2011/10/30

ブラジル人学校 : 四日市の歯科医院がボランティア

昨日からカエルプロジェクトの仕事で浜松に来ています。
皆さんのご協力で中身の濃い意見交換会が出来ました。
地方の小さなニュースですがご紹介します。
周りのサポートが必要ですね。
「言葉が壁となり、日本に住む外国人が歯科検診を受ける機会は少ないのが現状。特に成長過程の子どもには定期的な検診が重要なため、同医院がボランティアで行った。

受診した生徒(15)は「歯科医院には今まで1度しか行ったことがなく、本当にありがたかった」と話した。」
http://iryou.chunichi.co.jp/article/detail/20111028133356133

2011/10/29

カエル2011_02太田関連記事

 カエルプロジェクトにご協力頂いている皆様に

太田開催に関する記事をご参考までお送りします。


 

カエル2011_02太田 報告


今後の開催地のご参考に、昨日の太田での様子をお送りします。
柴崎
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今回は、事情があり、突如、大泉町のNPOに急遽コーディネーターを依頼して時間が無いにも拘わらず、頑張って頂き多くの人が集まりました。
昼は宝泉小学校が丁度参観日であったこともあり写真のように集まってくれました。
夜は、最初にこちらの依頼どおり中川さんから短めの講演を30分ほどしていただき、その後、情報交換会に切り替えました。保護者は少なかったものの、ブラジル人学校の先生が大勢集まり情報交換会は活気のあるものでした。
学校も、夜の情報交換会も机を外し、(いわゆる、ひざ詰め)にして、話しやすい雰囲気を作ったことが成功のヒントではないかと思います。
質問の内容などはポルトガル語であったので後で中川さんに後ほど伺います。
当社が支援している茨城県常総市のブラジル人学校オプションから三人が2時間以上掛けて参加してくれましたが、渋滞に巻き込まれ遅れたため、会終了後もさらに意見交換会を続け初日にも拘わらず11時過ぎまで継続となりました。お二人はお疲れかと思います。
カメラの写真がPCに落とせなかったので添付は携帯の写真です。

2011/10/25

カエルフ゜ロシ゛ェクト2011開催

今年もブラジルから中川郷子博士に来日頂きブラジルに帰国した子どもたちの問題、日本での教育の在り方などを保護者の方を中心にお話しするカエルプロジェクトセミナーを下記のスケジュールで開催します。ご参考まで。
*カエルプロジェクトは、ISEC(教育文化連帯学会 )とサンパウロ州政府教育局が行っているもので、今回講師として来日する中川博士を中心に、コーディネーター1人、常勤専門家2人(心理学医、遊戯・教育心理専門家等)、教師3人(ポルトガル語教師、日本語教師、各種教科学習教師)、その他必要に応じて専門家若干名(医師、発音矯正医、カウンセラー等)でサポートチームを組み運営しています。そして同チームをサンパウロ州内の対象となる子供が多く集中する地区・学校に派遣し、家庭及び学校と協力して子弟の程度に応じて個人ないしグループ単位でケア活動をしています。
活動の内容は
(1)心理面のケア(遊戯、読書、作文、カウンセリング等)
(2)学習面のケア(補習事業、強化講習等)
(3)環境面のケア(父母、学校指導部・教員へのオリエンテーション等)などです。
・・・・・・・・・・・・・・
カエルプロジェクト2011 スケジュール
�.群馬会場(太田市)
10月
26日(水)19:00〜 太田市国際交流センター(ポルトガル語)
27日(木)同上 (日本語)
連絡先:大泉日伯センタ−
Tel. 0276-62-0676/0814, 0665(日伯学園) Fax: 0276-52-6051
メール:cnbo@lapis.plala.or.jp
�.霞ヶ関
28日(金)霞ヶ関での説明会
14:00〜 文部科学省 
�.静岡会場(浜松市)
30日(日)14:00〜 イオンホール-(ポルトガル語)
31日(月)14:30〜 南の星小学校 (日本語)
連絡先:(財)浜松国際交流協会
Fax:053-458-2197
�.愛知会場(豊橋市)
11月
01日(火)19:00〜 ABT豊橋ブラジル(ポルトガル語)
02日(水)19:00〜 同上 (日本語)
連絡先:NPO法人ABT豊橋ブラジル協会
Tel: 0532-39-3437
メール: info@npoabt.jp
�.滋賀会場(長浜市、甲賀市)
03日(木)14:00〜
会場:滋賀県長浜市  長浜 勤労者福祉会館 臨湖(同時通訳付き)
連絡先:リリアン・テルミ・ハタノ
e-mail:lilian@socio.kindai.ac.jp
04日(金)18:30〜 サントピア水口(同時通訳付き)
連絡先:公益社団法人 甲賀・湖南人権センター(あすぱる甲賀)
Tel: 0748-65-4020 FAX: 0748-65-4021
メール: henshin@us-pal.net
�.愛知会場(名古屋)
05日(土)名古屋国際センタ− 3階 第2研修室
15:00〜17:00 ダイアログ(ポルトガル語)
05日(土) 名古屋国際センター5階 第3・第4会議室
18:00〜21:00 日本語による懇親会
電話 090-9268-1004(松本)
メール:Mkazuko22@aol.com
�.三重会場(津市)
06日(日)19:00〜 アスト津(ポルトガル語+日本語同時通訳付き)
07日(月)19:00〜 アポーヨミエ (日本語)
連絡先:ブラジル人学校アポーヨミエ
Tel: 059-235-4677
メール:apoiobrasil@chime.ne.jp
�.石川会場(小松市)
08日(火)20:00〜小松市国際交流協会でのセミナ(同時通訳付き)
連絡先:小松市国際交流協会
tel. 0761 21-2226
メール:kia@tvk.ne.jp

