2011/12/26

2011年10月の出入(帰)国者数

10月の出入国テ゛ータが掲載されました。
グラフにしていません。
9月までと比べると出入国とも動きが大きくなりました。

出国者総数 (再入国ビザ) 入国者総数 (再入国ビザ)
2011年1~9月
2011年1月 4,585 2,711 5,127 3,336
2011年2月 3,903 2,197 3,323 2,030
2011年3月 6,872 4,728 2,804 1,960
2011年4月 6,552 4,882 2,740 1,881
2011年5月 3,986 2,910 3,130 2,205
2011年6月 3,338 2,333 2,690 1,679
2011年7月 4,303  2,865 3,142  1,756
2011年8月    3,799  2,624 3,602  2,420
2011年9月    3,437  2,070 3,452  1,863
2011年10月   5,140  2,326 4,665  1,729

・・・・・・・・・・・・・・・・
■全世界ベース
2011年1月 768,390  134,156 797,607  173,651
2011年2月 773,704 130,916 749,360 125,976
2011年3月 692,325 316,489 422,940 143,824
2011年4月 303,230  144,162 391,469   208,174
2011年5月 357,581 103,615 451,313 172,170
2011年6月 466,950 108,375 500,086 109,334
2011年7月 631,536 146,287 629,428 112,647
2011年8月 675,935 170,153 643,196 170,982
2011年9月 547,975 122,998 615,422 149,760
2011年10月 675,328 114,431 687,305 119,380

移民/ドイツ : 重債務国から移民急増=雇用悪化で職求め

EUの経済問題は移民の問題に直結します。
「ドイツ連邦統計局が22日発表した統計によると、ギリシャやスペインなど重債務国からドイツへの移民が、2011年上半期に急増した。債務危機による景気悪化と高失業率にあえぐ人々が、職を求めて好景気のドイツに渡ったとみられる。
統計局によると、上半期にドイツに新規に移住した外国人は前年同期比6万7000人(21%)増の38万1000人。増加分の多くは欧州連合(EU)加盟国からの移民で、特にギリシャからが4100人(84%)増、スペインからが2400人(49%)増と、伸びが目立った」
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201112/2011122201060
ドイツ連邦統計局の発表
ドイツ語ですが
http://p.tl/4BOK

2011/12/21

ブラジルに帰国した人たちのレポート

豊橋市のブラジル通信に現地の学校に通うブラジルに帰国した子供たちのレポートがありました。

宮本朋子さん発行の平成23年度ブラジル通信No.12(11月19日(土)~11月25日(金)です。

一部を引用させて頂きますが、是非全文をお読みください。
日本語の授業が受けられるのは本当に稀です。

「日本人の神父によって建てられたSão Francisco Xavier私立学校では週に1回(45分)日本語の授業が行われています帰国児童が安心して学べる、環境の整った学校だと思いました。
10歳(6年)の男の子。りゅうじ君は、日本語とポルトガル語が話せたため、帰国後は特に問題なく学校に適応できたといいます。
一方のたけし君は家庭ではポルトガル語を話していたそうですが、学習のポルトガル語は難しく、帰国後の半年間はとても苦労したそうです。午前中に通常授業を受け、午後ポルトガル語の文法を学習する個別指導を毎日受けたことで、今では授業についていけるようになりました。二人とも帰国当初は、ブラジルが嫌で日本に帰りたかったそうですが、現在は、このままブラジルでがんばっていきたいという意思をもっています。

今回の面談を通して、帰国時の年齢だけでなく、帰国後の環境がその後の子どもたちの考え方に大きく影響していることを感じました。学習環境やサポート体制が整っている私立学校では、帰国児童生徒は適応しやすい傾向にありますが、各学校の校長先生に対応が任されている市の学校では、サポートできる範囲も限られてきます。さらに驚いたことは、教育局で帰国した人への対応を聞いたところ、①日本語学校や私立学校を紹介する ②金銭的な問題で私立学校に通えない人には、保護者が子どもとともに学校へ通いサポートするように話す ③学校にサポートをお願いする なのです。また、ブラジルは移民の国でもあるので、日系人だけを特別扱いできないというのも理由の一つのようです。

出稼ぎ経験者の伊東さんの話
:このまま日本で子どもを育てていけば、引かれたラインに沿って苦労なく大人になれますが、何でも揃っており、全部コーディネートしてくれる日本では、いざ壁にぶつかった時が怖いということです。そのため、小さいうちから苦労させることで、自分で全てにぶつかり、体で覚え、精神的に強くしたいとの考えから、帰国したのです。この話を聞いて、環境を整えることも大切ですが、あえて大変な環境に入れ、自力で乗り越えさせる経験を積むことも、今の子どもたちの生きる力を育むためには必要だと思いました。」

http://www.city.toyohashi.aichi.jp/kyoseikokusai/tayori/pdf/ms_miyamoto/miyamoto12.pdf

滋賀県 : 「虹」消えるの悲しい 近江八幡の日本語指導教室閉所

昨日(2011年12月20日)で文部科学省の事業「虹の架け橋」が終了しました。
一部の自治体でその後の対応策を考えているところもありますが殆どがこれで終了です。
3月までどうするのか。日本の公立校に通えるのか、また、来年度以降はどうなるのか。
国、自治体/公立校、ブラジル人学校との協働でまた不就学に陥ることの無いようにする方策はないものでしょうか。
「■「一緒に勉強 友だちや先生忘れません」
外国籍の子供が日本語を学ぶ近江八幡市の日本語指導教室「虹教室」が20日、国の助成事業の終了に伴い開所から1年11カ月で閉所した。教室に通う76人(6〜18歳)のうち64人はブラジル人学校の授業の一環として利用しているが、残り12人は「虹教室」のみに通学しており公立学校などに編入する。子供たちは「『虹』が終わるのは悲しい」と名残惜しんだ。
「虹教室」は、平成21年度に始まった文部科学省の「定住外国人の子どもの就学支援事業」を活用し、財団法人近江八幡市人権センターが、22年1月から近江八幡市八幡町の旧八幡教育集会所で運営。ブラジルや、中国、フィリピンなど日本語が十分でない子供が学んでいる。平日に1日4時間授業。今年4月からは近くのブラジル人学校「日本ラチーノ学院」の児童・生徒も週1回(2時間)通学することになり、子供の数が増えた。
野村理事長はあいさつで「『虹教室』は公立学校への橋渡しとして一定の成果をおさめられたが、依然外国人の児童生徒を取り巻く環境は厳しいものがある。今後も諸施策を考えていきたい」と語った。」
http://sankei.jp.msn.com/region/news/111221/shg11122102180000-n1.htm

ブラジル人学校/滋賀県 : 学用品リユース運動:素晴らしいプレゼントに ブラジル人学校の子供たちに学用品

少し前の記事ですが、久しぶりにブラジル人学校に関する話題です。
まだクリスマスまで時間があります。
環境の3Rの一つリユースがプレゼントに。
「経済的に恵まれない子供たちを支援する「学用品リユース運動」で16日、愛荘町のブラジル人学校サンタナ学園の20人にランドセルなどが手渡された。
全教滋賀教職員組合やNPO団体などの取り組みで、文具や習字セット、鍵盤ハーモニカなど、県内外からさまざまな善意の品が寄せられている。柔道着を受け取ったイトウ・ダニエル君(14)は「ブラジル柔術を習いたかったけど、道着がなくてできなかった」と喜び、さっそく試着していた。中田ケンコ校長は「不況や震災の影響で失業した親が多く、素晴らしいクリスマスプレゼントになった」と喜んだ。
学用品の配布や持ち込みは大津市昭和町2の17の「かざぐるま会館」で受け付けている。ノートや筆記具などの文具は未使用に限る。問い合わせは月〜金曜、全教滋賀教組(077・526・2912)へ。」
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20111218ddlk25040278000c.html

EPA : 外国人看護師・介護福祉士候補者の現状から移民受け入れを考える

何度も取り上げられている問題です。
■宗教に関して(多くの候補者はムスリム)
「宗教的ニーズへの配慮は十分」で、時には「手厚い対応を候補者たちは求めていない」ほどのケースもあるという。
しかし
「日本というイスラム教に根ざさない社会の中で子供が幼少期を過ごすことへの不安が拭いきれず」
帰国する人がいる。
■受け入れ態勢と国家試験は問題山積
「今年の国家試験において、外国人候補者の合格率は4%。他方、受験生全体で見た合格率は91.8%だ。大きな開きがある。 」
「育て上げた看護師や介護福祉士がすぐに母国に帰ってしまっては、外国人人材の受け入れは"割が合わない"。将来、看護や介護の人材を海外から本格的に受け入れることになれば、高コストに見合わない合格率の低さの問題はより大きくなるだろう。」

日経ビジネスの会員登録をされた方(無料)は
ご覧になれると思いますが、全文は下記URLから。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20111216/225256/?top_updt

原発/イスラエル : イスラエル・ディモナ原発作業員たちの沈黙の死

核兵器開発の疑いをもたれているイランからの情報ですので割り引いて聞く必要があるかもしれません。
イランに対する疑惑の目をそらせる意図か?
「ディモナ原発」というキーワードでは検索できませんでしたしハーレツという新聞のWEBにもありませんでしたのでもう少し調べてみます。
「シオニスト政権イスラエルのディモナ原子力発電所では、定期的に作業員らが被爆によって人知れず命を落としています。この原発は、一切国際機関の監視を受けていません。
イスラエルの新聞ハーレツは、19日月曜、ディモナ原発の作業員44人が、この原発から漏れた放射性物質による被爆でガンやその他の病気にかかったとして、裁判所に訴え出たことを明らかにしました。
これらの人々のほとんどは、60年代から70年代にかけてこの原発で働き、毎日放射線を浴びていましたが、原発の責任者らは彼らの実態を隠し続けてきました。
これに関して、ディモナ原発の保安副局長を勤めたことのある男性は、14日水曜に行われた裁判の公判で、「この原発の通常区域には、一見放射性物質の含まれていない箱があったが、実際には放射性物質が含まれていた」と証言しました。
この元保安副局長はまた、「自分は過去にも原発の通常区域で放射性物質の漏出があったことを知っている」としました。
さらに、「この施設の建設から今日まで多くの問題と出来事が発生し、それは今も続いている」と述べました。
イスラエルは1958年、ディモナ原発の建設をフランスの協力により極秘に開始しました。
この原発はIAEA国際原子力機関の監視下になく、このためその活動は野放しの状態です。
現在までに、この原発から周辺環境への放射性物質の漏出に関するいくつもの報告がなされましたが、イスラエルはいかなる実質的行動もとっていません。
軍事・国防分野の専門家の多くは、イスラエルのディモナ原発は核兵器製造のためだけに建設されたものだと考えています。
イスラエルは200個以上の核弾頭を保有していると言われています。
こうした中で、イスラエルは常に、IAEAといった国際的な監督機関の監視下にある、イランを始めとする他の国々の核開発を非難しています。」
http://p.tl/TF8t

少子化 : 日本の少子化問題を考えるインフォグラフィック

大きな衝撃を与えている北朝鮮問題はマスメディアでご覧頂くとして・・。
少子化問題をビジュアル化したページがありました。
授業などで使えればどうぞ。
一番下に出典が出ていますので間違いないかと。
http://infographic.jp/gallery/shoshika/

*その解説です
■出生率や教育費など…ビジュアルでみる少子化問題
http://resemom.jp/article/2011/12/19/5538.html

2011/12/19

ブラジル/教育 : ブラジルの教育事情 厳しい大学受験、有名校は高倍率、浪人も当たり前

ブラジルの教育事情についての日経リサーチのレポートです。
ご存知の方にとっては特別なレポートではないと思いますがご案内します。
この状況を日本にいる保護者はどこまで認識しているか心配。

「■午前と午後で2部制の小学校も
午前のクラスに在籍する生徒はお昼で帰宅し、自宅でランチを食べた後、裕福な家庭の子供は語学スクールに通ったり、柔道、カポイエラ(ブラジルの伝統武道)、バレエなどのお稽古事に通ったりします。一方、所得の低い家庭の生徒は午後から仕事をすることも珍しくありません。

■高校受験は存在せず
初等、中等教育へ進む時には試験はありません。大学進学時に初めて受験をします。大学に入るにはVestibularという試験にパスしなければなりません。試験は統一試験でなく大学ごとに作成されます。公立の有名校では競争率も何十倍に達するほどの難関です。志望校に落ちた人は私立大学へ行くか浪人してまた一年後に受験します。そのため、大学受験のための予備校もあり、模擬試験を受けるのは日本と同様です。
大学受験の厳しさは日本も同じですが、ブラジルでは貧富の差によって受けられる教育のレベルが大きく異なります。これからもっと経済発展し、所得が向上するにつれて受験関連ビジネスや教育産業の需要が増すのではないかと思います。」
http://www.nikkei-r.co.jp/knowledge/search2/2011/12/post.html

原発/韓国 また原発停止 節電へ対策強化

お隣韓国の原発の様子です。
FUKUSHIMAの影響は韓国にも及びましたが、韓国の原発は九州・中国地方にも近いことが心配。
■韓国、また原発停止 節電へ対策強化
「韓国南部の釜山市にある古里原発3号機(出力95万キロワット)が14日、タービン発電機の過電圧を防止する装置が作動し、運転を停止した。知識経済省と事業者の「韓国水力原子力」が詳しい原因を調べているが、再稼働のめどは立っていない。
9月に大規模停電が起きた韓国では冬の電力需給が逼迫しているが、東部の蔚珍原発1号機(同)も13日に中央制御室の警報が鳴って運転を停止した。」
http://www.47news.jp/CN/201112/CN2011121401001427.html

■「原発の全面再検討」韓国最大野党が綱領に 主要政党初
「韓国で来年の「選挙イヤー」を見据えて誕生したばかりの最大野党勢力・民主統合党が、党の基本方針を示す綱領に「原発の全面再検討」を掲げた。一貫して原発を推進してきた韓国で主要政党が見直しを打ち出したのは初めてで、来年の総選挙や大統領選の争点に浮上する可能性がある。」
http://www.asahi.com/international/update/1217/TKY201112170325.html

2011/12/16

愛知県多文化共生推進室主催イベントの案内


愛知県は、1月に下記のイベントを開催いします。

●多文化共生フォーラムあいち2011
 テーマ:地域で活躍する在住外国人
 日時 :平成24年1月29日(日)13:30~16:30
 場所 :ウィルあいち
 http://www.pref.aichi.jp/0000047084.html

●外国人労働者憲章セミナー「外国人労働者と企業の未来」
 日時:平成24年1月12日(木)13:30~16:00
 場所:豊田商工会議所
 http://www.pref.aichi.jp/0000046817.html




2011/12/15

河野太郎議員のブログ

 ごまめの歯ぎしり 11年12月14日号−2
......ごまめの歯ぎしり メールマガジン版......
衆議院議員 河野太郎の国会日記
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メールマガジン「ごまめの歯ぎしり(応援版)」を創刊しました。
もし、月にワンコイン分のご支援をお願いできるなら、この「ごまめの歯ぎしり(応援版)」をご購読いただけたら幸いです。
http://www.mag2.com/m/0001339330.html
ご支援ありがとうございます。
山本一太特命委員会で、自民党本部に九大、東工大のエネルギー、
原子力関係の教授を招いて、原子力関連の人材育成についてのヒアリング。
驚いたのは、学界が果たしてきた原子力ムラのなかでの役割について、二人とも、なんら反省もなく、これからこんな開発をやる、こんな研究をやる、だからそのための人材を育てないと云々と、まるで福島の事故など無かったような能天気なプレゼンテーションだったこと。
事故後に原子力の専門家がテレビで、メルトダウンではない、大きな問題ではない云々とまるで真実と違うことを発言していたのはなんだったのかという質問が立て続けに出されたのに対して、全く答
えもしない。
原子力ムラの中でも、特に腐敗がひどい分野かもしれない。
プレゼンテーションの中で、将来の原子力関連の人材の需要に関する予測として、
1.プラントの建設は各電力の供給計画による。プラント寿命は60年として即刻リプレースすると仮定する。
2.2030年までの新増設を4年に一基ずつに平準化する。
という、二つのケースでの試算が堂々と提示されていた。
あきれるというよりも、その象牙の塔ぶりに笑いが出た。
さらに、海外需要の5%から20%を受注したら技術者数の予測はこうなるという予測までついてくる。
最後のページは「将来の人材育成に関する課題(福島事故後)」という表題で、「世界の原子力利用推進の状況に対応した人材の育成と供給(産業振興と密接に関連する)」そして「電気事業者、メー
カー、研究機関への優秀な人材の供給」。
シビアアクシデント対策とか、放射性物質の除去とか、核のゴミの処分や廃炉のために必要な人材を供給しよう等ということは一言もない。
もちろん、使命感や倫理感に欠けた人材を供給してきたことに対する反省など全くなし。
こういう人間達に、原子力を任せたくないし、こういう人間達に、原子力に関わる人材育成を任せたくない。
日本の原子力、根底の根底からおかしい。
===========================================================
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http://www.taro.org/gomame/index.php
■発行:河野太郎
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当レポートに掲載された記事は、全文を掲載する場合に限り転載・再配布できます。
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スイス/閣僚選挙 : スムーズに6人の現閣僚再選、またアラン・ベルセ氏が新閣僚に

スイスでは閣僚は選挙で選ばれるのですね。
そうすれば任命責任を問われる様なおかしな閣僚が党内のバランスで出てくるような恐れは
なくなるでしょう。
http://www.swissinfo.ch/jpn/detail/content.html?cid=31765594
閣僚選挙について
http://www.swissworld.org/jp/politics/government_and_parliament/electing_the_government/

2011/12/14

仏国/外国人参政権 : 外国人への選挙権付与法案、上院で採択に

在フランス商工会議所のページから
「下院で保守勢力が過半数を握る限り、法案が可決成立する可能性はないが」
とのことですが、日本は「選挙権と国籍の分離」をどうすべきでしょうか。
「上院で8日、地方選挙での選挙権を欧州連合(EU)域外からの外国人に付与する内容の法案が審議された。賛成173、反対166で採択された。この法案は、先の選挙で上院にて過半数を握った野党の社会党が議員立法の形で提出した。政府 はこの法案に強く反対、フィヨン首相自らが審議に出席して反対意見を表明するなど、激しい議論が展開された。首相は、社会党の提案を、外国人コミュニティ の票を獲得することを狙った策略だと指弾した上で、選挙権と国籍を分離することは、国籍を貶めることに他ならず、選挙権を得たいなら外国人が自ら統合に努力をして国籍を取得すればよいとの趣旨の発言を行った。下院で保守勢力が過半数を握る限り、法案が可決成立する可能性はないが、社会党はこの問題で保守陣営との立場の違いを明確に打ち出すことを選んだ。対する保守陣営は、極右の国民戦線(FN)の伸張もあり、極右政党に流れる票をつなぎ止めるべく、タカ派 の姿勢を打ち出す方向を強めている。」
http://www.ccijf.asso.fr/ccijf/ja/news-france-hebdo/548-actu-france-2011-12-09-02

