2010/12/31

VOGUE: KURARAブログ

くららさんのプロフィール
1985年生まれ 日本大学芸術学部卒業。 東京生まれブラジル育ちのブラジル好き。
ブラジルのファッションブランドで3年間勤務の後、ブラジルへセンチメンタルジャーニー。のんびり過ごし過ぎたせいか、マイペースな性格に更に磨きがかって帰国。

ロンドン行く前にSKETCHに行く事を友達に言ったら
VOGUE NIPPON
SKETCHから移動中、時差ボケが抜けず頭がガクンガクン揺れて死んでましたが、ブラジル人とパーティー行くと本当楽しくて、到着すると目がピッカーンと開きました。 けど、最後タクシーに乗った瞬間、一気に睡魔に襲われて爆睡。 タクシーの運転手の質問にも寝言で答えてい ...
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2010/12/30

東海地区 : ブラジル人が主戦力 東海のものづくり産業

今年のおしまいは少し明るいニュースで締めくくりたいものですね。
これは岐阜県可児市の自動省力機械、セラミックス関連の製造ラインを手掛ける設備メーカー、文晶堂で「メード・イン・ジャパン」を支える存在になりつつあるブラジル人の話です。
「加藤浩社長は「熟練工が少ない世代を、ブラジル人の彼らが埋めている。
技能伝承の意味でも非常に助かっている」と話す。今後も優れた技能者がいれば、日系人労働者を採用していく方針だ。」
LINK: 中日新聞

静岡県 : ブラジル人世帯への食料支援が大幅減 浜松の「ふれあい会」が今年の活動報告

柴崎@三井物産です

主に静岡県の県西部で経済的な困窮を抱えるブラジル人を支援する浜松市中区の「ブラジルふれあい会」が今年の活動内容をまとめて発表しました。
それによると:
食料支援を行った世帯数が2009年の4分の1に減った今年の食料配布は126世帯で、昨年の870世帯から大幅減。
生活や雇用についての相談も昨年の1万4600件から今年は870件に。
「座波カルロス代表は景気の回復のほか、生活保護の受給世帯や帰国者の増加などを挙げた。
一方で食料支援を行った世帯にはうつ病になって声が出せない人や、"川で魚を釣って食いつなぐ人"もいたという。」
来年は良い年でありますように。
LINK: 中日新聞

2010/12/28

2010年の在日中国人の10大ニュース—華字紙

「2010年の在日中国人の10大ニュース」は下記の通りだそうです。

1、在日中国人の総人口が80万人を突破。江戸川、新宿、豊島、江東、板橋の5区は在日中国人数が1万人を超えた

2、横浜山手中華学校の新校舎が完成。華僑・華人からの寄付金は5億5000万円に上った

3、上海万博で在日中国人の書道家やアーティストらが活躍し、日中の絆を深めた

4、日本中華総商会が設立10周年を迎える。最近は日本企業の加盟も目立ち、2010年は38社が加盟した

5、池袋北口がチャイナタウン化する出発点ともなった老舗の「知音」グループが倒産

6、囲碁の張栩(ちょう・う)十段が棋聖位を奪取、7大タイトルの全冠制覇(グランドスラム)を達成した

7、日本人の親族として来日した中国人48人が直後に生活保護を申請、32人が受給していたことが発覚。在日中国人が今後生活保護を申請しづらくなるのではとの懸念も

8、日本人夫と「替え玉」の男性を殺害した罪に問われていた尹麗娜(イン・リナ)容疑者に無期懲役の判決が下る

9、上海で起きた高層マンション火災で在日中国人の王芳(ワン・ファン)さんと日本人夫が犠牲に

10、日本の現職首相が3年連続で「中文導報」を通じて在日華僑・華人に新年のあいさつ。一昨年の福田康夫、昨年の麻生太郎両元首相に続き、在職中だった鳩山由紀夫前首相が。

「定住外国人の子どもの就学支援事業」第4次公募説明会

文科省国際課から掲題説明会のご案内を頂きました。
周りの方にお伝え下さい
−−−−−−−−−−−−−
「定住外国人の子どもの就学支援事業」第4次公募に関する説明会の開催について(通知)
平素より外国人の子どもの教育支援に御尽力いただきまして誠にありがとうございます。
さて、昨今の景気後退に伴い、不就学・自宅待機等になっているブラジル人等の子どもへの対策として、文部科学省から国際移住機関へ予算を拠出し、標記事業を平成21年度から3年間の予定で実施しています。
最終年度である今回の第4次公募における事業の実施期間は、平成23年4月から平成24年1月までとなります。また、申請については、昨年同様「継続」と「新規」に分けて受け付けることとしています。事業計画書の様式が変更されていますので、本件に関して、関係各位への周知を図るため、標記の説明会を各都道府県の御協力の下、下記のとおり開催することとなりました。
つきましては、本説明会への御出席を御希望される場合は、近隣の説明会を開催する各都道府県の各担当者へ御連絡ください。
なお、本件については、各都道府県からも別途御案内をしていますので、場合によっては重複してお手元に届く場合がありますが、御了承ください。


○1月11日(火)10:00〜12:00
・場 所:岐阜県(岐阜県庁12階 12南1会議室)
・住 所:岐阜市藪田南2-1-1
・連絡先:058(272)8175(担当部署:岐阜県総合企画部国際課)
○1月11日(火)14:30〜15:30
・場 所:三重県(アスト津 3階控え室)
・住 所:津市羽所町700
・連絡先:059(222)5974(担当部署:三重県生活・文化部国際室)
○1月12日(水)14:00〜16:00
・場 所:静岡県(静岡県庁西館4階 第1会議室C)
・住 所:静岡市葵区追手町9-6
・連絡先:054(221)3310(担当部署:静岡県文化・観光部国際課多文化共生班)
○1月14日(金)14:00〜16:00
・場 所:滋賀県(滋賀県大津合同庁舎5階 5D会議室)
・住 所:大津市松本1-2-1
・連絡先:077(528)3063(担当部署:滋賀県商工観光労働部観光交流局)
○1月17日(月)14:00〜16:00
・場 所:愛知県(愛知県三の丸庁舎 会議室801)
・住 所:名古屋市中区三の丸2-6-1
・連絡先:052(954)6138(担当部署:愛知県地域振興部多文化共生推進室)
○1月18日(火)10:00〜12:00
・場 所:神奈川県(かながわ県民センター4階 403会議室)
・住 所:横浜市神奈川区鶴見屋町2-24-2
・連絡先:045(210)3748(担当部署:神奈川県県民部国際課企画班)
○1月 19日(水)14:00〜16:00
・場所:群馬県(太田合同庁舎東庁舎 22会議室)
・住所:太田市西本町60-27
・連絡先:027(226)3396(担当部署:群馬県生活文化部国際課)
2.議 題
(1)「定住外国人の子どもの就学支援事業」第4次公募の内容について
(2)その他
【本件連絡先】
文部科学省大臣官房国際課企画調整室企画調整係
・連絡先:03(6734)3222

自分史:「こんばんは お元気ですか」 81歳・初山さん、夜間中学体験で

夜間中学で学んだ方が自分史を発行された話です。
「◇自分の住所が書けなかった
42歳で東京都内の夜間中学に入学した初山光彦さん(81)=東京都荒川区=が、体験をまとめた自分史を発行した。18日に横浜市内で開催の夜間中シンポジウムで「夜間中こそわがふるさと」と学びの尊さを語った。
「自分の住所が書けなかった。長男が中学に進学する時、私も読み書きができるようになりたかった」
42歳で荒川区立第九中学の夜間学級に入学した。
同区で8人兄妹の三男として生まれ、空襲で実家が焼けた。戦中、戦後の混乱期で小学校で満足に学べず、中学へも通えなかった。戦後はすだれを作る家業の後、都清掃事務所に勤めた。
自分史の題名は「こんばんは お元気ですか」。
夜間中学では、勤めを終えて登校すると、あいさつは「こんばんは」から始まる。72歳で出した作文集に加筆し、5年前に亡くなった妻への追悼の気持ちも込め、700部を発行。恩師や全国の夜間中に配った。」
LINK: 毎日新聞
墨田区文花1丁目の旧曳舟中学校校舎で開催されている「えんぴつの会」
(元夜間中学教師の見城慶和先生が中心)でお会いした方も、80歳を超えて
自分史を書きあげておられました。
・・・・・・・・・・・・・
生活書院から最近出された(12月20日)
「識字の社会言語学」
の「はじめに」にあるように、内田樹や和田秀樹でもその著書を見ると
基本的に「日本の識字率の高さはほぼ100%で世界一」という「神話」
がベースになっているようです。
実際には外国人や引き篭もり、不登校、不就学を考えてればほぼ100%
ではありえませんし、少ないからこそ多くの困難があるとも言えます。
この本の「はじめに」を書かれた「かどやひでのり」氏は、
ベルンハルト・シュリンクのベストセラー「朗読者」(これを原案として
『タイタニック』のケイト・ウィンスレットが主演した映画「愛を読む人」
が2009年に公開されました)のハンナが文字を読めないことを隠して
までして重い罪を被った物語に言及し
「ハンナの姿は、文字のよみかきについ無自覚な識字者の顔を
うつしだす鏡としてはたらく。
ハンナのように、文字をよみかき出来ないひとびとにとって、文字は
どのようにせまってくるものなのか。文字のよみかき能力は、いまの
社会でどのような意味を持っているのか。識字者・非識字者は、文字
のよみかきや文字をめぐる社会現象について、どのような態度を
とるべきなのだろうか。・・」
私たちは自分の尺度でしか測っていないことを気づかされました。
まだ、「はじめに」だけしか目を通していませんが、休みに読んでみたいと
思います。
・・・・・・・・・・