2011/10/24

少子化 : 出生動向基本調査:夫婦の子、2人割る 「結婚しても少子化」進む−−昨年

国立社会保障・人口問題研究所の第14回出生動向基本調査の報告が出たことは4日ほど前に各紙で報じられています。
報告のタイトルだけテキストにしてみました。
電車の中吊り広告ではないので、内容を読んで頂かねばいけませんが、ご参考まで。
「結婚後15〜19年経過し、ほぼ子どもを産み終えた夫婦の平均出生数を示す「完結出生児数」は1・96人(前回05年2・09人)と、初めて2人を割った。」
「日本は1人の女性が生涯に産む子どもの数にあたる合計特殊出生率(10年1・39)も依然低い。ただ、それは晩産化と未婚者の増加が要因とされ、結婚した人の出生数は安定的に推移しているとみられていた。ところが、今回の調査はそれを覆す結果となった。同研究所は「2回連続で減っており、一時的現象ではない」とみている。」
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20111021dde001040072000c.html
報告
http://www.ipss.go.jp/ps-doukou/j/doukou14/doukou14.asp

調査の概要
(1)調査の目的と沿革
(2)調査手続きと調査票回収状況

1.夫婦の結婚について
(1)初婚年齢、出会い年齢、交際期間
・ 出会い年齢が上昇、交際期間も延長し、晩婚化がさらに進行
(2)出会いのきっかけ、結婚のきっかけ
・ 職場、友人やきょうだい、学校を通じた出会いが7割を占める
・ 結婚のきっかけ、25歳までは「子どもができた」、25歳を過ぎると「年齢的に適当」が半数
2.夫婦の出生力
(1)完結出生児数(夫婦の最終的な出生子ども数)
・ 夫婦の完結出生児数が、はじめて2人を下回る
・出生子ども数2人未満の夫婦が増加
(2) 出生過程の子ども数(結婚持続期間別にみた出生子ども数)
・ すべての結婚持続期間において夫婦の出生子ども数が減少       
・ 結婚年齢が高くなると出生子ども数は減少
(3)夫婦の出生率の動向(合計結婚出生率)
・ 夫婦の出生率は低下傾向にあったが、過去5年間はやや回復を示す
3.子どもの数についての考え方
(1)理想子ども数・予定子ども数
・ 理想子ども数、予定子ども数とも減少傾向が続く
・ 若い夫婦の出生意欲は維持されるも、実現が進まず
(2)理想の子ども数をもたない理由、予定の子ども数を実現できない可能性
・ 予定子ども数が理想子ども数を下回る理由、「お金がかかりすぎる」が最多       
・ 1人目の壁は年齢・身体的理由、3人目の壁は経済的理由    
・ 予定子ども数を実現できない可能性、「収入が不安定だから」「年齢・健康上の理由」
(3)子どもの男女組み合わせ
・ 女児選好の傾向が定着

4.赴任と流産死
(1)不妊についての心配と治療経験
・ 不妊を心配したことのある夫婦は3割、子どものいない夫婦では半数
・ 不妊の心配経験や治療経験は増加傾向
(2)流死産の経験
・ 6組に1組の夫婦が過去に流死産を経験

5.子育ての状況
(1)妻の就業と出生
・ 出産後、パートや派遣として働く妻の割合が増大
・ 育児休業制度の利用は拡大するも、出産前後の就業継続割合は停滞
(2)子育て支援制度・施設の利用
・ 正規雇用を継続する妻の9割が何らかの支援制度・施設を利用、ただし企業規模によって利用率に差
・ 子育て支援制度・施設の利用は増加
(3)祖母の子育て支援  
・ 夫妻の母親(子の祖母)からの子育て支援は5割で推移
・ 妻が就業継続の場合、制度・施設に加えて母親(子の祖母)の支援を援用
・ 専業主婦(再就職型含む)でも子育て支援がないと出生意欲は低い
6.結婚・家族に関する妻の意識
(1)意識の概況
・ 「男らしさ女らしさは必要」、「結婚しても自分の目標を」
(2)意識の変化
・ 2000年以降、多くの項目で変化の方向が反転
(3)意識と出生意欲、出生子ども数
・ 妻が伝統的な考え方を持つ夫婦では理想・予定・出生子ども数が多い

原発 : 残念ながら節電の思いは「のど元過ぎれば熱さ忘れる」ですね・・・

今朝6時半ごろ東京丸の内でこんな風景を見ましたFACEBOOKはご覧になれますか??
(月一くらいでたまに書いています)
http://www.facebook.com/media/set/?set=a.236947506358683.69840.100001303078474&type=1&l=8d89efa39d

難民 : 【国連UNHCR協会】道端ジェシカさんの「ブータン難民キャンプ訪問記」ウェブサイトがオープンしました

先日も取り上げたブータン難民に関する道端ジェシカさんの
レポートが国連UNHCR協会に取り上げられました。
http://www.afpbb.com/article/pressrelease/contribution/2837210/7984257

「カダフィは俺が殺した」、リビアの若い戦闘員の動画がネットに

多くの反体制派を殺害し続けていたであろう独裁者が、また、つかまり殺されました。
(*今回も、チャウシェスク大統領の時のように証拠隠滅の意味があるかも知れません)
ムアマル・カダフィが2011年10月22日に処刑?されたことは数多く報道されていますが、一つだけURLを。
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2836618/7972792
2011年5月2日に殺害されたウサーマ・ビン・ラーディンそれよりずっと前、1989年12月22日に殺害されたルーマニアのチャウシェスク大統領処刑のニュースなどを聞いたときも抱いた気持があります。
それは「犯罪者にはSOL(Sanctity of Life「生命の神聖さ」)が無いのだろうか」ということです。
きっと、これまで圧制の下で苦しんでいた人たちが解放され、彼らにとって安心できる生活が送れる国が出来るのでしょうし、その意味では「喜ばしい」ことなのかも知れませんが、本音は殺して良かったのだろうか、と。
自分が当事者でない(家族を殺されたわけではないし自分もその中にいるわけではない)からかも知れませんが、その話を聞いたとたん良かったと思うどころか「あっ!殺害してしまった!」と思いましたし、こんな殺害の仕方をすると、独裁の時代と同じことを自分たちがやっているとは思わないのか、とも。
身内や愛する人を殺されたらその考えは変わるかもしれませんが、もしかしたら、自分が変わっているのか・・。
命を絶つことは、当然、独裁者にも許されたものではないし、我々も彼の命を絶つことをしてはいけない、と思うのです。
今週から11月10日まで出張の連続なのでその間も悩み続けます。