原発/フランス : 仏アレバ 原発事故で決算損失計上

福島の原発事故の影響はフランスにも及んでいます。
金食い虫で事故の心配もある原発は生き残れる??
■NHK(すぐにWEB上から消えますのでそのまま貼り付けました)
仏アレバ 原発事故で決算損失計上
世界最大級の原子力企業、フランスのアレバは、12日、東京電力福島第一原子力発電所の事故などを受けて、原子力事業に影響が出て、2011年の最終損失が最大で日本円で1600億円余りに上る見通しであることを明らかにしました。
フランスのアレバは、原子炉の開発から使用済み核燃料の再処理まで、原子力事業を幅広く行う世界で最大規模の原子力企業です。12日、アレバが行った発表によりますと、2011年の最終損失が最大で16億ユーロ=1600億円余りに上る見通しを明らかにしました。その要因としてアレバは、福島第一原発の事故を受けて世界的に反原発の機運が高まるなかで、原子力事業に影響が出ているほか、フィンランドに建設中の最新鋭の原発「ヨーロッパ加圧水型原子炉」の工期が遅れ、建設費用が当初の予定に比べ大幅に増えたことなどを挙げています。フランスでは11日から12日にかけて、アレバが大幅な人員削減を実施する計画であると複数のメディアが伝え、アレバ側が自社の株価の急落をおそれて証券取引所に取り引きを停止するよう要請する一幕もありましたが、結局この日の発表では、人員削減については一切触れられませんでした。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111213/t10014590921000.html
■AFP(昨日のニュース)
仏アレバ株が取引停止、多額の損失計上と人員削減を発表か
http://www.afpbb.com/article/economy/2845509/8193236
パリの証券取引所を運営するNYSEユーロネクストは12日、仏原子力大手アレバ(Areva)が取引開始直前に行った要請を受け、同日の同社株の取引を停止した。
アレバは12日中に多額の損失計上と人員削減計画を明らかにするとともに、国際事業の再建に向けた経営戦略を発表するとみられる。
アレバは原発分野で世界をリードする企業だが、東京電力(TEPCO)福島第1原子力発電所事故を受けてドイツなど一部の国で脱原発への転換が起きたことから、原発業界の今後の見通しは陰りをみせていた。
消息筋は前月AFPに対し、アレバは2015年までに人員を2700人以上、投資額を40%削減して年7億5000万ユーロ(約780億円)以上の経費節減を行う予定だと語っていた。
この報道に対し、アレバとアレバ株の大半を保有するフランス政府は、人員削減の大半は2022年末までに原発を全廃することを決めたドイツでの事業になる可能性が高く、フランス国内の雇用が失われることはないと述べていた。

内閣府 : 定住外国人施策(共生社会政策)公開セミナー

内閣府では来年2月に
「日系定住外国人施策と外国人労働者をめぐる現状と課題」
という
定住外国人施策(共生社会政策)公開セミナーを岐阜県で開催します。

「数多くの外国人が雇用され、産業界での取組みも進んでいる東海地方において、企業における取組みや現在の課題について考え、今後の更なる取組みへの一助とするため、本セミナーを企画しました。
基調講演では、中央労働委員会の公益委員も務められ、労働法の分野で幅広く活躍されている山川隆一先生(慶応義塾大学法科大学院教授)からお話をいただきますが、会場からの質問や意見をお聞きする機会も設けていただく予定であり、各現場における課題を関係者間で共有する意味でも大変貴重な機会となると思います。」

「 (登録方法など詳細については、1月に内閣府HPに掲載する予定です。)
1.日時平成24年2月21日(火)13:30~16:00
2.場所じゅうろくプラザ 大会議室 (JR岐阜駅隣接)
3.定員200名(どなたでも参加できますが、事前登録が必要です)
4.費用無料
5.構成
•行政説明 「日系定住外国人施策に関する行動計画」の策定について
内閣府定住外国人施策推進室  齊藤 馨 参事官
•基調講演 「外国人労働者をめぐる現状・課題と企業に求められる役割」(仮)
講師:山川隆一 慶應義塾大学法科大学院教授
•企業の取組紹介:各企業担当者から発表予定」

http://www8.cao.go.jp/teiju/seminar/index.html

難民 : 大正大学/難民・移民理解講座

・・・・・・・・・・・・・・
大正大学で難民に関する講座があります。
http://p.tl/6CzL
—難民、移民の支援について関心のある皆様へ— 難民・移民理解講座のお知らせ

昨年度も難民理解講座を開催致しましたが、今年度は難民・移民支援の各領域の専門家をお招きし下記の日程で行なうこととなりました。近年話題となっている、難民の第三国定住問題、難民・移民の市民権の問題などについてもお話を伺う事が出来ます。

また彼らのこころの問題をどのように理解し支援すべきなのか、多文化共生社会において必要不可欠な福祉領域の課題についても学ぶことが出来ます。難民、移民への支援について興味、関心を持たれている皆様そして実際、支援を行なっている専門家の皆様のご参加をお待ち申し上げます。

参加申し込み方法はチラシをご参照下さい。

2011年度 難民・移民理解講座
「難民・移住者への支援のあり方を問う」
■日 時:平成24年2月19日(日) 10時〜16 時(9時半から開場、受付を開始致します)
午前:シンポジウム
午後:パネルディスカッション
■場 所:大正大学(〒170-8470 東京都豊島区西巣鴨3-20-1 )
都営三田線 西巣鴨駅 3番出口より徒歩2分
■主 催:大正大学人間環境学科、多文化間精神医学会
■参加費:無料(参加資格に制限はありません)
*本講座は日本学術振興会化学研究費補助金で運営されています

日伯社会保障協定 : 日・ブラジル社会保障協定の発効について

・・・・

「社会保障に関する日本国とブラジル連邦共和国との間の協定」は
2012年3月1日に効力を生ずる
これにより,派遣期間が5年以内の一時派遣被用者等は,
原則として,派遣元国の年金制度にのみ加入することに
なるほか,両国での保険期間を通算してそれぞれの国に
おける年金の受給権を確立できることとなる。」

・・・・・・・・・・・・・

初めから5年以内と思っていて延長となった場合などは?

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001x02z.html


>【参考】ブラジルの在留邦人数は58,374名(平成22年10月1日現在。世界第5位)。
だそうです。
在日ブラジル人約21万人のほうがはるかに多い。

2011/12/07

原発 : ベルギー:新政権、脱原発 25年までに7基閉鎖確認

ベルギーも脱原発に向かいます。
ただし、原発以外の電力源を確保し、電力価格が高騰しないことを脱原発の前提としている。
との条件が付いています。
「ベルギーの新政権は5日、国内に7基ある原発を2025年までに閉鎖する方針を確認した。新政権を構成する6党が合意した。福島第1原発事故以後、欧州で脱原発政策を決めるのはドイツ、イタリア、スイスに続き4カ国目。ベルギーは電力の原発への依存度が55%と高く、代替エネルギーの確保が急務になる。
15年までに古い3基(1975年稼働)を閉鎖、残る4基(82〜85年稼働)も25年までに順次閉鎖する。」
http://mainichi.jp/select/world/news/20111206dde007030010000c.html

日系ブラジル人 : 働き方の行方 2011冬(7) 帰国するブラジル人

中日新聞の特集「働き方の行方」にあった日系ブラジル人の記事です。
「稼げぬデカセギ。「デカセギの魅力はもうない」

大震災後にプツリと切れていた求人が、6月末から戻ってきた。しかし、「頼まれても紹介できるほどの人がいない」。
日本に住むブラジル人は減少の一途をたどっている。
リーマン・ショックこれに、東日本大震災と福島第一原発の事故が追い打ちをかけて、ブラジル人が次々と日本を離れている。
(静岡)県西部地域しんきん経済研究所の間淵公彦主席研究員は、「20年前はブラジルと日本の経済格差が大きく、出稼ぎのメリットがあった。日本に仕事がなくなれば、減っていくのは仕方がない」と話す。
この20年間、「3K」(危険、汚い、きつい)と言われる仕事を懸命にこなし、製造業の一翼を担ってきたブラジル人。「デカセギ」の魅力が薄まっていくにつれて、ブラジルにはない「生活保護」を頼って、労働意欲を失う人も増える傾向にある。
企業が「安価で便利な労働力」としてブラジル人に頼れる時間も、長くは続かないかもしれない。」
http://p.tl/jCIx

長野県 : 上田のブラジル人学校、今月末で閉校へ

残念なニュースです。
一時期、文科省の虹の架け橋の受け皿にもなった長野県上田市のブラジル人学校「ノボ・ダマスコ」が今月末で閉校するこになりました。
リーマンショック以降生徒数が少なく心配していましたが、持ちこたえられなくなったようです。
>現在利用している27人のうち、小学生に当たる6〜12歳の14人は、市内の公立小学校に通うなどの対応を迫られている。
>派遣会社の同校担当男性社員(48)は「地元の公立小学校になじめず、ここに来た子どももいる。閉校はやむを得ないが、児童の今後のことを考えると心苦しい」と肩を落とす。
>公立小学校ではポルトガル語教育は受けられない。
早くなじめるようになるとよいと思いますが、一方では継承語の勉強を続けられる方法がないかと心配します。
http://www.shinmai.co.jp/news/20111207/KT111206FTI090014000.html

2011/12/06

夜間中学: 山田洋次監督の「学校」

東京近郊の方にご案内。
池袋の新文芸坐で夜間中学を舞台にした山田洋次監督の「学校」(1993年の作品)が
「山田洋次監督映画祭」の中で上映されます。
残念ながら週末ではありません。
1月11日(水曜日)
同時上映は「息子」です。
息子   13:15/18:00
学校 10:55/15:40/20:25 (終映22:30)
(現在は「女優・高峰秀子映画祭」です。)
このページの下のほうにスケジュールがあります。
http://www.shin-bungeiza.com/schedule.html

浜松市 : 外国人不就学児:48人中26人ブラジル国籍 駐浜松総領事、全員通学へ全力 /静岡

三日ほど前の報道ですが、駐浜松・ピラス・ブラジル総領事のインタビュー記事がありました。
不就学児ゼロへの取り組みがうまくゆくように祈っています。
ブラジル人であることに自信を持ってもらうことも確かに重要なことだと思います。
ところで、
「ブラジル教育省の支援で教科書を各学年・各教科1セット無償配布し」
とありますが、学校ごとに使用している教科書が違うこと、
1セットでは授業には使えないことなどを本国にわかってもらわなければ・・。
少なくとも静岡では
Objetivo, Anglo, Positivo, Pitagoras, Maxi,COC, FDT
の7種類が使われています。
「浜松市で外国人登録された6〜15歳の子供を対象に実施した不就学実態調査(10月発表)の結果、市内で48人の不就学の子供がいることが明らかにされた。このうちブラジル国籍の子は26人。ジョゼ・アントニオ・ピラス駐浜松ブラジル総領事(60)はこのほど毎日新聞とのインタビューに応じ、不就学ゼロを目指す取り組みについて語った。【高橋龍介】

浜松市のプロジェクトは非常に有意義だ。調査期間中に学校に通い始めた子供たちだけではなく、新たな不就学者を出さないようにしたい。子供たちにブラジルをより知ってもらうため、6月からは総領事館見学プロジェクトを始め、20〜30人を招きブラジルの紹介ビデオをみてもらう。また総領事から銘々に「ブラジル人登録証明書」を名前を呼んで手渡している。来年2月からは、ブラジル人の子が多く通う日本の学校の訪問も検討している。子供たちは学校に通うだけでなく、授業を含め学校生活を楽しめる環境を整えることも大事だ。

ブラジルの子供たちは元来、楽しくて愛情も深く、日本が大好きだ。友達になってほしい。ブラジルでは白人、黒人、アジア人みんなが共生している。日本でも国籍の別なく、友情を育んでほしい。総領事館はブラジル人だけでなく、すべての子供たちの家になれるよう努力を続けている。」
http://mainichi.jp/area/shizuoka/news/20111203ddlk22040239000c.html

忙中閑あり : 海外ミステリー 欧州の「移民問題」軸に

移民に関心があるミステリーファンの方は冬休みにどうでしょう。
私も読んでみたいと思います。
作家の作家の堂場瞬一さんは
「時事問題に根ざした海外ミステリーが増えているのは、うれしい限りです。」
と言っています。
「ヨーロッパで今、「移民」が政治・社会の火種になっています。7月には、ノルウェーで連続テロ事件が発生、容疑者は「ノルウェーと欧州をイスラム化から救うためだ」と供述し、移民政策のきしみが露呈しました。
この事件があったせいでもないでしょうが、特にヨーロッパのイスラム系移民問題を軸に据えたミステリーが目立ちました。
1)デンマークを舞台にする『特捜部Q—檻(おり)の中の女—』(ハヤカワ・ミステリ)では、主人公の警部補のパートナーがシリア系の青年です。楽しい小説ですが、随所に移民を取り巻く難しい状況が紹介されています。
2)短編集『犯罪』(東京創元社)でも、移民の犯罪を取りあげた作品が目立ちました。ドイツの現職弁護士が書いただけあって、よりリアルに移民社会の暗黒面などが活写されています。
3)『緋色(ひいろ)の十字章』(創元推理文庫)は、さらに古い時代の移民問題を根底に据えました。」
http://www.yomiuri.co.jp/book/feature/20111205bk01.htm?from=yoltop

原発/仏国 : 仏原発にグリーンピース活動家ら侵入

最初にこの報道に接した時には、少しやりすぎ、という気持ちもありましたが、放射能の観点からの安全性の議論と再稼働の話に終始している我が国でも「テロの目標になる恐れもある」という見方も忘れてはいけない、という警鐘として意味がありますね。
「グリーンピースは声明で「安全な原子力などというものは存在しないというメッセージを広めるために」複数のメンバーが、パリ(Paris)南東95キロにあるノジャン・シュール・セーヌ原発の施設内に入ったと発表した。
グリーンピースの原子力専門家、ソフィア・マノニ氏は「目標はフランスの原発施設のぜい弱性を明らかにし、原子炉の中心部までたどりつくのがどれほど容易なことかを示すことだ」と述べた。
マノニ氏は、仏政府による原発の安全性検査は「福島(第1原発の事故)の教訓を学ばず、過去にすでに指摘されている危険性を考慮に入れない広報活動の1つ」だと批判した。」
http://p.tl/Ac6K

岩手/宮城/福島 : 外国人実習生 戻ってこない

昨日はPCの入れ替えがありソフトのインストールなど部全体が大わらわ。やっと今日からoffice2010の世界へ。
しかし、年金生活にでもなると世の中の動きについて行けず、IT難民になるのでは・・と一方では心配してます。
・・・・・・・・・・・・
研修生なのか事実上の労働力なのか「研修」の実態が分かりませんのでコメントはできませんが、事実だけ。
ブラジルからも身内が心配して電話を掛けてきて本国に帰国された方々が多くおられました。
それにしても、人手もすくなければ東北の復興への道のりは本当に長く厳しいものですね。
「岩手、宮城、福島の3県で、外国人技能実習制度を利用して企業などで働いていた外国人の実習生が、いったん帰国した後、戻ってこない例が相次いでいる。法務省入国管理局によると、実習生の数は東日本大震災前の昨年末に比べて約2000人減り、ほぼ半数になったと推計される。原発事故による放射能などへの不安が背景にあるとみられる。」
「外国人による実習制度の運用に関わっている「国際研修協力機構」によると、実習生は中国出身者が全体の約8割を占める。震災後、中国では原発事故による放射能への警戒感が広がり、実習生の親族や中国側の送り出し機関から、実習生の帰国要請が相次いだという。4月末までに東北6県と茨城、千葉県で計約2万1000人のうち約6000人が帰国したとみられる。」
尚、下記の注書きがあります。
「■外国人技能実習制度
特殊な技能などを持たない外国人でも日本で働きながら学ぶことができる制度。技能移転による国際貢献が目的。大半は、企業団体が第1次受け入れ機関となり、傘下の企業などで働く。昨年の改正入管難民法施行で、在留資格「技能実習」(最長3年間)が創設され、1年目から労働関係法令が適用されるなど、法的保護が強化された。賃金未払いや長時間労働などを巡る問題が全国で起きたことから、日本弁護士連合会は4月、制度を廃止し、非熟練労働者の受け入れを前提とした在留資格創設の検討を提言。法務省によると、全国の実習生は14万4718人(今年9月末時点)。」
http://p.tl/urwK

2011/12/05

原発/韓国 : 蔚珍原発で伝熱管が損傷・・・「安全に問題なし」=韓国

日本だけでなくお隣も・・
「慶尚北道蔚珍(キョンサンブクド・ウルチン)原子力発電所4号機の伝熱管3800個余りが損傷したことが明らかになった。伝熱管は原発の蒸気発生器内部の熱を伝達する管だ。破損した場合には外部の空気と水などが放射性物質に汚染される可能性がある。
原子力発電所側は問題になった伝熱管のうち900個余りは閉鎖し、残りは管内を補強する再生作業を行っている。原発関係者は、「摩耗した管をふさげば安全に大きな問題はない」と話した。 」
http://japanese.joins.com/article/054/146054.html?servcode=300&sectcode=300
■韓国の原発、伝熱管損傷を公表せず
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4891540.html

少子化 : 止まらぬ少子化 産まないでなく産めない

以前投稿した第14回出生動向基本調査の報告のフォロー記事です。
確かに
「1万ちょっとだけあげるから産めと言われても、産めません」
「少子化の危機を叫ぶ前に、女性たちの声にもっと耳を傾ける必要がありそうだ。」
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/bizskills/adminhr/20111128dde012040009000c.html

国立社会保障・人口問題研究所の第14回出生動向基本調査の
報告が出たことは4日ほど前に各紙で報じられています。
報告のタイトルだけテキストにしてみました。
電車の中吊り広告ではないので、内容を読んで頂かねば
いけませんが、ご参考まで。
「結婚後15〜19年経過し、ほぼ子どもを産み終えた夫婦の平均出生数を示す「完結出生児数」は1・96人(前回05年2・09人)と、初めて2人を割った。」
「日本は1人の女性が生涯に産む子どもの数にあたる合計特殊出生率(10年1・39)も依然低い。ただ、それは晩産化と未婚者の増加が要因とされ、結婚した人の出生数は安定的に推移しているとみられていた。ところが、今回の調査はそれを覆す結果となった。同研究所は「2回連続で減っており、一時的現象ではない」とみている。」
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20111021dde001040072000c.html
報告
http://www.ipss.go.jp/ps-doukou/j/doukou14/doukou14.asp
(以下省略)