2010/12/27

ブラジルVivo、モバイルSNSプラットフォームを導入


ブラジルVivo、モバイルSNSプラットフォームを導入
InfoCom
ブラジルで一番人気あるSNSは、Google系のorkutである。 Alexaの調査によると、2010年6月現在、全世界で約1億人の登録者数がいるorkutのうち約48%がブラジルである。もちろん世界で一番orukut を利用しているのがブラジル人である。なお2位はインド人で約40%とorkutを ...
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InfoCom

「住民基本台帳法施行令の一部を改正する政令案」及び「住民基本台帳法施行規則の一部を改正する省令案」に対する意見の募集の結果

掲題に関して総務省が国民の意見を募集し出された18件の意見の概要及び意見に対する考え方の取りまとめが公表されました。
LINK: 総務省

ブラジル人学校「HIRO学園」卒業式

12月末には各地のブラジル人学校で終了式/卒業式が行われます。
これは岐阜県大垣市のHIRO学園の様子です。
「ブラジルでは2月が入学式のため、それに合わせた卒業式。卒業生の数は、不況による雇用悪化などで、11回目を迎えた卒業式で今年が一番少なかった。高等科の卒業生は全員ブラジルの大学を目指す。中等科は全員、高等科に進むという。」
LINK: 毎日新聞

この時期に帰国する家族も居ます。来春、再来日するのか・・

2010/12/24

平成23年度採用愛知県教育委員会外国人児童生徒語学相談員の募集


LINK: 愛知県
愛知県: 平成23年度採用ポルトガル語・スペイン語の語学相談員を募集します。
1 採用予定人員
【ポルトガル語対応】 若干名
【スペイン語対応】若干名

 2 配置予定教育事務所
  ・尾張教育事務所(名古屋市中区三の丸261
  ・西三河教育事務所(岡崎市明大寺本町14
  ※その他、欠員のできた場合は該当教育事務所

3 応募資格
 (1) 昭和25年(1950年)42日から平成3年(1991年)41日までに生まれた人   
(2) 大学を卒業した人(短期大学を含み、学部・学科は問わない。)又は平成23年(2011年)331日までに卒業する見込みの人
(3) 日本語とポルトガル語またはスペイン語の両方に堪能な人で、次のアからウのいずれにも該当する人
  ア 日本及びブラジル・南米などの文化や生活習慣に精通していること。
  イ 心身ともに健康で、外国人児童生徒への教育相談や日本語指導等に対する意欲と能力がある こと。小・中学校教職員と連携を図ろうとすること。  
   ウ 勤務時には配置予定教育事務所に通勤が可能で、勤務に支障のない住所地(尾張地区または西三河地区の小中学校に通勤できる)に居住すること。
 (4) 国籍は問わない。ただし、外国人の受験者で合格した人は、在留期間等を確認するため、「外国人登録原票記載事項証明書」を提出する。

2010/12/23

毎日新聞 : 外国人たちの2年間/2 雇用が不安定、変わらない

毎日新聞のシリーズです。

今回は1と2ですが、まだ継続のようです。

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共に生きる:第4部・外国人たちの2年間
「東海3県の経済にも大打撃を与えたリーマン・ショックから2年。不況が外国人住民に与えた影響をテーマにした08年12月の連載「共に生きる第2部 外国人たちの08冬」で、仕事や住居、教育機会を失った彼らはどうなったのか。異国で生き抜く道を模索してきた彼らのその後から見えた「共生社会」の光と影を追う。」

1 「本当は学校やりたい」姿消す無認可校
LINK: 毎日新聞


2 雇用が不安定、変わらない
LINK: 毎日新聞

つくば市立真瀬小学校の国際交流活動

茨城県つくば市立真瀬小学校のWEBに
国際交流活動の報告が出ていました。
先生方の努力ですね。

このページの真ん中あたりに出ています。
LINK: つくば市立真瀬小学校

日系ブラジル人結束の冬


日系ブラジル人結束の冬
読売新聞

日系ブラジル人が多く住む大泉町。改正入管難民法の施行で集団移住が本格化してから20年の今年、地元の雇用を守ってきた三洋半導体の売却・工場閉鎖が決まるなど、町の景気は一気に冷え込み始めた。職を失い、帰国した日系人も少なくない。だが、残った日系人たちは日本社会に根を下ろそうと踏ん張っている。(片岡直人)
ブラジル人のクリスマスには欠かせない菓子パンの「パネトーネ」と「チョコトーネ」が棚に並ぶ同町坂田のパン店「トミ」。週末はいつもより多い客でにぎわい、店主の松山トミハルさん(45)は休む間もない。
開店1年後、リーマン・ショックで日系人の解雇が相次ぎ、客は2割ほど減った。この2年、松山さんは日本人向けの宣伝に力を入れてきた。「あの時はびっくりした。けど、自分の腕を信じて大丈夫と頑張った。疲れるけど、大切なのはお客へのフレンドリーな態度だよ」と笑顔を絶やさない。
町内のブラジル人の登録者数は11月末現在で4566人。最盛期から1割減った。「彼らは金の卵だったのに」と、日系人の移住を促進してきた大泉国際交流協会長の山口武雄さん(70)は寂しそうに語る。企業からの税収で潤っていた町は、34年ぶりに国から地方交付税を受け取る「交付団体」に転じた。
逆風に立ち向かおうと、日系人たちは結束を強め始めている。11月には「大泉ブラジル商店協会」が発足。町内に約120軒ある日系人の店のうち、松山さんの「トミ」など54軒が加盟する。初の試みとして、今は年末年始キャンペーンを展開。抽選券などを配って客の取り込みに躍起だ。暫定で理事長を務める幕田マリオさん(38)は「店の営業意欲が高まってきた」と結束の効果を語る。
もはや日系人同士の商売は成り立たなくなり、「トミ」の向かいでブラジルレストラン「ロデイオ・グリル」を営む宮崎マルコ・アントニオさん(45)は「もっと日本人客が増えてほしい」と話す。幕田さんは「来年は日系人の店すべてでキャンペーンを展開したい」と張り切っている。
(2010年12月24日  読売新聞


読売新聞


文科省調査 : <ブラジル学校>2割減…「リーマン」以降、生徒確保できず

文科省のWEBにまだ載っていないようですが
ブラジル人学校の最近の状況です。

「文科省によると、国内のブラジル学校は08年12月に90校あったが、09年2月には86校、同12月には74校となった。
90校のうち、調査に回答した58校の生徒は08年12月に6373人だったが、09年2月には4割減の3881人となっていた。
閉校した16校は私学助成の対象となる各種学校の認可を受けていなかった。
文科省によると、国内にブラジル政府の認可校は48校あるが、このうち各種学校の認可を受けたのは12校(10年5月現在)だけ。
外国人教育に詳しい近畿大学総合社会学部のリリアン・テルミ・ハタノ准教授(多文化共生論)は「親の失業が学校の閉校に直結するのは異常な事態。公的支援の対象をブラジル政府認可校にも広げるなど、子どもの教育権を守る方策はある」と話している。」
*尚、13校目の各種学校になれそうであった岐阜県の
ブラジル人学校は残念ながら条件クリアー出来ず今年度は
断念したようです。
LINK: Yahoo News