原発 : 放射能汚染土、国有林へ…仮置き場を無償貸与

先日投稿した「スイスの山の上の風車」も自然破壊に繋がるのではと大変に心配していますが、今度は日本での問題。
国有林の中に放射能汚染土を持ち込む?
「国有林が水源地に近いケースもあるため、仮置き場設置を希望する自治体には、下流域の自治体との事前協議を求める。
汚染土壌は、耐水性の素材で梱包(こんぽう)し、一定量以上になったらコンクリート製の容器に入れたり、ブロック塀で囲んだりする。仮置き場の位置づけとするため、地中への埋設は行わない。」
セシウム137でも半減期が30年で、フィンランドの使用済み
核燃料の処分地を映した映画「30万年後の安全」で問われている
ほどではありませんが、「人間の構築したもの」の耐用年数も考えると
危険は否めませんね。
下流に流れてゆく恐れはあるし、それより、その環境の中でひっそり
息づいている生物は??
あれだけ生物多様性、などと声高に言いながら、本音は人間さえ
良ければ良いのでしょうね・・・。放射能汚染土を移動することで
影響を拡大する恐れの方があるような気もします。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111022-OYT1T01010.htm

2011/10/21

国籍/民族 : 在日コリアン3世のサッカー選手・鄭大世!日本生まれ、国籍は韓国、そして代表チームは北朝鮮……激動の3年半を追ったドキュメンタリーが公開決定!

川崎フロンターレに所属していて、現在はドイツ・ブンデスリーガ2部でプレイするサッカー選手・鄭大世の軌跡を追ったドキュメンタリー映画『TESE』が11月に公開されるそうです。
身内が外国人と結婚し、国外で生活している身にとって考えさせられるテーマです。
「「自身の境遇について「韓国に行っても、北朝鮮に行っても日本人扱い。だが日本で暮らしていても、日本人扱いでもない。故郷はいっぱいあるが、ホームがない……
鄭は、日本・名古屋生まれ。父親は在日韓国人2世だったが、本人は朝鮮学校で教育を受けてきたため、祖国を北朝鮮と見なしており、ナショナルチームは北朝鮮代表を選んだ。韓国が鄭の北朝鮮国籍取得を拒否したため、当初は北朝鮮代表入りは厳しいとみられていたが、関係各所への交渉の結果、現在はFIFAに認められる形で北朝鮮代表に参加している。だが、そのような複雑な境遇故に、鄭は孤独感にさいなまれることも多かったという。
作中、「サッカー」を通して描かれる葛藤(かっとう)は一人の若者が背負うにはあまりにも大きいもの。サッカー選手として高みを目指し続ける一方で、自らの祖国を探さなくてはいけなかった鄭の姿は、観ているこちらの胸が締めつけられるほどだ。」
http://www.cinematoday.jp/page/N0036298
先日も取り上げた下記の記事と対極にあるような気がしました。
■ラグビー日本代表入りの外国人選手に違和感
http://www.zakzak.co.jp/sports/etc_sports/news/20110913/spo1109130831001-n1.htm

難民 : 先進国における庇護申請数が17%増加(2011年上半期)

国連難民高等弁務官事務所からの発表です。
>庇護申請者の出身国は例年とほぼ同様で、庇護申請数は多い順に、アフガニスタン(15,300件)、中国(11,700件)、・・・
と(人口も多いですが)中国が二番目とは。これは少数民族やチベットでしょうか。
先進国の受入は
>先進国が庇護申請者の権利を尊重する姿勢を貫いていることに対して感謝している。
と評価されていますが、先日のミャンマー難民のケースを見ても、本当はその国が安定して彼らが外に出ないでも良い国に変わることを、先進国が手助けできることが理想なのでしょうね。
「2011年前期の先進国における庇護申請数が17%増加した。このうち多くの申請者が、強制移動の問題が長期化する国の出身であることをUNHCRは報告した。
UNHCRの報告書によると、2011年1月1日から6月30日までに受理された庇護申請は198,300件で、前年の169,3000件に比べ増加している。
「2011年には、私が高等弁務官として勤めてきた中でも、類を見ない強制移動危機に世界が直面している。」とアントニオ・グテーレス国連難民高等弁務官は語る。「多くの庇護申請者が近隣諸国に流入したために、先進国の庇護申請数に与えた影響は予想されていた程ではなかったが、いずれにせよ先進国が庇護申請者の権利を尊重する姿勢を貫いていることに対して感謝している。」
国別ではアメリカ合衆国における庇護申請数が先進国の中で最も多く(36,400件)、・・・ヨーロッパにおいては、北欧諸国における庇護申請数が唯一減少。
一方で、北東アジアにおける申請数は倍以上に膨らみ、日本と韓国を合わせ、昨年前期の600件に比べ1,300件が受理された。
今年6月に発行されたGlobal Trends Reportによると、現在難民の80%は途上国によって受入れられている。」
http://www.unhcr.or.jp/html/2011/10/ws111018.html

ブラジル : 第5回日ブラジル領事当局間協議

第5回日ブラジル領事当局間協議が,ブラジル外務省において開催されとの報告です。
詳細は分かりませんが、概要が外務省のホームページに載っています。
>日本側から,従来から行っている在日ブラジル人をはじめとする日系定住外国人への支援に引き続き努めていく旨説明するとともに,ブラジル政府による在日ブラジル人学校に対する教科書の無償配布など,ブラジル政府が積極的に在外自国民を支援するよう改めて要請しました。
とあります。しかし、在日ブラジル人学校ではそれぞれ異なる教科書会社5−6社のものを使っている状況を見ると、政府がもし統一した教科書を配ろうと考えているのであればこの話が非現実的であることは分かりそうなものなのに。
大使館には何度か説明したのですが・・
日本の文科省のように教員の派遣を考えてくれると良いと思います。その方向で是非交渉を。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/23/10/1019_02.html

2011/10/19

文科省 : 放射線等に関する副読本の作成について

例の「放射線等に関する副読本」です。
お時間がある時お読みいただいてはどうでしょう。
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/23/10/1309089.htm