フランス/失業 : 移民出身者が多い困窮都市地区で失業率が上昇

当然のことが数字で明らかに。
日本の場合、失業すると仕事のあるところに移動?
とりあえずURLだけご案内します。
http://www.jil.go.jp/foreign/jihou/2011_11/france_01.htm

産経ニュースの「希望大国ブラジル」シリーズ

ブラジルに関心のある方へ:
産経ニュースの「希望大国ブラジル」シリーズの第6部が始まりました。
(11月28日)
(1)日伯の懸け橋 変貌する「もう一つの日本」
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111128/amr11112819070002-n1.htm
(11月29日)
(2)守り伝える日本人の精神 「卵王国」を訪ねて
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111129/amr11112920100006-n2.htm

少子化/少年犯罪 : 「少年からのシグナル」

警察庁から少年犯罪に関するパンフレットが出ました「少年からのシグナル」
色々なデータが載っていますのでご参考まで(それにしてももう少しデータ量を圧縮できないものか。)
犯罪に関わる少年の人数は減っているようですがそれは少子化のため?
成人を含めた総検挙人員の58.2%は多過ぎ。
少子化になり、少なくなった子どもたちすらまともに育てられないのでは明日が暗いですね。
少子化対策などと言っても、今いる子供たちの面倒を見きれないまま増やしてもだめなのでは。
http://www.npa.go.jp/archive/data/seian/signal_from_the_young2011.pdf

日伯関係 : 日・ブラジル商用査証覚書の署名

外務省のホームページに載っていました、ブラジルを商用で訪問される方には便利になったようです。
11月29日(火曜日)(現地時間28日(月曜日)),
「商用目的の数次入国査証の発給の円滑化に関する日本国政府とブラジル連邦共和国政府との間の覚書」(日・ブラジル商用査証覚書)の署名がなされた。
これにより
日本国民が商用目的でブラジルに入国する場合,
�これまでは,最長でも90日間有効な数次査証の発給
�今後は
継続して年間90日を超えない期間一時的に滞在する
場合については,最長3年間有効な数次入国査証の発給
また,年間滞在期間を更に90日間更新する許可を求める
ことも可能
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/23/11/1129_03.html

2011/11/29

ろう話者教育 : バイリンガル・バイカルチュラルろう教育

先日のろう話者教育に関して、桜美林の佐々木先生から
同意を頂きましたのでメイルそのものを転送します。
ろう話者、視覚障害者の方々の状況をもっと知らねば
と思いました。
・・・・・・・・・
柴崎さん
桜美林大学の佐々木です。
「バイリンガル・バイカルチュラルろう教育:
映像を通してみる カナダにおける革新的試み」の
報告をしていただき、有難うございました。
まったくご報告の通りで、ろう者は日本国内のれっきとした(?!)
マイノリティ言語話者なのです。しかも第1言語が大変な抑圧を
受けているケースです。
聴覚障害者として、障害者手帳を持っている34万3千人の
中に入っている人でも、抑圧のせいで日本手話が出来ない人が多数います。
両親とも聴者であり、成人するまで他のろう者には一度も会ったことなく
過ごすというケースがめずらしくないという状況ですから。
自然に習得できるはずの、目の言語である日本手話には接することができず、
本来音声言語である日本語を、意味もわからぬままに訓練されてきたのです。
3.11の後、いちはやく官房長官会見などに手話通訳がつきましたが、
画面が小さい上、日本語を手指単語で示す、いわゆる日本語対応手話で
あったために多くのろう者にとってはわかりにくいものだったという
手話の質の問題もあります。ろう学校の先生も、大多数は聴者であり、
ろう児の認知発達をうながせるレベルの手話、教科を教えられるれべるの
手話を使うことは出来ません。日本語にちょっと手指単語をつけるだけで、
「手話で教えている」とするろう学校の現実を私たちはどうやって
変えていけるでしょうか。
・・・・・・・・・・・・
更に
どうぞお流しください。本当にたくさんの方に知っていただきたいと
思います。今、日本ろうあ連盟が主導して、「手話」をあいまいな形のまま
法制化しようという動きもあり、とても心配しています。
ろう児のことを考えたら、L1の日本手話を大切に育て、その上にL2の
書記日本語の力も育て、十分な知的発達をと考えるはずなのですが。

原発/フランス : 仏アレバの原発周辺で抗議デモ

フランスでの反原発の動きが活発になっています。
「フランス南部ボレーヌにある仏原子力大手アレバのトリカスタン原子力発電所の周囲で25日、ニコラ・サルコジ大統領の視察にあわせ、環境運動家らや極左政党・反資本主義新党の戦闘的活動家たちが抗議デモを行った。
日本国旗を掲げ、プラカードには「広島から福島、何が起きたのか。アレバ」と書かれている。」
http://p.tl/Av9U
その福島を抱えている日本はどうなっていくのでしょう。
11月27日のNHKの朝の番組を全部観ることは出来ません
でしたが、所謂「原子力の専門家」お二人が休止している
原発に関して
「安全を確認しながら再稼働を」
を発言したように聴きました(座ってじっくりすべてを
聴いたわけではないので間違っていたらすみません)
NHKもそういう方向に持ってゆく意図なのか・・。
一方、夜のETV特集では放射のによる海洋汚染の
実態報告がなされていました。
http://www.nhk.or.jp/etv21c/file/2011/1127.html
一方、このような討論会も
長いのでお時間があればどうぞ。
http://goo.gl/hx9Mb
http://goo.gl/Cc7tx
http://goo.gl/PnS4V

児童労働 : Nestle 'to act over child labour in cocoa industry'

BBCに拠ると、食品の巨人、世界有数のチョコレートメーカーであるネスレがチョコレートの原料、カカオ産業での児童労働にやっと本腰を入れて手をつけたようです。
サプライチェーンをしっかりすることはCSRの基礎の基礎のはずなのに遅すぎ。
こんなカカオで作ったチョコレートを食べるのに躊躇さざるを得ないです。
「流通が複雑でどこから来て、収穫の状況も分からない」
なんていっていますが、今までは本気でなかった?
Nestle, in its statement, said the "cocoa supply chain is long and complex" - making it "difficult for food companies to establish exactly where their cocoa comes from and under what conditions it was harvested".
西アフリカでは180万人の子供がカカオ産業に関わっている
The US government-backed report by Tulane University, published in March, found that more than 1.8 million children in West Africa were involved in growing cocoa.
父親に売られたのでしょうか3年も家族に会っていない
少年も。
One boy told him that he had been sent by his father to the farm to work, and had not seen his family for three years
農民が良い暮らしをするために発展が必要で、それは
企業の関心事でもあるはず。
"This development is necessary for farmers to have a good life, and it is in the interest of the industry to work with us."
http://www.bbc.co.uk/news/world-africa-15917164

韓国 : の選挙人登録 在日韓国人16人

昨日の大阪の知事・市長戦況では大幅に投票率が上がったようですが、小泉政権時のようにポピュリズムなのか、本当に橋下新市長の言っていることが分かったのかは、これから判明するでしょう。
ところで、韓国では在外投票が出来るようになったようです。
「2012年の韓国国政選挙で、初めて在外投票を認められる在日韓国人16人が25日、名古屋市中村区の韓国総領事館で選挙人登録をした。
韓国では09年の公選法改正で、韓国内に住民登録をしていない在外韓国人でも大統領選と国会議員選の比例代表に投票することができるようになった。
日本の選挙への投票権がない韓国籍の特別永住者には、来年4月の国会議員選と12月の大統領選が戦後初めて選挙権を行使する機会になる。
ただ、制度自体が在日韓国人に知られておらず、登録はあまり進んでいないといい、韓国在外選挙民間広報団体「投票2012」の韓基徳事務局長(清須市)が周囲に登録を呼び掛けた。・・・」
http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20111126/CK2011112602000104.html

マイノリティ言語としての手話(すみません長めです・・)

桜美林の佐々木先生の話では聴覚障害者として、障害者手帳を持っている34万3千人。
日本のろう学校の先生の大多数は聴者でろう児の認知発達をうながせるレベルの手話、教科を教えられるれべるの手話を使うことは出来ず、日本語にちょっと手指単語をつけるだけで、
「手話で教えている」としているとのことでした。
これまでそのような実態は知りませんでした。
確かにセミナーで拝見したビデオでは、カナダで中心になっていたのはろうの先生方でした。
本来そうあるべきで、早く改善するようにしなければ・・ろう学校は文科省の管轄でしょうか、地方自治体でしょうか。
この分野についても学ばねば。
少し異なるかも知れませんが、今回のセミナーで思い出したのは見城先生たちが活動されておられる「えんぴつの会」に伺った時にお会いした、同様にマイノリティの非識字者の方々ことです。
「現在の社会は、成員が文字のよみかき能力をもつことを前提につくられ、運営されている。」
「文字がもつ「空気と同等の価値」は、文字それ自体に由来するものではない。つまり、文字にたかい価値があり、その結果、非識字者に対する差別がうみだされているのは、「社会がそのようにしている」からである。文字の価値と非識字者差別は社会が作り出したものである。」
(「識字の社会言語学」かどやひでのり:生活書院)
非識字者に対しては「文字」
ろう話者に対しては「日本語」
をどう位置付けるかを再考する必要を感じ、コミュニケーションの
ユニバーサル化が私たちの目指さなければならない事なのだと認識
しました。
個人的なことですが、これまで「バイリアフリー」だ、とやってきた
事が、自己満足であったか、と反省しています。
2004年に制作された映画「天国の本屋」(竹内結子さんに主役を
やってもらいました。舞台では小雪さんに)のバリアフリー上映会を
やりました。
そのときにセリフや情景描写をテロップにしてもらい、当社で働いて
おられるろう話者の代表の方にチェックをお願いしました。
制作会社は頑張って情景描写を文字にしてくれたのですが
「ガシャッ!」
「ブゥ〜!」
など、画面に映っておらず画面外の出来事が音だけで表されている
シーンへの配慮が全くなされていなかったことが分かりました。
上記はそれぞれ
・引き戸を強く閉める音
・自動車が走り去る音
なのですが、ろう話者はそのような音は聞いた事は無いのです。
擬音語などありえないのに気付かなかった、という情けない話でしたが、
これが一般的だと思います。
また、ピアノトリオの曲を集めたCDのシリーズをこれまで6枚作り
ケースに点字を付け、演奏家の方の曲の解説も収録しましたが、
果たして、目の見えない方々に分かりやすい言葉を使っていたのか、
言葉の使い方が適切だったのか見直す必要があることも感じました。
下記はご参考まで(必要あれば連絡をとります):
ところで、そのバリアフリー上映会には多くの方の協力を得ました。
パイオニアからは聴覚障害者の方々が音を体感する特別な装置
(音を骨で聞く・・体感音響システム)を持ち込んで頂きました。
http://pioneer.jp/citizen/karadadekikou/about/index.html
視覚障害者の方々もご招待したのですが、そのときは音声ガイドの
NPOであるCity Lightsの方々に音声ガイドをお願いしました。
http://www.ne.jp/asahi/city/lights/
当時は日本語教育などに触れていなかったのですが、この
ような方々からの協力を得れば新しい技術・技法も見つかるかも
知れないと、いまさらながら思いました。

2011/11/26

2011年9月の出入(帰)国者数

毎回のことで・・そろそろやめても良いのですが、来年の
3〜5月ごろに帰国支援受給者で3年を過ぎた人がブラジルから
戻ってくるかもしれないので、それまでは追っかけましょう。
先月はあわてて全世界の合計などが間違っていてご迷惑を
おかけしました(エクセルの計算でセルの選択が十分で
無かったため)。
何時もの通り左から
出国者総数 (再入国ビザ) 入国者総数 (再入国ビザ)
です
低位安定です。
2011年1~9月
2011年1月 4,585 2,711 5,127 3,336
2011年2月 3,903 2,197 3,323 2,030
2011年3月 6,872 4,728 2,804 1,960
2011年4月 6,552 4,882 2,740 1,881
2011年5月 3,986 2,910 3,130 2,205
2011年6月 3,338 2,333 2,690 1,679
2011年7月 4,303  2,865 3,142  1,756
2011年8月    3,799  2,624 3,602  2,420
2011年9月    3,437  2,070 3,452  1,863
total 40,775 27,320 30,010 19,130
月平均  4,530  3,035 3,334 2,125
また、いつもの通り過去との比較のため過去データを
下に記します。
2009年
total 101,667  55,292  37,380 21,506
月平均  8,472 4,608 3,115 1,792
2010年
total 58,753 31,315 45,733 23,523
月平均 4,896  2,610  3,811  1,960
・・・・・・・・・・・・・・・・
■全世界ベース
2011年1月 768,390  134,156 797,607  173,651
2011年2月 773,704 130,916 749,360 125,976
2011年3月 692,325 316,489 422,940 143,824
2011年4月 303,230  144,162 391,469   208,174
2011年5月 357,581 103,615 451,313 172,170
2011年6月 466,950 108,375 500,086 109,334
2011年7月 631,536 146,287 629,428 112,647
2011年8月 675,935 170,153 643,196 170,982
2011年9月 547,975 122,998 615,422 149,760
2011年1~9月
total 5,217,626 1,377,151 5,200,821 1,366,518
Ave.  579,736  153,017  577,869  151,835
2010年のデータ
total 9,441,652 1,576,571 9,443,696 1,523,970
Ave. 786,804 131,381 786,975 126,998

ベルギー イスラム : ブラッセル住民の4分の1がイスラム系

ベルギーの首都と言うよりヨーロッパの首都と言われているブラッセルの状況です。
はたして「寛容」でいられるのか、また、ここから私たちは何を学ぶか・・。
「ベルギーのブラッセルそして近郊に住んでいる住民25万人の約25%がイスラム教徒かその子女であることが、ルーバンのカトリック大学の調査でわかった。この地域でこのような調査が学術的に行われたのは今回が初めて。
この調査を行ったダセット教授は、30年間にさかのぼりイスラム教徒、そして他の文化との接触、そして過激化に関しての調査記録を所持している。
ベルギー全体のイスラム教徒の半分はブラッセルとその近郊に住んでいる。このイスラム教徒の人口密度の高さは欧州でも群を抜いており、イギリスのバーミンガムに匹敵する。
ブラッセルのイスラム化は顕著で、イスラム寺院や塔そしてヘッドスカーフをかぶる女性が年々増加している。また調査は、イスラム教の信仰力が強く、信仰者同士が集まる傾向を示している。これはカトリック教会や政党以上に影響力を持つ。
さらに、ブラッセル地域では非常に保守的で過激なイスラム教徒の数が増加していると、この調査は指摘している。」
http://www.portfolio.nl/article/show/4586
時間があり、もう少し詳しいことをお読みになりたい場合は
http://www.hudson-ny.org/2602/brussels-eurabia
これにはドイツと同じようにゲストワーカー・プログラムを
1974に廃止下にも拘わらず移民が定住し、家族呼び寄せ法に
沿って、家族を呼び寄せた、とあります。
労働力不足になると警告をしている人々が多いのですが
この辺りは日本も参考にしなければ。
Most of the Muslims in Brussels are from Morocco (70%) and Turkey (20%), with the other 10% from Albania, Egypt, Pakistan and North Africa. They began arriving in Belgium in the 1960s as guest workers. Although the guest-worker program was cancelled in 1974, many immigrants stayed and, using family-reunification laws, brought over their families.

新エネ : 浜松市 来年度、新エネ推進本部新設

投稿する際にはブラジル人(外国人)の話題では、しばしば名前が上がる浜松ですが、今度は新エネルギーへの取り組みの話。
「浜松市は22日までに、原子力発電に代わる新エネルギーの導入・促進を図る専門部署「新エネルギー事業推進本部」を来年度に新設する方針を固めた。東日本大震災による東京電力福島第1原発事故を受け、注目が集まっている太陽光発電や再生可能な自然エネルギーなどの利用に向けた環境整備を加速させる。
現在、新エネルギー事業については複数の部署が担う。今後、推進する上で専属の部署を設け、権限を一本化した方が効果的と判断。部と同等の独立した組織として、来年4月から始動させる」
http://www.at-s.com/news/detail/100078215.html
また、福島でも着々と新エネルギーへの取り組みが
具体化しています。
■再生可能エネに懸ける 東北再興 放射能と闘う
「福島県相馬市にある産業廃棄物処分場の一角に今秋、太陽光パネルが設置された。」
更に洋上発電の計画も
「経済産業省は第3次補正予算に、いわき市の沖合に洋上風力発電所を設ける計画を盛り込んだ。東京大学を中心に風車メーカーや造船会社、商社などが参加する見込みだ。」
http://p.tl/_7g3

原発 : 核廃棄物輸送列車を活動家らが妨害、フランス

たまには原発の話に戻って:
日本では再稼働の話も出てきていますが、ヨーロッパはまだ
落ちついていません。日本ももっと議論しなければ事故から
なにも学ばなかったようになります。
ドイツは脱原発に進んでいるのに処理済み核廃棄物を受け
取るのはフランスに再処理を頼んでいた契約の履行なの
でしょう。
また、デモ隊も防護服に身を固めていますが、危険を伴う
命がけの活動です。
「仏北西部ノルマンディー(Normandy)地方のバローニュ(Valognes)で23日、処理済み核廃棄物を積んでドイツに向かう輸送列車を反原発活動家らが妨害し、警察との衝突で少なくとも3人が負傷、16人以上が逮捕された。
活動家らは、線路の一部を撤去したり配電盤を壊すなどして輸送列車の出発を妨害。列車は予定時刻から1時間以上遅れてドイツへ向かった。この先ドイツまで700キロの道のりで激しい抗議行動が繰り返されるとみられる。
日本の福島第1原発事故を受けて脱原発を進めるドイツは、フランスでの核廃棄物処理を今回で終了するが、活動家らはドイツにならってフランスも原子炉を停止するよう求めている。」
http://p.tl/zIlQ

ろう話者教育 : バイリンガル・バイカルチュラルろう教育

データがありました。
身体障害者(18歳以上)(在宅)
視覚障害    310千人
聴覚・言語障害 343千人
肢体不自由  1,760千人
内部障害   1,070千人
総数     3,483千人
身体障害児(18歳未満)(在宅)
視覚障害     4,900人
聴覚・言語障害  17,300人
肢体不自由    50,100人
内部障害     20,700人
総数       93,100人
聴覚・言語障害の場合施設入所者が無いと仮定すると
360.3千人
と言うことになります。
障害者白書(平成23年版)の17ページをご覧ください。
http://www8.cao.go.jp/shougai/whitepaper/h23hakusho/zenbun/pdf/h1/2_03.pdf

