2012/07/15

ブラジル : 日本に戻るかブラジル定住か〜揺れるデカセギ大量帰伯世代


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ブラジル・ニッケイ新聞の記事の転載です。
2007年に31万人となった登録在日ブラジル人もリーマンショック、大震災を
経て1/3が帰国しました。ニッケイ新聞ではそれらの人々にインタビューをし
それぞれの日本での生活、その後を記事にしています。
日本に来たことがプラスだったりマイナスだったり・・・。
もう日本に戻らないというケース、日本が良かったが帰伯しなければならな
かったケース、また、戻っても
>伯国経済が進展した分、デカセギ本人は時代から取り残される。
と感じる人。
一方、滝内バルチーラさんのようにバイリンガルに育った良い例も。
> ブラジル人はクラスでたった一人だったが、それを「日本語を話さざるを得ない環境」というチャンスに変える意思力をもっており、わずか数カ月でかなり話し始めた。だが、家庭内で両親はポ語を徹底し、ブラジルの習慣を通したおかげで、結果的に素晴らしいバイリンガル環境が生まれた。
この記事に載らなかった人々はどうなっているのか気になります。例の
「孤独なツバメたち」のような青年たちが・・。

・・・・・
(4)「もう日本に戻らない」、馴染めなかった就労体験
「安全、ブラジルより政府の支援や教育も充実している。あらゆるシステムがきちんと機能していることが、すごくいいと思う」と日本の良さを認めながら、「人間関係に距離がある。互いを傷つけないかわりに深く関わろうとしていないように感じた」。日本人と親しい関係を築くことはなかったようだ。

(5)「子供の教育を伯国で」、学齢期迎えて帰伯を決意
学齢期をどちらの国で過ごすかは、子供の一生を左右する重大な問題だ。そのことを意識する親ほど、どちらの教育を選ぶかで悩む。
デカセギ子弟が日本で大学に進学する割合は非常に低く、学費も問題だ。高学歴を意識する親ほど帰伯を重視するのかもしれない。
(6、番外編) 「日語でブラジル変えたい」、在日経験きっかけで教師に
「きちんと挨拶すること、字を丁寧に書くこと、思いやりや礼儀が、大志万の子供たちは自然に身についている」といい、「言葉や文化を教えることで人を変えることができる。そこからブラジルを変えられる」と強い意志をのぞかせる。
日本語教育を通してブラジルを変える――という方法は、日系人が日本での経験を最大限に活かしていく"魔法"かもしれない。同じような志を持つ教師が10人、20人と増えていき、ブラジル人を相手に教えていけば、一世代、二世代後にはきっと、この国に大きな変化を呼び起こすに違いない。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/35653

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