画に関するパブリックコメントを
求めています。
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo9/sonota/1325368.htm
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=185000608&Mode=0
今後の我が国の教育に関わる重要なことだと了解しています。
教育に携わる方々が多いと思いますので是非一読し意見があれば
是非参加してみてください。
さっと見たところ、下記の諸点はカバーされてはいますが・・。
1)再チャレンジ
23ページの
(3)学びのセーフティネットの構築〜誰もがアクセスできる多様な学習機会を

「(様々な困難を抱える人へのきめ細かな対応)
○ 例えば、東日本大震災の被災地における学習支援の必要性はもとより、我が国全体においても、経済雇用環境の悪化などの環境変化により、生活困窮者の増加や不登校等の状態にある児童生徒、再チャレンジを必要とする中途退学者、フリーター、若年無業者など失業状態にある人々、スキルアップを目指す社会人、退職後に生きがいを失っている団塊世代など様々な悩みや課題を抱える人たちが増加している。このような多様なニーズに応じた学習機会の確保と教育成果を保証するきめ細かな取組を推進する。」
2)障がい者対策
45ページからの
「基本施策5 特別なニーズに対応した教育の推進」

「【基本的考え方】
○ 様々な背景を有する者が共に暮らし、支え合う共生社会の形成に向けて、
特別なニーズに対応した以下の取組を行う。
・障害のある者がその年齢及び能力に応じ、かつ、その特性を踏まえた十分な教育が受けられるようにするため、可能な限り障害のある児童生徒が障害のない児童生徒と共に学ぶことができるよう配慮しつつ、教育内容・方法の改善充実などを図る。
また、高等教育段階においても、意欲・能力ある障害者の教育機会の確保に向けた支援を推進する。
・また、海外で学ぶ子どもたちの教育環境の充実を図るとともに、国内の帰国・外国人児童生徒等について、日本語指導や適応指導の充実等を含めた公立学校における受入体制の整備を推進する。」
3)挫折や困難を抱えた子ども・若者対策
77ページの
基本施策17 学習や社会生活に困難を有する者への学習機会の提供など教育支援

「【基本的考え方】
○ 教育格差の解消に向け、家庭環境等の要因により学力定着等が困難な児童生徒を対象に学力向上のための取組を行う学校への支援を充実するとともに、離島を含めたへき地の子どもたち等に対する就学支援、東日本大震災により被災した子どもたちに対する心のケアや学習支援等を実施する。
○ また、家庭の経済的格差の教育格差への影響や格差の再生産・固定化が指摘されていることを踏まえ、挫折や困難を抱えた子ども・若者(例えば、若年無業者、引きこもり、高校中退者など)や非正規労働者・早期離職者が自立し、再び社会に参画できるようにするため、福祉・労働・保健・医療行政等と緊密に連携協力し、学習支援や体験活動の実施、キャリアアップや学び直しの機会の提供等を行う。
○ さらに、依然として教育上の重要課題である暴力行為、いじめ、不登校など児童生徒の問題行動等の状況の改善に向けて、学校のみならず家庭、地域社会や関係機関が連携した取組を一層推進する必要があり、この点も踏まえて生徒指導体制及び教育相談体制を整備・充実する。」













2012/09/05

虹の架け橋 In 滋賀県



2012年度の「定住外国人の子どもの就学支援事業」を実施している近江八幡市のNPO法人「外国籍住民自立就労協会」のレポートがWEBに掲載されました。

4教室に分かれているので大変でしょうが、子どもの将来に大きくかかわることなので是非良い成果を。

No.1
http://bit.ly/RCE0Yq

No.2
http://bit.ly/OL9zfX

No.3
http://bit.ly/TW7XQO

移民/シンガポール : 中国人移民の急増に、シンガポールで不満高まる



オリンピックを国の威信をかけての大イベントだと思ってスポーツ
移民を受けれても国民から評価されないし、経済力を維持拡大
するために多くの移民を受け入れても問題。

国(政府)の考える国の姿と国民の考える姿とは違っているのでは。
どこかの国の原発に関することも似ている。

・・・・・・・・・・・・・・・

政府が中国から招いた選手がロンドン五輪の卓球女子シングルス
銅メダルを獲得したシンガポール。
ネット上で行われた調査では回答者1万7227人のうち77%が
「国外から招いた人材によるメダル獲得について誇らしいと感じない」
と答えた、とのこと。

実は

>2000年に約400万人だったシンガポールの人口は、2011年には
約520万人にまで増加したが、そのうち140万人近くを移民が占めている。

ということで、なんと27%が移民・・・。
残念ながら、これだけ移民が多くなるとトラブルも増える。

>移民が増えたことによって、現地人の生存空間が縮小しており、トラブルも
増加している。中国人移民に関するマイナス報道が後を絶たず、中国人移民に
対する不満が日に日に増しているという。

http://exci.to/O6NV9l

性差別 : 性差別を受け入れたロムニー妻の包容力???



実際にアン・ロムニー(大統領候補ミット・ロムニーの妻)の演説がこうだったのか。
あまりにも保守的で、時計の針が戻ったように見えますが。

>それは、彼女がこれ(性差別)を正すべき問題としてではなく、女性が耐え続けなければいけない試練として取り上げたからだ。
より多くの努力をしている分だけ、女性はより輝いている。平等を求めるのでなく、自分たちの信じる価値観に「殉教」しなさい——アンはこう女性に語りかけた。
>女性たちよ、平等という幻想にとらわれるな、とでも言っているか
のようだった。

http://www.newsweekjapan.jp/stories/us/2012/08/post-2666.php

障がい者/差別 映画紹介「最強のふたり」



少し涼しくなったので少しペースを取り戻せそうです。

久しぶりに映画の話題を。

初日は満員で諦めざるを得ないほど巷の話題になっている
映画です。

障害者と移民、ともに差別の対象になっている者同士の話。
実話を元に作られた物語で映画として良くできています。
介護の現場での下の世話、障害者のセックスなど話題も豊富。

差別を受ける人がいるからこのような映画が出来、健常者の
エンターテインメントになる、という矛盾を感じながらも見入って
しまいました。

「最強の二人」というタイトルがどうしてつけられたのか分かりません。
原題は「アンタッチャブル」だし、そもそもの本の題名は
「第二の風?」だったようですし。

観て頂きたいので内容は書きません。

http://saikyo-2.gaga.ne.jp/

在日ブラジル人関係データ



グラフや表を掲載するのに先日過渡的にホームページを作りましたが
タダとはいえ、十分に使えそうです。

今回は、
2006年~2011年の県別登録ブラジル人数推移表

各種学校一覧(ブラジル人学校)
も掲載してみました。

http://tspublic.jimdo.com/データ/各種学校一覧-ブラジル人学校/

http://tspublic.jimdo.com/データ/県別登録ブラジル人数/

  上位30都道府県です。長野県の落ち込みが目立ちます。

柴崎

2012/08/29

2012年ブラジルデー IN 名古屋


オリンピックの話題



健常者の大会が終わって今はパラリンピックに話題が移っている
ロンドン・オリンピックの話題。
既にフォーブスなども同じような記事を書いていますのでご存知かも
知れませんが昨晩のNHKラジオ深夜便で取り上げていましたので。

日本ではランクを少しでも上げようと
「金メダルの数での比較ではなく、メダル総数だ」
などと言ったりしていますが、今日の話題はイギリス・ガーディアンの記事
 対総人口
 対GDP
 対今回のチームの選手の数
によるランキングです。

We all know who's in the lead on the medal tables - but what would
happen if you looked at them by population size, or GDP - or even
compared to the number of athletes in each team? A team of
statisticians has worked with us to bring you a new way of judging the
Olympic Games.