韓国 : 一人暮らしの高齢者が増加中

たまには韓国事情を。
日韓経済委員会が翻訳したものです。
「独居高齢者10世帯のうち8世帯(76.6%)は貧困状態に置かれている」
という厳しい状況。
・・・・・・・・
(毎日経済新聞 11年11月16日)
人口の高齢化が進んでいるのに伴い、一人で暮らす高齢者が急速に増えている。
サムスン経済研究所が15日に発表した「高齢化時代の高齢者独居世帯」報告書によれば、世帯主の年齢が65歳を超える高齢者世帯は昨年末現在で298万世帯に達した。2000年173万世帯から10年間に72%も急増した数値だ。
高齢者世帯の内で高齢者が一人で暮らす独居世帯も2000年54万世帯から2010年現在2倍近い102万世帯へと大幅に増加した。高齢者世帯3世帯のうち1世帯は一人で暮らす独居高齢者になるというわけだ。
報告書では、2030年になれば独居高齢者世帯が234万世帯に拡大し、韓国全体を見れば10世帯中の1世帯は高齢者独居世帯になると予測している。
この様に高齢者独居世帯が急増しているが、独居高齢者10世帯のうち8世帯(76.6%)は貧困状態に置かれていると調査された。韓国全体の貧困率が14.6%であるのと比べると独居高齢者の貧困率は非常に高いもので、スウエーデンの6倍、米国の2倍、経済協力開発機構(OECD)加盟国平均の2.5倍水準になる。

企業の社会貢献 : 大震災の前後で本当に企業と企業人の社会医師会は変わったのか

企業の社会貢献に関する話です。
確かに陰徳という風土があった経済界に於いて、はっきり「社会貢献」という言葉を使う企業が増えたようです。
これは、株主などの利害関係者に対する説明責任上当然ですが。
また、
>「事業活動を通じた社会貢献は、論争をもたらす場合もある。善意がすべて肯定されるわけではないということを社会貢献活動も考えなければならない。あらゆる取り組みには、いい面もあれば、悪い面もあるという当たり前のことを常に意識して、いわゆるメセナ活動だけではなく、事業活動つまり顧客満足活動を通じて社会貢献することも企業は考えるべきだ」
と言うこともそうです。
しかし、なぜ突如メセナ(芸術支援)という単語が出たのか
不思議・・。この記事の筆者の間違い?
http://mag.executive.itmedia.co.jp/executive/articles/1111/24/news019.html

ろう話者教育 : バイリンガル・バイカルチュラルろう教育

今朝はこどもMLに次のようなことを投げてみました。
素人で的外れだったかも・・・。
・・・・・・・・・・・・
昨日、東京・六本木で開かれた
「バイリンガル・バイカルチュラルろう教育:
映像を通してみる カナダにおける革新的試み」
に、全く知識のないまま飛び込みで掲題セミナーに伺いました。
先ず、K大の華やかさにビックリ、これだけ多くの企業が
協賛するのは経済界に多くの先輩を輩出しているからか・・と納得。
全く初めての世界でしたので消化できず、まだ頭の中が整理されていませんが、在日ブラジル人の子どもたちへの言語教育に似た部分があると感じました。またまた、素人がその話の中の一部で在日ブラジル人児童教育に関係ありそうな点だけ生半可な事を書きます。
(時間が短かったことが残念)
佐々木先生、間違っていたら追加説明・修正をお願いします。
・ろう話者にとって手話が自然に身に付く第一言語であり、それを獲得することは言語権として当然。ところが、(第一言語としての認識が無かったから?)日本のろう学校では手話を使わせない教育が主だった。
(その場におられた、ろう話者の方が「自分は手話を使わない様に手を縛られていた」との話も披露され、驚きました。
日本の公立校でも「ポルトガル語禁止」の学校があったやに聞いていますが、今は無いでしょうね・・)
・第一言語としての手話での認知が高まれば書記体(日本の場合は日本語)の能力も上がっている。
(ブラジル人児童はどちらかの言語をしっかり学ぶ機会を失いダブルリミテッドになってしまうケースが多い、という点では同じですね。)
また、「日本の教育でも言語のメタ認知の育成を考えるべきでは」
という点も学ぶべきではと感じました。その意味ではもう少し
手話の教育法などに触れてみたいと思いました(文法も違う
ことを初めて知りました、・・本当に少数言語なのだと。)
また、ろう話者の環境もそれぞれである、という点も在日ブラジル
人の家族と似ているのではないでしょうか。
つまり、
両親ともにろう話者の場合は全体の9%で、自然に手話を習得
することが出来ない場合もある。
(後で調べたら、両親がろう話者で子ども
CODA-Children of Deaf Adults
もいて、この子たちも問題を抱えている、とのことです。)
また、専門家の方々には当然のことでしょうが、リテラシーの定義を
改めて認識しました。
リテラシーとは
・単なる「読み」「書き」のスキルではない。
・実社会の中で他社との関わりの中でのコミュニケーション能力
前の席のお二人が手話で会話を交わしている内容が分かればな・・
と残念でなりませんでした。
手話は「ありがとう」しか表現できませんが、考えてみたら
中国語も、韓国語も、ロシア語も、ルーマニア語もみんな
「ありがとう」だけしか覚えていないことに今頃気づきました。
尚、(後程調べますが)ろう話者の方々の人数は35-36万人の
様です。

2011/11/22

栃木 : 外国人対象の医療相談会に約50人が参加

普段、健康診断を受けていない外国人のために診断の機会を作っている「外国人のための医療相談会(代表 長澤さん)」の活動です。
昨年は現地に伺いましたが、白澤病院のご協力は素晴らしい。
「県内の医療関係者やボランティアらが20日、宇都宮市白沢町の白澤病院で外国人などを対象とした医療相談会を開き、約50人に無料健康診断を実施した。
昨年に続き2度目の開催。今回は子宮頸がん検査など婦人科検診も本格的に行った。
中国語、ポルトガル語、スペイン語など8カ国の通訳や医師、看護師などが協力。受診者に対しエックス線や血液などの検査、問診を行うなどし、健康状況をチェックした。同病院の太田照男理事長は「結核など感染症防止の観点からも重要」と述べ、相談会の意義を強調した。
関係者によると、外国人は言葉や金銭面の問題で病気の発見が遅れるケースもあるという。群馬県から訪れたフィリピン人男性(45)は「(通訳が充実している)相談会はとてもありがたい」と話していた。
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/local/news/20111120/663575
白澤病院
http://jikeikai.com/

韓国、原発を主力輸出産業に育成 廃炉事業にも乗り出す

確かに原発の廃炉をしっかりやらねば後世に禍根を残すことになるので、日本も本腰を入れてやるべきですが日本で動きはあるのでしょうか。福島は30年後に廃炉となっていますが、その進め方は?
産業界も原発政策の継続を言うだけでなく、学会も保身に走らず、使った後の処理は英知を集めてやらねば。
「韓国政府は21日、2012年から16年までの5年間の原子力振興・利用政策の方向性を示した総合計画を発表した。原発建設などの原子力産業を造船やIT(情報技術)関連に続く次世代の代表的な輸出産業として育成する方針を明記、老朽化した世界の原発の廃炉事業にも積極的に乗り出すことを盛り込んだ。」
http://p.tl/sLsX

難民 : 参院も難民保護で決議

参議院でも21日の本会議で、難民保護に関する政府の
取り組み強化をうたった決議を全会一致で採択しました。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011112100551
また、
■グテーレス国連難民高等弁務官による玄葉外務大臣表敬
「玄葉大臣より,来日を歓迎するとともに,昨日(17日),難民の保護と難民問題の解決策への継続的な取組に関する国会決議が国会で採択されたことは,難民問題の解決に対する決意を示すものであり,人間の安全保障の推進の観点からも,引き続き国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)との協力関係を強化していきたい旨述べました。」
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/23/11/1118_07.html
どうも、この訪日に合わせた動きだったようですが
難民支援関係者は、背景はともかくこれをきっかけに
具体的に動かすようにしたい、とのことでした。
どんな具体的動きとなるのか?

難民支援 : ネイリスト岩瀬さん

NHK教育「グラン・ジュテ」と言う番組で難民支援の話が放送されるとのことです。
(内容の詳細不明です、下記を参照ください)
11月24日(木)22:25〜22:50、
再放送12月1日(木)10:30〜10:55
http://www.nhk.or.jp/kurashi/grand/
NHKのホームページから
「東京・港区でネイルサロンを営む岩瀬香奈子さん。このサロンで働くネイリストは全員が外国から日本へ逃れてきた女性の難民たちです。岩瀬さんは、難民たちが技術を身に着けて自立できるようにと、彼女たちをネイリストに育て上げました。しかし、開業するまでには言葉の壁など苦労の日々が続きます。長年、自分の居場所が見つからずに焦り、転職を繰り返していた岩瀬さんが、難民と向き合う事でその場所を見つけ、難民と共に成長していく物語です。」

ドイツ : 移民問題

既に多く報道されていますが、
「国家社会主義地下組織」名乗るドイツのネオナチが10人を
殺害したことはドイツのマスコミには毎日掲載されドイツの
「恥」として書かれ、メルケル首相のメッセージも出ています。
http://www.youtube.com/watch?v=3OP3SUZj0Uo

事件に関する報道
(ニコニコ動画を見るには無料登録が必要です)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm16208485

■一方、昨晩、NHK教育テレビで

シリーズ イスラム激動の10年
第3回 ドイツ 移民社会"多文化主義"の敗北
が放送されました。

http://www.nhk.or.jp/etv21c/file/2011/1120.html

(少し経つとNHKオンデマンドで観ることが出来るようです)

https://www.nhk-ondemand.jp/program/P200800001600000/#/0/0/

ここでは移民として考えずに単に出稼ぎの労働者
「ガストアルバイター」
としてだけ扱ってきたつけが回ってきたと大学教授二人の言葉。
家族がいることを知らないかのように扱ってきたことが
重要な間違いだと。

これは、何回か引用していますが、スイスの作家Max Frischが
すでに1965年には
"Wir riefen Arbeitskräfte und es kamen Menschen."
(我々は労働力(者)を呼んだが来たのは人間だった)
と言っていることと同じ。

司会者が
「日本でも同じ状況では」
と言っていましたが、まさにその通り。
先ずは、いま抱えている問題を解決しながら、将来の移民政策を
同時に検討していかねばまた手遅れになります。

なぜ、これらの国の失敗を見なかったのだろう、あんなに視察など
行っている人が多いのに。

2011/11/19

貧困 : 世界の貧富の格差は広がるばかり

URLのご案内だけ・・
「富める者はますます富み、貧しい者はますます貧しくなるのはなぜか。昨年、「金持ちはどのように考え、どのように世を操るのか」という研究発表を行った社会学者のウエリ・メーダー氏に話を聞いた。
バーゼル大学の社会学教授でもあるメーダー氏は、数十年間、貧富の格差問題について研究している。」
http://www.swissinfo.ch/jpn/detail/content.html?cid=31538850

茨城 : 日系人、介護の担い手に 県とNPO、来年からヘルパー講座

「(茨城)県と民間非営利団体(NPO)の茨城NPOセンター・コモンズ(本部水戸市)は来年1月、県内に住む日系のブラジル人やペルー人を介護の担い手として育成する取り組みを始める。日系人対象のホームヘルパー2級の講座を開き、福祉施設で研修を実施。日系人の就労機会の拡大と、地域で介護を支える担い手の一部として育てるのが目的だ。公共職業訓練としては全国で初めての試み。県などは「日系人社会での介護ニーズや居住地域での日本人との共生にもつながる」と見込んでいる。
訓練は学科と実技に分かれ、日本人向けの講座内容よりも手厚くし、日本語学習や日本文化の理解、日本食の調理実習なども加え、全体で1カ月長く期間を取る。意思疎通に労力を要する課題があるため、同センタースタッフがポルトガル語やスペイン語での言語支援も行う。
http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13215390562960

移民 : アメリカン・ドリームの終焉? 中国からの移民が減少

アメリカには約1600万人の中国系移民、3500万人を超える中国系米人が暮らしているそうですが、移民が減少しているとのこと。
ブラジルが経済的に更に発展して日伯の経済格差がなくなれば日本は魅力のない国としてしか映らない?
経済力以上の魅力は?
「2006年以降、中国(香港を含む)からの移民が減少しているという。
理由は単純だ。彼らにとってアメリカはもはや「夢をかなえてくれる国」ではなくなったのだ。
サンフランシスコのチャイナタウンの住人はこう話す。「中国では、生活しやすくなっている。大きい家。いい仕事。中国の方が良い暮らしができる」。
中国経済が発展した今、中国人がわざわざ米国にまで足をのばす必要は無くなったのだ。加えてアメリカ経済が衰退する今、その傾向が顕著に現れているのだろう。中国人にとって「アメリカン・ドリーム」はもはや死語なのかも知れない。
http://p.tl/r8PC
一方こんなニュースも
■投資移民の申請者、11年は4分の3が中国人—米国
「2011年11月13日、米移民局がこのほど発表したデータによると、11年に米国への投資によって移民申請をした中国人は2969人に上り、申請者全体の約4分の3を占めた。法制晩報が伝えた。
中国人の申請者が増加した背景には、中国人富裕層の急増がある。また、あるデータでは、個人資産1億元(約12億円)以上を所有する中国人富豪の希望する移民先は、米国が40%で1位、続いてカナダ(37%)、シンガポール(14%)、欧州(11%)となっている。 」
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=55993
この二つのニュースを見ると
ゼロから出発の人が減り、
富豪がもっと儲けるために米国へ渡る、
ということでしょうね。

難民 : 難民保護を決議=衆院

すみません、出張が長かったので情報不足に陥りこの件は唐突に感じました。
難民支援協会の方々にお願い。
この背景とこれによる影響など教えていただけますか?
認定がスムースになるとか、恩赦でいっぺんに認めてしまうとか・・。
頂いたら皆さんに流しますので。
「衆院は17日の本会議で、難民保護への国を挙げた取り組みをうたった決議を全会一致で採択した。今年が国連での難民条約採択から60年、日本の同条約加盟から30年の節目に当たるのに合わせた。
決議文は「日本は国内における包括的な庇護(ひご)制度の確立、第三国定住プログラムのさらなる充実にまい進する」と強調。「難民問題の恒久的な解決と難民保護の質的向上に向け、アジア、世界で主導的な役割を担う」と決意を示した。 」
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011111700908
それにしても民主党のページにある
「また国内においては、庇護制度の充実・発展を目的として、難民認定審査の透明化、効率化に力を注いできた。こうした日本の人道支援・貢献に国際的な認識があるという事実は、東日本大震災に際して日本に寄せられた国際支援の大きさによっても裏付けられる。」
はナンセンスとしか言いようがない。
全く異なることを継ぎ足している。だから政治家は信用できない。
http://p.tl/Ibtb

少子化 : ぎふ婚活サポートプロジェクト」(catch your heart「コンサポ・ぎふ」)

県レベルでも少子化対策のために頑張っています。
catch your heartは良いですね。
これは元国際課の新田さんのお仕事でしょうか?
「県では、少子化の要因の一つとなっている晩婚化・非婚化傾向の改善に向けて、結婚を考えながらも出会いの機会が少ない独身男女に出会いの場を提供するため、企業・団体を介して従業員に出会いの場を提供する「ぎふ婚活サポートプロジェクト」(catch your heart「コンサポ・ぎふ」)をスタートしました。」
http://www.pref.gifu.lg.jp/kurashi/kosodate/shoshika-taisaku/konsapogifu/

在日外国人 : パナソニック、“在日外国人”向け仕様のWeb限定Let'snote発売

本年9月にはポルトガル語に対応したカシオの電子辞書エクスワード XD-B7800が発売されましたが、今度は"在日外国人"向け仕様のPCだそうです。
OSとキーボードが外国人向けと言うこと?それと「外国語での受注対応」が特色か。ビックカメラやヨドバシでも通訳はいますが、地方在住の外国人の方には便利?
関心のある外国人の方がおられたらどうぞ、とはいえレッツノートは高額です。
それにしてもこの分野のマーケットが広がるとみているのか・・。
「パナソニックは11月17日、在日外国人向けをうたうモバイルノートPC「レッツノートS10 日本在住外国人向けモデル」(型番:CF-S10TYUUP)を発表、同社Web直販「Panasonic Selection」にて11月24日より予約受付を開始する。価格は17万9800円から。
・・・キーボードをUS配列英語キーボードに変更(カスタマイズにより日本語配列キーボードも可能)。また導入OSを多言語に対応するWindows 7 Ultimateとしているのも特徴だ。・・」
http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1111/17/news056.html
同社のホームページには
「本製品は日本在住の外国人の方を対象にしたもので、外国語での受注対応が可能なPanasonic Selectionでの限定販売となります。(マイレッツ倶楽部からはバナーリンクでご紹介)
なお本製品は国内仕様であり、発送・サポート・修理などの対応は日本国内のみの対応となります。」
とありました。
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn111117-1/jn111117-1.html

カシオの電子辞書エクスワード XD-B7800
http://casio.jp/exword/products/XD-B7800/

フランス原発 : フランスの電力会社、グリーンピースのPCを攻撃したとして罰金150万ユーロに処せられる

犬が人を咬んでもニュースにならないが、人が犬を・・
に近い様なニュース。
日本でも原発について書いていると電力会社からやられる??
「フランス最大手電力会社のフランス電力公社(EDF)が2006年に環境保護団体グリーンピースのコンピューターに不法侵入していたとのことで、12日にパリ裁判所はEDFに対して罰金150万ユーロを支払うよう命じていた。
送電する電力の90%以上を原子力に頼るEDFは近年グリーンピースと対立しており、2006年に、イギリス内における新規原子力発電所の建設に反対していたグリーンピース・フランス支部による妨害の意図及び計画を探るよう興信所のKargus Consultantsに依頼していたとのこと。同興信所は、グリーンピースの元キャンペーンディレクター、Yannick Jadot氏のコンピュータにトロイの木馬を仕掛け、個人的な電子メールやグリーンピースが作成した文書など1,400点を盗みだしていた。・・」
http://www.zaikei.co.jp/article/20111117/86930.html
グリーンピース
http://www.greenpeace.org/japan/ja/news/blog/dblog/blog/37836/
英国guardian紙
http://www.guardian.co.uk/environment/2011/nov/10/edf-spying-greenpeace

犯罪者?弱者? 罪を犯した障がい者・高齢者の協働支援のあり方について

昨晩のNHKラジオで、長崎県で開催されたセミナーでの
「罪を犯した障がい者・高齢者の協働支援のあり方について」
のレポートがありました。
下記に引用したWEBページが正しいのかどうか分かりませんがご参考まで。(NHKのWEBのニュースには掲載されていませんでした)
http://blog.livedoor.jp/airinkai/
21年末の刑事施設の収容人員は75,250名(これも初めて知りました)そのうち23%(これはもしかしたら23年?)がIQ69以下の障がい者またはそう思われる人であるとのことで、この多さに衝撃を受けました。
出所しても受入れてくれる家族も無く、働く場所もないので、やむなくお弁当を万引きしたり、無銭飲食をして再犯をして・・
の繰り返し。
犯罪を犯さなくてもすむ人たちを追い込んでしまうケースがあるのではないかと考えさせられました。
一方、NPOの方が、世話をして生活保護を受けさせて心を落ち着かせることが出来た方の話が放送されました。
必要もないのに役所を脅して生活保護をうけている人でなくこのように本当に必要としている人々に与えるべきです。