文科省 : 「定住外国人の子ども就学支援事業」シンポジウムの開催について

文部科学省による「定住外国人の子ども就学支援事業」シンポジウムが開催される案内です。
外国人児童生徒と向き合っておられる方はご参加頂いては如何でしょう。
・・・・・・・・・・・
文部科学省では、平成21年度より、不就学・自宅待機となっているブラジル人等の子どもに対して、日本語等の指導や学習習慣の確保を図るための教室を設置し、主に公立学校等への就学を支援する「定住外国人の子ども就学支援事業」を、国際移住機関を通じ実施しております。
この度、「定住外国人の子どもの就学支援事業」の趣旨や成果を普及するため、標記シンポジウムを開催し、有識者によるパネルディスカッション、地方自治体やNPO等による取組の好事例や成果の報告等を実施することとなっておりますので、お知らせいたします。
1.件名
「定住外国人の子ども就学事業」シンポジウム
2.日時
平成23年11月16日(水曜日)13時〜17時(開場12時30分)
3.場所
文部科学省 旧庁舎6階第2講堂
4.プログラム・参加申し込み
「定住外国人の子どもの就学支援事業」シンポジウム
IOM 国際移住機関(※国際移住機関ウェブサイトへリンク)
お問い合わせ先
大臣官房国際課企画調整室
濱田、坂本
電話番号:03-5253-4111(代表)、03-6734-3222(直通)
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/23/10/1312239.htm

厚労省 : 児童虐待防止に関するシンポジウムの開催

これも厚労省のシンポジウムのご案内です。
関心のある方々がおられると思いますので。
・・・・・・・・・
厚生労働省は、平成23年度「児童虐待防止推進月間」の取組の一環として、国民一人ひとりが児童虐待問題についての理解をより一層深め、主体的に関わりをもっていただくための意識啓発を図ることを目的として、標記シンポジウムを下記のとおり開催します。
なお、このシンポジウムは入場無料で、関心のある人は誰でも参加可能です。
1.タイトル
「児童虐待防止に関するシンポジウム〜児童虐待防止対策を語る〜」
主催:厚生労働省
共催(予定):東京都、世田谷区
2.目的
地域における児童虐待の予防、未然防止、早期発見、早期対策を如何に進めるかについて、シンポジストと会場が一緒に考えることが目的です。
3.開催日時
平成23年11月4日(金) 18:30〜21:00
(開場(受付開始) 18:00) 
4.会場
成城ホール(東京都世田谷区成城6−2−1)
http://seijohall.jp/access.html
5.プログラムの概要(予定)
・開会 
・挨拶
厚生労働省
東京都
世田谷区 
・シンポジウム 
コーディネーター 芝野松次郎氏(関西学院大学)
シンポジスト 光田信明氏(大阪府立母子保健総合医療センター)
福島富士子氏(国立保健医療科学院)
川崎二三彦氏(子どもの虹情報研修センター)
安部計彦氏(西南学院大学)
・意見交換・質疑
・閉会
6. 参加申込
申込の受付は、世田谷区子ども部要支援児童担当課で行います。詳細は、世田谷区のホームページでご確認ください。申込締切は平成23年10月26日(水)です。
(連絡先)
世田谷区子ども部要支援児童担当課
03−5432−2226
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001rpx4.html

厚労省 : 外国人留学生対象の就職面接会等の開催

厚生労働省の「日本企業への就職を希望する外国人留学生の就職活動を支援するための就職面接会等」の開催案内です。
関係のある方にご連絡を。
1) 10月31日(月)12:30〜16:00 (入場受付12:00〜)外国人留学生対象就職面接会
場所 : 六本木ジョブパーク 2階「出会いのフロア」

2)11月28日(月)12:30〜16:00 (入場受付 11:30〜)
留学生就職面接会
場所 : 大阪国際交流センター 2階大会議室 さくら
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001rfzo.html

自然エネルキ゛ー : ソーラーパネル11万枚、フランス最大の太陽光発電所が稼働

原発大国でも新しいエネルギー源を作っています。
脱原発というなら予算を十分につけてスピード感を持って具体化しないと。
「総工費1億1000万ユーロ(約116億円)、発電能力は90メガワット。モナコ公国の面積とほぼ同じ約200ヘクタールの眺めのよい丘陵地に、約11万3000枚のソーラーパネルを敷き詰められている。」
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2834918/7920345

スイスでも新しい試みが。
しかし、
観光の国として景観問題、それによる自然(特に生物)への影響は計算したのでしょうか、心配。
■脱原発のスイスが建設、欧州一の高所に風力発電所
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1018&f=national_1018_069.shtml&pt=large

三井物産環境基金2011年度下半期復興助成(第4回)及び一般助成の案件募集開始

弊社の助成制度をご案内します。
関心のある方々は奮って応募ください。
「三井物産は東日本大震災の復興支援の一環として、三井物産環境基金 2011年度 東日本大震災 復興助成の募集を本年4月末より3回実施し、既に助成案件を決定していますが、継続的な支援の観点から、第4回募集を実施致します。加えて、従来の環境分野への助成も一般助成として募集を再開致します。復興助成、一般助成ともに其々、活動助成、研究助成のプログラムを用意しております。」
http://www.mitsui.com/jp/ja/csr/contribution/fund/application/revival2.html

文科省 : 「定住外国人の子どもの教育等に関する政策懇談会」の意見を踏まえた文部科学省の政策のポイント(10月7日現在)について(文部科学省国際課)

文科省からの案内を転送します。
(同時に複数のMLに投稿していますので
重複はお許しください)
・・・・・・・・・・・・・
「「定住外国人の子どもの教育等に関する政策懇談会」の
意見を踏まえた文部科学省の政策のポイント」について
平成23年10月7日現在の進捗状況がHPで公表されました。
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/kokusai/008/toushin/1312195.htm