対総人口及び対GDPトップはグレナダ、2位はボルトの国、ジャマイカ
(陸上男子400メートルでキラニ・ジェームズ選手が金メダル
を獲得したグレナダの人口はなんと10.4万人)

http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/grenada/index.html

チームの選手数からいうと中国が1位、少数ではないが精鋭揃い。

子どもたちへの話題提供に使って頂いては如何(大人は夜のバーでの
話題にでも?)

http://bit.ly/OwRS2G

尚、オリンピック憲章には
The Olympic Movement is the concerted, organised, universal and
permanent action, carried out under the supreme authority of the IOC,
of all individuals and entities who are inspired by the values of
Olympism.

「・・・全ての個人や団体による・・普遍的か恒久的な活動である。」
とあり、「国」は出ていないのです。

日本のようにオリンピックを機に経済が発展するケースもあるのは
事実ですが、メダル争いとは目的を異にすることです。

法務省: 出入国データ



2012月年6月分の出入国管理統計統計が発表されました。
(再入)は再入国ビザでの入国・出国のことです。
このところ落ち着いている様です。

添付資料が見られない場合があるようなので簡単なホームページを
作り、グラフを載せてみました。ご参考まで。

http://tspublic.jimdo.com/

ブラジル
出国者総数  (再入国ビザ)  入国者総数  (再入国ビザ)
総数 (再入)
2012年1月 4,820 3,415 3,940 2,325
2012年2月 3,193 2,008 3,368 2,076
2012年3月 4,340 2,233 4,294 2,656
2012年4月 4,703 1,828 5,118 2,410
2012年5月 4,026 2,162 3,682 1,829
2012年6月 3,686 1,468 3,842 1,935
16月計  24,768 13,114 24,244 13,231
月平均 4,128 2,186 4,041 2,205
2011年Total59,105 37,048 43,660 23,966
月平均 4,925 3,087 3,638 1,997
2009年total  101,667 55,292 37,380 21,506
月平均 8,472 4,608 3,115 1,792
2010年total  58,753 31,315 45,733 23,523
月平均  4,896 2,610 3,811 1,960



フィリピン
2012年1月 22,361 18,334 13,125 8,971
2012年2月 12,282 8,291 10,872 7,494
2012年3月 16,146 9,787 19,717 15,079
2012年4月 26,075 15,862 20,726 12,489
2012年5月 19,927 12,714 17,117 10,689
2012年6月 15,121 9,927 15,823 9,993
1~6月計 111,912 74,915 97,380 64,715

全世界
2012年1月   778,492  185,647 726,634 135,148
2012年2月   620,359  121,063 644,887 129,413
2012年3月   757,766  151,545 695,974 154,230
2012年4月   861,855  130,271 897,074 142,849
2012年5月   750,070  141,022 707,596 108,584
2012年6月 735,113 107,676 717,067 116,246
1~6月計 4,503,655  837,224 4,389,232 786,470

外務省 : 色丹島及び国後島からの患者の受入れ


プーチンは知っているだろうか、人の良い日本人のことを。

http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/24/8/0824_03.html

中国/少子化 : 人口増加率の鈍化続く、少子化と高齢化の対策が政策課題に


中国でも少子化傾向。
「人口増加率の低下に伴い、中国の年齢ピラミッドにも変化が生じている。総人口に占める65歳以上の比率は02年の7.3%から9.1%にまで上昇。14歳以下の比率は22.4%から16.5%にまで減少した。北京市や上海市などの大都市では10%を割り込んだという。」
・生産年齢人口(15~64歳)の落ち込みで工業はどうなるか?日本への供給基地としては?
 (もちろん農業も・・あの人口を支える食料をどうする)
・中国から来日する人の数への影響は?
・中国でも将来は介護、看護の問題がでてくる
などなど、日本への影響も大ですね。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120820-00000010-rcdc-cn
このページの下にある関連記事もご覧ください。




異文化 : 仏像にキスして記念撮影、フランス人観光客3人に有罪判決 スリランカ



他の文化への尊敬の念を失うとこんなことに。
宗教感の薄い日本人もこんなことになり得ますね。
他山の石として軽々しい行動を慎まねば、他人を
傷つける恐れがあります。

http://p.tl/A4qN

厚労省 : 改正労働者派遣法



厚労省のホームページに改定された労働者派遣法の
案内が掲載されました。

http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/haken-shoukai/kaisei/index.html

日本語教育学会国際大会8月18日+19日



ミーハーの代表として50万人の一人としてオリンピック凱旋パレードを観て
ほぼ熱中症の頭で書きますのでぼけているかも。
卓球の愛ちゃんが「こんなに多くの"方"が・・」と美しい表現をしていたのが
良かったですね。お母さんの教育の成果でしょう

門外漢が、(ルーマニアで日本語を教えようとした若い日本の女性の事件が
あり、悲しく、タイミングが悪いのですが)日本語教育学会国際大会(名古屋)
に行ってきましたので少し書きます。

・・・・・・・・・・・

50周年を記念する事業は大変盛況でした。関係者の方々ご苦労さまでした。

人手が足りないのかIさんが水を配っているのが印象的でした。

今回は海外から発言者に来て頂いたために、経費が掛かったので仕方が
無いのかも知れませんが、日本語科の学生やボランティアの方々に
参加しやすい様な金額にして頂ければ(二日目だけは半額とか)聴衆の
少ない寂しい口頭発表の教室などなかったのではと思いました。

多くの方々が研究していて、ポスター発表、口頭発表、パネルセッション、
シンポジウム計800以上で、とても全部は観る(聴く)ことは不可能。
習得なら習得、教材なら教材で独自の会を開けばより深くなるのでは。
(USBメモリーで頂いた予稿集だけで1GBを超えています)

あちこちで繰り広げられるのは、久しぶりに会った旧知の方々の挨拶のシーン。
これも重要な役目かもしれないが、ポスター発表で一生懸命、1時間、
目いっぱいに声を張り上げ頑張っていた人たちの話を聴いた人は、新しい
出会いを作っていました。

口頭発表が、説明20分、質疑応答10分では発表者・聴衆双方に消化不良感が
残っていたのでは。

また、関心のある発表が時間的にぶつかってしまい、残念。

前述の通り、800以上もの発表ではとても会全体の感想など言えませんが
10年近く研究した結果をうまくまとめたもの、目からうろこのアイデア、
詰めの甘いものなどいろいろで、時間が欲しいと思いました。