欧州 : 欧州危機の陰で台頭する極右・極左勢力 (英フィナンシャル・タイムズ)

JBPressや日経新聞に掲載された2011年11月15日付英フィナンシャル・タイムズ紙の記事です。
移民問題にも絡みそうなので取り上げます。
日本は過激な政党は出ていないですね。
大阪の彼はどうなるのか・・当選すると危機の表れ?
・・・・・・・・・・・・
ギリシャとイタリアで指名された首相はともに実務家としての手腕を買われたようです。
しかし、
「欧州、そして世界全体が、モンティ氏とパパデモス氏に奇跡的な成果を上げてほしいと願うのは、実にもっともなことだ。なぜなら、もし実務家にそれができなければ、その次に控えているのは過激な政治勢力だからだ。」
と続きます。
つまり、
「■過激な政党が支持集める
ギリシャでは今や、有権者の約4分の1が極左政党を支持し、さらに8%が愛国主義の極右政党を支持している。両者を合計すれば、過激な勢力が主流派の2党のどちらよりも大きな支持を得ていることになる。
シルビオ・ベルルスコーニ首相が辞任に追い込まれたイタリアでは、政治情勢がしばらく混乱する可能性が高い。だがこの国には、強力な共産主義勢力や極右勢力が誕生した過去がある。一方、北部同盟のウンベルト・ボッシ党首は、下野するのが楽しみだと話している。野党になればEU、移民そしてイタリア南部について不満を言い立てることが可能になるからだ。」
このほか、
・フランスの極右政党、国民戦線(マリーヌ・ルペン党首)
・オランダのヘルト・ウィルダース氏が率いる極右・自由党
・オーストリアの極右政党・自由党
・フィンランドの国家主義の「真のフィンランド人」党
などを取り上げ
勢力を増すこれらの政党は皆
・「エリート」を激しく非難
・グローバル化と移民、特にイスラム世界からの移民を敵視
・EUに対してひどく懐疑的
・・・
としている。
そして、
「これらすべてが、悪いとはいえまだ壊滅的ではない経済状況の中で起きている。だが、銀行が破綻し始め、人々が貯蓄や仕事を失い、再び深刻な景気後退が起きたら、欧州の政治状況がどのようになるか想像してみるといい。その時点で、有権者は大挙して過激主義の政党に頼るくらい絶望し、幻滅しているだろう。」
・・・・・・・・・・
下記の二つとももしかしたら(無料)会員登録が
必要かも知れません。どちらかどうぞ。
日経
http://p.tl/CF5w
JBPress
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/29416

反金融 : 「オキュパイ・ハーバード」、米名門大キャンパスでも抗議行動

米名門ハーバード大キャンパスでも版金融の抗議行動が始まっています。日本の大学生はどう出るか。
大学三年から青田刈りをされ、角を矯められた若者には45年前の学生運動の様な行動を起こす気力もないかも。
履歴書に「ハーバード大」と書けるエリート昨日投稿したスイスの職業訓練を受ける若者遠く離れていますがみんな良い世界を目指しているのでしょう。
・・・・・・・・・・・
「米国の名門大学ハーバード大は世界金融危機の原因を作った「1パーセント」の一員だと批判する同大学の学生たちが、米マサチューセッツ州ケンブリッジのキャンパスにテントを張って抗議行動を行っている。」
強欲な企業に抗議しようと始まった反ウォール街(金融街)デモ「オキュパイ(占拠せよ)」運動に加わった学生たちは、米国で最も威信の高い同大学は、社会を経済的にもっと公正にするために貢献すべきだと主張している。
学生たちは、ウォール街で働く金融マンを数多く輩出し、世界的にも有名な同大学のビジネススクールは、米経済を破壊した銀行家たちの世代を作ってしまったと批判している。
大学院生のアマンダ・ハジズ・ギンズバーグさん(22)は、「ハーバードは毎年毎年、行きすぎた経済活動をするトレーダーやアナリスト、フィナンシャル・アドバイザーを供給している。ハーバードは1%側の大学だけれど、99%側の大学であって欲しいと思う」と、拡大する富の不均衡を糾弾するオキュパイ運動のスローガンを使って語った。
■エリートならではの使命感
履歴書に「ハーバード大」と書けるという事実によって、抗議している学生たちには輝かしい未来がほぼ約束されているという皮肉を彼らが忘れているわけではない。そのような特権を持っていることが、社会的に有益な投資をしたり、労働者によい賃金を払ったりするよう未来のリーダーたちを教育し、根本的に新しい道を示すようハーバード大に求める原動力になったと学生たちは言う。
ハーバード公衆衛生大学院の研究者、カヴィ・バッラさん(37)は「これはハーバードの魂のための戦いだと思っています」と話す。「私は大学で要職を占める人たちに窓の外を見て、ハーバードが今進んでいる道を今後も進むことはできないことに気付いて欲しいのです」
「テントはシンボルなんです。テントを片付けた後もオキュパイ・ハーバードは終わりません」
http://www.afpbb.com/article/economy/2841044/8091665

生活保護 : 永住資格を持つ外国人にも生活保護…福岡高裁

本日の読売の記事です。
WEBには何故か載っていませんが、紙面ではその続きとして「高裁判決は政府が81年、「難民などに対し自国民と同一待遇を与える」とする国連難民条約への批准に伴う国会審議で、法が準用されているため国籍条項撤廃などの改正は必要ないとの見解を示した点を重視。この時点で、国は外国人への生活保護について国際法上などでの法的義務を負ったと認定した。」
とあります。
「子どもの権利条約」批准の際の国会審議はどうだったのか、憲法第九八条の第2項「日本国が締結した条約及び確立された国際法規は、これを誠実に遵守することを必要とする。」
との関係からも関心があります。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111115-OYT1T00741.htm

スイス : スイスの職業訓練—高校進学だけが人生ではない

出張から帰り、しばらくぶりにスイスのニュースを読みました。
こんな幸せもある・・・ということで;参考まで
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往々にして「良い高校、良い大学、良い就職、幸せ・・」と考えがちだし、教育現場では無責任なことは言えないと思いますがスイスのように
>中学卒業後、職業訓練の道に進む若者は7割と10代の若者の大半を占め、その数は安定している。
という国もあります。
>「この仕事が好きなのは、人助けができるから」。ベルンの旧市街地にある眼鏡店で見習いをしているタニヤ・ゲーリガーさん(17)は目を輝かせて言う。
確かに給与の差はありますが、社会でしっかり生きていける。
>給料はどんな教育レベルを終了したかで違ってくるものの、連邦統計局2008年の発表では、職業訓練を終了した人の給料は全国平均で月5418フラン(約47万円)、応用科学大学卒業者の平均は月7684フラン(約66万円)と高い(ちなみに、連邦および州立大学卒業者の給料平均は月8132フラン/約70万円)。
スイス社会福祉会議(SKOS/CSIAS)発表のスイスの貧困ラインが月約2400フラン(約21万円)であることを考えれば、職業訓練を終了するだけでも社会でしっかり生きていけるだけの給料がもらえることが分かる。
それを支えるシステムもしっかりしているようです。
社会全体の考え方の差ですね。
>すでに中学1年のときから、学校が性格診断や適性診断などを積極的に行ってきた。各州にある職業情報センターから職員が週に1度、学校を訪問し、職種を生徒に紹介したり、生徒たちの進路相談を引き受けたりした。「数学が好きだったし、自分が眼鏡をかけているということもあって、この道を選んだ。だけど、職業情報センターのアドバイスも進路決定に役立った」
> 企業側もスイスの職業訓練制度を評価している。眼鏡店ハインツェルマンの店長代理ルーカス・ツアブーヒェンさんは次のように語る。「若い子が来てくれると、それだけで職場の雰囲気がガラっと変わる。確かに、見習い期間の最初の2年間は、会社として経費が余計にかかるが、3年、4年目になってくると、大事な戦力になってくれるので、会社としても助かる」
http://www.swissinfo.ch/jpn/detail/content.html?cid=31399692

埼玉県 : 外国人生徒、多難な受験 学習支援施策に「不十分」の声

朝日/埼玉の馬場さんから記事の案内を頂きましたので転送します。
静岡県浜松市から埼玉県に異動され、「外国人児童生徒の問題が認識されていない」状況に驚かれたようで、三重県鈴鹿市との対比で書いておられます。
http://www.asahi.com/edu/news/TKY201111140244.html

2011/11/14

カエル2011 教えることについて またまた、長文になってしまいました m(__)m

柴崎です
カエルプロジェクトでの感想:昨日の続きです。
ちょっと言い過ぎかもしれませんが・・。
カエルプロジェクトセミナーに同道して、教育に携わる人々に関しても考えさせられることがありました。
現場の教員の方々、知り合いの多くのボランティア、非常勤の方々は毎日のように材料作りに頑張っておられ、その作品の素晴らしさに驚かされることばかりですし、今回見学させて頂いた授業でも、先生がとてもよく工夫したやり方で教えていると思いました。もしかしたら教育現場では当たり前のことだった
のかも知れませんが。
しかし、下記のような状況もあります。
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いろいろな場所で聞いた「成功事例」に共通することのひとつに、来日して入った学校で「良い友人」「教師」に会えた、ことがあると思います。今回、同時通訳をしてくれたM君は「良い友人に恵まれた」と話していました、それで彼の今があるのでしょう。そんな幸せな子どもたちばかりなら私たちの心配は半減するのですが・・。
日本語を教えてくれるボランティアも彼らに接する機会が多く重要な役割を負っていると言えます。その方々は、やる気もあり、やさしく、使命感を持った方々と言えます。しかし、(残念ながら、「しかし」なのです)ボランティアの方が教えているところを見させて頂くと、性格的に向き不向きがあることが分かりますし、向いていても技が無いことがあります。例えば、理解させるという本質を分かっていないのか、即座に答えを出す方法を示す場合が多いのです。例えば算数では「(割り算で)そこは2がたつの?えっ?!3??違うでしょう・・・そう、4」だとか「(分数で)下を4で割って、上に3を掛ければいいの!」などという説明というか指示というか・・。そんなやり取りを多く目にします。あるところでは「理屈はいいから、覚えちゃいなさい」という教え方?をしていた方もおられました。
私は、教育の専門家ではありませんが、「出来る」のではなく「わかる」ことが重要なはずで、教える側は足場作り(スキャフォールディング)がその役目のだと思いますが、学生を含めボランティアの方々で一生懸命にやってくれるのは良いものの、失礼ながら「(仮に)自分の子どもをこの人たちに預けると考えると・・・NG」という思いになることもしばしばでした。
もちろんそんな人たちだけではありません。愛知県のあるボランティアグループではで毎日のように反省会を開いて話し合って、引継ぎをしていますし、東京には3ヶ月ごとに指導方法の見直しをしている団体もあります。
ボランティアであってもコミットメント(社会に対する約束)をしているわけですから、技を磨く必要がありその人たちは真剣にやっています。時間があるから、暇だからやっているのではないはずです。
でもその報酬の低さと言ったら・・。
そこで思うのは下記の二点
1)無給に近いボランティアに頼らざるを得ない状況の解消
・医療行為は素人は許されていません(戦場なら別でしょうが)免許を持っている医師に許されている行為です。それは命に関わるからでしょう。
教育にも教員免許があります。これは教育も専門性が求められているという証だと思います。いい加減な教育はそれを受けた子どもにとって一生を棒に振ってしまうという意味からすると命を扱う医療行為に似ているといっても良いのではないでしょうか。つまりこの分野も本来なら素人に任せてはいけないということだと思います。
・その意味では、無償に近いボランティアに任せている今の状態は直ぐにでも改善する必要があると思います。(もしかすると今の状況を「戦場の前線基地」だと思っているのでしょうか・・皮肉ですが。)ボランティアや非常勤の方々にも研修の機会を与えそれなりのレベルにして、何かしらの資格を与え、十分な報酬を支払う必要があると思います。国なり、地方自治体なり、何とかしなければドロップアウトの子供たちが増える恐れがあります。
2)ボランティア自身による研鑽
・年少者にはそれなりの教え方があるはずで、その意味では小学校で教鞭をとって、その年齢相当の学習能力を分かっている方々にある程度の教授法を習うことが必要だと思います。(文部科学省も教員のプロボノ(*)を奨励すべきだと思います。)「無手勝流」は教育現場には通じません。プロの先生方が努力してもなかなか上手く行かないことも多いのに訓練なしでは戦えないのではないかと思います、間違っているでしょうか。
*"プロボノ"とは、社会人が、仕事を通じて培った知識やスキル、経験やノウハウなどを活かして社会貢献することを意味する。
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こんなことをツアーの間、勝手に考えていました。

2011/11/13

カエルフ゜ロシ゛ェクト2011 長文になってしまいました m(__)m

10月25日に来日され、11月11日に帰国された、臨床心理士の中川郷子博士に同道して外国人(特にブラジル人)集住地区を回る機会を得ました。
移動する子どもたちの大変さを再認識させられたツアーでした。
日本の国内でさえ引っ越したら文化の違いに驚かされ、大人でさえストレスを抱えてしまいます。
引っ越しをプラスにできる場合もあるかもしれませんが、子どもの場合は友達もできず、方言をからかわれ、教師の教え方の差に戸惑ったりして成績も落ち、登校拒否になったりすることになるケースが多く見られます。
それが、国境を超える場合には、その文化の違いは計り知れないストレスを子どもに与えるであろうことは容易に推察できます。
臨床心理など全くの門外漢ですがそこでの耳学問を自分勝手に解釈したものの一部を書いてみました。
間違っているかも知れませんが、ご参考まで。
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■ 日本とブラジルの文化の差:あなたが悪いのではない
中川さんは
「日本人の謙譲の心などは素晴らしいものであるし、日本では、それは必要なことは分かっている。しかし、ブラジルでは譲ってばかりいては認められないし貧乏くじを引いて、損をしてしまう恐れがある。」
と説明されました。これに対して現場の先生方から
「これまでの教育が間違っていたのではないか」
との嘆きに近いお話を伺いました。
しかし、日本で教育する場合に外国に合わせた教育はあり得ないと思いますので、現場では、日本的に協調的自己観をベースとして、これまでの通りやる以外にないと思います。
但し、日本のやり方がすべてではないことを教師自身が常に反芻し、子供たちに都度話しておくことは必要です。
中川さんが挙げた例の一つが「ピアス」。
私自身の娘もドイツで二歳の時にピアスを付けました、日本に帰ってからはしていませんでしたが・・。
ピアスをすることは悪いことではありませんが、日本の学校では許していないので学校ですることは認められないということです(ピアスがいけないが同課の議論はここでは触れません、それは別の機会に)。
TV番組に「ケンミンショー」という日本の地域ごとの習慣の差を面白おかしく取り上げる番組があります。そこで示される習慣の違いには驚かされることがしばしば。例えば、ご飯に「あんこ」を乗せるようなことが出てきますが、それは他の地域からすると信じられない光景かも知れませんが、それは「悪い」のではなく「習慣の差」なのです。
学校の現場では機会あるたびに考えの違い、ルールの違いがあることを教えることが、広い心を持ち、違った世界に行った時にもその差を埋める力が付くのではないでしょうか。
「君が悪いのではない。この世界では許されないだけだ。」と本人を否定するのではなくその行為が許されないことを明確に区別することを機会ある毎に教えることで、自尊感情を失わせないようにすることが必要だと思います。(「だから外国人は・・・」「いけないって言ってるでしょ!」などと言わずに)
これには、先生方自身に外国の事情をみて、違う世界を覗いて頂く必要があるのではないでしょうか。
■ブラジルについて知ろう
ブラジルに帰国(または初めて移住)すると聞いた途端に、喜ぶ子もいますが、全くやる気をなくしてしまった、という報告も聞きました。
ブラジルの治安の悪さ、貧困層の多さなどを、繰り返し保護者や影響力の強いマスメディアなどから聞かされているのもその一因ではないでしょうか。
GNPが世界で7番目に躍進した国・ブラジル。日本はブラジルから旅客機を購入するほど技術的・工業的にも進んでいる国ですし、豊かな自然に恵まれた広大な土地を持っています。そのことを、もしかしたら保護者より影響力のある、教師から話をして自信をつけさせたり、場合によってはブラジルについて教室で発表してもらうのも良いかも知れません。
帰属している集団をひいき目で見るのが常です。帰属先が変わるのにそれが悪いものだと言われていれば気持ちも萎えます。
これも学校でできることでは無いでしょうか。
■ はだ色廃止!
もう一つ、同じ話題で:
今回、いくつかの保育園、託児所を拝見しました。
日本の子供たちがあまりにお行儀がよく静かなのは日本的なのかな、と思いましたが、その子供たちは表情に乏しく、一瞬ホスピタリズムかと思うほどでしたので、どきっとしました。
大使館のある方はブラジル人学校に通っているブラジル人児童生徒でさえ表情が暗いと言っていました。何が違うのか・・。均一化が日本の世界に蔓延しているのか。
また、保育園の園庭が小石が敷き詰められているのに、茶色を使って同じような絵を描く子どもたちがいたことも驚きのひとつ。本当はグレーはずなのに。
また、この頃は少なくなりましたが、「はだ色」が含まれているクレヨン。
いろいろな国から人が入ってきている日本では白も黄色も黒も肌色です。
「これはxxx色、xxxはxxx色」という決めつけから解放させましょう。
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子供たちにもっと自由にさせることが移動した場合にも耐える力を養えるのではないのかな、との感想です。
当たっているかな・・。

2011/11/09

カエルフ゜ロシ゛ェクト2011

カエルプロジェクトセミナー2011でご協力頂いた皆様講師お二人は昨夕、最後の開催地小松から無事、東京に戻って来られました。
皆様のご協力で各会場とも多くの方々が出席され話合いにも積極的に参加頂きました。
講演、話し合いの合間に多くの施設訪問、関係者との話合いの機会も設けて頂き、現状把握に大いに役立ちました。
ありがとうございました。
一方、ブラジルに帰った(行った)子どもたちの状況を初めて知った方々からは驚きの声も上がりましたし、本当は参加して欲しい保護者の参加が少なかったことなど、これからも発信に力を入れねばならないと認識させられました。
今後も皆様のご協力を頂きたくよろしくお願いいたします。
柴崎