失業 : 再教育に望みを託す米国の失業者 + 深刻化する若年失業:取り残されて

時間があまりなくURLだけご案内します。
JBPressはもしかしたら無料登録しなければ入れないかも知れませんが。
両方とも失業に関してで、先ほどのギリシャの話に続きます。
1.再教育に望みを託す米国の失業者(Financial Times)
この中で
「コンピューターに奪われる仕事」はその通りだと思います。
入社当時のホワイトカラーのそろばんと消しゴムを使った作表作業は一日かかったのが、今は数秒のしごと「法律事務所では、技術の進歩によってパラリーガル(弁護士補助員)を減らすことも可能になっている。遺言状作成のような基本的な業務のためのソフトウエアパッケージを使えば、弁護士が簡単に書類の空白を埋められるからだ。「技術が多くの雇用に取って代わっている」とバーネット氏。
絶えず技術が進歩しているということは、1年以上失業している人(米国には推定450万人いる)が、自分の技能が時代遅れになっていることに気付くということだ。「彼らが市場に戻るのは難しい」と人材派遣コンサルティング会社NESグローバルの地区総支配人デーン・フルーネフェルド氏は言う。」
日本で長年、単純な作業を続けていたひとは
ブラジルで復帰できなかったり、不就学時期が
長いこどもは復学が難しかったり・・失業を
含め空白は恐ろしい。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/26026
2.深刻化する若年失業:取り残されて
(Economist)
ここでは失業者によるコストの増大を取り上げていますが
移住にも触れています。
「しかし失業者が若い場合には、失業の間接コストが増大すると思われる。その1つに国外への移住が挙げられる。大志を持ちながらも、自国では見通しが立たない若者はしばしば、扶養家族のいる中高年よりもあっさりと他国に雇用機会を求める。
若年失業率が27%に達するポルトガルでは、18〜30歳の約4割が雇用を理由とした国外移住を考えると話している。
イタリアのような国では、止まらない頭脳流出は、気が滅入るような経済停滞の症状だ。
若年労働者の失望感が2005年以降爆発しているアイルランドでは、同じ期間に国外移住者が倍増しており、20〜35歳がそのほとんどを占めていた。」
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/22934

経済危機ギリシャに見切り? 海外移住説明会に1万人超

経済危機のギリシャから:
移動する人たちはその移動先の国の魅力を感じて動くのではなく水が高木から低きへ流れ落ちるように経済的な理由だということですね。
>技能を持つ人なら、どこの人でも受け入れるつまり3Kではないということのようです。
但し、移住しても
>ギリシャ系の人たちのコミュニティー
に入ってしまう?溶け込めるのか??
「欧州の債務(借金)危機の震源ギリシャから、海外へと移住する動きが広がっている。地元メディアなどによると、豪州大使館の説明会には、約800人の想定に対して1万5千人が参加を申し込んだ。移住希望者の拡大に、詐欺も増えているという。
豪州やカナダにはギリシャ系の人たちのコミュニティーがあり、英国や米国と並ぶ人気の移住先だ。豪州大使館は「技能を持つ人なら、どこの人でも受け入れる」との意向。10月に入ってアテネで開いた説明会には医師や技術者、研究者らが集まった。
北部テッサロニキから来た医師のルコビティスさん(30)は「半世紀前には肉体労働者が海を渡ったけれど、いまは『頭脳』が国を離れる」と地元メディアに話した。「よりよい教育と給与が得られる所で子どもを育てたい。ギリシャには失望した」という。」
http://www.asahi.com/international/update/1017/TKY201110170102.html

ブラジル移住 姉どこに

このメイルを読まれている在ブラジルの方で情報をお持ちでしたら連絡してあげてください。
「名護市我部祖河の金城タミ子さん(78)が、戦後移民としてブラジルに渡った姉の上地喜美子さん(83)を探している。14日の「世界のナグンチュ(名護人)大会」で、介護用歩行車に、姉の名前と「姉をさがしています」と書いた紙や写真を貼り付け、ブラジル県人会のメンバーらに協力を求めた。互いに年齢を重ね、「再会するために残された時間は少ない」と懸命だ。
姉妹は名護市真喜屋出身。喜美子さんは清一さん(故人)と結婚し、カンポ・グランデ市内に住んでいたことは分かっているが、25年近く前から連絡が途絶えているという。喜美子さんの息子から3年ほどまえに清一さんの死去の知らせがあったが、詳しい連絡先を聞くことができなかった。
ナグンチュ大会では、カンポ・グランデ県人会の玉城ジョルジェ諚二会長らに姉の行方を尋ねたが、姉の情報は得られなかった。
タミ子さんは「どうしても会いたい。ブラジルからたくさん人が来るので今しかないと思い、探している」と話している。
連絡先はタミ子さんの娘の宮城美幸さん、電話090(4471)9004。」
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2011-10-15_24737/

「王様」ペレ、宮城の子に「ブラジルを代表して来た」

日曜日にサッカーの「王様」にお目にかかることが出来ました。
相変わらずオーラを感じる存在感。

今回の被災地訪問には、これまでも何度も支援に駆け付けた
在日ブラジル人の方々が準備し、一緒に訪問しました。
Solidario(aの上に綴字記号のacento agudoが付きます)
"連帯"というグループです。

「サッカー元ブラジル代表で「王様」の異名を取るペレさん(70)が17日、東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県名取市を訪れ、子どもたちを励ました。
ペレさんは、津波で使えなくなった閖上(ゆりあげ)小、閖上中の児童・生徒が通う不二が丘小を訪問。朝礼台に立って250人の子どもたちに「ブラジル国民を代表して励ましの言葉を伝えに来ました」とあいさつし、ボール20個を贈ったり、サインや撮影に応じたりした。
冬を迎える仮設住宅にも、ホットカーペット450枚や電気毛布105枚をプレゼントした。仮設住宅に住む閖上小6年の氏家知輝君(12)は「めげずにサッカーをする元気をもらった」と話していた。 」

http://www.asahi.com/national/update/1017/TKY201110170432.html

Pelé vai ao Japão e visita regiões atingidas pelo tsunami

http://www.solidario.blog.br/?p=8145

2011/10/16

国家ブランド指数、米国がトップ=日本は5位、中国22位—市場調査機関

世界50カ国を対象にした国家ブランド指数(NBI)の調査で、
1位は2年連続で米国、日本は5位だった。
>中国は政府がここ数年、五輪や万博の実施など、国家イメージの向上に努めており、これらが功を奏し、外国人の中国を見る目にプラスのイメージを与えることに成功している。
だそうです。
上位10位は以下の通り(カッコ内は昨年の順位)。
1.米国(1位)
2.ドイツ(2位)
3.英国(4位)
4.フランス(3位)
5.日本(5位)
6.カナダ(6位)
7.イタリア(7位)
8.オーストラリア(9位)
9.スイス(8位)
10.スウェーデン(10位)
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=55197
の記事
http://www.gfkamerica.com/newsroom/current_pr/index.en.html

