2011/01/14

世界で一番悲観的なのはフランス人、世論調査

Gallupの調査の結果のようですが、GallupのHomePageではOriginal記事は見つかりませんでした。
「フランスの抗うつ剤の消費量は欧州で最も多い。」というのは知らない事実でした。
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フランスは世界有数の先進国で、治安も比較的良い国だ。だがフランス人たちは、世界で最も悲観的な国民であることが、BVAギャラップ(BVA-Gallup)が3日発表した世論調査の結果で明らかになった。
世論調査の結果をうけ、評論家のドミニク・モワシ(Dominique Moisi)氏はいう。「フランス人は恐れている。現在は過去よりも良くはない。未来はさらに悪くなる。子どもたちの世代は、より厳しい時代に直面するだろう、とね」
実はフランス人が悲観的だという事実は目新しいものではない。フランスの抗うつ剤の消費量は欧州で最も多い。
失業率の上昇が彼らの悲観的傾向に拍車をかけている。その上ニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)大統領が推し進める年金の支給開始年齢を2018年までに現行の60歳から62歳に引き上げる法案が議会を通過したことから、フランス全土で抗議運動が巻き起こった。
「フランス人は、精神的に疲れきっている」と語るフランス政府のオンブズマンを務めるジャンポール・デレボワイエ(Jean-Paul Delevoye)氏は語る。政府に対する市民の苦情調査の任に当たる同氏は、悲観的になっているのは主に中間層だとみている。仕事が不安定となるなかで、生活の質が低下していくと恐れているからだ。」
「フランス人は元来、快楽好きな国民だ。今、社会が沈滞し、ささやかな個人的喜びが失われつつある」
Source: AFPBB News


仏パリ(Paris)のオペラ座前で、ニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)大統領が推し進める年金改革法案に抗議する人びと(2010年11月23日撮影、資料写真)。(c)AFP/LIONEL BONAVENTURE 

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