法務省 : 平成23年9月末現在における外国人登録者数について : 震災直後に減少した外国人登録者数は,その後ほぼ同水準を維持

平成23年9月末現在における外国人登録者数についてブラジルに帰国した子どもたちの精神および学習面でのケアをされておられる中川郷子さんに同道し10月26日の群馬県での開催を皮切りに昨日の石川県までのツアーが終わりました。
多く保護者、教育関係者、ボランティアの方々の参加ありがとうございました。本件に関しては機会を捉えて投稿します。
その間に9月末現在の外国人登録者数の発表がありました。
ブラジル人はまた減少し21万5千人になりました。
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震災前(平成22年末)の外国人登録者数は,213万4,151人であったが,震災直後の平成23年3月末には,209万2,944人で4万1,207人(1.9%)減少し,その後は,ほぼ同水準を維持。9月末の外国人登録者数は,208万8,872人。
平成22年12月 平成23年3月 平成23年6月 平成23年9月
総数     2,134,151   2,092,944  2,093,938  2,088,872
中国      687,156    672,106   674,772   675,724
韓国・朝鮮  565,989     556,514   554,813   550,531
ブラジル    230,552   225,049   221,217  215,134
詳しくは法務省のホームページをご覧ください。
http://www.moj.go.jp/nyuukokukanri/kouhou/nyuukokukanri04_00012.html

2011/10/30

ブラジル人学校 : 四日市の歯科医院がボランティア

昨日からカエルプロジェクトの仕事で浜松に来ています。
皆さんのご協力で中身の濃い意見交換会が出来ました。
地方の小さなニュースですがご紹介します。
周りのサポートが必要ですね。
「言葉が壁となり、日本に住む外国人が歯科検診を受ける機会は少ないのが現状。特に成長過程の子どもには定期的な検診が重要なため、同医院がボランティアで行った。

受診した生徒(15)は「歯科医院には今まで1度しか行ったことがなく、本当にありがたかった」と話した。」
http://iryou.chunichi.co.jp/article/detail/20111028133356133

2011/10/29

カエル2011_02太田関連記事

 カエルプロジェクトにご協力頂いている皆様に

太田開催に関する記事をご参考までお送りします。


 

カエル2011_02太田 報告


今後の開催地のご参考に、昨日の太田での様子をお送りします。
柴崎
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今回は、事情があり、突如、大泉町のNPOに急遽コーディネーターを依頼して時間が無いにも拘わらず、頑張って頂き多くの人が集まりました。
昼は宝泉小学校が丁度参観日であったこともあり写真のように集まってくれました。
夜は、最初にこちらの依頼どおり中川さんから短めの講演を30分ほどしていただき、その後、情報交換会に切り替えました。保護者は少なかったものの、ブラジル人学校の先生が大勢集まり情報交換会は活気のあるものでした。
学校も、夜の情報交換会も机を外し、(いわゆる、ひざ詰め)にして、話しやすい雰囲気を作ったことが成功のヒントではないかと思います。
質問の内容などはポルトガル語であったので後で中川さんに後ほど伺います。
当社が支援している茨城県常総市のブラジル人学校オプションから三人が2時間以上掛けて参加してくれましたが、渋滞に巻き込まれ遅れたため、会終了後もさらに意見交換会を続け初日にも拘わらず11時過ぎまで継続となりました。お二人はお疲れかと思います。
カメラの写真がPCに落とせなかったので添付は携帯の写真です。

2011/10/25

カエルフ゜ロシ゛ェクト2011開催

今年もブラジルから中川郷子博士に来日頂きブラジルに帰国した子どもたちの問題、日本での教育の在り方などを保護者の方を中心にお話しするカエルプロジェクトセミナーを下記のスケジュールで開催します。ご参考まで。
*カエルプロジェクトは、ISEC(教育文化連帯学会 )とサンパウロ州政府教育局が行っているもので、今回講師として来日する中川博士を中心に、コーディネーター1人、常勤専門家2人(心理学医、遊戯・教育心理専門家等)、教師3人(ポルトガル語教師、日本語教師、各種教科学習教師)、その他必要に応じて専門家若干名(医師、発音矯正医、カウンセラー等)でサポートチームを組み運営しています。そして同チームをサンパウロ州内の対象となる子供が多く集中する地区・学校に派遣し、家庭及び学校と協力して子弟の程度に応じて個人ないしグループ単位でケア活動をしています。
活動の内容は
(1)心理面のケア(遊戯、読書、作文、カウンセリング等)
(2)学習面のケア(補習事業、強化講習等)
(3)環境面のケア(父母、学校指導部・教員へのオリエンテーション等)などです。
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カエルプロジェクト2011 スケジュール
�.群馬会場(太田市)
10月
26日(水)19:00〜 太田市国際交流センター(ポルトガル語)
27日(木)同上 (日本語)
連絡先:大泉日伯センタ−
Tel. 0276-62-0676/0814, 0665(日伯学園) Fax: 0276-52-6051
メール:cnbo@lapis.plala.or.jp
�.霞ヶ関
28日(金)霞ヶ関での説明会
14:00〜 文部科学省 
�.静岡会場(浜松市)
30日(日)14:00〜 イオンホール-(ポルトガル語)
31日(月)14:30〜 南の星小学校 (日本語)
連絡先:(財)浜松国際交流協会
Fax:053-458-2197
�.愛知会場(豊橋市)
11月
01日(火)19:00〜 ABT豊橋ブラジル(ポルトガル語)
02日(水)19:00〜 同上 (日本語)
連絡先:NPO法人ABT豊橋ブラジル協会
Tel: 0532-39-3437
メール: info@npoabt.jp
�.滋賀会場(長浜市、甲賀市)
03日(木)14:00〜
会場:滋賀県長浜市  長浜 勤労者福祉会館 臨湖(同時通訳付き)
連絡先:リリアン・テルミ・ハタノ
e-mail:lilian@socio.kindai.ac.jp
04日(金)18:30〜 サントピア水口(同時通訳付き)
連絡先:公益社団法人 甲賀・湖南人権センター(あすぱる甲賀)
Tel: 0748-65-4020 FAX: 0748-65-4021
メール: henshin@us-pal.net
�.愛知会場(名古屋)
05日(土)名古屋国際センタ− 3階 第2研修室
15:00〜17:00 ダイアログ(ポルトガル語)
05日(土) 名古屋国際センター5階 第3・第4会議室
18:00〜21:00 日本語による懇親会
電話 090-9268-1004(松本)
メール:Mkazuko22@aol.com
�.三重会場(津市)
06日(日)19:00〜 アスト津(ポルトガル語+日本語同時通訳付き)
07日(月)19:00〜 アポーヨミエ (日本語)
連絡先:ブラジル人学校アポーヨミエ
Tel: 059-235-4677
メール:apoiobrasil@chime.ne.jp
�.石川会場(小松市)
08日(火)20:00〜小松市国際交流協会でのセミナ(同時通訳付き)
連絡先:小松市国際交流協会
tel. 0761 21-2226
メール:kia@tvk.ne.jp

2011/10/24

少子化 : 出生動向基本調査:夫婦の子、2人割る 「結婚しても少子化」進む−−昨年

国立社会保障・人口問題研究所の第14回出生動向基本調査の報告が出たことは4日ほど前に各紙で報じられています。
報告のタイトルだけテキストにしてみました。
電車の中吊り広告ではないので、内容を読んで頂かねばいけませんが、ご参考まで。
「結婚後15〜19年経過し、ほぼ子どもを産み終えた夫婦の平均出生数を示す「完結出生児数」は1・96人(前回05年2・09人)と、初めて2人を割った。」
「日本は1人の女性が生涯に産む子どもの数にあたる合計特殊出生率(10年1・39)も依然低い。ただ、それは晩産化と未婚者の増加が要因とされ、結婚した人の出生数は安定的に推移しているとみられていた。ところが、今回の調査はそれを覆す結果となった。同研究所は「2回連続で減っており、一時的現象ではない」とみている。」
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20111021dde001040072000c.html
報告
http://www.ipss.go.jp/ps-doukou/j/doukou14/doukou14.asp

調査の概要
(1)調査の目的と沿革
(2)調査手続きと調査票回収状況

1.夫婦の結婚について
(1)初婚年齢、出会い年齢、交際期間
・ 出会い年齢が上昇、交際期間も延長し、晩婚化がさらに進行
(2)出会いのきっかけ、結婚のきっかけ
・ 職場、友人やきょうだい、学校を通じた出会いが7割を占める
・ 結婚のきっかけ、25歳までは「子どもができた」、25歳を過ぎると「年齢的に適当」が半数
2.夫婦の出生力
(1)完結出生児数(夫婦の最終的な出生子ども数)
・ 夫婦の完結出生児数が、はじめて2人を下回る
・出生子ども数2人未満の夫婦が増加
(2) 出生過程の子ども数(結婚持続期間別にみた出生子ども数)
・ すべての結婚持続期間において夫婦の出生子ども数が減少       
・ 結婚年齢が高くなると出生子ども数は減少
(3)夫婦の出生率の動向(合計結婚出生率)
・ 夫婦の出生率は低下傾向にあったが、過去5年間はやや回復を示す
3.子どもの数についての考え方
(1)理想子ども数・予定子ども数
・ 理想子ども数、予定子ども数とも減少傾向が続く
・ 若い夫婦の出生意欲は維持されるも、実現が進まず
(2)理想の子ども数をもたない理由、予定の子ども数を実現できない可能性
・ 予定子ども数が理想子ども数を下回る理由、「お金がかかりすぎる」が最多       
・ 1人目の壁は年齢・身体的理由、3人目の壁は経済的理由    
・ 予定子ども数を実現できない可能性、「収入が不安定だから」「年齢・健康上の理由」
(3)子どもの男女組み合わせ
・ 女児選好の傾向が定着

4.赴任と流産死
(1)不妊についての心配と治療経験
・ 不妊を心配したことのある夫婦は3割、子どものいない夫婦では半数
・ 不妊の心配経験や治療経験は増加傾向
(2)流死産の経験
・ 6組に1組の夫婦が過去に流死産を経験

5.子育ての状況
(1)妻の就業と出生
・ 出産後、パートや派遣として働く妻の割合が増大
・ 育児休業制度の利用は拡大するも、出産前後の就業継続割合は停滞
(2)子育て支援制度・施設の利用
・ 正規雇用を継続する妻の9割が何らかの支援制度・施設を利用、ただし企業規模によって利用率に差
・ 子育て支援制度・施設の利用は増加
(3)祖母の子育て支援  
・ 夫妻の母親(子の祖母)からの子育て支援は5割で推移
・ 妻が就業継続の場合、制度・施設に加えて母親(子の祖母)の支援を援用
・ 専業主婦(再就職型含む)でも子育て支援がないと出生意欲は低い
6.結婚・家族に関する妻の意識
(1)意識の概況
・ 「男らしさ女らしさは必要」、「結婚しても自分の目標を」
(2)意識の変化
・ 2000年以降、多くの項目で変化の方向が反転
(3)意識と出生意欲、出生子ども数
・ 妻が伝統的な考え方を持つ夫婦では理想・予定・出生子ども数が多い

原発 : 残念ながら節電の思いは「のど元過ぎれば熱さ忘れる」ですね・・・

今朝6時半ごろ東京丸の内でこんな風景を見ましたFACEBOOKはご覧になれますか??
(月一くらいでたまに書いています)
http://www.facebook.com/media/set/?set=a.236947506358683.69840.100001303078474&type=1&l=8d89efa39d

難民 : 【国連UNHCR協会】道端ジェシカさんの「ブータン難民キャンプ訪問記」ウェブサイトがオープンしました

先日も取り上げたブータン難民に関する道端ジェシカさんの
レポートが国連UNHCR協会に取り上げられました。
http://www.afpbb.com/article/pressrelease/contribution/2837210/7984257

「カダフィは俺が殺した」、リビアの若い戦闘員の動画がネットに

多くの反体制派を殺害し続けていたであろう独裁者が、また、つかまり殺されました。
(*今回も、チャウシェスク大統領の時のように証拠隠滅の意味があるかも知れません)
ムアマル・カダフィが2011年10月22日に処刑?されたことは数多く報道されていますが、一つだけURLを。
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2836618/7972792
2011年5月2日に殺害されたウサーマ・ビン・ラーディンそれよりずっと前、1989年12月22日に殺害されたルーマニアのチャウシェスク大統領処刑のニュースなどを聞いたときも抱いた気持があります。
それは「犯罪者にはSOL(Sanctity of Life「生命の神聖さ」)が無いのだろうか」ということです。
きっと、これまで圧制の下で苦しんでいた人たちが解放され、彼らにとって安心できる生活が送れる国が出来るのでしょうし、その意味では「喜ばしい」ことなのかも知れませんが、本音は殺して良かったのだろうか、と。
自分が当事者でない(家族を殺されたわけではないし自分もその中にいるわけではない)からかも知れませんが、その話を聞いたとたん良かったと思うどころか「あっ!殺害してしまった!」と思いましたし、こんな殺害の仕方をすると、独裁の時代と同じことを自分たちがやっているとは思わないのか、とも。
身内や愛する人を殺されたらその考えは変わるかもしれませんが、もしかしたら、自分が変わっているのか・・。
命を絶つことは、当然、独裁者にも許されたものではないし、我々も彼の命を絶つことをしてはいけない、と思うのです。
今週から11月10日まで出張の連続なのでその間も悩み続けます。

原発 : 放射能汚染土、国有林へ…仮置き場を無償貸与

先日投稿した「スイスの山の上の風車」も自然破壊に繋がるのではと大変に心配していますが、今度は日本での問題。
国有林の中に放射能汚染土を持ち込む?
「国有林が水源地に近いケースもあるため、仮置き場設置を希望する自治体には、下流域の自治体との事前協議を求める。
汚染土壌は、耐水性の素材で梱包(こんぽう)し、一定量以上になったらコンクリート製の容器に入れたり、ブロック塀で囲んだりする。仮置き場の位置づけとするため、地中への埋設は行わない。」
セシウム137でも半減期が30年で、フィンランドの使用済み
核燃料の処分地を映した映画「30万年後の安全」で問われている
ほどではありませんが、「人間の構築したもの」の耐用年数も考えると
危険は否めませんね。
下流に流れてゆく恐れはあるし、それより、その環境の中でひっそり
息づいている生物は??
あれだけ生物多様性、などと声高に言いながら、本音は人間さえ
良ければ良いのでしょうね・・・。放射能汚染土を移動することで
影響を拡大する恐れの方があるような気もします。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111022-OYT1T01010.htm

2011/10/21

国籍/民族 : 在日コリアン3世のサッカー選手・鄭大世!日本生まれ、国籍は韓国、そして代表チームは北朝鮮……激動の3年半を追ったドキュメンタリーが公開決定!

川崎フロンターレに所属していて、現在はドイツ・ブンデスリーガ2部でプレイするサッカー選手・鄭大世の軌跡を追ったドキュメンタリー映画『TESE』が11月に公開されるそうです。
身内が外国人と結婚し、国外で生活している身にとって考えさせられるテーマです。
「「自身の境遇について「韓国に行っても、北朝鮮に行っても日本人扱い。だが日本で暮らしていても、日本人扱いでもない。故郷はいっぱいあるが、ホームがない……
鄭は、日本・名古屋生まれ。父親は在日韓国人2世だったが、本人は朝鮮学校で教育を受けてきたため、祖国を北朝鮮と見なしており、ナショナルチームは北朝鮮代表を選んだ。韓国が鄭の北朝鮮国籍取得を拒否したため、当初は北朝鮮代表入りは厳しいとみられていたが、関係各所への交渉の結果、現在はFIFAに認められる形で北朝鮮代表に参加している。だが、そのような複雑な境遇故に、鄭は孤独感にさいなまれることも多かったという。
作中、「サッカー」を通して描かれる葛藤(かっとう)は一人の若者が背負うにはあまりにも大きいもの。サッカー選手として高みを目指し続ける一方で、自らの祖国を探さなくてはいけなかった鄭の姿は、観ているこちらの胸が締めつけられるほどだ。」
http://www.cinematoday.jp/page/N0036298
先日も取り上げた下記の記事と対極にあるような気がしました。
■ラグビー日本代表入りの外国人選手に違和感
http://www.zakzak.co.jp/sports/etc_sports/news/20110913/spo1109130831001-n1.htm

難民 : 先進国における庇護申請数が17%増加(2011年上半期)

国連難民高等弁務官事務所からの発表です。
>庇護申請者の出身国は例年とほぼ同様で、庇護申請数は多い順に、アフガニスタン(15,300件)、中国(11,700件)、・・・
と(人口も多いですが)中国が二番目とは。これは少数民族やチベットでしょうか。
先進国の受入は
>先進国が庇護申請者の権利を尊重する姿勢を貫いていることに対して感謝している。
と評価されていますが、先日のミャンマー難民のケースを見ても、本当はその国が安定して彼らが外に出ないでも良い国に変わることを、先進国が手助けできることが理想なのでしょうね。
「2011年前期の先進国における庇護申請数が17%増加した。このうち多くの申請者が、強制移動の問題が長期化する国の出身であることをUNHCRは報告した。
UNHCRの報告書によると、2011年1月1日から6月30日までに受理された庇護申請は198,300件で、前年の169,3000件に比べ増加している。
「2011年には、私が高等弁務官として勤めてきた中でも、類を見ない強制移動危機に世界が直面している。」とアントニオ・グテーレス国連難民高等弁務官は語る。「多くの庇護申請者が近隣諸国に流入したために、先進国の庇護申請数に与えた影響は予想されていた程ではなかったが、いずれにせよ先進国が庇護申請者の権利を尊重する姿勢を貫いていることに対して感謝している。」
国別ではアメリカ合衆国における庇護申請数が先進国の中で最も多く(36,400件)、・・・ヨーロッパにおいては、北欧諸国における庇護申請数が唯一減少。
一方で、北東アジアにおける申請数は倍以上に膨らみ、日本と韓国を合わせ、昨年前期の600件に比べ1,300件が受理された。
今年6月に発行されたGlobal Trends Reportによると、現在難民の80%は途上国によって受入れられている。」
http://www.unhcr.or.jp/html/2011/10/ws111018.html

ブラジル : 第5回日ブラジル領事当局間協議

第5回日ブラジル領事当局間協議が,ブラジル外務省において開催されとの報告です。
詳細は分かりませんが、概要が外務省のホームページに載っています。
>日本側から,従来から行っている在日ブラジル人をはじめとする日系定住外国人への支援に引き続き努めていく旨説明するとともに,ブラジル政府による在日ブラジル人学校に対する教科書の無償配布など,ブラジル政府が積極的に在外自国民を支援するよう改めて要請しました。
とあります。しかし、在日ブラジル人学校ではそれぞれ異なる教科書会社5−6社のものを使っている状況を見ると、政府がもし統一した教科書を配ろうと考えているのであればこの話が非現実的であることは分かりそうなものなのに。
大使館には何度か説明したのですが・・
日本の文科省のように教員の派遣を考えてくれると良いと思います。その方向で是非交渉を。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/23/10/1019_02.html