ネパール・ブータン難民キャンプ

先日のネパール・ブータン難民キャンプについて道端ジェシカが報告しています。ご参考まで第一回目
http://blog.honeyee.com/jessica/archives/2011/09/29/post-379.html
第六回目
http://blog.honeyee.com/jessica/archives/2011/10/14/6.html

■ネパール系住民
もう一つブータンで重要なのは、ネパール系住民の扱いです。
かれらはは民族衣装の義務化やネパール語の禁止などの政策に
より国外避難を余儀なく数万人がネパール東部の難民キャンプに
暮らしています。
このことも忘れてはいけない事実です。
■ブータンの連続爆発で犯行声明、国王の結婚式を前に
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2834273/7908288

慰安婦基金構想 日韓関係を“後退”させないか(10月17日付・読売社説)

この問題も立場によって大きく考えが異なると思うのであえて投げてみますが。
今朝の読売新聞の社説から昔は確かに
>国交正常化の際の協定で、請求権問題は完全かつ最終的に解決されたとして、賠償はすべて終わったとする国家間の約束が日韓間には存在する。
という主張を支持していたこともあります。
しかし(システムと国家間の関係を一緒にするな、と言われそうですが)すべての問題が片付くとは思えないしシステムのように、精査をして納入しても後で瑕疵(カシ)は出てくるものです。
また、残念ながらこの種の問題は戦争にはつきものであって
>日本の官憲が組織的、強制的に女性を慰安婦にしたかのような記述があり、誤解を広めた。だが、こうした事実を裏付ける資料は存在しなかったのである。
と切り捨てられるものか。
証拠が出ないのがこの種の問題。
この件を前にして思うのは
・戦後処理を子、孫の時代まで引きずることは申し訳ない (もう戦後60年以上経ったのに)
・戦争は絶対にやってはならないということです。
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20111016-OYT1T00793.htm
前原氏、慰安婦基金を構想 韓国側乗じる懸念(産経)
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111012/plc11101200000000-n1.htm

2011/10/14

原発 : 原発撤退を可視化した独映画、11月公開

昨日は朝ズバで映画「チェルノブイリハート」を取り上げていましたが、11月に公開される予定の映画の紹介がありましたのでご案内します。
これは放射線を可視化したとのことです。
どんな映画かこれも観てみたいと思います。
「ドイツでは、2022年の原発撤退に向けて着々と準備が進められている。しかし、莫大な費用と危険な作業を伴い大量の放射性廃棄物を出す「廃炉」は、言うほど簡単ではない。中立かつ冷静な目で、ドイツの原発の今を見つめたドキュメンタリー映画「アンダー・コントロール」(独2011年、ダゲレオ出版配給)が11月に公開される。
「放射線は目に見えない。原発の中身も我々には見えない。理解するためには可視化が必要だと思った」と、フォルカー・ザッテル監督は制作のきっかけを語る。
映画は、白い筋を描いて飛び交う放射線の映像から始まる。「自然界にある放射線を可視化する実験装置を科学館で撮影した」。音楽の代わりに警報が鳴り続けるエンドロールには、放射線をわざと当てたフィルムを挿入した。どちらも原子力を可視化する試みだ。
地下600mの廃棄物貯蔵庫に沈降するエレベーターの映像は、実際に監督が乗った時間だけ持続する。「恐ろしい長さだった。カメラで深く迫ることで観る人の内面に訴えたいと思い、敢えてカットしなかった」。同作は、原子力発電所の建物や原子炉の内部、徹底的に機械化された制御室などを芸術的な映像で切り取る。原発内の作業音や訓練の警報と、原発で働く人々や技術者が語る言葉以外に音はない。
制作に約3年をかけ、「儀式的で冷静過ぎる」緊急停止シミュレーションの場面や、直接触ることもできずゴミは深く埋めるしかない廃炉の厳しい現実も直視。建物の始末の先に横たわる数万年間の廃棄物管理の課題も示した。「原子力が描いた明るい未来の約束は果たされなかった」と監督はまとめる。
同作品は2011年2月のベルリン国際映画祭にも出品された。3月11日、トルコにいた監督は、インターネットで日本の惨事を知った。「技術者もお手上げの想像を超える事態に絶句した」と、その日の衝撃を語る。まさに「アンダー・コントロール(制御下)」から外れた福島原発は、ドイツの原発撤退を決定付けたという。「原発解体には20年以上かかる。ドイツは廃炉に既に巨額を投じている。自然エネルギーに力を入れてもいる。もう原発に戻ることはないだろう」と監督は言う。
レベル7の事故を経験しながら、ドイツのような決断には至っていない日本について意見を求めると、「原子炉で原子力の青い光をこの目で見たとき、魔力を感じた。人を誘惑する輝きだった」と打ち明け、「原子力をコントロールする夢や、今まで費やした大金への未練が、判断力を鈍らせるのでは」と語った。同作品は、11月12日からシアター・イメージフォーラム(東京都渋谷区)などで公開予定だ。」
(オルタナ編集部=瀬戸内千代)
http://www.alterna.co.jp/7142

オランダ :(悪趣味?)クイズに答えて国外追放されよう

コメントのしようがないのですが・・・
オランダの動きをみると時として頭の中が「?」でいっぱいになります。
「 オランダで最近、あるクイズ番組が話題になっている。難民の若者5人がオランダにまつわるさまざまな問題に解答し、国への愛着度を競うのだ。優勝賞金はスーツケースに入った4000ユーロ。国外追放される際の「持参金」だ。
出場者は全員、幼少期に自国を逃れてオランダで育ったが、同国の難民政策が厳しくなったことで、難民申請が認められなかった人々。番組の冒頭に、明るい声で一人一人の人物紹介が読み上げられる。その悪趣味なスタイルには怒りの声も上がっている。
長らく難民受け入れに寛大だったオランダだが、近年は移民増加への懸念が強まっている。昨年の総選挙では反イスラム、反移民の自由党が第3党に躍進。同党の閣外協力に頼る中道右派の政府は、移民対策を強化した。」
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2011/10/post-2295.php