静岡県浜松市 : 在浜松ブラジル総領事:フィゲイラ氏離任 鈴木市長「日本との懸け橋に感謝」

昨年9月に在浜松ブラジル総領事館の初代総領事に就任されたルイス・セルジオ・ガマ・フィゲイラ氏(69)が交代のため帰国されるとのことです。
昨年のカエルプロジェクトセミナーの折に総領事と旧知の仲の二宮サンパウロ大学教授と表敬訪問したのが昨日のようです。

大変な時期の赴任でご苦労様でした。
「在任中、世界的な不況の影響を受けて県西部地区などで日系ブラジル人の雇用が悪化。フィゲイラ総領事は「難しい時期に、さまざまな支援をいただいた」と礼を述べた。鈴木市長は「日本や浜松とブラジルとの懸け橋として取り組んだことに感謝している」とねぎらった。
フィゲイラ総領事は「ブラジルでは、サッカーのW杯や五輪も予定されている。リオデジャネイロで会いましょう」と、母国での再会希望を伝えた。」
LINK: 毎日新聞

静岡県浜松市 : ブラジル人「学校」が幕 浜松の教会が就学困難の子どもを支援

2008年9月のリーマンショック後、文科省の放課後子どもプランを活用することから始まったカトリック浜松教会の支援が一区切りつけ、「今後は補習中心に」なるようです。
「虹の架け橋」で全てカバーは出来ないのですが。

「今回終了を決めたのは、同市内で定住外国人の子どもの就学を支援する「虹の架け橋教室」事業が始まったことや、ブラジルに帰国するなどして本当に支援が必要な児童生徒が減少したことなどが理由という。
教会関係者は「今後は就学している児童生徒の補習を中心とする別の形の支援を行う」としている。
終了の時点で、21人の児童生徒が学んでいたが、中には今後の就学先が決まっていない児童生徒もいるといい、教会などが就学先を探している。」
LINK: 中日新聞

(文部科学省)「定住外国人の子どもの就学支援事業」第4次公募のお知らせ

先ず、「虹の架け橋」事業の第四次公募に関して文科省から頂いた情報を転送します。

各地から積極的な応募があると良いのですが。


LINK: 文科省ウェブサイト


LINK: 国際移住機関ウェブサイト

2010/12/22

副島隆彦の2011年世界の動きと日本経済の大予測(2)本当のことを知ろうとしない日本人

副島国家戦略研究所(SNSI)主宰 副島 隆彦 氏
やがてBRICs、つまりブラジル、ロシア、インド、中国、この4大国が世界を握っていくだろう。
アジアには、ASEAN(東南アジア諸国連合)という協力体制がある。彼らは、本当は中国が嫌いだが、ASEANに中国、韓国、日本を足したASEAN+3というかたちで東アジア諸国を団結させた。それをアメリカが「我々が世界帝国なんだぞ」と、APEC(アジア太平洋経済協力)をつくって横槍を入れてきた。
今の日本人は、この2つの区別もついていない。そういう戦いを、日本のマスコミは一言も報じない。バカなんだ、今の日本人は。本当のことを、誰かが教えなければならない。
LINK: NETIBNews

2010/12/21

田中マルクス闘莉王 チームを初優勝に導いた「大和魂」

NHKテレビ放送予定:

【 12月23日(木) 総合/デジタル総合 18:10 ~18:44:00 】

年末年始特集番組「不屈の闘将~田中マルクス闘莉王」。サッカーW杯南アフリカ大会で日本のベスト16進出に貢献し、名古屋グランパスの中心選手としてチームを初優勝に導いた田中マルクス闘莉王選手に注目する。
   闘莉王はブラジルから日本に渡って入団したサンフレッチェ広島ではわずか2年で事実上の戦力外通告を受け、格下のJ2水戸に移籍。親の反対を押し切って日本国籍を獲得し、そこから攻撃型ディフェンダーとしてメキメキと頭角を現していった。
   W杯出場を果たし、「完全燃焼」したと感じたことから一時は引退も決意した闘莉王だが、ブラジルの父から「日本人になったお前の覚悟はその程度のものだったのか。中途半端なままで終わるな。もう1度、闘ってこい」と叱咤され、再びピッチに立つこと決意した。
   番組はプライベートの映像も盛り込みながら、大和魂を胸に日本人としてサッカーに打ち込む闘莉王選手の内面に迫る。

LINK: J-Cast

2010/12/17

世界経済フォーラム(ドバイ)にて 坂中氏発言:移民1000万人受け入れを

坂中氏が1,000万人受入れ提言を国際的な会議で発表したとのこと。
既にいる人たちのケアも出来ていないのですが・・。
「移民政策に関するシンクタンク、移民政策研究所の坂中英徳所長が16日、都内の日本記者クラブで会見し、ドバイで開かれた「世界経済フォーラム」の分科会に日本から出席し、50年間で移民1000万人を受け入れるとの政策提言を発表したと報告した。
同氏は会見で、日本は世界史上例のない人口激減社会になったと指摘。大量の若年移民を受け入れて教育を施し、社会に溶け込ませる「日本型移民国家」を目指すべきだと強調し、移民受け入れ計画の策定を柱とする「移民法」の制定や、無利子・無担保で移民に教育資金などを貸し付ける「移民銀行」の創設の必要性を訴えた。」
LINK: Yahooheadlines

坂中氏のブログ 12月13日のところ
LINK: Blog-SakanakaCh

自民議連の記事は昔のものですので既に削除されていますので少し書いてあるブログだけ引用します。
LINK: Blog

(福井)市営住宅会話できぬ外国人除外 共生プラン逆行批判の声

海外に住んでいる日本人は必ずしもその国のことばでコミュニケーションがとれていることは無いのですが。前時代的な対応にびっくり。
「福井市は今春から、外国人が市営住宅に入居する際、日本語によるコミュニケーション能力を欠く場合は申し込みを受け付けないとの規定を設けていることが、16日までに分かった。
久保信夫・市住宅政策課長は「団地の自治会から、日本語をうまく話せない外国人と住人との間で、ごみ分別や騒音など生活ルールをめぐってトラブルがあると聞き、規定に盛り込んだ」と説明している。
同市は、本年度から多文化共生推進プランに基づく外国人と市民が安心して暮らせるための施策を展開しており、プランの趣旨に反するとの指摘も出ている。
市営住宅の入居は国籍を問わず、同居する親族がおり、市税滞納がなく、収入が一定額未満であることなどが条件。今年4月新たに「市営住宅入居事務取扱要綱」を施行、外国人の場合は▽永住者▽特別永住者▽外国人登録者で3年以上、日本に居住できると市長が認める者−のいずれかに該当し、「隣人とのコミュニケーションがとれる程度の日常会話ができる者」と規定した。
同プラン検討会の副座長を務めた県国際交流協会の高嶋起代子相談員は「プランでは外国人であっても行政サービスを受ける権利があると規定している。日本人と同じ条件で入居できないのなら分かるが、言葉を理由に排除するのは問題。団地住人との間でトラブルが生じていることは承知しているが、相互理解を深めるための支援を行うのが行政の役割ではないか」と話している。 」
LINK: 福井新聞

2010/12/14

名古屋 : ペルー人親子、強制退去取り消し=「日本生まれ長女、生活困難」−名古屋地裁


少し前の記事です。
「不法入国したペルー人の両親(三重県鈴鹿市)と日本で生まれた長女(10)が国を相手に強制退去処分の取り消しなどを求めた訴訟の判決が9日、名古屋地裁であった。増田稔裁判長は「長女は日本での生活経験しかなく、両親と別れて暮らすこともできない」として、処分取り消しを命じた。
増田裁判長は「長女はスペイン語を話せず、ペルーで生活すれば生活面や学習面で大きな困難が生じる」と指摘した。
両親には不法入国や不法就労以外に違法行為はないとし、「長女の年齢を考えると、両親だけペルーに帰国することは長女の福祉にかなわない」と述べ、3人に在留特別許可を与えるべきだとした。」
 LINK: JIJI.COM

日本とブラジルのかけ橋に


良く伺う地域ではあまり見られないような話です。
頑張って架け橋になって欲しいです。
LINK: BLOG

密入国/不法移民からアメリカでの活躍まで

密入国/不法移民からアメリカで活躍するようになった二人の話
1)密入国者から大学教授にこのヒメネス教授一家を救ったのはイトウさんと言う人。
名前からすると日系人でしょう。オバマ政権のDREAM ACT(新移民法)はどうなるか。
LINK: 47NEWS