閉会式のH氏のコメントに(メモしておりませんので言葉は不正確)
「これまでは内輪の集まりだったが、今回を機にこれからはもっと外に働きかける活動を」
とありました。
全く、その通りだと思います。
真夏の開催、そして、ポスター発表が芋の子を洗うような狭い中で行われた、
という条件は別として、発表者の熱気は伝わってきましたが、一歩、学外に
出ると、その熱気は外気の暑さの中に溶け込んでしまい、あの内部の熱気は
外部には全く伝わっていません。

中日新聞は"日本語教育「東南アジアでの現状報告」"
という題で大会の一部のシンポジウムを取り上げていましたが、それを超えて
書いてもらえれば・・中国・韓国との摩擦が大きくなった今こそ日本への理解度を
上げるために日本語教育の重要さを訴える絶好の機会であったはず。

WEBでは見つかりませんでしたが、他のメディアで取り上げてくれたのでしょうか。

今回、欠席された水谷修さんの講演「これからの50年を見通して」の趣旨に
「日本語教育の位置づけについて,日本の社会の中には,まだ明確な哲学がないと思う。」
とあります。
社会に日本語・日本語教育を認知してもらう際には、日本語教育の果たすべき
役割を、単なる言語教育を超えて、文化を伝え、相手に日本を知ってもらうことで
(同時に相手も知ることで)国家間の摩擦を減らし、安全保障にもつながり、また、
経済的なつながりにも大いに役立つことなども伝える必要があります。
この意味で日本語教育関係者以外の人々を巻き込み、理解を促進する努力が
不可欠だと思います。当然マスコミも。

これからの5年(50年では時間が掛り過ぎ)は外に"向かう"ことを大きな目標の
一つとして前進されることを。

暑い中お疲れ様、今後も頑張ってください。

2012/08/12

ブラジル人が多い町:はとバスが群馬・大泉ツアー


ブラジル人が多い町:はとバスが群馬・大泉ツアー


ブラジル料理を味わいながらサンバショーを楽しむツアー客=群馬県大泉町で2012年8月10日、庄司哲也撮影
ブラジル料理を味わいながらサンバショーを楽しむツアー客=群馬県大泉町で2012年8月10日、庄司哲也撮影
 「はとバス」(本社・東京)は今夏、ブラジル人が人口の約1割を占める群馬県大泉町で、日帰りのブラジル体験ツアーを始めた。月1〜2回企画し、ポルトガル語の看板があふれる町内を気軽に散策できる。
 レストランではブラジルの肉料理「シュラスコ」を味わい、町のサンバチームのショーを見物。ブラジル人ガイドの解説を聞きながら、ブラジル雑貨店で買い物を楽しむ。
 ロンドン五輪が終われば、次の開催地はリオデジャネイロ。ブラジルへの関心も高まるはずというのが同社の狙い。「リオは地球の裏側だけど、大泉なら東京からわずか80キロ」とPR。【庄司哲也】

2012/08/09

厚労省 : 今後の障害者雇用の在り方に関する3つの研究会の報告書


厚生労働省から下記の掲題の報告書/提言が出されました。
>これらの報告書の内容は、今後、労働政策審議会(障害者雇用分科会)に報告して議論していきます。
先日の新聞報道で
「精神障害者の雇用義務化へ 厚労省方針、社会進出促す」
とあったのは誤報で、これから議論されるものです。
「障害者雇用促進制度における障害者の範囲等の在り方に関する研究会報告書」
障害者雇用促進法における障害者の範囲や雇用率制度における障害者の範囲等について検討し、雇用義務制度の考え方とその範囲などについて提言
「労働・雇用分野における障害者権利条約への対応の在り方に関する研究会報告書」
労働・雇用分野における差別禁止等の枠組みの対象範囲等について検討し、障害を理由とする差別の禁止や職場における合理的配慮、権利擁護(紛争解決手続)などについて、実効性を担保した上で、講ずべき措置などについて提言
「地域の就労支援の在り方に関する研究会報告書」
今後の地域の就労支援の在り方について検討し、中小企業等が安心して障害者雇用に取り組むために求められる支援を明らかにするとともに、それを踏まえた、各就労支援機関等に求められる役割や地域の就労支援ネットワークに求められる取組、就労支援を担う人材の育成などについて提言
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002gyh3.html





文科省 : パブリック・コメント(意見公募手続)の実施−中央教育審議会初等中等教育分科会学校段階間の連携・接続等に関する作業部会「小中連携、一貫教育に関する主な意見等の整理」−


小学校、中学校教育に関する重要な案件への
パブリックコメントが求められています。
これまで幼児期の教育と小学校教育の接続(「幼小接続」)、
中高一貫教育について検討がなされてきましたが、小中連携に
ついては、これまで全国的な取組の検証や支援の在り方等に
関する検討はなされていませんでした。しかし、
「児童が、小学校から中学校への進学において、新しい環境での学習や生活へ移行する段階で、不登校等が増加したりするいわゆる中1ギャップが指摘されている。各種調査によれば、「授業の理解度」「学校の楽しさ」「教科や活動の時間の好き嫌い」について、中学生になると肯定的回答をする生徒の割合が下がる傾向にあることや、「学習上の悩み」として「上手な勉強の仕方がわからない」と回答する児童生徒数*2 や、
暴力行為の加害児童生徒数、いじめの認知件数、不登校児童生徒数が中学校1年生になったときに大幅に増える実態が明らかになっている。」(2ページトップ)
という現状から「小中連携、一貫教育」に関する検討が
なされてきて、今回それに対するパブリックコメントを
求めているものです。
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/24/07/1323623.htm
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=185000604&Mode=0
このページから
「小中連携、一貫教育に関する主な意見等の整理」
をダウンロードすることができますが、全部で113ページ
の大量のレポートです。しかし参考資料を外すと39ページ
です。
・・・・・・・・・・・・・
定義:6ページまたは37ページ
「小中連携」…小・中学校が互いに情報交換、交流することを通じ、小学校教育か
ら中学校教育への円滑な接続を目指す様々な教育
「小中一貫教育」…小中連携のうち、小・中学校が9年間を通じた教育課程を編成
し、それに基づき行う系統的な教育
子どもの体の発達は戦後と比べれば大きく異なっている
ことも事実だと思いますが、精神的は面は?
(2ページ29行目から)
6・3制を導入させた?米国は当時80%が6・3制だったが
今は10%(すみません確かではありませんが少ないとの説明
でした)で多様な制度があるとのこと。
95ページの各国の制度を参照ください。
これまでの実績の報告:8ページ[効果]
小中連携、一貫教育の効果については、すでに取組を進めている市町村においては、前述の調査によれば、ほぼ全ての市町村において成果が認められている。具体例としては、中学生の不登校出現率の減少、市町村又は都道府県独自の学習到達度調査、全国学力・学習状況調査における平均正答率の上昇、児童生徒の規範意識の向上、異年齢集団での活動による自尊感情の高まり、教職員の児童生徒理解や指導方法改善意欲の高まり等の意識面の変化といった結果が得られている
一方問題点は:33ページ
義務教育学校制度(仮称)を創設した場合、9年間ほとんど同一の集団で学んでいくこととなるが、児童生徒が9年間の途中で挫折した場合等、学校が変わることによる再チャレンジの機会がないこととなり、心配である。
*確かに、一年で遅れていた子どもが途中で伸びても
教師や周りがそれを認めず「できない子」というレッテルが
貼られたままになる恐れは大。
これを進めるには、教育課程、指導方法、推進体制、
教員人事、教員免許、校地・校舎等多くの課題があり
一朝一夕に結論が出るものではないと思いますが、
将来の子供の教育が決まりますので、現場の皆さんの
声は早めに届けて頂いた方が良いと思います、
賛成であれ、反対であれ提言とともに。

