2012/02/05

映画紹介

教育に関わる映画が東中野のポレポレで上映されていますので
紹介させてください。(こどもMLにも投稿しました)
1.「普通に生きる」
これは障がいのある人たちのための施設「でら〜と」(静岡県富士市)が
「どんなに重い障がいがあっても、本人もその家族も、地域の中で普通に
生きていける社会を目指す」という理念で保護者達が最近の障がい者に
関する法律の改革?のあらしの中で、これまでにないものを作るために
戦い続けた5年間のドキュメンタリー。
この中で所長の小林さんが言われる(正確な言葉は覚えていませんが)
「何かものを作ったりして社会に貢献するという意味からすると、この
子たちはできない。しかし、社会の中で生きることで笑顔で私たちに計
り知れないことを与えてるくれる」
という話や、保護者が、なかなか20歳まで生きることが少ない中で
こどもがやっと成人式を迎えた時に、お祝いの言葉として
「初めは死のうと思ったことがあったがこの子に多くのことを教えられた。
ありがとう、これからも教えてほしい。」
と述べた言葉が障がい者の「生」の意味を明確に表現していました。
また、法律や自治体の規制の枠にぶつかっても、説得し、法律を変え
させるまで頑張ってきた(いる)小沢さんの活躍、折れない心は素晴らしい。
小沢さんの、当初は孤軍奮闘に近く「市役所がやってくれる」と思っていた
保護者と自治体の意識を変えさせた、その活動をみると、自分の動きの
緩慢なことを反省させられます。
日本語教育に関しても、諦めずに法律の壁を超える勇気と努力が必要で
ある、と再考させられました。小林さんと違い関係者多いたのだから・・・・
かえって、他人任せ?
是非、ご覧ください。
http://www.motherbird.net/~ikiru/











もう一本
2.「ディスレクシアな日々」
発達障害の一つで読み書き困難なディスレクシアの美(び)んちゃんの生活を
描いた作品。
書物でディスレクシアについてある程度の知識は持っていましたが、初めて
ディスレクシアの人々の生活を知りました。文字を追う目の動きなどこれまで
知らないことばかりで、皆さんの日々の苦労が分かりました。
教育の機会を得ずに識字の力が無い人々だけでなく先天的な問題を
抱える人の存在も機会を得て知るべきことだと思いました。
発達障害は小中学校正の6.3%と言われています。皆さんが教えている
お子さんにもこのような症状もありませんか。私の知り合いの日系の方は
カタカナはなんとか読めるのですがひらがなは努力しても全く読めません。
日本に来て20年以上経つのに・・・理由は分かりませんがこれはまた別問題
でしょうね。
美んちゃんはこれまで仮面をかぶって(障がいを隠して)生きて、当然何回も
会社から首になりました。資格を取ろうとして頑張っても読み書きが不得意では
何回受けても取れるはずはありません。
しかし、今はいまはその仮面を外して生きる決心をして自分の得意の分野で
頑張る道を見つけ出しました。自分の不得意な部分でなく、良い部分を見て
欲しいという言葉は重いです。
また、彼女の素晴らしいところは、カミングアウトして、その後「障がいが
あるからしかたがない」と甘えるのではなく「それでも努力すべきだと」いう
気持ちです。
この生き方は子供を教育するとき、また自分の生き方にも大いに影響を
与えてくれます。














http://dxnahibi.com/

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