ブータン:幸せな国の「イケメン王」は「アジアで最も結婚したい男性」

物質的な豊かさではなく、心の充実「国民総幸福量(GNH)」を掲げている、ヒマラヤの小国ブータンでは13日に「イケメン君主」の結婚式が挙げられました。
若いこと、おめでたいことは良いことです。
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111013/asi11101323080004-n1.htm
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111013/t10013243261000.html
*国民総幸福量(GNH = Gross National Happiness)
金銭的・物質的豊かさを目指すのではなく、精神的な豊かさ、つまり幸福を目指すべきだとする考え
ところが、
■近代化の波
昨日のNHK(だったと思います)の報道ではインターネットが解禁され、情報が入ってくると近代生活にあこがれる若者が増え、物質主義に走り始め最近、ブータン最初のエスカレーターが設置されたショッピングモールが出来たとのこと。
しかも急速な近代化で格差社会が生まれているし、就職難も広がっているようです。
金銭的・物質的豊かさが真の豊かさに繋がらないと思うのは一度経験しなければわからないのでしょうね。
中東のジャスミン革命では民主化(どうなるかは分かりませんが取り敢えずそう言います)に役立ったネット経由の情報ですが、折角インターネットが使えるならワシントンでのデモの「背景」も勉強すればよいのに。
この国がどう進むか(発展という言葉は合わないかも知れませんね)西欧諸国と同じ轍を踏まないように、と祈ります。
■ネパール系住民
もう一つブータンで重要なのは、ネパール系住民の扱いです。
かれらはは民族衣装の義務化やネパール語の禁止などの政策により国外避難を余儀なく数万人がネパール東部の難民キャンプに暮らしています。
このことも忘れてはいけない事実です。
■ブータンの連続爆発で犯行声明、国王の結婚式を前に
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2834273/7908288

柴崎 雑感

一昨日は将来の霞ヶ関を背負う入省3年目の若手
一級公務員の方々にお話をする機会を頂きました。
霞ヶ関の方々ともっと話をする機会を設けなければと思うこともあり、
面白い経験でした。
「企業の社会的責任」から現在は「あらゆる組織(官公庁であれNPOであれ、ボランティア団体であれ)が社会責任を追っている」というSR(Social Responsibility)に移行しているのだ、といの話をした際に「あなた方が所属する組織のステークホルダ(利害関係者)は誰ですか?」
という質問を出しましたが、これまで考えていた言葉とは全く違う答えが出てきました。
企業であれば、株主、顧客、取引先、金融機関、社員と家族、官庁、
NPO、一般社会、マスコミ・・・
大学であれば、学生/受験生、保護者、他の学校、金融機関、職員と家族、
NPO、一般社会
などど言うのがこれまでのキーワード。
ところが最初の答えが
「国会議員」
・・・うっ、と詰まってしまいました。
利害関係者ではなく、圧力団体??
国民とか市民社会という答えを引出そうと思っていたのですが・・。
これは、一人の若者の例外なのかも知れませんが、講義のあとに人事院の方にお聴きしたら、ステークホルダーから「国会議員」を外すことはありえない、とのことでした。
やはり、霞ヶ関の皆さんとはもっと密に話をしたほうが良いかと、長年私企業に居たものは思った次第です。
決して非難をしているわけではありませんが、我々が自分の尺度だけで物事を測ってはいけないとの反省です。
・・・・・・
先ほどスティーブ・ジョブズ氏の話がTVで取り上げられていました。
私もマックの前のリサやネクストにはまった時代があったほど彼のファンでしたが、余りに取り上げられるとへそ曲がりは他のことを考えます。
確かにすごい、後を追うものは出ないほどでしょう。
しかし、あのiPhoneやiPadでもその中に使われているレアアースによる部品が無ければ市場に出ないのです。
彼と彼の周りだけでなく、中国やアフリカ、中南米の山奥でそれらの金属を掘り出している人たちが居て初めて彼のものが作られ、世界に広まったことも忘れてはいけないと思います。

2011/10/12

オランダ : トルコ人、市民化試験料返金要求

オランダの右への舵取りはこれまでも投稿してきましたが
その逆の動きもあるのですね。
でも、一部の国の人間だけが「市民化」の義務があるなど
理解できない規則ですね。
「オランダに住むトルコ人はオランダ政府に対し、市民化試験料の返金と賠償金を要求している。オランダはEU以外の国から来た外国人(短期駐在員を除く)に対しオランダ語と市民化の試験を義務付けている。トルコ人もこの例外でなかった。
しかし、今年の8月最高裁(中央民事裁判所)は、トルコ人は市民化の義務はないと判決を下している。オランダ政府がトルコ人に対して行なってきた市民化の義務付けは、EUとトルコ政府の間の合意に反するものであるというのがその理由である。オランダのトルコ人からなる財団は、この判決に基づき、これまでにかかった市民化費用の返却を求めている。賠償金はひとり平均5000ユーロ。
返金要求には試験料だけでなく交通費や電話代も含まれている。このほかにも市民化受験のためにトルコに住む配偶者がオランダに来なければならないなどの慰謝料も要求している。
現在オランダに住む約3万人の「被害者」の3分の1から3分の2が、この要求を行うと見られている。合計では5000万から1億ユーロの金額に上る。」
http://www.portfolio.nl/article/show/4523

2011/10/11

本の紹介 : 「グローバル化の中で生きるとは」日系ブラジル人のトランスナショナルな暮らし

この二週間出張ばかりで、この三日間も三連休ではなく
三休日出勤で余裕なく、メイルの投稿もできていません。
たまには書きます・・。
今日は、上智大学の三田教授編著の「グローバル化の中で生きるとは」
日系ブラジル人のトランスナショナルな暮らしのご案内です。
弊社も少しお手伝いさせて頂きましたので。
研究者だけでなく現場の方々も執筆されています。
上智大学出版、ぎょせい発売 1,905円+税です。
したのURLに入ってFLASHビューアーで見られる方は電子書籍風に概要が分かりますよ。
http://shop.gyosei.jp/contents/cs/read/5300158-00-000/index.htm#

2011/10/10

日本語 : こどもの日本語ライブラリ

文科省の拠出金を基に、多くの方が携わって開発された「こどもの日​本語ライブラリ」
が公開されました。

http://www.kodomo-kotoba.info/

使い勝手について
(門外漢故、内容に関するコメントは出せませんが):

