2011/08/16

死の列車」を行く:中米移民物語


昨年だと記憶していますが「闇の列車、光の旅」という映画がありました。
貧しい生活から抜け出すためにホンジュラスからメキシコを抜け、差別が待っていることを知りながらアメリカに行く少女が列車の屋根に乗って進んでゆくというストーリー。この記事は毎日新聞の記者からのその実態のレポートです。長いですが時間があればご覧ください。
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中米グアテマラとの国境地帯からメキシコを通って米国まで走る長距離貨物列車は「死の列車」と呼ばれる。桃源郷を目指す不法移民が屋根に乗り、命がけの脱出行に身を投じるからだ。飢えや転落事故に加え、犯罪組織に誘拐される危険もある。カトリック教会と人権団体が組織した支援隊に同行し、約120人の移民と共に北上の旅に参加した。
中米移民物語:屋根上で追う夢…「死の列車」を行く
http://mainichi.jp/select/world/news/20110808k0000e030019000c.html
「死の列車」を行く:中米移民物語/中 「誰でも神様の子ども」
http://mainichi.jp/select/world/news/20110809k0000e030066000c.html
「死の列車」を行く:中米移民物語/下 絶えぬ誘拐、人身売買
http://mainichi.jp/select/world/news/20110810dde007030040000c.html
「死の列車」を行く 中米移民物語 (写真一覧)
http://mainichi.jp/select/world/graph/mexico/?inb=yt
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不法移民の取り締まりのための州法が各地で制定され
米国への移民が難しくなってきていますが、貧困の
格差はそれらに止められることが出来ないほど大きい
ということでしょう。
昨年のIOMのレポートでは
「2010年現在の国際的移民は2億1,400万人と推計されて
いるが、もし過去20年と同様のペースで移民が増加すると、
2050年には4億500万人に達すると予想される。」
となっていました。
アメリカだけでなく欧州の反移民への傾斜も早くなって
いますが、一方で上記のような動きは止まりません。
水が低きに流れるがごとく格差があればその動きは
とめられないと思います。
つまり経済の仕組みそのものが問題・・・。
「闇の列車、光の旅」
http://www.yami-hikari.com/

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