2011/10/21

難民 : 先進国における庇護申請数が17%増加(2011年上半期)

国連難民高等弁務官事務所からの発表です。
>庇護申請者の出身国は例年とほぼ同様で、庇護申請数は多い順に、アフガニスタン(15,300件)、中国(11,700件)、・・・
と(人口も多いですが)中国が二番目とは。これは少数民族やチベットでしょうか。
先進国の受入は
>先進国が庇護申請者の権利を尊重する姿勢を貫いていることに対して感謝している。
と評価されていますが、先日のミャンマー難民のケースを見ても、本当はその国が安定して彼らが外に出ないでも良い国に変わることを、先進国が手助けできることが理想なのでしょうね。
「2011年前期の先進国における庇護申請数が17%増加した。このうち多くの申請者が、強制移動の問題が長期化する国の出身であることをUNHCRは報告した。
UNHCRの報告書によると、2011年1月1日から6月30日までに受理された庇護申請は198,300件で、前年の169,3000件に比べ増加している。
「2011年には、私が高等弁務官として勤めてきた中でも、類を見ない強制移動危機に世界が直面している。」とアントニオ・グテーレス国連難民高等弁務官は語る。「多くの庇護申請者が近隣諸国に流入したために、先進国の庇護申請数に与えた影響は予想されていた程ではなかったが、いずれにせよ先進国が庇護申請者の権利を尊重する姿勢を貫いていることに対して感謝している。」
国別ではアメリカ合衆国における庇護申請数が先進国の中で最も多く(36,400件)、・・・ヨーロッパにおいては、北欧諸国における庇護申請数が唯一減少。
一方で、北東アジアにおける申請数は倍以上に膨らみ、日本と韓国を合わせ、昨年前期の600件に比べ1,300件が受理された。
今年6月に発行されたGlobal Trends Reportによると、現在難民の80%は途上国によって受入れられている。」
http://www.unhcr.or.jp/html/2011/10/ws111018.html

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