2011/07/03

「動物の宗教的な食肉処理」禁じる法案、オランダ下院が可決

先日のオランダでの差別発言に対する無罪判決に続いてこんな記事がありました。
「宗教の自由は無制限というわけにはいかない」ということも分からない訳ではないですが、これはイスラム教を狙った動きだと思います。
しかし、殺される前に失神させることが動物愛護だとは・・・
人間の勝ってなセンチメントで、殺される側に立つと同じなのでは・・
という気持ちもあります。
犬に洋服を着せて犬が喜んでいると思っているのと同じかな・・・。

「 オランダ下院(第2院)が28日、儀式的な動物の食肉処理を禁じる法案を116対30の賛成多数で可決した。法制化には上院(第1院)での可決が必要となるが、宗教の自由が侵害されるとしてイスラム教徒やユダヤ教徒の反発が強まっている。
同法案は、動物愛護を掲げて国会での議席を獲得した欧州で最初の党となる動物愛護党が提出。法案では、家畜を食肉処理する前に失神させることを義務付けており、意識のある家畜を処理するイスラム教やユダヤ教の規定に反する内容となっている。
動物愛護党の党首は採決前の演説で「(意識のある家畜の処理は)動物に不必要な痛みを与える。宗教の自由は無制限というわけにはいかない」とし、「宗教の自由とは、人間や動物に痛みを与える時点で制限されるもの」と主張した。
一方、オランダのイスラム教とユダヤ教のコミュニティーは同法案について、宗教の自由を侵害するとしてそろって反対している。
・・・
欧州連合(EU)の規定では、処理前に家畜を失神させるよう求めているが、儀式的な食肉処理については欧州人権裁判所が宗教の自由を保護する判断を下し、例外が認められている。」

http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-21947320110629

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