2011/02/08

「唯一の楽しみだった」 落胆のブラジル日系社会

2011.2.6 21:41
 日本相撲協会が八百長問題を理由に大相撲春場所の中止を決めたことについて、推定150万人と海外最大の日系人社会を擁するブラジルでは6日、「がっかりだ」「(相撲中継が)唯一の楽しみだったのに」と残念がる声が相次いだ。
 ブラジルでは日本からの移民が故郷を懐かしみ、かつては短波ラジオで中継を聴取。現在はNHKが海外放送で生中継しており、時差により放映は未明から早朝となるが、場所中は1世や2世を中心に、早起きして観戦するのを楽しみにしている人が多い。
 春場所はブラジル出身の十両・魁聖が出身力士として初の幕内昇進が確実視されていたことから、ことし創立50年となる全伯相撲連盟の大滝多喜夫渉外部長(71)=福岡市出身=は「化粧まわしを贈ろうと準備を始めていたところだった。非常に残念だ」と悔しがった。(共同)

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