2011/02/08

全国初 発達障害者向けの高校開設へ 県、支援教育の継続目的




教育に関わっておられる方々が多いのでご参考まで。
これまで高校生年齢の発達障害者のケアは学校では
なされていなかったのですね。
「静岡県は、発達障害がある生徒の教育を目的にした高校の開設を目指す。
発達障害者に対する支援教育は中学校までで途切れてしまうのが現状で、高校に進学しても不登校になったり、中退するケースが多い。これら生徒を継続支援するのが目的で、文部科学省の担当者は「発達障害者を対象にした高校の開設は、全国でも聞いたことがない」
知的な遅れを伴わない発達障害者は現行制度では、小中学校に設けられた特別支援学級などで教育が受けられるが、高校にはそうした学級がなく、知的障害者らが対象の特別支援学校の高等部にも入学できない。
文科省の全国的な抽出調査(08年度)によると、高校進学者の2・2%が発達障害者ら。毎年2%前後の生徒が中退しており、この中に発達障害者も多く含まれるとみられる。」
川勝平太静岡県知事の
「適応できず退学した生徒が再チャレンジできる仕組みが必要」
という言葉に期待したいです。
次は外国にルーツを持つ子どもたちへのケアです。
尚、教育関係者以外の方のために:記事の下に説明があります。
発達障害
脳の機能障害が原因で生じ、社会適応などにさまざまな問題を抱えやすい。自閉症、アスペルガー症候群をはじめ、学習障害(LD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)など多くの種類がある。障害の表れ方、症状は多様で、周囲の無理解によって2次的に精神的な問題を抱える場合もある。一方で、特定分野で才能を発揮する人もいる。

0 件のコメント:

コメントを投稿