2)サルマ・ハエック 過去に一時メキシコから不法移民であったことを告白彼女でも差別を受けたのですね
LINK: BLOG AMEBLO

KDDI、米国で移民向けモバイルマネーサービスに参入

これもBOPビジネスでしょう

「KDDI は2010年12月13日、米国金融ソリューション企業 Microfinance International(MFIC)と、全世界の通信キャリアに向けたグローバル送金・決済プラットフォーム事業での提携に合意した、と発表した。
2011年1月から、米国 KDDI グループ子会社である Locus Telecommunicatios(Locus)が、米国初の移民市場向けプリペイド送金カードの販売、およびサービスを開始する。
『The Financial Access Initiative』(2009年11月)によると、世界で銀行口座を持たない人は約25億人にのぼると推計され、そのうち携帯電話ユーザーは、2012年には約17億人(CGAP:Consultative Group to Assist the Poor 2009年6月による)に達すると見られている。
携帯電話による金融サービスは、これらの人々を対象にしたサービスで、ケニアでは1,300万超、フィリピンでは800万超のモバイルマネー口座が利用されているそうだ。」
LINK: Japan Internet.Com

KDDIニュースリリース
LINK: KDDI

Microfinance International(MFIC)のWEB
LINK: Micro Finance

中卒認定試験

高等学校卒業認定試験だけでなく中学校卒業認定試験の結果発表も同時にあったようで、豊田市の 伊東 さんから下記のような嬉しい連絡が入りました。
他の子供たちも頑張って欲しいと思います。

・・・・・・・・・

ネクター(注:豊田市のブラジル人学校)にいたカイキ君(現在17歳)が無事合格しました。
国語、社会という漢字で記憶しなければならない教科が残っていたし、自己採点の結果が良くなかったので、どうやって慰めようか・・・ということばかり考えていましたので、本当に良かったです。
最後まであきらめないことで、救われました。

カイキ君の略歴
小2、来日
小3、公立小学校編入
小学校卒業後、ブラジル人学校へ転校(というのでしょうか?)
弟が公立小学校でうまくいかず、学校に対する保護者の不信感が、進路変更のきっかけになったと聞いています。

ブラジル人学校では、ブラジルに帰国することを前提にしていましたが、現実的には難しいということに気がつき、14歳(中3の年齢)の11月に公立中学校に編入しました。
しかし、在籍期間が短いとの理由で、卒業ができませんでした。
そして、その後、2年がかりになりましたが、今回中卒認定試験に合格しました。

大変だったことは、
まず、彼の状況が大変だったということ。
自分だけ卒業できなかった、だけど卒業式には出なければならなかったということでとても傷ついていました。よく精神的に崩れず教室に通ってくれたと思います。
また、基礎学力がなく特に漢字を覚えるということが苦手で、そこはこれからも苦労すると思います。

どうやって合格したか
昨年も、今年も中卒認定試験を受ける仲間がいたこと。
真面目に教室に通い遅々とした進みではあったけれど、諦めなかったこと。(スタッフも)勉強している間、いろいろな人間関係の中で精神的に成長したこと。
そして、テストに受かるという「運」を掴んだこと。
そういう諸々のことがあっての合格だったと思います。
(11月は週末、夜に個別指導。最後のあがきです)
とにかく、まじめにコツコツ頑張ったことの結果だと思います。

彼は、これからは働かなくてはいけないという家庭の事情があります。
「働きながら勉強する」と言っていますので、今日からは定時制高校入学が目標です。

将来のことについては、あまり深く考えていないようですが、
勉強して自信がつけば、したいことがいろいろ出てくるだろうと思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

お祝いのケーキを食べ過ぎて、まだちょっとお腹が苦しいです。
伊東




未婚・不景気…30歳代後半男性4割が親と同居(読売) 高齢の親と同居 半数下回る(NHK)

先週の記事ですが
1)国立社会保障・人口問題研究所が発表した
第6回世帯動態調査の結果の概要についての記事がありました。

資料へLINK: 国立社会保障・人口問題研究所

それぞれタイトルをつけていますが

(NHK)高齢の親と同居 半数下回る
(共同)不況直撃、親と同居が増加 30代後半男性は4割に
(読売)未婚・不景気…30歳代後半男性4割が親と同居
(日経)30代後半の男性、親と同居が41% 晩婚化や不況で急増

とNHKが高齢者となった親との同居に焦点を当てているのが
特色あります。

NHKのものだけ引用します

「高齢の親が子どもと同居している割合は48%余りと、平成6年以降の調査で初めて半数を下回ったことが、国立社会保障・人口問題研究所の調査で分かりました。

国立社会保障・人口問題研究所が、去年7月、全国の1万世帯余りを調査したところ、65歳以上の親が18歳以上の子どもと同居している割合は48.9%で、5年前に比べて3ポイント低下し、平成6年の調査以降、初めて半数を下回りました。
一方、20歳以上の夫婦を見た場合、夫の親と同居している割合は12.8%で、年々低下しているのに対し、妻の親と同居している夫婦は5.1%と、上昇傾向が続いています。
国立社会保障・人口問題研究所の鈴木透室長は「少子化が進み、親が、結婚した子どもと同居するケースが減っていると考えられる。また、夫の家に縛られないという意識の変化が進んでいて、妻の親との同居は、今後、さらに増えるとみられる」と分析しています」
LINK: NHK

時間があれば他紙もご覧下さい。
LINK: 47NEWS , 読売新聞 , 日経新聞

・・・・・・・・・

2)一方、アメリカでは結婚する人が減っているレポートがあります1960年には18歳以上で結婚しない人が15%だったのに2008年では27%になっています。

また、高学歴、高収入であれば結婚に問題ないようですが、社会経済学的に下層に属すると比率が低くなっています。
*これは日本でも同じことでしょう。
同姓または異民族間での婚姻は受け入れるようになっています。

(読み込んで面白いことがあれば書きます。)
LINK: PEW RESEARCH CENTER


3)上記のように家族感、結婚感が変ってきています。

トッド氏が言うように日本は直系家族である(あった)でしょうが長男が家を出て、高齢の親が二人または独居の状況をみると(限界集落が急増)長兄が後を継ぐという伝統も崩れてきたように思えます。(トッド氏も伝統が解体してゆくことは認めているようです)

在日ブラジル人には離婚・別居が多いのですが、これは日本へ「移動したこと」という当たらしい要素が加わったからで、ブラジルに残っていればそのような状況にならなかったとも言えます。
伝統が新しい要素によって壊されて行く例かも知れません。

トッド氏の講演を聞いて、それがどれほど移民受入に影響を及ぼすか分かりませんが、少し家族のあり方も考えてみたいと思いました。













デンマーク:欧州外からの移民ビザ取得にポイント制度導入−移民の入国規制をさらに強化


欧州における移民に対する情報 
JETROのページに出ていました(2010年12月09日 コペンハーゲン発)

「欧州外からの移民ビザ取得にポイント制度導入−移民の入国規制をさらに強化−(デンマーク)

連立与党と野党2党は11月17日、移民入国規制強化の一環であるポイント制度導入に合意した。2001年に自由党が政権に就いて以来、移民に対する入国規制が厳しくなっていたが、制度の導入により、今後婚姻や家族の呼び寄せを理由とする居住は困難になる見通しだ。」
LINK: JETRO

これに反対するデモが行われています
A crowd of about 6,000 people gathered outside parliament yesterday to protest new immigration laws requiring relatives of Danish residents to earn a minimum number of points in order to qualify for residency.
LINK: COPENHAGEN POST

このポイント制度の詳細はまた分かった時にでも投稿します。

たまには映画の話を : 弱者の取り上げ方


昨年上映された韓国映画「母なる証明」の主演女優キム・ヘジャさんが米ロサンゼルス映画批評家協会(LAFCA)の主演女優賞を受賞しました。

「韓国人女優がアメリカでも影響力のある映画関連団体LAFCAの主演賞を受賞したのは初めてだ。」

確かにサスペンスとしては面白いし、彼女の演技も迫力ありました。

しかし、個人的には「障害者」がこの主題のキーですが映画のコアに持ってきたことに不快感を覚えました。あの後、障害者に対する差別が増えなければと願っていました。(ネタバレになるので詳細は書きません)

障害者、外国人など弱者の取り上げ方は難しいものです。
LINK: CHOSUNONLINE

「母なる証明」公式ページ
LINK: Oficial Site MOTHER

尚、LAFCAのホームページによると
最優秀作品賞はFACEBOOKを取り上げた映画
the social networkがとりました。
LINK: LAFCA


高等学校卒業程度認定試験の結果


文科省の「高卒認定」の結果発表です(12月10日発表)これを外国にルーツを持つ子供たちが通ることは難しいでしょう。(卒業してかなり時間の経つ我々には歯が立たないと思いますが)