2012/07/29

エネルギー : 映画『第4の革命』フェヒナー監督とのディスカッション


昨晩のサッカーを観て、積極的防御の姿勢、中盤で守備側が仕掛けること
が勝利に繋がったと思いました。つまり、「待ちの姿勢」ではいけないと。
後半は相手に対するプレスが弱くなって自由に持たせ過ぎましたが
ともかく素晴らしい勝利でした。
エネルギー問題も「待ち」ではなく積極的に。
エネルギー問題を取り上げたドイツ映画「第4の革命」の監督
フェヒナー氏が来日し監督トークが開催されますが、明日(7月28日)は
満員のようです。
それで追加イベントがあるとのこと。
関心のある方は是非TRYしてください。
・・・・・・・・・・・・・
映画『第4の革命』フェヒナー監督との対話イベント
【日時】 2012年7月29日(日)10:00~11:20(開場:9:45)
【会場】 JICA地球ひろば 3階 301号室(東京都渋谷区広尾4-2-24)
http://www.jica.go.jp/hiroba/about/map.html
東京メトロ日比谷線 広尾駅下車(3番出口)徒歩1分
※受付で記名して直接301号室までお越しください。
【参加費】 一般2,000円  大学生以下1,000円 ※要申し込み
【募集人数】50名
【主催】 ユナイテッドピープル
http://alternas.jp/uncategorized/2012/07/21863.html

2012/07/27

移民/スイス : 投票権がほとんどない、スイスの外国人居住者


外国人の参政権は重い問題です。
>スイスの人口約800万人のうち、180万人が外国人居住者だ。外国人居住者は、政策決定の過程からほとんど閉め出されている。外国人居住者に投票権が与えられていないことは、民主主義の正当性を揺るがす問題だ、と移民問題専門家のジャンニ・ダマト氏は語る。
フランス語圏とドイツ語・イタリア語圏では考え方が異なるようです。
>フランス語圏では、政治に関わることがスイス生活に溶け込むための前提だと見なされており、五つの州で外国人居住者の投票権が認められている。それに対してスイスのドイツ語圏とイタリア語圏では、まず先に外国人居住者がスイス生活に溶け込むべきで、政治に関わる権利を外国人居住者に与えるかどうかはその後の様子を見てからにしよう、という考え方だ。
確かに企業から派遣された場合には
>投票権がなくても、もちろん快適に生活できる。ある人にとっては家族を養えるいい仕事に就くことの方が、地元の問題に関わるより大事かもしれない。同様に、政治や公の問題にあまり興味のないスイス人もたくさんいる。
に当てはまると思いますし、自分の経験でもそうでした。
>しかし投票権の問題には象徴的な要素も含まれている。参加する、意見を言うということは、その人の存在を認め、その人が意見を述べてもよいのだということを認め、様々な立場を取ることができると認めることでもある。民主主義では、政治的権利を持って初めて完全に認められたことになるのだ。
ということも重要なポイントかも知れません。
確かにドイツ在住の10年間は緑の党の躍進に関心は
持っていても政治に参画する余裕もありませんでした。
http://www.swissinfo.ch/jpn/detail/content.html?cid=33143870

法務省 : 出入国データ2012年5月

5月分の出入国管理統計統計が発表されました。
(再入)は再入国ビザでの入国・出国のことです。
ブラジルと比べフィリピンの動きが活発です。
全世界ベースでは震災直後の落ち込みからかなり
回復しています。
ブラジル  
  入国   出国
         総数 (再入)   総数 (再入)
2012年1月  4,820   3,415   3,940   2,325
2012年2月  3,193   2,008   3,368   2,076
2012年3月  4,340   2,233   4,294   2,656
2012年4月  4,703   1,828   5,118   2,410
2012年5月  4,026   2,162   3,682   1,829
1月〜5月計  21,082  11,646  20,402  11,296
フィリピン
2012年1月  22,361  18,334  13,125   8,971
2012年2月  12,282   8,291  10,872   7,494
2012年3月  16,146   9,787  19,717  15,079
2012年4月  26,075  15,862  20,726  12,489
2012年5月  19,927  12,714  17,117  10,689
1月〜5月計  96,791  64,988  81,557  54,722
全世界
2012年1月   778,492  185,647  726,634  135,148
2012年2月   620,359  121,063  644,887  129,413
2012年3月   757,766  151,545  695,974  154,230
2012年4月   861,855  130,271  897,074  142,849
2012年5月   750,070  141,022  707,596  108,584
1月〜5月計  3,768,542  729,548 3,672,165 670,224

2012/07/26

静岡県 : 災害時「外国人リーダー」を育成


自分のペースにしようと思った矢先に夏風邪をこじらせ・・
何とかこれから再スタートです。
早速、静岡からのニュース。少し前のニュースですがご覧になっていない方もおられると思いますので。
昨年末に設立されたグローバル人財サポート浜松の具体的な活動の一つです。
支援される側であった外国籍の人たちが、まず同朋への支援、そして今回のように同郷の外国人だけでなく日本人の避難も支援するような「地域のリーダー」を育てるプロジェクト
に徐々に広がりを見せています。
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20120724/CK2012072302000234.html

2012/07/19

ブラジル : 映画紹介 「汚れた心」


以前にもご案内しましたが、戦後のブラジルでの「勝ち組」「負け組」の話が映画となって明日から
上映されます。
明日明後日は代々木公園でブラジルフェスティバルがあり重なってしまいますが、同じ渋谷での上映ですし
18:45からの上映会もありますのでどうぞ。

教育 : 中2自殺で大津市長「無責任な教育委員会不要」

教育委員会の制度について考えたことはありませんでしたがこの市長の発言で少しこの制度のことも考えなければと思いました。

これまでいくつかの教育委員会と話をさせて頂きました。開かれた教育委員会も無いわけではありませんでしたが、概ね「壁」と話している、様な気持ちになる組織であると思うことが多いと感じていたのは私一人ではなさそうです。
>「市民に選ばれたわけではない教育委員が教育行政を担い、市長でさえ教職員人事などにかかわれない。民意を直接反映しない無責任な制度はいらない」と述べ、国に制度改革を求める意向を示した。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120719-OYT1T00769.htm?from=main3

障がい者に対する「合理的配慮」(長文です)