・・・・・・・・

まだ、生まれたばかりで、説明不足、不具合があります。

例えば、トップ画面での
「ユーザーログイン」
は、誰のためなのか、どうすれば登録できるかなど分かりにくい。
(通常であれば、クリックする前に説明があるべきで、百歩
譲っても、ユーザID/パスワード入力の画面では説明と共に
ユーザ登録が出来る仕組みがあるはずだが?)
ただ単に
「ユーザIDは必須です。パスワードは必須です。」
といわれても「どうすりゃいいのさ」となります。

「日本語指導Q&A」の一番下に
「登録ユーザー限定機能」に少しあるが、それでも
どうしたら登録できるかが記載されていない。
しかもこれが「日本語指導Q&A」にあるのがおかしい。

また、このシステムの全体説明がトップ画面の下に
小さく書いてある

JYL Projectとは|「こどもの日​本語ライブラリ」活用​ガイド|お問い合わせ

になっているが、複雑なWEBであれば、もっと明確に、
分かりよくすべき。
しかし・・・・、また、その文章が長く分かりにくい。
読んでいるうちに疲れてしまいそう・・。
この種のシステムでこれほど長いPDFをWEB上で読ませる
ことはありえない。もし、これを「全部プリントせよ」
と言うのであれば、NPO、ボランティアには負担ですね。
PDFをWEBで読ませるならなら「しおり」をつけるなどの工夫を。
理想的には静的なPDFではなく、動的にするなりして、もっと
分かりやすいものに。
折角新しい試みをしているのであるのだから、説明はもっと
しっかりユーザサイドに立ったもので、使いたいと思わせる
工夫が欲しい。

作っただけでなく、「使われてなんぼ」。

このライブラリの肝である、指導案その他については門外漢
からコメントなど出せませんが、新しい試み故、多くの現場で、
毎日戦っておられる先生方、語学相談員の方々、さらに
年少者日本語教育の専門家、発達心理学や学習心理学の
専門家の方々にこれを使って、叩いて頂くことで、磨がかれれば、
本当に現場で使えるものに育ち、今後も日本にやってくると
予想される多くの外国人児童生徒の教育に役立つものになるで
あろうと考えています。

クールジャパン : クール・ジャパン海外展開事業がシンガポールでスタート

日本を売り込むことは難しいのですが官民と取り組みがうまく機能し、日本ファンが増えると良いですね。
http://www.meti.go.jp/press/2011/10/20111006003/20111006003.html

原発 : 福島原発事故、遺伝子突然変異は人類にとっての問題

群馬県は仕事が増えているのにブラジル人がいない、という状況です。
一方、学校は相変わらず生徒数が少なく経営が大変。
・・・・
投稿が止むと過労で倒れているのではないかと思われそうなので(詳しく読む時間がないまま記事を紹介するのは反則技ですが)スイスからのニュースをご案内します。
以前にも引用しましたが近藤宗平氏がその著書で「放射線による遺伝的影響は心配無用」と言っていますが、影響は良いことの方が少ないのではないかと常々危惧していました。
http://www.swissinfo.ch/jpn/detail/content.html?cid=31290712

2011/10/04

2011:ウォール街デモ 変化信じ、若者結束

不在中に気になったニュースの一つがウォール街デモです。
各紙が報じていますので詳細はご存知と思いますが、直近の毎日新聞記事でも、これからも広がりを見せるような印象で書いていますし、続くと思います。
しかし、これらの金融機関にお金を預け、老後の資金を少しでも増やそうと思っているのは我々庶民であることも事実。保険会社などが運用益を上げるには当然投機もするでしょう。金融機関のトップがもらい過ぎであったり、国に(つまり税金で)支えられたことも忘れ横暴な連中がいることも事実ですが、自分たちがやっていることも同時に考えないとバランスが悪くなりそう。
・・・・・・・・・
「世界金融の中心地、米ニューヨークのウォール街付近で経済格差の拡大や雇用不安・失業に反発する若者たちのデモが止まらない。欧州で今月15日に同時デモが予定されているほか、東京での抗議行動を訴えるウェブサイトも作られ、資本主義の暴走や拝金主義への異議申し立ては国際的な広がりを見せ始めている。」
「背中を押したのは、強烈な格差意識と、世界経済を牛耳る金融・銀行界への反発だ。」
「富豪への課税を増やし、学生ローンを軽減させる」
「世界が待ち望む変化が必ずやって来ると信じている。誰も我々を止められない」 
それにしても、自分自身が投資ファンドでアジア金融危機を
起こしたジョージ・ソロス氏が「共感」できるとは・・
http://mainichi.jp/select/opinion/closeup/news/20111005ddm003030042000c.html

文科省 : 平成23年行政事業レビューシート

ブラジル人児童生徒に関するものですのでご参考まで:
平成23年行政事業レビューシート(文部科学省)事業番号0003
外国人の子どもの教育環境改善事
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/other/detail/__icsFiles/afieldfile/2011/09/28/1311080_3.pdf
平成23年行政事業レビューシート(文部科学省)事業番号0013
外国人の子どもの教育環境に関する調査
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/other/detail/__icsFiles/afieldfile/2011/09/28/1310798_13.pdf

原発 : 甲状腺機能:福島の子供10人に変化 NPO検診

先週一杯と本日まで出張でご無沙汰していました。
今月末にブラジルから来日される中川郷子さんによるカエルプロジェクトの準備のための出張です。
しばらくお休みしていた間にもいろいろ案件がありましたが先ずは先ほど入ったニュースから・・・・これからも11月中旬まで出張が続きますのでぽつぽつ投稿します。
このニュースは「原発事故との関連は不明」とのことですが決して侮れないですね。
「長野県松本市のNPO法人「日本チェルノブイリ連帯基金」(鎌田実理事長)と信州大医学部付属病院が、東京電力福島第1原発事故後に県内へ避難した福島県の子どもを検診し、130人中10人で、甲状腺ホルモンが基準値を下回るなど甲状腺機能に変化があったことが4日分かった。健康状態に問題はなく原発事故との関連は不明といい、NPOは「参考データがなく、長期の経過観察が必要だ」と話している。
10人の内訳は▽甲状腺ホルモンが基準値以下1人▽甲状腺刺激ホルモンが基準値以上7人▽甲状腺組織が壊れたことなどを示すたんぱく質「サイログロブリン」の血中濃度が基準値以上2人−−で、甲状腺異常や甲状腺機能低下症はなかった。」
http://mainichi.jp/select/today/news/20111005k0000m040045000c.html