「平成21年度第2回と比較して、受験者は1,076人(7.3%)減となっており、1以上の科目に合格した者のうち、高卒認定合格者(大学入学資格取得者)は590人(11.2%)増(「出願者、受験者及び合格者の状況 」参照)となっています。」

22年度第一回 5,596名
22年度第二回 5,841名
合計     11,437名
LINK: 文部科学省-1 , 文部科学省-2

因みに、
高等学校学科別生徒数・学科数・学校数(平成21年5月)
によると高校在籍者数は
3,338,861名
LINK: 文部科学省-3

滋賀県 : ブラジル人学校 認可緩和 経営難支援 県、各種学校基準見直し


滋賀県庁のお話では
「ブラジル学校の定義については、学齢期の子どもがいて、
それなりにカリキュラムを組んで教育を行っているところと
しています。現在、滋賀県で該当するのは以下の3校です。
�ラチーノ学院
�サンタナ学園
�サンファミリー学園

アジア・ブラジル学園も以前は学齢期の子どもがいましたが今は未就学児童ばかりで実質的には託児所です。 」ということです。

記事には3校となっていましたが、京都新聞の記事では4校となっています。
LINK: 京都新聞

「経営難に陥っている県内のブラジル人学校を支援するため、県は9日、学校教育法に基づく各種学校の審査基準を緩和し、学校の運営主体が法人認可を受けられるようにする方針を明らかにした。」とのことです。
LINK: 読売新聞

「・開設時の運転資金の自己資本率について、現行の「3分の2」を全国で最低水準の「6分の1」に引き下げ
・自己保有が原則とされた学校用地や校舎についても借用を認める

県内にはブラジル人約1万1000人(昨年末現在)が住んでおり、8月末現在、3校に小中学生ら約260人が通っている。」

労働政策フォーラム:今後の外国人労働者問題を考える

このフォーラムに関連するページがありましたので参考までに転送します。

このWEBにあるように井口教授が
「井口構想では、導入すべき外国人は高度人材に加え、職業高校程度の技能を持った労働者。そこが日本には不足しているが、それ以下の本当の低賃金非熟練職は「国内の失業者にとっとけばいい」」
と発言したのであれば現場でもう少し具体的に聴きたかったと思いました。

多くの方が参加されたと思いますので感想を教えて下さい。

LINK: EU労働法政策雑記帳




育児中の在日ブラジル人の生活の特徴と社会文化的背景

三重大学医学部看護学科の杉浦絹子さんと言う方が研究したものだそうです。
論文全部を観るには購入しなければならないようですがご参考まで:

「・・・ブラジル人同士の人間関係は,家族・親族との結びつきが強い反面,家族・親族以外の者との結びつきは比較的希薄であった。ブラジル人は集団的な人間関係よりも個人的な人間関係を,また自宅に人が訪問することを好む傾向があった。ブラジル人のソーシャルネットワークにおいては,託児,送迎,通訳などをする者がいるが,これは相互扶助というよりも営利目的によるものであった」
LINK: 論文RELATION

全米の新生児の8%を不法移民の子供が占める=米調査機関

2008年に米国で生まれた新生児430万人のうち8%にあたる34万人が不法移民の子どもとのこと。
これは全人口約3億1100万人に対する不法移民1250万人が比率で言うと4%であることを考えると不法移民者が若年層であることが原因だ思われます。
LINK: PEW HISPANIC CENTER

(Wall Street Journalの記事の元が見つかりませんでしたが翻訳もつけたぺージがありましたのでこちらのぺージの下をご覧下さい)
LINK: EITANGO

今後教育現場などで新たな問題になりうることもありますし、出生地主義の憲法修正第14条の見直し問題に拍車が掛かる恐れがあります。

因みに日本の0-4歳児の統計を見ましたら(在留外国人統計が0−4児を年齢で分けていないので)

総務省の予測統計(2010年4月16日公表)では5,376千人一方、在留外国人統計では2009年末現在
67,831人となっており、1.26%です。
外国人比率の1.71%より低くなっています。
これは219万人の登録外国人のうち子どもを持たない若い研修生などが多いからでしょうか。

先日訪問したブラジル人学校や託児所で見た子どもたちは役所に届けられている?
(子ども手当て問題があるので届けているとは思いますが)様子を見たいと思います。



スイスにもある貧困問題


11月28日のスイスにおける国民投票で「特定の犯罪をおかした外国人を自動的に国外追放する法改正」が賛成52.9%で承認されたことは既に投稿しましたが、その背景にはスイスの貧困があるのではないかと思います。

古い記事ですが:
11月9日にスイスで初めて開催された貧困対策に関する全国会議のレポートです。

「なぜ、そもそも豊かなスイスにおいて貧困がテーマになるのですか。
確かに貧困問題は長い間取り上げられてきませんでした。スイスで10人に1人が貧困に喘いでいることを誰も語りたがらなかったからです。スイスは貧困問題を抱えているということが今回の会議で明らかになったのです。これは初めてのことです。」
「今日、スイスには貧困生活を強いられている子どもが26万人います」
「資金は山ほどあるのですから。これは単に富の分配の問題なのです。
ですから、企業は充分な給与を支給するように配慮するべきでしょう。一家の総収入が3000フラン ( 約25万2000円 ) を越える程度しかない場合はとても生活していくことができません。労働者が生活できないような給料を支給されたために、国から補助金を給付してもらわなけらばならないような仕事を企業は与えてはならないのです。」
LINK: SWISS-INFO


OECD:日本の15歳「社会生活に支障可能性」10%超

朝から多くのメディアで報道されているPISAの結果です。

「日本は前々回03年、前回06年と順位を下げ学力低下が問題になったが、今回「読解力」が前回15位から8位になり、初回00年の水準に回復。「数学的応用力」は9位(前回10位)、「科学的応用力」は5位(同6位)と横ばいだった。」
「高木文部科学相は「読解力を中心に我が国の生徒の学力は改善傾向にある」と表明した。だが日本はアジア勢との比較で下位に沈み、成績下位層が軒並み1割を超えるなど、複数の課題が浮かんだ。」

「全国から抽出された185高校の1年生約6000人を対象に実施された。」のサンプルをどうとったのかも知りたいところです。

また、15歳という年齢からすると不登校、不就学など義務教育未修了者のこどもたちがいることも忘れてはいけないことだと思います。
LINK: 読売新聞

LINK:  OECD

このタイトルは「最新PISA調査のトップは韓国とフィンランド」となっています

「生徒の留年率が高い国は往々にして全体の成績が悪く、貧困家庭の生徒と富裕家庭の生徒間の成績差も大きい。生徒の留年率が最も高いのはベルギー、フランス、ルクセンブルグ、ポルトガル、スペインである。」
という指摘もあります。

ベルギーに関しては
ユネスコのレポート "The children left behid"で
「先進国の豊かな子供と貧しい子供が受ける教育の差に照準が置かれたが、この項目ではベルギーは24カ国中24位という結果となった。
ベルギーでは貧しい子供は貧しい子供たちが行く学校に行き、そのあとハシゴを這い上がるチャンスがない。 」
との報道もあり、深刻なようです。

LINK: PORTFOLIO

UNICEF Reportはそれにしてもこのレポートは"24 of the world's richest countiries"となっていますが、欧州とアメリカ/カナダで、日本は含まれていません。なぜ?
LINK: UNICEF




東京お茶の水ロータリークラブ:日系ブラジル人の帰国者の子供達への奉仕活動

お茶の水ロータリークラブは日系ブラジル人の帰国者の子供達への支援活動をされていますが
今回寄贈品を直接届けられたようです。

(サンパウロでカエルプロジェクトを進められおられる中川郷子博士は10月に来日された際に同クラブにも立ち寄られました)

LINK: TAHIKI-Blog


外国人犯罪

外国人犯罪について二つほど

1)移民阻む日本人の「差別意識」
「反対理由として掲げられるのが、外国人による犯罪増加。しかし犯罪発生率は「所得相関」が高いことが明らか。所得が高くなれば犯罪は減少する。つまり、外国人を受け入れると犯罪が増加すると主張する人たちは、外国人を低賃金で酷使することが前提となってしまっている。」

* 衣食足りて礼節を知る、でしょうか、高齢者は自省しなければ!
曽野 綾子さんの新書「老いの 才覚」(新書で今、2-3番目に売れてます)に自立していても「自律」していない年寄りが多いとあります。金が無くとも「自律」できれば良いことですね。