現在霞が関では"障がい者にたいする「合理的配慮」"という言葉がキーワードの一つだと思います。
これは2006年に国連で採択され、2007年に日本が署名した「障害者の権利に関する条約」
の批准に向けた検討が本格的になった証ではないかと思います。

1)中央教育審議会初等中等教育分科会では
特別支援教育の在り方に関する特別委員会報告
「共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム構築のための特別支援教育の推進」
を取りまとめ中です。
資料まで含めると145ページに及ぶ報告書で目を通すことすら簡単では
ありませんが、これは「共生社会の実現」のための初等中等教育に
おけるインクルーシブ教育システム構築を目指すものです。
最終版ではありませんが、途中までのものは下記で見ることができます。
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/044/attach/1321927.htm
*7月13日の分科会の会議は2時間半。100~150ページクラスの報告書
の案が5件出されていましたが、時間が足りないことは明らか。
それぞれの会議で報告書作成前に十分に議論されたものとは思いますが、
これで日本の教育の将来が決まると思うと心配になりました。
また、報告書に同じ表現が繰り返し出てきておりとても分かりにくいものだと
思いました。報告書は厚きゃいい、っていうもんじゃないと思いました。

2)文部科学省ではこのほかに
「障がいのある学生の修学支援に関する検討会」
がありますし、
*次回は7月20日

3)厚生労働省では
「障害者雇用促進制度における障害者の範囲等のあり方に関する研究会」
も検討を続けてきています。
*次回は7月24日
この様に各段階ごとに検討がなされていますが、それぞれの次の段階と
の連携、最終的にはキャリア教育、就職までうまくつながれば良いと
思います。
・・・・・・・・・・・・
斜め読みであり、全ては読みこなしていないので不十分な解釈、誤解が
あり得ることも覚悟で少し書きます。
・・・・・・・・・・・・・
「合理的配慮」の実行は"「均衡を失した」又は「過度の」の負担"
との兼ね合いもあり具体的対応は難しいところがあります。
配慮については
「別表」
を是非ご覧ください。聴覚障害に対する配慮だけを追っても大まかに
分かります。
もう少し各会議の動きを見てみたいと思います。
尚、(これまで検討はされていたのでしょうが、この報告書案では
それが見えないので)「教材の確保」の項では聾話者の日本語習得
の困難性などが検討されているのかが見えない。
また、外国につながる子どもたちの教育にも通じるとことがある
ように思いました。
「教員全員が特別支援教育に関する一定の知識・技能を有していることが求められる」
「・・多様な子どものニーズに的確に応えていくためには・・・特別支援教育支援員・・等の専門家の活用を図ることにより・・」
「・・必要に応じて、外務人材の活用も行い・・・」
などという点です。
これから外国につながる子どもたちが増えてゆく傾向にあることを
踏まえると当然一部の教員だけでなく全員がその受け入れのための
知識・技能を有することが求められると思いますし、外部からの
専門家、支援員も登用しやすいことも重要だと思います。
・・・・・・・・・・・・・
その他
�参考になるもの
参考資料8「特別支援教育の現状」など
�表現がおかしいもの
A.考資料6「日、英、米の特別支援教育として特別な指導を受けている児童生徒の割合」
の3.日本、英国、米国比較
(3)のタイトルには
「特別支援教育の"恩恵"を受けている・・・」
との表現があるが"恩恵"とは不適切な表現。彼らの権利のはずでは
ないか。誰が作った資料だろう?
B.同じ霞が関でも、障害者とすべて漢字にする場合と「障がい者」と
「害」の字を外す場合があります。統一してはどうだろう。

平成24年度外務大臣表彰



平成24年度外務大臣表彰の発表がありました。
その中にブラジル・ペルー関連は下記のとおりです、ご参考まで。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/24/7/0712_01.html

A. 個人
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/24/7/pdfs/0712_01_01.pdf
1)日本とブラジルとの相互理解の促進 
松尾治   ブラジル日本移民百周年記念協会執行委員長 ブラジル国サンパウロ州サンパウロ市

モリグチ・イナシオ・タダヨシ サンパウロ日伯援護協会評議員 ブラジル国サンパウロ州サンパウロ市

ヨシオカ・レイメイ        社会福祉法人救済会会長 ブラジル国サンパウロ州サンパウロ市

岡島博   岡島農商事有限会社代表取締役 ブラジル国パラー州カスタニヤール市

堤剛太     汎アマゾニア日伯協会事務局長 ブラジル国パラー州ベレン市

藤巻修允   ニブラ農業機械販売会社社長 ブラジル国リオデジャネイロ州ノーバフリブルゴ市

2)日本とペルーとの相互理解の促進 

カルロス・アルベルト・アキノ・ロドリゲス 国立サン・マルコス大学経済学部教授 ペルー国リマ市

テオドロ・ツハ                 ペルー日系人協会顧問 ペルー国リマ市

B.団体
ブラジリア国費留学生同窓会ーアブラエックス 日本とブラジルとの相互理解の促進 ブラジル国ブラジリア−連邦区
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/24/7/pdfs/0712_01_02.pdf

オルタナティブ教育法(仮称)の会議に出席して


7月8日(日)に掲題の集まりにブラジル人学校の状況を説明すべく(ブラジル人学校連絡協議会会長が不在のため)出席しました。ちょっと長めですが書きます。

現場で日夜問題と取り組んでおられる方々には是非この案を見て頂いてご意見を出されては如何でしょう。
で読むことが可能です。
「現状認識」
大津市教育委員会、イジメに対する学校/教育委員会の対応を観るたびにイライラして、この「提案趣旨」に盛り込まれた
「豊かな個性・感性を持つ子どもたちが、自らを発揮しにくく、また、事故を押し殺して、学校教育の枠に合わせようとすることも生じ、強いストレスを受けています。」
更に、
「登校圧力が本人を追い詰めたり、登校できないが登校しなければならないと考え苦しい葛藤を生んだり、学校へ行か(け)ない子はダメ人間と自らを考え、自己否定と自身の無さでいっぱいな子どもをかなり生み出してきました。」
という言葉は納得できます。
そのために、子どもに適した教育環境を、という動きも理解ができます。
欧米諸国では、オルタナティブ学校が自由に開校できて助成にも公立との差のない国と、政府との緊張感はあっても認められ公立比で8割程度の助成をえている国が大半とのことです。

