2011/02/08

彦根から北米へ渡った人がいた 「移民の歴史」パネル展


彦根市役所ロビーで開かれている
「北米移民の歴史」展=彦根市元町

明治時代半ばから昭和初期にかけて、現在の彦根市域から北米大陸に渡った移民の暮らしを撮った写真を展示する「彦根から北米大陸へ―古写真で振り返る北米移民の歴史―」パネル展が7日、彦根市役所1階ロビーで始まった。15日まで。11~13日は閉庁。
彦根市域からの北米移民はカナダが多かったといわれ、明治30年代以降には、バンクーバー近郊で商店や農場を経営する人も見られた。大正時代にピークを迎え、昭和初期に移民が制限されると、下火になったという。
現在市教委で刊行を進めている「新修彦根市史」の編纂(へんさん)過程で収集した古い写真の中から、移民の仕事や娯楽、家族生活、教育、第2次大戦中のカナダの日本人キャンプの様子など約20点を選び、地図やグラフのパネルなども加えて展示した。
会場には、移民の子としてカナダで生まれたという女性(81)も訪れ、野球チームの写真を見て「この選手が自分の父親だと思う」などと、懐かしそうに見入っていた。
Source: 朝日新聞

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