(「選択」という雑誌は皆さん余り手にする機会が無いと思いますが、マスメディアの記者が匿名で書いている記事の多い雑誌で企業などが購入しています。)

2)日本の刑務所で服役の中国人、この10年で倍増=中国大使館員は彼らを慰安訪問—日本華字紙

「2009年末時点で、1437人の中国人が日本で服役している。1999年末の651人から倍以上の数になっている。その多くは言葉が通じず情報が不足しているなどの問題からストレスを抱え、なかには精神障害を患っているケースまであるという。」

*コミニュケーションの問題。
この解を見つけないうちに移民を増やすことは問題を広げてしまう。

LINK: Record China



スイス:「EU平手打ち」「人権違反」=外国人犯罪者「追放」に批判—欧メディア

スイスの国民投票での外国人犯罪者追放に対し欧州メディアで批判が掲載されているとの報道です。

国連ニュースにも出ていました。

Swiss vote to expel convicted foreigners must not put refugees at risk, says UN

"The United Nations refugee agency today called on Switzerland to abide by the policy of no forced returns in order to protect refugees and asylum-seekers amid this week's vote on expelling foreigners convicted of serious crimes. "

LINK: THE UN NEWS CENTER


「人口減少社会と移民政策—ヨーロッパの成功と失敗に学ぶ」


昨日(12月3日)開催された笹川平和財団主催 「人口変動の新潮流への対処」事業
国際シンポジウム「人口減少社会と移民政策—ヨーロッパの成功と失敗に学ぶ」から(理解力が無いからか)学べず失望しました。

第1部トッド氏の講演
「日本と移民—ヨーロッパの成功と失敗から得られるいくつかの教訓」

トッド氏は導入で
・欧州では現在移民への問題だけがクローズアップされ不安などが広がっているが、移民は避けられず、必要なこと。
・これまで移民が欧州の経済を救ってきたことを忘れてはならない。移民をプラスに見よう。
と発言。これには同意するが、問題なく受け入れるのは具体的にどうするか。

また、田村氏の発言を受けて
・「同化」という言葉を避ける風潮があるが、移民もその国の人間と同じようになりたいと思っているはずであるので堂々と「同化」と言えば良いと発言。日本では殆どタブーのことをこれほどはっきり発言するのは坂中氏くらいか。自分の身を移民に置いてもこの「同化」という言葉を問題なく受け入れられるか。パターナリズムか・・

ところで講演の中心で、仏英独の家族の構造の違いを
・フランスは平等主義核家族(成人すると独立し平等。遺産は平等に分けられる。)
・英国は絶対核家族(成人になる前から家族を離れる。個人主義である。平等主義的ではない。)
・ドイツは直系家族(子どものうち長兄が親元に残る。兄弟は不平等。)と説明。

これらと移民の問題を結び付けても各国への移民は北アフリカ、トルコ、インド・・と異なることもあり、単純に受け入れ側の家族構造だけを中心に捉えることでは難しいのではないか。
最後にトッド氏から「日本も直系家族であり、直系家族であるドイツの移民政策を模倣すべき」
との短絡的な提案が出された。

時間が無かったために、説明を端折ったのかもしれないが、民族、風土、歴史、宗教観も異なるドイツと日本を単に直系家族だからといって重ね合わせる乱暴さには驚いた。
(直系家族というのは法律的には平等になっているが価値観が残っているということか?)
一体何をドイツから学ぶのか。
それにしてももう少し日本についての情報収集をして発言をしてほしいと思った。

同氏自身が
「このタイトルは笹川平和財団が決めたもので・・」と始めるほどで、田村氏の資料をみて始めて多くのことを知るようでは準備不足では無かったのか。

ミーハーとして聴きたかったのは、そのドイツの最近の動き、特に:
・前中央銀行理事ザラチン氏の反移民の著書が半年も経たないのに100万分も売れ今も人気があること
・メルケル首相が「多文化主義が間違っていた」と発言していることを分析し、
・何がいけなかったか、
・ここから日本は何を学ぶべきであるかを聴きたかったが触れることなく終わった。

講演のタイトルに偽りありと思っていたが、司会?の方が言われたように「トッド氏は異なる視点で・・」のかもしれない。
家族構造の分析を通して、欧州のコンテンポラリーな問題に対する解、日本へのヒントを期待することは出来無いのではないか、これから何を学ぶのか悩んでしまった。
それは、学者と現場感覚の差であって、そんなことを悩むのは素人だと言うことか。

多くの大学関係者、研究家、霞が関の方々が来られていたが(日本財団の大会議室が満席!)
どのように思われて帰路につかれたのか、素人としてはご意見を伺いたいものです。

第2部
「人口減少社会と移民政策—政策提言に向けて」

目新しいことは殆どなかったが、説明の時間が短かったこともあるかも知れないので評価は資料を読んでからすべきと思う。

移民受け入れに関するシミュレーションについて1点だけ:

移民への日本語教育のコストなどは全く織り込まないのはこの種のシミュレーションでは普通だ、との説明があったがそんなものか。
確かに経済のファクターは多すぎるが、少なくとも受け入れのコストなどの重要ファクターは織り込まねば、何百本ものプログラムを使ったと言っても、結果の利用価値が無い。
移民の人達による経済効果は太田/大泉の例を見ても分かる通り、明らかであるし、これまでも東海3県に於ける経済効果なども発表されている。これらと何が違うのだろう・・。

提案したとたんに「コストも無視していて意味が無い」と叩かれた、自民党議連の「1,000万人受け入れ」提案(2008年)を思い出した。


ブラジル:過去10年で12%増、人口2億人目前へ


「ブラジル地理統計院がさきごろ公表した2010年度国勢調査で、ブラジルの人口は1億9073万2694人と分かりました。前回調査からの伸び率は12.3%で、前々回(15.6%)と比べると伸び率は鈍化しています。が、人口は確実に増えており、2億人への到達は時間の問題になってきました。
性別の人口構成は男性9339万532人、女性9734万2162人で、それぞれ48.96%、51.04%の割合。女性100人に対して男性は95.9人でした。
子供の数が減少しており、男女・年齢別に棒グラフで表した人口ピラミッドは釣り鐘型。1960年代は現在のアフリカ諸国同様、自然なピラミッド型でしたが、少子高齢化の様相を呈してきています。今後は壷型への移行が予想されます。」
LINK: NBC-Newsletter


ブラジル地理統計院のページ(英文)
LINK: IBGE


内閣府:10代後半の非正規雇用4割=学生バイト除き調査−子ども・若者白書


「内閣府は3日、子ども・若者育成支援推進法に基づいて初めてまとめた2010年版「子ども・若者白書」を発表した。07年の派遣や契約社員などの非正規雇用者の割合は、10代後半で雇用者全体の72%だったが、このうち学生アルバイトを除いても40%を占めたことが分かった。内閣府は「雇用環境が厳しい中、特に若い人たちが正規雇用者として就職できなくなっている」としている。
年齢層別の非正規雇用者の割合は学生バイトを除けば15〜19歳が40.2%、20〜24歳が32.5%、25〜29歳が27.5%だった。」

*これからの日本の経済を、社会を支えることになる若い世代の「非正規雇用」のこの高い割合は未来を考えた時に心配になります。

内閣府のページ カラフルです。

LINK: 内閣府共生社会

気付いた点:

第1部 子ども・若者の現状 13ページ 第6節国際交流等に関する状況に「日本語指導が必要な外国人児童生徒数の推移」のグラフが載っています。
文科省のホームページに載っていたもので平成20年9月現在ですがここでは小・中・高(+特別支援学校等)と少し広がっています。

今後は帰化した家族の子どもや母親の母語が外国語である日本人家族の子どもなどもカバーするようにして「外国にルーツを持つ・・」という表現にしてそれらの子どももカバーしてもらえると良いですね。














栃木県:外国人に無料健康診断 19日、白沢病院で県内初開催 市民団体が県内協力者と連携


地道な活動のご紹介です。

13年前から外国人に対する無料健康診断の活動です。

LINK: SHIMOTSUKE NEWS

ドイツ: イスラム移民が増え、国が消える?独で移民論争


9月1日にザラツィン前ドイツ連銀理事の著作について投稿しました。

その後10月中旬にはメルケル独首相の「ドイツの多文化主義は「完全な失敗だった」 」発言も載せました。ザラツィン氏の波紋はまだまだ広がっているようです。
LINK: 読売新聞



