2012/02/01

移民/移住 : 守られない約束:ネパールの移住労働者の強制労働

先日、池上彰氏がサウジアラビアのレポートをTVで分かりやすく説明していました。
しかし、多くの低賃金労働者に支えられていること彼らが虐待を受けていることなどには、全く触れていませんでした。
分かりやすさのために物事を端折ることに危険を感じました。
これはアムネスティの報告
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「ネパールやその他の国からクウェートに来る移住労働者は、家畜のようなものです。むしろ、家畜の方が高くつくかもしれません。私たちが死ぬことも、殺されることも、誰も気にも留めないのです。私たちの命に価値はないのですから」—アムネスティが聞き取りをしたネパールの移住労働者—
アムネスティが、およそ150人のネパール出身の移住労働者から聞き取り調査を行った結果、その約90%が派遣会社と偽りの労働契約を結ばされていたことを明らかになりました。ある者は一日21時間を越えて働かされ、ある者は雇用主から性的に搾取され、ある者は約束された賃金の半分も受け取れず、偽りの被害の例は枚挙に暇がありません。
やることは山ほどあるのに、私を雇った家族は1日に2回のわずかばかりの食料しかくれませんでした。私は常に空腹に耐えていました。彼らは外出時に、必ず私を台所に閉じ込めました。
移住労働者の立場は弱く、取り込まれた搾取の構造から逃れることができません。また、問題が起こった時に、誰に頼るべきかを知らないです。ネパール政府当局は、速やかに派遣会社を規制するだけでなく、移住労働者やその家族が適切な情報を入手できるようにすることが求められています。」
http://www.asahi.com/international/shien/TKY201201310583.html
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高度人材には「家事使用人の帯同」が許されていますが
その実態は調査できるのでしょうか。エリートだから
悪いことをするはずがない、とチェックもしないでしょうね。

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