しかし、今回の「オルタナティブ教育法骨子案」は法案としてはまだまだクリアーすべき点が多々あると思います。
例えば(私の見方では)
・「独自の学習課程」とはだれがどのように作るのか?
・登録制で教育の保証はどのように可能なのだろうか? (例えば、ホームエデュケーションは保護者が教えることになるようだが、自分の経験からいっても教育の経験のない人間が、まして、自分の子供に教育を施せるとは思えない。それには発達心理学や任認知についてかなり学ばなければならないのではないか。)
・学習指導要領が悪者のように言われているが、その到達点がいけないのか、指導方法がいけないのか?結局、今の締め付け教育が問題?
などなど
参考まで:
会場からの意見として、この教育法がもし認められれば、新たなルールができることになるが、ホームエデュケーションで学校に行かず、家庭で緩やかなルール(または、ルールのない世界で)折角子どもが落ち着いてきたのに、
「これこれをしなければならない」
ということになると、また、子どもにも保護者にも新しいストレスとなる可能性は大。
公的な認知・支援は欲しいが、自由にやらねば意味がない・・・難しいところ。
尚:
「外国人学校」を一緒に考えているようだが:
ブラジル人学校は確かに子どもたちが学ぶ機会を作ろうと親たちが頑張ってきた。(一部はビジネスとしてやっていることも事実。)ブラジル人学校はブラジル教育省の認可をもらっている。つまりブラジルの教育方針に基づいて作られた教科書、指導方法に基づいている。また、インターナショナルスクールでも国際バカロレアなどの資格を持っていてケースが多。つまり今回の骨子案にある様な「独自の学習課程」ではない。
外国人学校にもフリースクールが望まれる?まあ、少人数の私塾も多いのが現状・・。

2012/07/15

移民/ギリシャ : 反移民感情高まるギリシャ、外国人への暴力を警察が無視=人権団体


経済危機をきっかけに異邦人に対する暴力が増加はギリシャだけの問題ではありませんね。
日本では失業者のはけ口となって暴力事件が起こった記憶はありませんが、非正規雇用の彼らは真っ先に失職しました。
「国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)」は10日、記録的な失業率となっているギリシャで反移民感情が高まる中、増加する外国人労働者への暴力を警察が見逃しているとの報告書を発表した。
HRWは2009年8月から今年5月までに攻撃に遭ったとする外国人59人にインタビューした。その中には妊婦2人も含まれている。攻撃の大半は、黒い服を着て顔を隠した集団によって、広場などで夜間にビール瓶で殴られるなどして襲われたという。
インタビューを受けた被害者たちはまた、被害を警察に訴えても、告訴することを阻止されたと主張。中には、事件の調査を要求し続けるなら、拘束すると警告された者もいるという。
同報告書によると、今年の総選挙で議席を獲得した極右政党「黄金の夜明け」のメンバーもしくは関係者が加害者であると示唆する証言もあったが、確かな証拠はないという。」
http://www.newsweekjapan.jp/headlines/world/2012/07/77500.php

ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)のレポートから(詳細に書かれています)
「紛争から逃げてアテネにやってきた人たちが、暴力を恐れて夜間に外出できないでいるのが実態だ。経済危機と移民が大きな社会問題になっているからといって、社会を引き裂く暴力事件にギリシャ政府が対応しないことの言い訳には出来ない。
ジュディス・サンダーランド、西ヨーロッパ上級調査員 」
http://www.hrw.org/ja/news/2012/07/10

ブラジル : 日本に戻るかブラジル定住か〜揺れるデカセギ大量帰伯世代


(JBPressは会員登録(無料)が必要だったかと思います。)
ブラジル・ニッケイ新聞の記事の転載です。
2007年に31万人となった登録在日ブラジル人もリーマンショック、大震災を
経て1/3が帰国しました。ニッケイ新聞ではそれらの人々にインタビューをし
それぞれの日本での生活、その後を記事にしています。
日本に来たことがプラスだったりマイナスだったり・・・。
もう日本に戻らないというケース、日本が良かったが帰伯しなければならな
かったケース、また、戻っても
>伯国経済が進展した分、デカセギ本人は時代から取り残される。
と感じる人。
一方、滝内バルチーラさんのようにバイリンガルに育った良い例も。
> ブラジル人はクラスでたった一人だったが、それを「日本語を話さざるを得ない環境」というチャンスに変える意思力をもっており、わずか数カ月でかなり話し始めた。だが、家庭内で両親はポ語を徹底し、ブラジルの習慣を通したおかげで、結果的に素晴らしいバイリンガル環境が生まれた。
この記事に載らなかった人々はどうなっているのか気になります。例の
「孤独なツバメたち」のような青年たちが・・。

・・・・・
(4)「もう日本に戻らない」、馴染めなかった就労体験
「安全、ブラジルより政府の支援や教育も充実している。あらゆるシステムがきちんと機能していることが、すごくいいと思う」と日本の良さを認めながら、「人間関係に距離がある。互いを傷つけないかわりに深く関わろうとしていないように感じた」。日本人と親しい関係を築くことはなかったようだ。

(5)「子供の教育を伯国で」、学齢期迎えて帰伯を決意
学齢期をどちらの国で過ごすかは、子供の一生を左右する重大な問題だ。そのことを意識する親ほど、どちらの教育を選ぶかで悩む。
デカセギ子弟が日本で大学に進学する割合は非常に低く、学費も問題だ。高学歴を意識する親ほど帰伯を重視するのかもしれない。
(6、番外編) 「日語でブラジル変えたい」、在日経験きっかけで教師に
「きちんと挨拶すること、字を丁寧に書くこと、思いやりや礼儀が、大志万の子供たちは自然に身についている」といい、「言葉や文化を教えることで人を変えることができる。そこからブラジルを変えられる」と強い意志をのぞかせる。
日本語教育を通してブラジルを変える――という方法は、日系人が日本での経験を最大限に活かしていく"魔法"かもしれない。同じような志を持つ教師が10人、20人と増えていき、ブラジル人を相手に教えていけば、一世代、二世代後にはきっと、この国に大きな変化を呼び起こすに違いない。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/35653

2012/07/10

「孤独なツバメたち」でお世話になった中村です



「孤独なツバメたち」の前売り券をたくさん買っていただいてありがとうございます。
いよいよ明日で「孤独なツバメたち」@渋谷アップリンクXでの上映が終了します。
連日朝10時50分からと、午後18時半からの上映になっており、夜の回の後にはトーク
イベントがあります。

28日(木)鈴木邦男(一水会顧問)正津勉(詩人)
29日(金)ピーター・バラカン

おかげさまで新宿と渋谷で700名ほどの方々に見ていただきました。
まだ見てられない方がいらしたら、是非、お声をかけていただけると幸いです。
http://www.uplink.co.jp/x/log/004473.php

また30日(土)からは浜松シネマイーラでの上映が始まります。
初日舞台挨拶は14時35分の回の後にあります。http://cinemae-ra.jp/sub2.html
是非、浜松のお知り合い、お友達にお知らせください。前売り券は全国共通券なので、
浜松でも利用可能です。


東京移民街


東京移民街シリーズ、今回は葛飾区のエチオピア人を取り上げました。下のアドレスで読めます。
ご覧いただければ幸いです。
本日なら、どなたでも見れます。翌日以降は会員登録が必要になります。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20120620/233604/

文化庁 : 平成24年度「生活者としての外国人」のための日本語教育事業 地域日本語教育実践プログラムの採択




平成24年度「生活者としての外国人」のための日本語教育事業
地域日本語教育実践プログラムの採択

が文化庁のホームページに発表されていました。

二口さんはじめこのMLの読者の中におられる多くの多く採用されました。
ブラジル人学校、NPO 、日本語学校・・・毎年おなじみの組織、新しい顔

金額は予算通りに通ったのか分かりませんが、頑張ってください。

http://www.bunka.go.jp/ima/press_release/pdf/saitaku_120626.pdf

ブラジル人 2012年4月の出入国者数(2)