スイス:外国人犯罪者の国外追放強化承認にショック

スイスの国民投票の結果について SWISS INFOも取上げています。

国民投票について:
「直接民主制は素晴らしいが、最近スイス人は本能に頼って投票し、理性に欠けている。非常に危険な方向だ」

その場その場の感情に左右されないように間接民主制で多くの知見を持つプロに任せるべきか。
但し、この人に任せて良いのか、と思うようなケースもありますが。

今後の法的な取り扱いについて:
「スイス国民は外国人に対しての不満をこうした投票で表明はしたが、実際イニシアチブを国内法に適用するとなると、スイスが調印する人権の国際法やシェンゲン協定などとかみ合わず、今後多くの法的レベルでの困難が生じると指摘する。」
LINK: SWISSINFO



ブラジル人教員養成講座(遠隔教育)


東海大学/ブラジル・マトグロッソ大学の遠隔教育のスクーリングの様子が名古屋国際センターのホームページに掲載されていますので、ご参考まで。

この「日本学」の授業は弊社も関わっているため、11月14日の彦根市でのスクーリングを拝見しました。遠くは広島から夜行バスで9時間掛けてこられた方もおられました。

午前中のブラジル・茅野市・可児市を結んだライブの授業に続き、リリアン先生の授業の授業まで朝から夕方まで皆さん熱心に授業を受けておられました。残り後2年半、大変ですが頑張って頂きたいと思います。
LINK: NIC-NAGOYA

ご案内:日本語教育学会のメールマガジン


日本語教育学会ではメールマガジンを12月1日から発行することになったとのことです。LINK home-page



オランダ、移民の市民化教育予算削減



オランダは移民の市民化教育(語学や生活に必要な事項を学ぶ教育)予算を大幅に削減する方向とのことです。(採取的にはゼロ!?)
受益者負担と言うことかと思いますが、言葉や文化を学ぶ機会がすくなるなると更に統合化から遠ざかるのではないかと思いますが。

・・・・・・・・・・・・

オランダ、移民の市民化教育予算削減オランダ政府は移民の市民化教育(語学や生活に必要な事項を学ぶ教育)予算を大幅に削減し、2014年には予算ゼロにしたい意向。市民化教育を受けたいという外国人は授業料を自費で支払わなければならなくなる。

移民の多いアムステルダム、ロッテルダム、ハーグ、ユトレヒトの大都市(G4)は、国会に対し「移民教育の予算削減をもっとゆっくりしたペースで行うべき」という嘆願書を送った。国会では今週中に討論が行われる。
また政府は市民化試験に受からなかった場合には滞在許可を取り上げる計画だが、これについてもG4は懐疑的である。「単に不法滞在者が増えるだけで、市としては好ましくない状況を生み出す」とG4。
LINK: Portfolio



韓国の現代自動車、非正規労働者のスト長期化で工場閉鎖を検討中


韓国の動きは余り追っていませんでしたが、日本と同じように非正規雇用の問題が大きいようです。

ロイターのニュースです

「韓国の自動車最大手、現代自動車(005380.KS: 株価, 企業情報, レポート)は1日、非正規雇用労働者によるストが長引いていることを理由に、国内最大の製造拠点である蔚山(ウルサン)工場の一部閉鎖を本格的に検討していることを明らかにした。
同社の非正規労働者は雇用形態を正規雇用に変更するよう要求し、11月15日から蔚山(ウルサン)の一工場を占拠。同工場では「ベルナ」や新型「アクセント」などサブコンパクトカーを製造している。

現代自動車は違法なストだとして交渉を拒否してきた。また、工場が閉鎖されれば正規雇用労働者の給与は通常の70%に減少するとの見方を示している。

正規労働者はまだ今回のストに参加していないが、3日に参加の是非を問う採決を計画している。」

LINK: Reuters


300万人の代表に日系3人 在外伯人代表者会議選挙



先日、速報を流しました「在外伯人代表者評議会」選挙で選出されたアンジェロ・イシさんのE-Mailインタビュー記事がニッケイ新聞に掲載されました。LINK: NIKKEY SHINBUM

「イシさんは「僕たちは投票を通じて信任を受けた代表者として、政府に対して発言できる。このような制度が新設されたのは非常に画期的なことです」と語り、この制度の意義を高く評価する。
 この評議員は、いわゆる連邦議員のような重みや報酬・待遇はなく、あくまでボランティア活動の範囲内で在外コミュニティ代表者として、政治家や官僚を通して政府に働きかけていく役割を持っているという。
12月2日からリオで開催される第3回在外ブラジル人コミュニティ世界大会の中で、3日に出席予定のルーラ大統領から直接信任される形で2年間の任期が始まる。」

IOM予測:世界の「移住者」4億人に 50年予測、温暖化も一因




これも幾分前の記事ですが、現在2億人と言われている世界の移民人口が2050年には2倍になるであろうとのIOMの予測です。この流れの中で日本はどのように対応するのか。
国として将来を見据えて移民政策を打ち出す時期だと思います。
・・・・・・・
【ジュネーブ共同】国際移住機関(IOM)は29日、海外への移民や難民など世界の「移住者」が2050年までに、現状の2倍近くの4億500万人に達する可能性があるとの10年版報告書を発表した。労働人口の構成が世界的に不均衡になっているほか、地球温暖化も影響している。
 
 IOMは主に途上国からの移民が、先進国にとっても経済的利益になると訴えており、各国に移民受け入れに向けた態勢強化を求めている。
 
 報告書によると、09年の海外移住者は2億1400万人で、故郷への送金額は計4140億ドル(約34兆8300億円)。うち途上国への送金額は3160億ドルを超える。
 
 先進国では少子高齢化が進む一方で、途上国では労働人口が増加するため、今後も途上国から先進国への移住は増え続ける。
 
 また、08年には約2千万人が自然災害で移住を余儀なくされたとみられ、IOMは温暖化の影響とみて、今後深刻化していくと分析している。 
LINK:
47NEWS ,
IOMのページへLINK.

移民:欧州の動き

By: 柴崎@三井物産

最近欧州ではいろいろ動きがありました。
既に旧聞に属するものもありますが情報共有のため。

1)英国では
「EU域外からの移民数抑制へ 現行の8割に圧縮」

ということが発表されていました。
これまでも言われてきたことですが。

LINK: 47News , Independent

2) スイスでは
「スイス、外国人犯罪者を追放へ 生活保護の不正受給も対象」

特定の犯罪をおかした外国人を自動的に国外追放する法改正の是非を問う国民投票の結果、賛成52.9%で承認されたものです。

スイスは昨年も国民投票で、イスラム教の尖塔(せんとう、ミナレット)の建造を禁止する措置が可決しました。

この動きに対して、国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(Amnesty International)は今回の国民投票結果について、「スイスの人権にとって暗い日」と批判。
LINK: Nikkei , BBNEWS



3) オランダ
「オランダ首相、仏サルコジ大統領を訪問し移民問題など討議」

最近の選挙で右翼が躍進し、反移民の方向に舵を切り始めたオランダはEU条約も視野に入れた動きをしているようです。

http://www.portfolio.nl/article/show/3878

2010/12/13

派遣は減っても非正規は減らず


伊藤忠調査情報部レポートです

統計局発表の労働力調査 ( LINK 資料1)をベースに

「7〜9月期の労働力調査によると、派遣労働者が雇用者全体に占める比率は低下傾向が続いているが、非正規雇用が雇用者全体に占める比率は上昇が止まっていない。こうした非正規雇用比率の上昇は、民主党政権が志向する派遣規制の強化が現実にそぐわないことを示唆している。」とレポートしています。

当社の派遣社員への指示内容などかなり厳しくなっています。
雇用者側だけでなく、派遣の方々も働きにくくなりつつあります。

LINK資料2)



ドイツ:景気回復で熟練労働者不足が深刻に 40万人が不足


労働政策・研修機構2010年11月の海外情報から

先日のSarrazin氏の反移民発言やMerkel首相の
多文化主義失敗発言でゆれているドイツですが、
労働者不足は深刻なようです。
移民受入にどのように影響が出てくるのか。

・・・・・・・・・

ドイツ商工会議所(DIHK)によると、現在約40万人の熟練労働者が不足しており、経済成長の阻害要因になっている。

経済技術相:
「すでにドイツ産業界の約7割が熟練労働者不足に陥っている。今後20年で人口が約500万人減少することを考えると、状況は悪化する一方だ。 現在の労働力を維持し続けるためには、年50万人の新たな移民が必要になるだろう。よって移民労働者の受入を拒むのは間違いだ」

