2011/09/01

オランダ : 貧困負の連鎖は少なく


オランダでは「貧困の負の連鎖」の調査がなされました。
日本はどうでしょう。
貧困、不十分な教育、格差、派遣、貧困・・・
連鎖があるように見えますが、どう断ち切るか。
この中で、特に外国人児童がその連鎖から逃れるための教育が十分に施されていないと言えます。
・・・・・・・・・・・
暴動の発生したイギリスでは貧困の負の連鎖が問題となっているが、オランダでは「貧困文化」というのが少ないということが社会文化計画局(SCP)の調査でわかった。貧困家庭で育った子供も、貧困から抜け出るケースが多い。
SCPは1985年当時に貧困家庭に育った子供(現在30歳以上)を追跡した。この結果93%は貧困ラインを抜けていることが判明した。しかし、子供時代に貧困家庭に育った人が将来的に貧困に陥る可能性はある。一時的に貧困から抜けても7%がもう一度貧困状態に陥るという。貧困ではない家庭に育った子供が貧困に陥る可能性は4%
貧困家庭に育った子供は教育程度が低い可能性が高く、職を転々とする事が多い。そして将来的に社会保障に頼る率も高くなる。とくに父親の教育程度が低い場合には子供が高い教育を受ける率が低く、将来貧困に陥る可能性が高いという調査結果が出ている。
しかし調査を依頼した内務省次官デ・クロム氏は「貧困は遺伝ではない。誰もが貧困を抜け出るチャンスはある。」と述べている。
http://www.portfolio.nl/article/show/4454

0 件のコメント:

コメントを投稿