2011/08/09

8月6日 原爆


8月6日の平和祈念式典にあわせ原爆の映画を観ました。
東京では渋谷のオーディトリウム渋谷でやっています「はだしのゲンが見たヒロシマ」
漫画「はだしのゲン」の作者中沢啓治さんのインタビューを まとめたものです。若い石田さんという監督の初作品。
中沢さんの淡々とした語りが壮絶さを思い起こさせます。
当時の差別のひどさをお聞きすると胸が痛くなります。
http://a-shibuya.jp/archives/641
「ひろしま」
1953年に独立プロで作った作品。殆ど上映されなかったようで
現在残っているフィルムは2本だけとのこと。
広島市民の協力で出来た作品。当時の技術力もあり、また 残虐な場面は一般上映には向かないので本当の被爆の 傷は見せられていないような気がしました。
映画より、その後のトークで86歳の被爆者坪井直さんの語りの方がより訴える力がありました。 
当時作られたもう一本の作品「原爆の子」も観てみたいと思います。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%B2%E3%82%8D%E3%81%97%E3%81%BE_(%E6%98%A0%E7%94%BB)
「原発切抜帖」
1982年までの新聞の原発に関する記事を集めた面白い作品 45分という短いものですが、安全神話を作り出す発言や 責任逃れの発言などをうまく見せています。
1982年から2011年までも是非やって欲しいものです。
http://cine.co.jp/php/detail.php?siglo_info_seq=24
その他、8月6日のNHKNHKスペシャル
「原爆投下 活(い)かされなかった極秘情報」
で、想定外の奇襲とされてきた広島、長崎への原爆投下の動きを、日本軍はつかんでいたにもかかわらず多くの市民の命を守れなかった理由が国民の生命の安全よりも、国の担当者の事情やメンツを優先させた、ということに驚きました。
これだから、中沢氏の発言や、映画「ひろしま」のなかで「B(29)だけど・・・空襲警報がならんね・・」と防空壕に非難せずに多くの死傷者が出た背景が分かりました。
本当にひどい!

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