一方、与党内からも異論:
「このような懸念は不要だと考える。まずはドイツ人失業者に必要な訓練や資格を提供して、すでにドイツ国内にいる移民の社会的統合に着手しなければならない。さらなる移民労働者の受入は、より多くの統合上の問題を引き起こすだけだ」

これに対処するために
長時間労働(現在の週労働時間の平均は37.5か38時間から週45時間)や退職年齢(年金支給開始年齢)の更なる引き上げ(70歳)の検討を主張する学者、経済研究所もある。

LINK 資料

日本の就活は「世界の非常識」



留学生とお付き合いされている方々がおられると思いますが
ご参考まで。日経BPの記事です。(LINK)

就職活動を卒業の一年以上前から始めなければならなかったり
エントリーシートに多くのことを書き込まなければならなかったり・・
採用側が変らないと留学生の就職希望者が就職できずに離日
してしまう現象は少なくならないか。

カエルプロジェクト・セミナー



10月中旬から11月初旬までカエルプロジェクトの中川先生と澄田先生に同道し各地を回ってきました。関係者の方々には大変にお世話になりました。

まだ、後処理も終わってはおりませんが今回のセミナーについて少し書いてみます。

カエルプロジェクトは、ご存じの方も多いと思いますが、ブラジルに帰国した子どもたちがポルトガルを話せないことや、学力不足、過去の心の傷など多くの問題を抱えている子どもを立ち直らせる
ための取り組みです。(三井物産で以前にプロジェクト支援の発表をしたリリースがあり、その中にカエルプロジェクトの説明があります、ご参考まで)
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今回はその中心人物である中川郷子先生と一緒に活動しておられる澄田クリスチーナ先生に日本までお越し頂いて茨城から滋賀まで(中川先生はその後広島まで)多くの都市でセミナーを行って頂くと同時に学校関係者/NPOの方々との情報交換、更には各地で保護者の相談会、公立学校、ブラジル人学校や託児所の視察まで、と盛りだくさんのプログラムをこなして頂きました。
お二人には観光どころか息つく暇のないスケジュールで申し訳なく思っています。

各地での話は現在お二人がまとめておられますし、専門のことも多かったので私ども素人がレポートすべきことではありませんが、いくつか気付いた点を順不同で:
・帰国前の書類の手配、帰国後の手続きなど基礎的な知識が不足している。

・一応帰国ラッシュはなくなったようだが、生徒に聞くと帰る予定の家族も相変わらず多い。

・リーマンショック後子どもが増えている!?

・幼児のケアの問題
託児所の状況をみるとただ預かっているだけのところも多く、Zero to Three(三歳までの子)への適正な刺激も無く、このままでは入学時に学習障害と判定されるような児童を送り出す場所ではないか、と思われた。外国人の経営であっても早急に指導/支援をすべきである。
*これまでは義務教育年齢の子供(5/6歳から15歳くらいまで)の教育問題を考え、その前後、つまり就学直前(5歳)の指導をプレクラスなどで行うことや、高校生へのアドバイスなどを目標と考えてきたが、その前の幼児期がその後の学校教育に大いに影響を与える点からするとこの年齢の子供たちへの適正指導も今後の活動の視野に入れるべきではないかと考えるに至った。

・ブラジル人学校の問題
子どもたちが以前と比べると小柄。栄養は十分か(貧しいお弁当も目にした)。
リーマンショック後、生徒も教員も減って、複式授業が普通になっており、適正な授業が行われているのか心配。

・公立学校でのこどもたちへのケア
限られた陣容の中でがんばっているとは思うが、まだまだ足りない。
取り出しクラス以外の授業(理科、社会など)では全く分からないままその時間をクラスで費すことになっている。

・NPOの問題
ボランティアで日本語を教えている方々の熱意は買うが、年少者教育/発達心理学などの基礎的知識を持たない人が多く。
子どもの教育をボランティアに任せていることが自体が問題。
少なくとも教育委員会が指導方法のレクチャーをするなどの方策を立てなければならないのではないか。

・(中川先生からの受け売り)「学習障害」の相談が多かったようだが、判定をだれが(判定の能力あり?)どんな方法で(ポルトガル語?生活体験に合ったもの?)やっているのか不安。
また、判定はその後の指導の方法を考えるためのものであり、単にクラス分けのためではない。
それらの子どもに適正な指導が施されているか。

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始まった「中国からの大逃亡」 エリートばかり6万5千人



久しぶりに移民の話

今回は中国の動向です(産経新聞報道)。

「中国国内紙の『経済参考報』は10日、「中国では現在、1970年代末以来の3度目の移民ブームが起きている」と報じている。同新聞が行った関連調査では、2009年に中国から米国への移民だけでその人数は6万5千人に上り、しかもその大半は、エリートや富裕層であるという。彼らの移民先は主に、米国を筆頭にカナダやオーストラリア、シンガポールなどの諸先進国である。」

最初の移民ブーム
「70年代末、トウ小平の「開放路線」の実施で海外の情報が入ってくるにつれ、多くの中国人が先進国と当時の中国とのあまりにも大きな経済格差に衝撃を受けてわれ先にと海外への「逃亡」を始めたことが最初の「移民ブーム」である。」

二度目の移民ブーム
「90年代初頭には2度目の移民ブームが起きた。天安門事件直後の閉塞(へいそく)した政治・経済情勢がその背景にあったことは明らかである」

現在のブーム
「中国国内の環境汚染や食品・医薬品の安全問題、公共サービスの悪さや社会的不平等さ、法体制の不整備と権力の横暴を原因とする「不安感」や投資・ビジネス環境の悪化などが、多くの人々を海外移住へと駆り立てた諸要因となっていることが、取材によって判明」

最後の部分の「足による投票」も面白い表現です。
正式な投票では政治意志を表せないから
足を使った中国から逃げ出すことで意志を表す。

日本は自由に意志を表せるのに投票しないのは
投票する候補者がいない?

LINK


ジスク・サウジの活動から見た在日ブラジル人の現状


11月6日にCIATE主催で開催されたシンポジウムにおいて
名古屋に拠点を持つ健康電話相談ジスク・サウジの代表理事
宮田ネウザ恵美子さんの講演内容がニッケイ新聞に載りました。

滋賀県:ブラジル人学校「サンタナ学園」中田ケンコ校長に感謝状



先日、カエルプロジェクトの中川先生と訪問した滋賀県愛荘町の
ブラジル人学校「コレジオ・サンタナ学園」の話です。

学習障害などの理由で他の学校で引く受けて貰えない
児童生徒を受け入れることもしており、頑張ってはいますが
大変に厳しい状況です。
滋賀報知新聞

労働政策フォーラム「今後の外国人労働者問題を考える」

厚労省から頂きました掲題フォオーラムのご案内を転送します。

開催地(東京・飯田橋)が就労の場所と離れてはおりますが
―経済危機が日系人労働者に与えた影響等を踏まえて―
となっておりますので関係のある方は是非ご参加下さい。

(開催趣旨)
我が国においては、2008年の経済危機後、大量の日系人失業者の発生を契機として外国人労働者に関わる様々な問題が顕在化しました。
また、依然として厳しい雇用情勢の中、国内で約300万人が失業している一方、少子高齢化による労働者不足の懸念や、安価な労働力を求める声を背景に、外国人労働者の受入れ拡大を求める声もあります。外国人労働者の受入れにあたっては、産業及び国民生活等に与える影響を総合的に勘案することが不可欠です。本フォーラムは、日系人の受入れに伴う様々な問題やそれに対して日本政府が講じてきた施策を検証し、今後の我が国の外国人労働者受入れ議論の深まりを期待するものです。


■テーマ:―経済危機が日系人労働者に与えた影響等を踏まえて―
■日 時:12月4日(土)13:30~17:00
■場 所:ベルサール飯田橋イベントホール(東京・飯田橋)
■主 催:独立行政法人労働政策研究・研修機構
■参加費:無 料

※詳細はこちらをご覧ください。LINK

日本語教育でつくる社会

ココ出版から最近出された
日本語教育でつくる社会

これは日本語教育政策マスタープラン研究会から
出されたものです。

執筆者は(敬称略)
今村和宏、門倉正美、木村哲也、嶋田和子、新矢麻紀子、
野山広、平高史也、宮崎里司、山田泉
というそうそうたるメンバーで、本の最後に掲げられている
日本語教育振興法案の骨子例
に向かって、多くの問題点、あるべき姿・・が述べられて
います。
読みでがあります。

先日の外国人集住都市会議でも日本語教育が大きな
テーマになっていたこともありますし、日本語に関心の
ある方にはお読み頂ければと思います。

こ意見があればこの研究会に是非お伝えください。