豊橋市北山町在住の書家浜野龍峰さん(50)が、日本人のハワイへの移住125周年を記念した書展(中日新聞社など後援)を豊川市桜ケ丘ミュージアムで開いている。16日まで。無料。
1885年に日本と当時のハワイ王国の間で結ばれた条約によって移住した移民1000人分の名字を書いた布(縦3メートル、横2メートル)計24枚を展示。条約によらない移民三百数十人の名字も、特殊な和紙に書いて円柱状にして並べたり、てん刻にして飾ったりした。
浜野さんは十数年前にホノルルを訪ねたのをきっかけに、現地の高校で書の特別授業を実施。現地の領事館や日本文化センターに依頼され、昨年7~9月にハワイで移住125周年記念書展を開いた。その時の作品などをミュージアムに展示した。浜野さんは「現在の日系人の活躍は、当時の移民が努力を重ねたたまもの。そうした歴史を考えるきっかけにしてほしい」と話す。 (志方一雄)
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