2011/10/19

文科省 : 放射線等に関する副読本の作成について

例の「放射線等に関する副読本」です。
お時間がある時お読みいただいてはどうでしょう。
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/23/10/1309089.htm

文科省 : 「定住外国人の子ども就学支援事業」シンポジウムの開催について

文部科学省による「定住外国人の子ども就学支援事業」シンポジウムが開催される案内です。
外国人児童生徒と向き合っておられる方はご参加頂いては如何でしょう。
・・・・・・・・・・・
文部科学省では、平成21年度より、不就学・自宅待機となっているブラジル人等の子どもに対して、日本語等の指導や学習習慣の確保を図るための教室を設置し、主に公立学校等への就学を支援する「定住外国人の子ども就学支援事業」を、国際移住機関を通じ実施しております。
この度、「定住外国人の子どもの就学支援事業」の趣旨や成果を普及するため、標記シンポジウムを開催し、有識者によるパネルディスカッション、地方自治体やNPO等による取組の好事例や成果の報告等を実施することとなっておりますので、お知らせいたします。
1.件名
「定住外国人の子ども就学事業」シンポジウム
2.日時
平成23年11月16日(水曜日)13時〜17時(開場12時30分)
3.場所
文部科学省 旧庁舎6階第2講堂
4.プログラム・参加申し込み
「定住外国人の子どもの就学支援事業」シンポジウム
IOM 国際移住機関(※国際移住機関ウェブサイトへリンク)
お問い合わせ先
大臣官房国際課企画調整室
濱田、坂本
電話番号:03-5253-4111(代表)、03-6734-3222(直通)
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/23/10/1312239.htm

厚労省 : 児童虐待防止に関するシンポジウムの開催

これも厚労省のシンポジウムのご案内です。
関心のある方々がおられると思いますので。
・・・・・・・・・
厚生労働省は、平成23年度「児童虐待防止推進月間」の取組の一環として、国民一人ひとりが児童虐待問題についての理解をより一層深め、主体的に関わりをもっていただくための意識啓発を図ることを目的として、標記シンポジウムを下記のとおり開催します。
なお、このシンポジウムは入場無料で、関心のある人は誰でも参加可能です。
1.タイトル
「児童虐待防止に関するシンポジウム〜児童虐待防止対策を語る〜」
主催:厚生労働省
共催(予定):東京都、世田谷区
2.目的
地域における児童虐待の予防、未然防止、早期発見、早期対策を如何に進めるかについて、シンポジストと会場が一緒に考えることが目的です。
3.開催日時
平成23年11月4日(金) 18:30〜21:00
(開場(受付開始) 18:00) 
4.会場
成城ホール(東京都世田谷区成城6−2−1)
http://seijohall.jp/access.html
5.プログラムの概要(予定)
・開会 
・挨拶
厚生労働省
東京都
世田谷区 
・シンポジウム 
コーディネーター 芝野松次郎氏(関西学院大学)
シンポジスト 光田信明氏(大阪府立母子保健総合医療センター)
福島富士子氏(国立保健医療科学院)
川崎二三彦氏(子どもの虹情報研修センター)
安部計彦氏(西南学院大学)
・意見交換・質疑
・閉会
6. 参加申込
申込の受付は、世田谷区子ども部要支援児童担当課で行います。詳細は、世田谷区のホームページでご確認ください。申込締切は平成23年10月26日(水)です。
(連絡先)
世田谷区子ども部要支援児童担当課
03−5432−2226
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001rpx4.html

厚労省 : 外国人留学生対象の就職面接会等の開催

厚生労働省の「日本企業への就職を希望する外国人留学生の就職活動を支援するための就職面接会等」の開催案内です。
関係のある方にご連絡を。
1) 10月31日(月)12:30〜16:00 (入場受付12:00〜)外国人留学生対象就職面接会
場所 : 六本木ジョブパーク 2階「出会いのフロア」

2)11月28日(月)12:30〜16:00 (入場受付 11:30〜)
留学生就職面接会
場所 : 大阪国際交流センター 2階大会議室 さくら
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001rfzo.html

自然エネルキ゛ー : ソーラーパネル11万枚、フランス最大の太陽光発電所が稼働

原発大国でも新しいエネルギー源を作っています。
脱原発というなら予算を十分につけてスピード感を持って具体化しないと。
「総工費1億1000万ユーロ(約116億円)、発電能力は90メガワット。モナコ公国の面積とほぼ同じ約200ヘクタールの眺めのよい丘陵地に、約11万3000枚のソーラーパネルを敷き詰められている。」
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2834918/7920345

スイスでも新しい試みが。
しかし、
観光の国として景観問題、それによる自然(特に生物)への影響は計算したのでしょうか、心配。
■脱原発のスイスが建設、欧州一の高所に風力発電所
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1018&f=national_1018_069.shtml&pt=large

三井物産環境基金2011年度下半期復興助成(第4回)及び一般助成の案件募集開始

弊社の助成制度をご案内します。
関心のある方々は奮って応募ください。
「三井物産は東日本大震災の復興支援の一環として、三井物産環境基金 2011年度 東日本大震災 復興助成の募集を本年4月末より3回実施し、既に助成案件を決定していますが、継続的な支援の観点から、第4回募集を実施致します。加えて、従来の環境分野への助成も一般助成として募集を再開致します。復興助成、一般助成ともに其々、活動助成、研究助成のプログラムを用意しております。」
http://www.mitsui.com/jp/ja/csr/contribution/fund/application/revival2.html

文科省 : 「定住外国人の子どもの教育等に関する政策懇談会」の意見を踏まえた文部科学省の政策のポイント(10月7日現在)について(文部科学省国際課)

文科省からの案内を転送します。
(同時に複数のMLに投稿していますので
重複はお許しください)
・・・・・・・・・・・・・
「「定住外国人の子どもの教育等に関する政策懇談会」の
意見を踏まえた文部科学省の政策のポイント」について
平成23年10月7日現在の進捗状況がHPで公表されました。
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/kokusai/008/toushin/1312195.htm

失業 : 再教育に望みを託す米国の失業者 + 深刻化する若年失業:取り残されて

時間があまりなくURLだけご案内します。
JBPressはもしかしたら無料登録しなければ入れないかも知れませんが。
両方とも失業に関してで、先ほどのギリシャの話に続きます。
1.再教育に望みを託す米国の失業者(Financial Times)
この中で
「コンピューターに奪われる仕事」はその通りだと思います。
入社当時のホワイトカラーのそろばんと消しゴムを使った作表作業は一日かかったのが、今は数秒のしごと「法律事務所では、技術の進歩によってパラリーガル(弁護士補助員)を減らすことも可能になっている。遺言状作成のような基本的な業務のためのソフトウエアパッケージを使えば、弁護士が簡単に書類の空白を埋められるからだ。「技術が多くの雇用に取って代わっている」とバーネット氏。
絶えず技術が進歩しているということは、1年以上失業している人(米国には推定450万人いる)が、自分の技能が時代遅れになっていることに気付くということだ。「彼らが市場に戻るのは難しい」と人材派遣コンサルティング会社NESグローバルの地区総支配人デーン・フルーネフェルド氏は言う。」
日本で長年、単純な作業を続けていたひとは
ブラジルで復帰できなかったり、不就学時期が
長いこどもは復学が難しかったり・・失業を
含め空白は恐ろしい。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/26026
2.深刻化する若年失業:取り残されて
(Economist)
ここでは失業者によるコストの増大を取り上げていますが
移住にも触れています。
「しかし失業者が若い場合には、失業の間接コストが増大すると思われる。その1つに国外への移住が挙げられる。大志を持ちながらも、自国では見通しが立たない若者はしばしば、扶養家族のいる中高年よりもあっさりと他国に雇用機会を求める。
若年失業率が27%に達するポルトガルでは、18〜30歳の約4割が雇用を理由とした国外移住を考えると話している。
イタリアのような国では、止まらない頭脳流出は、気が滅入るような経済停滞の症状だ。
若年労働者の失望感が2005年以降爆発しているアイルランドでは、同じ期間に国外移住者が倍増しており、20〜35歳がそのほとんどを占めていた。」
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/22934

経済危機ギリシャに見切り? 海外移住説明会に1万人超

経済危機のギリシャから:
移動する人たちはその移動先の国の魅力を感じて動くのではなく水が高木から低きへ流れ落ちるように経済的な理由だということですね。
>技能を持つ人なら、どこの人でも受け入れるつまり3Kではないということのようです。
但し、移住しても
>ギリシャ系の人たちのコミュニティー
に入ってしまう?溶け込めるのか??
「欧州の債務(借金)危機の震源ギリシャから、海外へと移住する動きが広がっている。地元メディアなどによると、豪州大使館の説明会には、約800人の想定に対して1万5千人が参加を申し込んだ。移住希望者の拡大に、詐欺も増えているという。
豪州やカナダにはギリシャ系の人たちのコミュニティーがあり、英国や米国と並ぶ人気の移住先だ。豪州大使館は「技能を持つ人なら、どこの人でも受け入れる」との意向。10月に入ってアテネで開いた説明会には医師や技術者、研究者らが集まった。
北部テッサロニキから来た医師のルコビティスさん(30)は「半世紀前には肉体労働者が海を渡ったけれど、いまは『頭脳』が国を離れる」と地元メディアに話した。「よりよい教育と給与が得られる所で子どもを育てたい。ギリシャには失望した」という。」
http://www.asahi.com/international/update/1017/TKY201110170102.html

ブラジル移住 姉どこに

このメイルを読まれている在ブラジルの方で情報をお持ちでしたら連絡してあげてください。
「名護市我部祖河の金城タミ子さん(78)が、戦後移民としてブラジルに渡った姉の上地喜美子さん(83)を探している。14日の「世界のナグンチュ(名護人)大会」で、介護用歩行車に、姉の名前と「姉をさがしています」と書いた紙や写真を貼り付け、ブラジル県人会のメンバーらに協力を求めた。互いに年齢を重ね、「再会するために残された時間は少ない」と懸命だ。
姉妹は名護市真喜屋出身。喜美子さんは清一さん(故人)と結婚し、カンポ・グランデ市内に住んでいたことは分かっているが、25年近く前から連絡が途絶えているという。喜美子さんの息子から3年ほどまえに清一さんの死去の知らせがあったが、詳しい連絡先を聞くことができなかった。
ナグンチュ大会では、カンポ・グランデ県人会の玉城ジョルジェ諚二会長らに姉の行方を尋ねたが、姉の情報は得られなかった。
タミ子さんは「どうしても会いたい。ブラジルからたくさん人が来るので今しかないと思い、探している」と話している。
連絡先はタミ子さんの娘の宮城美幸さん、電話090(4471)9004。」
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2011-10-15_24737/

「王様」ペレ、宮城の子に「ブラジルを代表して来た」

日曜日にサッカーの「王様」にお目にかかることが出来ました。
相変わらずオーラを感じる存在感。

今回の被災地訪問には、これまでも何度も支援に駆け付けた
在日ブラジル人の方々が準備し、一緒に訪問しました。
Solidario(aの上に綴字記号のacento agudoが付きます)
"連帯"というグループです。

「サッカー元ブラジル代表で「王様」の異名を取るペレさん(70)が17日、東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県名取市を訪れ、子どもたちを励ました。
ペレさんは、津波で使えなくなった閖上(ゆりあげ)小、閖上中の児童・生徒が通う不二が丘小を訪問。朝礼台に立って250人の子どもたちに「ブラジル国民を代表して励ましの言葉を伝えに来ました」とあいさつし、ボール20個を贈ったり、サインや撮影に応じたりした。
冬を迎える仮設住宅にも、ホットカーペット450枚や電気毛布105枚をプレゼントした。仮設住宅に住む閖上小6年の氏家知輝君(12)は「めげずにサッカーをする元気をもらった」と話していた。 」

http://www.asahi.com/national/update/1017/TKY201110170432.html

Pelé vai ao Japão e visita regiões atingidas pelo tsunami

http://www.solidario.blog.br/?p=8145

2011/10/16

国家ブランド指数、米国がトップ=日本は5位、中国22位—市場調査機関

世界50カ国を対象にした国家ブランド指数(NBI)の調査で、
1位は2年連続で米国、日本は5位だった。
>中国は政府がここ数年、五輪や万博の実施など、国家イメージの向上に努めており、これらが功を奏し、外国人の中国を見る目にプラスのイメージを与えることに成功している。
だそうです。
上位10位は以下の通り(カッコ内は昨年の順位)。
1.米国(1位)
2.ドイツ(2位)
3.英国(4位)
4.フランス(3位)
5.日本(5位)
6.カナダ(6位)
7.イタリア(7位)
8.オーストラリア(9位)
9.スイス(8位)
10.スウェーデン(10位)
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=55197
の記事
http://www.gfkamerica.com/newsroom/current_pr/index.en.html

ネパール・ブータン難民キャンプ

先日のネパール・ブータン難民キャンプについて道端ジェシカが報告しています。ご参考まで第一回目
http://blog.honeyee.com/jessica/archives/2011/09/29/post-379.html
第六回目
http://blog.honeyee.com/jessica/archives/2011/10/14/6.html

■ネパール系住民
もう一つブータンで重要なのは、ネパール系住民の扱いです。
かれらはは民族衣装の義務化やネパール語の禁止などの政策に
より国外避難を余儀なく数万人がネパール東部の難民キャンプに
暮らしています。
このことも忘れてはいけない事実です。
■ブータンの連続爆発で犯行声明、国王の結婚式を前に
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2834273/7908288

慰安婦基金構想 日韓関係を“後退”させないか(10月17日付・読売社説)

この問題も立場によって大きく考えが異なると思うのであえて投げてみますが。
今朝の読売新聞の社説から昔は確かに
>国交正常化の際の協定で、請求権問題は完全かつ最終的に解決されたとして、賠償はすべて終わったとする国家間の約束が日韓間には存在する。
という主張を支持していたこともあります。
しかし(システムと国家間の関係を一緒にするな、と言われそうですが)すべての問題が片付くとは思えないしシステムのように、精査をして納入しても後で瑕疵(カシ)は出てくるものです。
また、残念ながらこの種の問題は戦争にはつきものであって
>日本の官憲が組織的、強制的に女性を慰安婦にしたかのような記述があり、誤解を広めた。だが、こうした事実を裏付ける資料は存在しなかったのである。
と切り捨てられるものか。
証拠が出ないのがこの種の問題。
この件を前にして思うのは
・戦後処理を子、孫の時代まで引きずることは申し訳ない (もう戦後60年以上経ったのに)
・戦争は絶対にやってはならないということです。
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20111016-OYT1T00793.htm
前原氏、慰安婦基金を構想 韓国側乗じる懸念(産経)
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111012/plc11101200000000-n1.htm

2011/10/14

原発 : 原発撤退を可視化した独映画、11月公開

昨日は朝ズバで映画「チェルノブイリハート」を取り上げていましたが、11月に公開される予定の映画の紹介がありましたのでご案内します。
これは放射線を可視化したとのことです。
どんな映画かこれも観てみたいと思います。
「ドイツでは、2022年の原発撤退に向けて着々と準備が進められている。しかし、莫大な費用と危険な作業を伴い大量の放射性廃棄物を出す「廃炉」は、言うほど簡単ではない。中立かつ冷静な目で、ドイツの原発の今を見つめたドキュメンタリー映画「アンダー・コントロール」(独2011年、ダゲレオ出版配給)が11月に公開される。
「放射線は目に見えない。原発の中身も我々には見えない。理解するためには可視化が必要だと思った」と、フォルカー・ザッテル監督は制作のきっかけを語る。
映画は、白い筋を描いて飛び交う放射線の映像から始まる。「自然界にある放射線を可視化する実験装置を科学館で撮影した」。音楽の代わりに警報が鳴り続けるエンドロールには、放射線をわざと当てたフィルムを挿入した。どちらも原子力を可視化する試みだ。
地下600mの廃棄物貯蔵庫に沈降するエレベーターの映像は、実際に監督が乗った時間だけ持続する。「恐ろしい長さだった。カメラで深く迫ることで観る人の内面に訴えたいと思い、敢えてカットしなかった」。同作は、原子力発電所の建物や原子炉の内部、徹底的に機械化された制御室などを芸術的な映像で切り取る。原発内の作業音や訓練の警報と、原発で働く人々や技術者が語る言葉以外に音はない。
制作に約3年をかけ、「儀式的で冷静過ぎる」緊急停止シミュレーションの場面や、直接触ることもできずゴミは深く埋めるしかない廃炉の厳しい現実も直視。建物の始末の先に横たわる数万年間の廃棄物管理の課題も示した。「原子力が描いた明るい未来の約束は果たされなかった」と監督はまとめる。
同作品は2011年2月のベルリン国際映画祭にも出品された。3月11日、トルコにいた監督は、インターネットで日本の惨事を知った。「技術者もお手上げの想像を超える事態に絶句した」と、その日の衝撃を語る。まさに「アンダー・コントロール(制御下)」から外れた福島原発は、ドイツの原発撤退を決定付けたという。「原発解体には20年以上かかる。ドイツは廃炉に既に巨額を投じている。自然エネルギーに力を入れてもいる。もう原発に戻ることはないだろう」と監督は言う。
レベル7の事故を経験しながら、ドイツのような決断には至っていない日本について意見を求めると、「原子炉で原子力の青い光をこの目で見たとき、魔力を感じた。人を誘惑する輝きだった」と打ち明け、「原子力をコントロールする夢や、今まで費やした大金への未練が、判断力を鈍らせるのでは」と語った。同作品は、11月12日からシアター・イメージフォーラム(東京都渋谷区)などで公開予定だ。」
(オルタナ編集部=瀬戸内千代)
http://www.alterna.co.jp/7142

オランダ :(悪趣味?)クイズに答えて国外追放されよう

コメントのしようがないのですが・・・
オランダの動きをみると時として頭の中が「?」でいっぱいになります。
「 オランダで最近、あるクイズ番組が話題になっている。難民の若者5人がオランダにまつわるさまざまな問題に解答し、国への愛着度を競うのだ。優勝賞金はスーツケースに入った4000ユーロ。国外追放される際の「持参金」だ。
出場者は全員、幼少期に自国を逃れてオランダで育ったが、同国の難民政策が厳しくなったことで、難民申請が認められなかった人々。番組の冒頭に、明るい声で一人一人の人物紹介が読み上げられる。その悪趣味なスタイルには怒りの声も上がっている。
長らく難民受け入れに寛大だったオランダだが、近年は移民増加への懸念が強まっている。昨年の総選挙では反イスラム、反移民の自由党が第3党に躍進。同党の閣外協力に頼る中道右派の政府は、移民対策を強化した。」
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2011/10/post-2295.php