今回はHTMLでお送りします

・・・・・・・・・・・

出国者総数 (再入国ビザ) 入国者総数(再入国ビザ)

20121月  3,940  2,325    4,820  3,415
20122月  3,368  2,076    3,193  2,008
20123月  4,294  2,656    4,340  2,233
20124月  5,118  2,410      4,703    1,828

2011年平均  4,180  2,367      4,264    2,371

4月は出国者が増えました、3月の終業のせい?これでも
1-4月合計では入国の方がまだ少し多い状況です。

79日から在留カードが導入されますが、それがこれらの
動きにも影響するのか・・。

参考まで過去データは
ブラジル人入国・出国データ  
2010
出国総数 58,753人(月平均4,896人)
入国総数 45,733人(月平均 3,811人)
2011
出国総数 59,105人 (月平均4,925)
入国総数 43,660人(月平均 3,638)

ブラジル人 2012年4月の出入国者数



‎2012年4月のブラジル人の出入国データが出ました。
何人かの方から7月以降のデータやニュース提供はどうするのか、
というようなご御質問を頂きました。
環境が変わってからどう対応できるか今のところ予想がつきませんが
ある程度は継続できるか、とは思っています。しかし、明日のことは
明日になって状況に応じて決めます。

・・・・・・・・・・・

出国者総数 (再入国ビザ) 入国者総数(再入国ビザ)

2012年1月  3,940  2,325    4,820  3,415
2012年2月  3,368  2,076    3,193  2,008
2012年3月  4,294  2,656    4,340  2,233
2012年4月  5,118  2,410 4,703 1,828

2011年平均  4,180  2,367 4,264 2,371

4月は出国者が増えました、3月の終業のせい?これでも
1-4月合計では入国の方がまだ少し多い状況です。

7月9日から在留カードが導入されますが、それがこれらの
動きにも影響するのか・・。

参考まで過去データは
ブラジル人入国・出国データ  
2010年
出国総数 58,753人(月平均4,896人)
入国総数 45,733人(月平均 3,811人)
2011年
出国総数 59,105人 (月平均4,925人)
入国総数 43,660人(月平均 3,638人)

FACEBOOKには先月同様に簡単なグラフを載せてみました。

スイスで過ごす余生は楽園で暮らすようなもの?



定年のタイミングに合わせたようにこんな記事が出ていました。

> 「旧大陸」ヨーロッパは年老いていく一方だ。そこで欧州連合(EU)は、2012年を「アクティブ・エイジングと世代間の連帯のための欧州年」に定めた。

>アクティブ・エイジング(Active Ageing)とは生活の質を低下させることなく、社会参加を続けながら年を重ねていくことを指す。

一方
> 「生活にはいろいろな形があり、何の活動もしなくても実りある老後を過ごすことができる。大切なのは、それぞれが自分のリズムとやり方で年を重ねることだ」

つまり
>「最も大切なのは、年を重ねる中でみんなが幸せでいられることだ」

とはいえ、これほど差別のある社会に対しては何か働きかけて行きたい
気持ちはあります。
「老害」と言われない程度に・・。

http://www.swissinfo.ch/jpn/detail/content.html?cid=32950286

http://europa.eu/ey2012/

文科省 : 不登校の頃どうだった?現在の20歳ら追跡調査



不登校の追跡調査のこと。
外国に繋がる子どもたちの不就学調査も費用を掛けてやることは出来ないものでしょうか・・義務教育で無いからダメ?!

>不登校の小中学生が、積極的な働きかけを待っていたことなどが明らかになり

というのがこの年代のキーかも知れませんが、外国に繋がる子どもたち
の場合には何が問題で、どんなことを考えているかを知り、次の
手立てに繋がれば良いと思いますので是非調査を。

「不登校の小中学生が14年連続で10万人を超え、高止まりが続いていることから、文部科学省は今年度、中学時代に不登校を経験し、現在、20歳になった若者の面談を含む追跡調査を13年ぶりに始めた。

同様の追跡調査は1999年に1度行われ、不登校の小中学生が、積極的な働きかけを待っていたことなどが明らかになり、周囲から積極的に学校復帰を促すなどの対策が取られた。」

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120620-OYT1T00713.htm

愛知県 : 新あいち多文化共生推進プラン(仮称)検討会議(第1回)を開催



関心のある方が多いと思いますが傍聴は10名までと
制限されています。フィリピン人、中国人などが増えて
状況が変わったのだから傍聴人も多くすれば良いのに・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・

愛知県では、平成19年度に策定した「あいち多文化共生推進プラン」が、平成24年度末で計画期間が満了するため、現プラン策定後の社会情勢の変化や外国人県民を取り巻く社会環境変化への対応も盛り込んだ「新あいち多文化共生推進プラン(仮称)」を策定します。

その策定にあたり、幅広い意見を聴取することを目的とした外部有識者からなる「新あいち多文化共生推進プラン(仮称)検討会議」を設置し、検討を進めることとしました。

この第1回会議を以下のとおり開催します。

名称 : 新あいち多文化共生推進プラン(仮称)検討会議(第1回)
日時 : 平成24年6月28日(木) 午前10時から
場所 : あいち国際プラザ2階 アイリスルーム
名古屋市中区三の丸二丁目6番1号 愛知県三の丸庁舎内
議題 : (1) 新あいち多文化共生推進プラン(仮称)について
(2) 意見交換
(3) その他

その他
○ 会議は公開で行います。 
○ 傍聴をご希望の方は、当日会場で午前9時30分から9時50分まで受付を行います。
傍聴人の定員は10名で、傍聴定員を超えた場合は、先着順とさせていただきます。

(参考)新あいち多文化共生推進プラン(仮称)検討会議委員名簿
「新あいち多文化共生推進プラン(仮称)検討会議」委員名簿 (五十音順、敬称略)

◎池上重弘(静岡文化芸術大学文化政策学部国際文化学科教授)
伊東浄江(特定非営利活動法人トルシーダ代表)
イレリカ・アビ(元外国人県民あいち会議委員)
大島ヴィルジニア・ユミ(犬山市多文化共生推進員)
○尾�明人(名古屋外国語大学外国語学部日本語学科教授)
倉橋義弘(豊橋市文化市民部長)
小島祥美(愛知淑徳大学文学部教育学科准教授)
鈴木 宏行(愛知県経営者協会企画海外グループ部長)
土井佳彦(特定非営利活動法人多文化共生リソースセンター東海代表理事)
◎:座長  ○:副座長

http://www.pref.aichi.jp/0000052349.html

2012/06/20

オランタ゛・キ゛リシャ : ギリシア料理レストランで無銭飲食するオランダ人続出



最初に読んだときは意味が分かりませんでした。
自分たちの税金が支援金になっている、ということですが・・
EUというのは経済面だけのメリットで一緒になったわけでは
無いはずなのに、やはりお金?

「オランダのギリシア料理レストランで、支払いを拒むオランダ人が増えている。
「オランダはEUを通したギリシアへの莫大な支援金ですでに料金支払い済み」というのが支払い拒否の理由だという。
オランダのギリシア人会の会長ケラサボポウロス氏によれば、EUのギリシア支援が逆にオランダではギリシア・レストランでのトラブルの元となっており、彼のところに多くの苦情が押し寄せているという。「ギリシアに対する反感を持つ国は自分の国についても反省すべき。オランダはギリシアがユーロに加盟した時点ですでにギリシア経済は他のユーロ諸国より劣ることを知っていた。それにもかかわらず、ユーロ加盟国が増えれば増えるほど、自国の商業や輸出に有利だと考えていた。これをあとから、ユーロに加盟させるべきでなかったというのは虫が良すぎる。」と同会長。」

http://www.portfolio.nl/article/show/4844

オランタ゛/戦後処理 : オランダ政府、インドネシアでの独立戦争に関する調査再開



日本だけでなく、オランダも未だ戦争の後処理が済んでいない。

「1945年から1949年までの旧オランダ領東インド(現インドネシア)での独立戦争中のオランダ軍の行動を再調査すべき、とオランダの調査機関がメディアに語った。
オランダ戦争歴史研究機関(NIOD)、王立言語協会、アジア、カリビアン研究協会(KITLV)は、この期間にインドネシアでオランダ軍がとった行動に疑問が残ると述べ、さらなる調査を継続すべきであると発表した。
この3機関によれば新たな調査は200から300万ユーロが必要で約3年間かかる。さらにインドネシア歴史家や研究家を交えて調査を行うことは必須であるという。
昨年、ラワゲデ村の男性431人が全員オランダ軍により集団殺害されたという事実が発覚し、オランダ政府が公式に謝罪し補償金を支払っている。先月には、南スルウェシでの大量殺戮に対しインドネシア人のグループが訴訟を始めている。 」

http://www.portfolio.nl/article/show/4847

文科省 : 障がいのある学生の修学支援に関する検討会(第2回)


掲題の検討会の第二回目が開催されます。
傍聴可能です。

1.日時
平成24年6月27日(水曜日) 16時00分〜18時00分

2.場所
文部科学省3F1特別会議室

3.議題
1.障がい学生支援に関する委員からの報告
2.高等教育段階における「合理的配慮」や支援に関する論点等について
3.自由討議
4.その他


http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/24/06/1322215.htm

外国人研修生・技能実習生 : 2011年度外国人研修生・技能実習生の死亡者数



ご参考まで。

これが多いのか少ないのか・・。
特に自殺者が9%というのはどうでしょう。

http://www.jitco.or.jp/cgi-bin/press/detail.cgi?n=620&ca=2

岐阜県 : 県内初の外国法事務弁護士(ブラジル人)



ブラジル出身の弁護士が法務相の承認を受けた(岐阜)県内初の外国法事務弁護士として県弁護士会に登録した。

>「日本は交通事故を届けるが、ブラジルは逃げた者勝ちと思う人もいる。ブラジル法の離婚や親権の手続きも難しい」と話す。日本の生活に戸惑うブラジル人を救おうと、外国法事務弁護士の資格を目指した。

>ブラジル人の外国法事務弁護士は全国で四人しかいない。「ブラジル人の生活トラブルを解決し、犯罪減少に役立ちたい」と抱負。ブラジルは五輪やサッカーワールドカップ(W杯)も控えており「日本企業が進出する際の企業法務もアドバイスできれば」と話している。

http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20120621/CK2012062102000023.html

法務省 : 登録外国人統計 2011



都道府県別の在留資格別外国人登録者の統計が発表されました。
毎年第8表として発表される
「国籍(出身地)別市・区別外国人登録者」
は、まだ掲載されていません。
市区だけでなく群馬県の大泉町や滋賀県の愛壮町のような
町であると統計に乗らないのがおかしいので法務省に今年も
要請してみようかと思っています。

ブラジル人の統計を降順で、比較のため2010年とピークの
2007年分を一緒に書いてみます。
表を貼り付けますが、HTMLで受け取れない場合を想定して
念のため全データをテキストデータでも貼り付けます。
受け取り側のメーラーの条件では改行されて見にくいかも知れませんが
その場合には

下記のURLから直接エクセルを落としてください。


長野が半数以下になっています。
















































































                2011                    2010                    2007   
        総数    210,032        総数    230,552        総数    316,967

1       愛知    54,458         愛知    58,606         愛知    80,401
2       静岡    33,547         静岡    36,706         静岡    52,014
3       三重    14,986         三重    16,335         三重    21,717
4       岐阜    13,327         岐阜    14,515         岐阜    20,912
5       群馬    12,909         群馬    13,891         群馬    17,158
6       神奈川  10,060         神奈川  11,166         長野    15,783
7       埼玉    9,123          埼玉    10,462         滋賀    14,342
8       滋賀    8,710          滋賀    9,542          神奈川  14,107
9       長野    7,504          長野    8,595          埼玉    13,950
10      茨城    7,427         茨城    8,536          茨城    11,407
11      栃木    5,688          栃木    6,638          栃木    8,585
12      千葉    4,289          千葉    4,973          千葉    6,087
13      東京    3,476          東京    3,808          山梨    5,089
14      山梨    3,311         山梨    3,693          東京    4,550
15      広島    3,043          大阪    3,348          大阪    4,454
16      大阪    3,001          広島    3,326          富山    4,387
17      兵庫    2,872          兵庫    3,124          広島    4,384
18      富山    2,737          富山    2,916          兵庫    3,398
19      福井    2,510          福井    2,488          福井    3,062
20      岡山    1,183          石川    1,362          岡山    2,021
21      石川    1,181          岡山    1,347          石川    1,704
22      島根    1,125          島根    1,196          島根    1,317
23      奈良    515            奈良    579            新潟    978
24      京都    409            京都    486            奈良    829
25      新潟    373            新潟    451            京都    580
26      福岡    302            福岡    280            福島    534
27      沖縄    267            福島    274            岩手    481
28      香川    252            沖縄    260            香川    341
29      福島    215            香川    259            福岡    338
30      愛媛    183            愛媛    219            宮城    306
31      北海道  155            北海道  172            山口    247
32      山口    154            山口    166            愛媛    246
33      宮城    138            宮城    154            北海道  213
34      山形    111            山形    113            沖縄    208
35      和歌山  88             岩手    111            山形    197
36      岩手    68             和歌山  92             和歌山  121
37      大分    65             大分    66             大分    96
38      熊本    54             熊本    55             徳島    72
39      徳島    41             徳島    42             熊本    64
40      鹿児島  37             宮崎    42             鹿児島  57
41      長崎    31             鹿児島  42             宮崎    56
42      宮崎    26             長崎    27             鳥取    39
43      高知    21             鳥取    24             青森    38
44      青森    20             青森    22             長崎    34
45      鳥取    16             高知    19             佐賀    24
46      佐賀    13             佐賀    13             高知    23
47      秋田    11             秋田    11             秋田    16