ブータン:幸せな国の「イケメン王」は「アジアで最も結婚したい男性」

物質的な豊かさではなく、心の充実「国民総幸福量(GNH)」を掲げている、ヒマラヤの小国ブータンでは13日に「イケメン君主」の結婚式が挙げられました。
若いこと、おめでたいことは良いことです。
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111013/asi11101323080004-n1.htm
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111013/t10013243261000.html
*国民総幸福量(GNH = Gross National Happiness)
金銭的・物質的豊かさを目指すのではなく、精神的な豊かさ、つまり幸福を目指すべきだとする考え
ところが、
■近代化の波
昨日のNHK(だったと思います)の報道ではインターネットが解禁され、情報が入ってくると近代生活にあこがれる若者が増え、物質主義に走り始め最近、ブータン最初のエスカレーターが設置されたショッピングモールが出来たとのこと。
しかも急速な近代化で格差社会が生まれているし、就職難も広がっているようです。
金銭的・物質的豊かさが真の豊かさに繋がらないと思うのは一度経験しなければわからないのでしょうね。
中東のジャスミン革命では民主化(どうなるかは分かりませんが取り敢えずそう言います)に役立ったネット経由の情報ですが、折角インターネットが使えるならワシントンでのデモの「背景」も勉強すればよいのに。
この国がどう進むか(発展という言葉は合わないかも知れませんね)西欧諸国と同じ轍を踏まないように、と祈ります。
■ネパール系住民
もう一つブータンで重要なのは、ネパール系住民の扱いです。
かれらはは民族衣装の義務化やネパール語の禁止などの政策により国外避難を余儀なく数万人がネパール東部の難民キャンプに暮らしています。
このことも忘れてはいけない事実です。
■ブータンの連続爆発で犯行声明、国王の結婚式を前に
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2834273/7908288

柴崎 雑感

一昨日は将来の霞ヶ関を背負う入省3年目の若手
一級公務員の方々にお話をする機会を頂きました。
霞ヶ関の方々ともっと話をする機会を設けなければと思うこともあり、
面白い経験でした。
「企業の社会的責任」から現在は「あらゆる組織(官公庁であれNPOであれ、ボランティア団体であれ)が社会責任を追っている」というSR(Social Responsibility)に移行しているのだ、といの話をした際に「あなた方が所属する組織のステークホルダ(利害関係者)は誰ですか?」
という質問を出しましたが、これまで考えていた言葉とは全く違う答えが出てきました。
企業であれば、株主、顧客、取引先、金融機関、社員と家族、官庁、
NPO、一般社会、マスコミ・・・
大学であれば、学生/受験生、保護者、他の学校、金融機関、職員と家族、
NPO、一般社会
などど言うのがこれまでのキーワード。
ところが最初の答えが
「国会議員」
・・・うっ、と詰まってしまいました。
利害関係者ではなく、圧力団体??
国民とか市民社会という答えを引出そうと思っていたのですが・・。
これは、一人の若者の例外なのかも知れませんが、講義のあとに人事院の方にお聴きしたら、ステークホルダーから「国会議員」を外すことはありえない、とのことでした。
やはり、霞ヶ関の皆さんとはもっと密に話をしたほうが良いかと、長年私企業に居たものは思った次第です。
決して非難をしているわけではありませんが、我々が自分の尺度だけで物事を測ってはいけないとの反省です。
・・・・・・
先ほどスティーブ・ジョブズ氏の話がTVで取り上げられていました。
私もマックの前のリサやネクストにはまった時代があったほど彼のファンでしたが、余りに取り上げられるとへそ曲がりは他のことを考えます。
確かにすごい、後を追うものは出ないほどでしょう。
しかし、あのiPhoneやiPadでもその中に使われているレアアースによる部品が無ければ市場に出ないのです。
彼と彼の周りだけでなく、中国やアフリカ、中南米の山奥でそれらの金属を掘り出している人たちが居て初めて彼のものが作られ、世界に広まったことも忘れてはいけないと思います。

2011/10/12

オランダ : トルコ人、市民化試験料返金要求

オランダの右への舵取りはこれまでも投稿してきましたが
その逆の動きもあるのですね。
でも、一部の国の人間だけが「市民化」の義務があるなど
理解できない規則ですね。
「オランダに住むトルコ人はオランダ政府に対し、市民化試験料の返金と賠償金を要求している。オランダはEU以外の国から来た外国人(短期駐在員を除く)に対しオランダ語と市民化の試験を義務付けている。トルコ人もこの例外でなかった。
しかし、今年の8月最高裁(中央民事裁判所)は、トルコ人は市民化の義務はないと判決を下している。オランダ政府がトルコ人に対して行なってきた市民化の義務付けは、EUとトルコ政府の間の合意に反するものであるというのがその理由である。オランダのトルコ人からなる財団は、この判決に基づき、これまでにかかった市民化費用の返却を求めている。賠償金はひとり平均5000ユーロ。
返金要求には試験料だけでなく交通費や電話代も含まれている。このほかにも市民化受験のためにトルコに住む配偶者がオランダに来なければならないなどの慰謝料も要求している。
現在オランダに住む約3万人の「被害者」の3分の1から3分の2が、この要求を行うと見られている。合計では5000万から1億ユーロの金額に上る。」
http://www.portfolio.nl/article/show/4523

2011/10/11

本の紹介 : 「グローバル化の中で生きるとは」日系ブラジル人のトランスナショナルな暮らし

この二週間出張ばかりで、この三日間も三連休ではなく
三休日出勤で余裕なく、メイルの投稿もできていません。
たまには書きます・・。
今日は、上智大学の三田教授編著の「グローバル化の中で生きるとは」
日系ブラジル人のトランスナショナルな暮らしのご案内です。
弊社も少しお手伝いさせて頂きましたので。
研究者だけでなく現場の方々も執筆されています。
上智大学出版、ぎょせい発売 1,905円+税です。
したのURLに入ってFLASHビューアーで見られる方は電子書籍風に概要が分かりますよ。
http://shop.gyosei.jp/contents/cs/read/5300158-00-000/index.htm#

2011/10/10

日本語 : こどもの日本語ライブラリ

文科省の拠出金を基に、多くの方が携わって開発された「こどもの日​本語ライブラリ」
が公開されました。

http://www.kodomo-kotoba.info/

使い勝手について
(門外漢故、内容に関するコメントは出せませんが):

・・・・・・・・

まだ、生まれたばかりで、説明不足、不具合があります。

例えば、トップ画面での
「ユーザーログイン」
は、誰のためなのか、どうすれば登録できるかなど分かりにくい。
(通常であれば、クリックする前に説明があるべきで、百歩
譲っても、ユーザID/パスワード入力の画面では説明と共に
ユーザ登録が出来る仕組みがあるはずだが?)
ただ単に
「ユーザIDは必須です。パスワードは必須です。」
といわれても「どうすりゃいいのさ」となります。

「日本語指導Q&A」の一番下に
「登録ユーザー限定機能」に少しあるが、それでも
どうしたら登録できるかが記載されていない。
しかもこれが「日本語指導Q&A」にあるのがおかしい。

また、このシステムの全体説明がトップ画面の下に
小さく書いてある

JYL Projectとは|「こどもの日​本語ライブラリ」活用​ガイド|お問い合わせ

になっているが、複雑なWEBであれば、もっと明確に、
分かりよくすべき。
しかし・・・・、また、その文章が長く分かりにくい。
読んでいるうちに疲れてしまいそう・・。
この種のシステムでこれほど長いPDFをWEB上で読ませる
ことはありえない。もし、これを「全部プリントせよ」
と言うのであれば、NPO、ボランティアには負担ですね。
PDFをWEBで読ませるならなら「しおり」をつけるなどの工夫を。
理想的には静的なPDFではなく、動的にするなりして、もっと
分かりやすいものに。
折角新しい試みをしているのであるのだから、説明はもっと
しっかりユーザサイドに立ったもので、使いたいと思わせる
工夫が欲しい。

作っただけでなく、「使われてなんぼ」。

このライブラリの肝である、指導案その他については門外漢
からコメントなど出せませんが、新しい試み故、多くの現場で、
毎日戦っておられる先生方、語学相談員の方々、さらに
年少者日本語教育の専門家、発達心理学や学習心理学の
専門家の方々にこれを使って、叩いて頂くことで、磨がかれれば、
本当に現場で使えるものに育ち、今後も日本にやってくると
予想される多くの外国人児童生徒の教育に役立つものになるで
あろうと考えています。

クールジャパン : クール・ジャパン海外展開事業がシンガポールでスタート

日本を売り込むことは難しいのですが官民と取り組みがうまく機能し、日本ファンが増えると良いですね。
http://www.meti.go.jp/press/2011/10/20111006003/20111006003.html

原発 : 福島原発事故、遺伝子突然変異は人類にとっての問題

群馬県は仕事が増えているのにブラジル人がいない、という状況です。
一方、学校は相変わらず生徒数が少なく経営が大変。
・・・・
投稿が止むと過労で倒れているのではないかと思われそうなので(詳しく読む時間がないまま記事を紹介するのは反則技ですが)スイスからのニュースをご案内します。
以前にも引用しましたが近藤宗平氏がその著書で「放射線による遺伝的影響は心配無用」と言っていますが、影響は良いことの方が少ないのではないかと常々危惧していました。
http://www.swissinfo.ch/jpn/detail/content.html?cid=31290712

2011/10/04

2011:ウォール街デモ 変化信じ、若者結束

不在中に気になったニュースの一つがウォール街デモです。
各紙が報じていますので詳細はご存知と思いますが、直近の毎日新聞記事でも、これからも広がりを見せるような印象で書いていますし、続くと思います。
しかし、これらの金融機関にお金を預け、老後の資金を少しでも増やそうと思っているのは我々庶民であることも事実。保険会社などが運用益を上げるには当然投機もするでしょう。金融機関のトップがもらい過ぎであったり、国に(つまり税金で)支えられたことも忘れ横暴な連中がいることも事実ですが、自分たちがやっていることも同時に考えないとバランスが悪くなりそう。
・・・・・・・・・
「世界金融の中心地、米ニューヨークのウォール街付近で経済格差の拡大や雇用不安・失業に反発する若者たちのデモが止まらない。欧州で今月15日に同時デモが予定されているほか、東京での抗議行動を訴えるウェブサイトも作られ、資本主義の暴走や拝金主義への異議申し立ては国際的な広がりを見せ始めている。」
「背中を押したのは、強烈な格差意識と、世界経済を牛耳る金融・銀行界への反発だ。」
「富豪への課税を増やし、学生ローンを軽減させる」
「世界が待ち望む変化が必ずやって来ると信じている。誰も我々を止められない」 
それにしても、自分自身が投資ファンドでアジア金融危機を
起こしたジョージ・ソロス氏が「共感」できるとは・・
http://mainichi.jp/select/opinion/closeup/news/20111005ddm003030042000c.html

文科省 : 平成23年行政事業レビューシート

ブラジル人児童生徒に関するものですのでご参考まで:
平成23年行政事業レビューシート(文部科学省)事業番号0003
外国人の子どもの教育環境改善事
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/other/detail/__icsFiles/afieldfile/2011/09/28/1311080_3.pdf
平成23年行政事業レビューシート(文部科学省)事業番号0013
外国人の子どもの教育環境に関する調査
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/other/detail/__icsFiles/afieldfile/2011/09/28/1310798_13.pdf

原発 : 甲状腺機能:福島の子供10人に変化 NPO検診

先週一杯と本日まで出張でご無沙汰していました。
今月末にブラジルから来日される中川郷子さんによるカエルプロジェクトの準備のための出張です。
しばらくお休みしていた間にもいろいろ案件がありましたが先ずは先ほど入ったニュースから・・・・これからも11月中旬まで出張が続きますのでぽつぽつ投稿します。
このニュースは「原発事故との関連は不明」とのことですが決して侮れないですね。
「長野県松本市のNPO法人「日本チェルノブイリ連帯基金」(鎌田実理事長)と信州大医学部付属病院が、東京電力福島第1原発事故後に県内へ避難した福島県の子どもを検診し、130人中10人で、甲状腺ホルモンが基準値を下回るなど甲状腺機能に変化があったことが4日分かった。健康状態に問題はなく原発事故との関連は不明といい、NPOは「参考データがなく、長期の経過観察が必要だ」と話している。
10人の内訳は▽甲状腺ホルモンが基準値以下1人▽甲状腺刺激ホルモンが基準値以上7人▽甲状腺組織が壊れたことなどを示すたんぱく質「サイログロブリン」の血中濃度が基準値以上2人−−で、甲状腺異常や甲状腺機能低下症はなかった。」
http://mainichi.jp/select/today/news/20111005k0000m040045000c.html

2011/09/30

サウジ国王、車運転した女性へのむち打ち刑を撤回

NHKや大手各紙でも報じられていますが、先日の女性の投票権もあわせサウジが大きく変化していることが見えます。
http://www.afpbb.com/article/politics/2831430/7836455?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics
________________________________________
差出人: Shibasaki,ToshioTKVCR送信日時: 2011年9月26日 0:00
宛先: 共生ネットワーク (kyousei-net@yahoogroups.jp)
件名: 女性 : Saudi king: Women given right to vote for first time in 2015 nationwide local elections
柴崎@三井物産です
明朝から一週間出張なのでメイルが書けないかも知れませんが・・
先ほど入手したWashingtonPostによると(先の話ですが)2015年の地方選挙からサウジアラビアで
女性が選挙をする権利が与えられそうです。
ブルカ(ベール)を身に着けるのは宗教上の問題だから他国から言われる筋合いは無い、と主張する人も多い様ですが、女性の権利を奪うのはいくら宗教上のこととはいえ、やはりおかしいと思いますので、この動きがまたソーシャルネットワークでどう拡大するか見ものです。
http://p.tl/Z2ar

2011/09/28

難民 : ミャンマー難民:「事前説明と異なる長時間労働」改善訴え

URLのみご案内します。
「夫妻は「事前説明と異なる長時間労働を強いられ、支援者との接触も制限された」などと、受け入れ態勢の改善を訴えた。」
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110929k0000m040101000c.html

外務省のホームページから
■第三国定住によるミャンマー難民(第二陣)の来日
「4.政府としては,今回来日する難民が今後,文化や習慣がまったく異なる日本社会に定着し,安定した自立生活を営むことが出来るよう,第一陣の難民の受入れで得た経験も活かしつつ,幅広い関係者の協力を得ながら,支援を実施していく方針です。」
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/23/9/0922_02.html

2011/09/26

法務省 : 出入国データ

出先なので簡単に:
出入国データの7月分が出ました。
フ゛ラシ゛ルに関しては6月に比べ入国は
増えました(452人)が、出国はそれ以上
(965人)でした。
太田、袋井、豊橋でも仕事は増えて
いるようなのですが。
出国 入国
2011年1月 4,585 5,127
2011年2月 3,903 3,323
2011年3月 6,872 2,804
2011年4月 6,552 2,740
2011年5月 3,986 3,130
2011年6月 3,338 2,690
2011年7月 4,303 3,142
33,539 22,956

女性 : Saudi king: Women given right to vote for first time in 2015 nationwide local elections

明朝から一週間出張なのでメイルが書けないかも知れませんが・・
先ほど入手したWashingtonPostによると(先の話ですが)2015年の地方選挙からサウジアラビアで
女性が選挙をする権利が与えられそうです。
ブルカ(ベール)を身に着けるのは宗教上の問題だから他国から言われる筋合いは無い、と主張する人も多い様ですが、女性の権利を奪うのはいくら宗教上のこととはいえ、やはりおかしいと思いますので、この動きがまたソーシャルネットワークでどう拡大するか見ものです。
http://p.tl/Z2ar

2011/09/23

原発 : 9月19日 反原発集会

一昨日・昨日とブラジル人学校、自治体の関係者の方々と面談をするために群馬県に行って、雨に降られ、帰りは混乱の東京にわざわざ帰宅難民になるために戻るという漫画のような出張をしてきました。
群馬県の皆様お世話になりました。
と言うわけでニュースをじっくり読む時間もありませんでしたが
気になるものひとつだけ。
19日に明治公園で開催された「さようなら原発集会」の
報道に関して。
■都内で大規模な反原発集会、震災後最大級のデモ
*事実関係
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/disaster/2829126/7798652
■(登録していないと読めないかも知れませんが・・)
日本人がやっと抗議したと欧米人が安堵?
数万人の脱原発集会
*外国メディアの取り上げ方
「日本人は何をされても権力に抗議しない不気味な連中……という違和感が欧米人の間で多少なりとも払拭された。その意味でも、「さようなら原発集会」は有意義だったのではないかと思います。」
http://diamond.jp/articles/-/14102
■日本 6万人が立ち上がるや…日本マスコミ'反原発デモ'大きく報道
毎日・東京・朝日 1面に
読売・産経・NHK 再び無視
ツイッター・インターネットに批判文'洪水'
*この書き方も偏ってはいるかと思いますが、読売新聞はもう少し
バランスを持ってもらいたいとは感じます。
社会の木鐸と自負するのであれば、朝日の社説にあるような
「この国のどこか深いところで変化が起きている。」
ことを取り上げて欲しいものです。
http://blog.livedoor.jp/hangyoreh/archives/1540847.html
■朝日社説 : 脱原発集会—民主主義が動き出す
*朝日は21日の社説で触れています
他社はなかったようです。
「しかし、東日本大震災から半年あまり、この国のどこか深いところで変化が起きている。とりわけ「脱原発」のうねりは、かつてない勢いで広がる。
もはやプロの政治家に任せてはいられない。生活、命、そして子どもたちの未来をどうするのか。同じように差し迫った不安や不満を抱く人と手を携え、政治にもの申そう。そんな思いが共鳴しあう。
「私らには民主主義の集会や市民のデモしかない。しっかりやりましょう」。呼びかけ人の一人、作家・大江健三郎さんの言葉が象徴的だ。「脱原発」は、私たちの民主主義に新たな一ページを刻む動きに見える。」
http://www.asahi.com/paper/editorial20110921.html

2011/09/20

埼玉県 : 多文化共生 「多文化共生社会づくりのための外国人住民実態調査」

埼玉県の外国人住民実態調査の結果が発表されました。
www.pref.saitama.lg.jp/news/page/news110912-04.html

結果のレポートは
http://www.pref.saitama.lg.jp/uploaded/attachment/462460.pdf

今回のサンプル数は229
一方、埼玉の外国人登録者数は2009年末 123,600人  
http://www.pref.saitama.lg.jp/site/keikakutoukei/gaikokujintoroku.html

2010年末 123,137人
(法務省では既に2010年のものが発表されているのに
埼玉県はなぜ2009年??)
つまり229人は0.19%
ちょっと少なすぎると思いますが・・。
調査の実態はこんなものなのでしょうか。
特に日本語が話せないという割合が7.9%は低すぎるように
思えます。
一方、相談できる人がいるが91.7%は、人数の少ない国の
人も入れてこの結果であればすごいですが・・。